*《&ruby(やみ){闇};の&ruby(ごふうけん){護封剣};/Swords of Concealing Light》 [#top] 永続魔法 このカードは発動後、2回目の自分スタンバイフェイズに破壊される。 (1):このカードの発動時の効果処理として、 相手フィールドに表側表示モンスターが存在する場合、 そのモンスターを全て裏側守備表示にする。 (2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 相手フィールドのモンスターは表示形式を変更できない。 [[FLAMING ETERNITY]]で登場した[[永続魔法]]。~ [[相手]][[モンスター]]全てを[[裏側守備表示]]にする[[効果]]と、[[表示形式]]変更を封印する[[効果]]を持つ。~ [[《光の護封剣》]]と比較すると[[発動]]後に[[召喚]]された[[モンスター]]の[[攻撃]]は防げない。~ しかし、[[裏側守備表示]]にし、[[表示形式]]の変更を封じられるため、[[効果モンスター]]の[[永続効果]]や[[誘発即時効果]]を遮断でき、[[対象を取らない>対象をとらない効果]]ため[[耐性]]を持つ[[モンスター]]が少ないという[[メリット]]がある。~ 加えて[[裏側守備表示]]になった[[モンスター]]は[[エクシーズ素材]]・[[シンクロ素材]]・[[リンク素材]]にできないため、[[相手]]の行動を制限できる可能性が高い。~ また、[[《フォトン・ワイバーン》]]ならば[[モンスター]]を複数[[破壊]]可能になり、[[《抹殺の使徒》]]も[[発動]]しやすくなる。~ 同じ用途であれば[[相手]][[ターン]]にも使える[[《皆既日蝕の書》]]が存在し、こちらのように[[《サイクロン》]]で妨害されることもない。~ [[自分]]の[[ターン]]の[[発動]]に限り、[[相手]][[モンスター]]を一掃できる目途が付いていれば[[ドロー]]される[[デメリット]]も帳消しにできる。~ [[【ゴーストリック】]]などのこちらの方が相性が良い[[デッキ]]もあるため、使用[[デッキ]]によってどちらを採用するかはよく考えたい。~ -[[カードの発動]]時の''[[効果処理の時点>効果処理時]]で''存在している[[モンスター]]が[[裏側守備表示]]になる。(17/02/25)~ つまり、この[[カード]]に[[チェーン]]する形で[[フィールド]]に出た[[モンスター]]も[[裏側守備表示]]になる。~ //公式DBにより裁定が確定 //http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=6244&keyword=&tag=-1 --''二度の[[裁定変更]]が行われた[[カード]]である''。~ //これは旧[[テキスト]]の「この[[カードの発動]]時に、[[相手]][[フィールド]]上の全ての[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]にする。」という文章の解釈と[[TCG]]の[[テキスト]]が原因である。~ //文章の順番的に分かりにくいので修正しました 元々この[[カード]]は後述する慣例に従って「[[カードの発動]]に[[チェーン]]されて[[特殊召喚]]された[[モンスター]]も[[効果]]を受ける」という処理が一般的に行われていた。~ これに対して、[[TCG]]の[[テキスト]]では「この[[カードの発動]]時に[[相手]][[フィールド]]に存在している全ての[[モンスター]]」と明文化されており、日米で裁定の異なる[[カード]]であった。~ 解釈を統一するためか、2016年の夏に[[OCG]]でも「この[[カードの発動]]時に存在していない[[モンスター]]は[[効果を受けない]]」という[[裁定]]が下された。~ しかし半年後に[[ストラクチャーデッキR−恐獣の鼓動−]]に再録された際、[[エラッタ]]で以前と同じ処理に戻ったため、結局[[TCG]]と処理が食い違うこととなった。~ //--慣例としては、「この[[カードの発動]]時の[[効果]]処理として〜する。」