*《&ruby(あんこくせかい){闇黒世界};−シャドウ・ディストピア−/Lair of Darkness》 [#top]
 フィールド魔法
 (1):フィールドの表側表示モンスターは闇属性になる。
 (2):1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、
 自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター1体をリリースできる。
 (3):自分・相手のエンドフェイズに発動する。
 このターンにこのカードが表側表示で存在する状態でリリースされたモンスターの数まで、
 ターンプレイヤーのフィールドに「シャドウトークン」(悪魔族・闇・星3・攻/守1000)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。
//www.yugioh-card.com/en/products/sd-sr06.html

 [[ストラクチャーデッキR−闇黒の呪縛−]]で登場した[[フィールド魔法]]。~
 [[フィールド]]の[[モンスター]]を[[闇属性]]にする[[効果]]、[[カード]]の[[リリース]][[コスト]]に[[自分]][[モンスター]]を使う場合に代わりに[[相手]][[モンスター]]を使える[[効果]]、[[ターンプレイヤー]]の[[フィールド]]に[[シャドウトークン]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]を持つ。

 (1)は[[フィールド]]の[[モンスター]]を[[闇属性]]にする[[効果]]。~
 (2)の[[効果]]のサポートになる他、[[相手]]の[[属性]]指定の[[カード]]を妨害できる可能性がある。~
 [[《超融合》]]ならば[[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]2体で[[《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》]]を[[融合召喚]]できる。~
 [[《闇霊使いダルク》]]などの各種[[闇属性]][[メタ]]の[[カード]]を採用している場合に併用する手もある。~

 (2)は[[カード]]の[[リリース]][[コスト]]に[[自分]][[モンスター]]を使う場合に代わりに[[相手]][[モンスター]]を使える[[効果]]。~
 単純に考えれば、[[相手]][[モンスター]]が[[リリース]]され、[[自分]]が[[リリース]]するはずの[[モンスター]]がそのまま維持されるので、2枚分の[[アドバンテージ]]になる。~
 「[[効果を受けない]]」「[[リリース]]できない」以外の[[耐性]]を無視できる点も[[メリット]]といえる。~
 「[[効果を受けない]]」「[[リリース]]できない」以外の[[耐性]]を無視できる点も[[メリット]]である。~
 ([[裁定]]については[[対象]]を取るか否かを除けば[[《クロス・ソウル》]]と同様なのでそちらも参照。)~
 後述の通り相性の良い[[カード]]も多いのでこの[[カード]]を軸にした[[デッキ]]を構築する事も検討できるが、当然[[除去]]された場合の影響も大きいので警戒したい。~
 なお、[[属性]]を参照できないため、[[裏側守備表示]][[モンスター]]は[[リリース]]はできない。~
 また、[[効果]]が[[無効]]になっている場合、あるいは[[効果]]を[[無効]]化される事がわかっている場合でも[[コスト]]の支払いは行えるため、これを利用して[[相手]][[モンスター]]を[[除去]]可能な事は覚えておきたい。~

 (3)は[[ターンプレイヤー]]の[[フィールド]]に[[シャドウトークン]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]。~
 [[ウイルス]][[カード]]やこの[[カード]]の(2)の[[効果]]で[[相手]][[ターン]]に妨害を行うと[[相手]]に[[トークン]]を与えてしまう。~
 [[相手]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に出てくるので、各種素材にされる可能性は低いが、[[壁]]となってしまう。~
 1体までなら次の[[自分]]の[[ターン]]で[[リリース]]してしまえばよいが、処理手段は用意しておきたい。~
 [[自分]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に出る[[トークン]]については、[[相手]][[ターン]]に[[《悪魔嬢リリス》]]などの[[リリース]]に使いたいが、その場合また[[相手]][[フィールド]]に[[トークン]]が出てくる。~
 [[【幻獣機】]]では使用した分だけ[[トークン]]が補充され、(2)の[[効果]]で[[相手]][[フィールド]]に出された[[トークン]]も利用できるため相性が良い。~
//[[【スライム増殖炉】]]や
//増殖炉自体が他の特殊召喚を制限するためトークンが出せない。水属性ではなくなるためサポートも使えなくなる

-[[リリースする効果を持つカード>リリース#ReleaseEffect]]については(2)の[[効果]]を[[適用]]できない。~
また、[[発動]][[コスト]]として[[リリース]]する[[モンスター]]の[[種族]]など、[[リリース]]する[[モンスター]]に条件が存在する場合、それを無視することはできない。