という[[テキスト]]を持つ[[カード]]は、[[効果処理時]]に条件に当てはまる全ての[[カード]]に対して[[効果]]処理を行う。~ //例えば、[[《オレイカルコスの結界》]]の[[カードの発動]]に[[チェーン]]して[[特殊召喚]]を行った場合、新たに[[特殊召喚]]された[[モンスター]]も[[破壊]]される裁定である。~ //公式から裁定が下されていなかった間は多くの[[プレイヤー]]がこの慣例に従って処理を行っており、現在の裁定も他の[[カード]]に準ずる形となったと言える。~ //一時とは言え、この[[カード]]が他の[[カード]]の慣例とは異なる処理になっていたのは、やはり[[TCG]]の[[テキスト]]が原因だったのだろうか。~ //↑オレイカルコスの結界はこんなテキストじゃない //旧裁定は、「この[[カード]]の[[発動]]時に[[相手]][[フィールド]]に存在している全ての[[モンスター]]」と明文化されている[[TCG]]の[[テキスト]]を元にしたものと思われる。~ //(類似[[テキスト]]の他のカードは[[TCG]]でも「[[カードの発動]]時の効果処理」を指す[[テキスト]]になっており、この明文化はこの[[カード]]のみに見られるものである。)~ --この[[カード]]以外の第9期以前の[[永続カード]]の「この[[カード]]の[[発動]]時に、◯◯する。」という[[テキスト]]は、「[[カードの発動]]時の[[効果]]処理」を指している。~ 例えば、[[《オレイカルコスの結界》]]の「この[[カードの発動]]時に、[[自分]][[フィールド]]上の[[特殊召喚]]された[[モンスター]]を全て[[破壊]]する。」[[効果]]は、この[[カードの発動]]に[[チェーン]]して[[特殊召喚]]された[[モンスター]]も[[破壊]]する。~ [[公式DB>遊戯王カードデータベース]]には明文化されていなかったものの、この裁定が出る以前では、この慣例に従い、[[発動]]時にいなくても[[効果解決時]]に存在している[[モンスター]]も[[裏側守備表示]]にすることが一般的であった。~ 一時的に、この[[カード]]が他の[[カード]]の慣例とは異なる処理になっていたのは、やはり[[TCG]]の[[テキスト]]が原因だったのだろうか。~ ---ちなみに、類似[[テキスト]]の他の[[カード]]は[[TCG]]でも「[[カードの発動]]時の効果処理」を指す[[テキスト]]になっており、この明文化はこの[[カード]]のみに見られるものである。~ //--この裁定が判明する直前まで、[[遊戯王OCG事務局]]の電話やチャットでの回答は「[[効果処理時]]に存在している[[モンスター]]も[[裏側守備表示]]にする」というものであった。~ //誤回答以外で、一日の間で電話やチャットでの裁定への回答が変わるという非常に珍しい事態となった。~ //掲載は5日後 --一度目の裁定変更は世界大会2016でこの[[カード]]が注目される中で判明した。~ 世界大会は[[TCG]]のルールで行われるのが通例であるが、この中で上記のように[[TCG]]ではこの[[カード]]の[[裁定]]が[[OCG]]での慣例と違っていたことが原因で話題となった。~ 同大会の1回戦では、フランス代表の選手がこの[[カード]]の[[裁定]]をジャッジに確認するシーンも見られた。~ [[TCG]]側の[[裁定変更]]はなかったにも関わらず、国代表レベルの[[TCG]][[プレイヤー]]すら[[裁定]]を把握しきれなかったこのシーンは、この[[カード]]への[[裁定]]にまつわる混乱を象徴するものといえる。~ ---ちなみにこの時、直前まで、[[遊戯王OCG事務局]]の電話やチャットでは「[[効果処理時]]に存在している[[モンスター]]も[[裏側守備表示]]にする」という昔からの[[裁定]]が回答されていた。~ 誤回答以外で、一日の間で電話やチャットでの裁定への回答が変わるという非常に珍しい事態となった。~ -[[《光の護封剣》]]は[[通常魔法]]だが、こちらは[[永続魔法]]である。~ 故に、この[[カードの発動]]に[[チェーン]]して[[《サイクロン》]]等でこの[[カード]]を[[破壊]]された場合、[[裏側守備表示]]にする[[効果]]も[[適用]]されない。~ -[[《光の護封剣》]]は[[発動]]時に[[相手]][[モンスター]]を[[表側守備表示]]にするが、こちらは[[裏側守備表示]]と対になっている。~ 光に関する[[カード]]は[[モンスター]]を[[表側表示]]にする[[効果]]が多く([[《闇をかき消す光》]]等)、逆に闇に関する[[カード]]は[[モンスター]]を[[裏側表示]]にする[[効果]]が多い([[《闇の訪れ》]]等)。~ --[[英語名]]では「闇」の部分が「隠す光」「秘密にする光」といったニュアンスになっている。 -[[《皆既日蝕の書》]]と共に、[[破壊]]や[[対象を取る効果>対象をとる(指定する)効果]]では対処できない[[モンスター]]への対抗策として注目されている[[カード]]。~ [[ルール介入]][[効果]]を持つ多くの[[相手]][[モンスター]]に対応できる点も評価されている。~ こちらは前者と比べ、[[相手]]に[[ドロー]]させる[[デメリット]]がない点で勝るが、[[相手]][[ターン]]で使えず、[[《サイクロン》]]などで妨害される点は劣る。~ -登場当初は、後出しの[[モンスター]]に対応できない点や、[[《光の護封剣》]]より短い持続期間のため評価は低かった。~ しかし、近年では上述のように[[耐性]]を無視できることから、[[サイドデッキ]]に[[メタカード]]として搭載されることが多い。~ 一方、かつて[[制限カード]]に指定されるほどの評価を受けていた[[《光の護封剣》]]は、対処のしやすさから採用率がかなり低下している。~ [[環境]]の変化によって類似[[カード]]との立場が逆転した例である。~ //-原作・アニメにおいて―~ //-コナミのゲーム作品において―~ **関連カード [#card] -[[《光の護封剣》]] -[[《炎の護封剣》]] -[[《皆既日蝕の書》]] -[[《月の書》]] -[[《インフェルノ・ハンマー》]] -[[《月読命》]] -[[《重力の斧−グラール》]] **このカードを使用する代表的なデッキ [#deck] -[[【ゴーストリック】]] **収録パック等 [#pack] -[[FLAMING ETERNITY]] FET-JP042 &size(10){[[Rare]]}; -[[ストラクチャーデッキ−戦士の伝説−]] SD5-JP031 -[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP162 &size(10){[[Rare]]}; -[[アドバンスド・トーナメントパック2013 Vol.4]] AT04-JP003 &size(10){[[N-Parallel]]}; -[[ストラクチャーデッキR−恐獣の鼓動−]] SR04-JP026 **FAQ [#faq] Q:[[《ソロモンの律法書》]]の[[効果]]で2回目の[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]時をスキップした場合、この[[カード]]は[[破壊]]されますか?~ A:いいえ、[[破壊]]されず次の[[スタンバイフェイズ]]以後も[[フィールド]]上に残り続けます。~ ただし、この[[カードの効果]]は[[適用]]されなくなります。(10/05/08) Q:[[自分]][[フィールド]]上に《闇の護封剣》が[[発動]]している場合、[[《太陽の書》]]を[[相手]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[対象]]に[[発動]]できますか?~ A:はい、できます。(10/07/15) Q:[[相手]][[フィールド]]上に[[モンスタートークン]]だけ、あるいは[[モンスター]]が一体もいないときに[[発動]]できますか?~ A:[[モンスタートークン]]だけの場合でも[[発動]]でき、[[モンスタートークン]]の[[表示形式]]は変更されずにそのままになります。(15/08/28)~ [[相手]][[フィールド]]上に[[モンスター]]がいない場合も[[発動]]できます。(12/02/27) Q:《闇の護封剣》の[[表示形式]]の変更をできなくする[[効果]]はこの[[カード]]を[[発動]]した後に出された[[相手]][[フィールド]]上の[[モンスター]]にも[[適用]]されますか?~ A:《闇の護封剣》を[[発動]]した後に[[召喚]]・[[特殊召喚]]された[[モンスター]]も、[[プレイヤー]]の意思による[[表示形式]]の変更を行う事はできません。(13/08/28) //Q:[[シンクロ召喚]]された[[《青眼の精霊龍》]]が[[表側表示]]で存在している時に《闇の護封剣》を[[発動]]し、それに[[チェーン]]して[[《青眼の精霊龍》]]の「(3)://S召喚されたこのカードをリリースして〜」の[[効果]]を[[発動]]し、[[《蒼眼の銀龍》]]を[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]しました。~ // この時、この[[効果]]で[[特殊召喚]]された[[《蒼眼の銀龍》]]は[[裏側守備表示]]になりますか?~ //A:《闇の護封剣》の[[効果]]で[[裏側守備表示]]になるのは、《闇の護封剣》を[[発動]]した時点で存在する[[モンスター]]のみとなります。~ // したがって、[[チェーン]][[発動]]した[[《青眼の精霊龍》]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]された[[《蒼眼の銀龍》]]は、《闇の護封剣》の[[効果]]では[[裏側守備表示]]になりません。(16/08/20)~ //裁定変更で要確認(17/2/25記述) //Q:《闇の護封剣》の[[カードの発動]]に[[チェーン]]して[[相手]]が[[《TG1−EM1》]]を[[発動]]し、[[自分]][[フィールド]]の[[モンスター]]と[[相手]]の[[TG]]の[[コントロール]]が入れ替わった場合、その[[モンスター]]は《闇の護封剣》の[[効果]]で[[裏側守備表示]]になりますか?~ //A:《闇の護封剣》を[[発動]]した時点で[[フィールド]]上に存在していた''[[相手]]の[[モンスター]]''を[[裏側守備表示]]にしますので、[[相手]][[フィールド]]上から[[自分]][[フィールド]]上へ[[コントロール]]が移った[[モンスター]]は、《闇の護封剣》の[[効果]]によって[[裏側守備表示]]となります。~ // また、[[自分]][[フィールド]]から[[相手]][[フィールド]]上へ移った[[モンスター]]は[[裏側守備表示]]になりません。(16/08/20)~ //A:[[相手]][[フィールド]]上から[[自分]][[フィールド]]上へ[[コントロール]]が移った[[モンスター]]も[[自分]][[フィールド]]から[[相手]][[フィールド]]上へ移った[[モンスター]]もどちらも[[裏側守備表示]]になりません。(16/09/15)~ //裁定変更で要確認(17/2/25記述) Q:[[相手]][[フィールド]]に[[《青眼の白龍》]]が[[表側表示]]で存在している状況で、[[自分]]は《闇の護封剣》を[[発動]]しました。~ この[[カードの発動]]に[[チェーン]]して[[相手]]が[[《リビングデッドの呼び声》]]を[[発動]]し、[[墓地]]から[[《白き霊龍》]]を[[特殊召喚]]した場合、どの[[モンスター]]が[[裏側守備表示]]になりますか?~ A:《闇の護封剣》の(1)の[[効果]]は、《闇の護封剣》の[[カードの発動]]時の[[効果処理時]]に、[[相手]]の[[モンスターゾーン]]に[[表側表示]]で存在している[[モンスター]]に[[適用]]される[[効果]]です。~ 従って、質問の状況の場合、[[《青眼の白龍》]]と[[《白き霊龍》]]はどちらも[[裏側守備表示]]になります。(17/02/25)~ //http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=6244&keyword=&tag=-1 //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。 ---- &tag(《闇の護封剣》,魔法,永続魔法,);