-(3)の[[効果]]で[[シャドウトークン]]を[[特殊召喚]]する場所は、どちらの[[フィールド]]に[[特殊召喚]]するかに関わらずこの[[カード]]の[[コントローラー]]が決定する。~
//https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=21786&keyword=&tag=-1

-(2)と相性の良い[[カード]]としては以下の様なものが挙げられる。~
ただし[[リリース]]の肩代わりは[[1ターンに1度]]なので、これらが[[手札]]に固まると[[事故]]になりがちな点は考慮する必要がある。~
なお[[同名カード]]の制限はないため、[[バウンス]]して再[[発動]]したり2枚目を張りなおせば2体以上の[[相手]][[モンスター]]を[[除去]]する事も可能である。~
//五十音順。個別カード→カテゴリの順
--[[《悪王アフリマ》]]:この[[カード]]を[[サーチ]]できる[[効果]]を持つので複数枚投入する[[メリット]]が大きい。~

--[[《悪魔嬢リリス》]]:繰り返し使用可能且つ[[フリーチェーン]]であるため非常に扱いやすく、後述の[[ウイルス]]とも[[シナジー]]がある。~

--[[《闇黒の魔王ディアボロス》]]:(3)の[[効果]]を肩代わりするだけでなく、[[リリース]]する[[カード]]全般と[[シナジー]]があるのでこれらの[[カード]]を多く採用する構築では[[特殊召喚]]が非常に簡単。~

--[[《BF−隠れ蓑のスチーム》]]:[[墓地]]から[[効果]]を使うことができ、[[リンク素材]]として高い汎用性を持つ。~

--[[《ヘル・ドラゴン》]]:[[破壊された]]時と受動的ではあるが繰り返し[[自己再生]]でき、[[《悪王アフリマ》]]と[[《悪夢再び》]]や[[《暗躍のドルイド・ドリュース》]]などの共有が可能。~

--[[《融合呪印生物−闇》]]:厄介な[[モンスター]]を[[コスト]]で[[除去]]した上で[[《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》]]や[[《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》]]など呼び出せるので戦況を逆転できる。~
//闇以外は汎用除去に使える融合モンスター無く、せいぜい《ユーフォロイド・ファイター》で戦士族を除去して攻守0が立つ程度なので

--[[《巨竜の聖騎士》]]:[[《闇黒の魔王ディアボロス》]]の間接的な[[サーチ]]ができ、[[相手]][[モンスター]]を[[リリース]]して[[墓地]]の[[レベル]]7・8の[[ドラゴン族]][[モンスター]]を[[蘇生]]することで2体の[[ドラゴン族]][[最上級モンスター]]を並べられる。~

--[[《黄龍の召喚士》]]:片方は[[コスト]]、もう片方は[[バウンス]]で[[相手]][[モンスター]]2体を[[除去]]できる。~

//--[[《九尾の狐》]]:2体[[リリース]]を要求するため[[自分]][[フィールド]]上からも1体[[リリース]]しなければならないが、[[墓地]]から[[効果]]を使うことができる。~

--[[インフェルノイド]]:共通[[効果]]でコンスタントに[[リリース]]による[[除去]]が狙える。~

--[[《天球の聖刻印》]]:[[相手]][[ターン]]限定で[[《黄龍の召喚士》]]と同様に[[コスト]]と[[バウンス]]で2枚の[[カード]]を[[除去]]できる。~
[[エクストラデッキ]]から展開するため狙って[[効果]]を使うことが容易。~
自身が[[リリース]]された際には[[《闇黒の魔王ディアボロス》]]や[[《ヘル・ドラゴン》]]などを呼べるため、あえて(2)の[[効果]]の権利を残したり他の[[カード]]の[[コスト]]にするなど柔軟な運用が可能。~
//「リリースされた際にドラゴン族をリクルートする」のは本項と関係がなく、また召喚条件もあるため他のカードと比べて相性はよくない
//【魔王レッドアイズ】という構築があることからドラゴン族+闇黒世界の構築は十分可能。
//そもそも上述してるディアボロスヘルドラ巨竜の聖騎士からしてドラゴン族とそのサポートで、このカードのリリースの肩代わりは1ターンに1度と言ってるのにそのフォローができる点について関係がないと断じるのはどうか

--[[《痛み分け》]]:片方は[[コスト]]、もう片方は[[カードの効果]]ではない方法という極めて防ぎにくい手段で[[相手]][[モンスター]]2体を[[除去]]できる。~

--[[《エネミーコントローラー》]]:[[フリーチェーン]]なので[[発動]]しやすい。~
この[[カード]]自体の消費を含めても、[[自分]]は±0、[[相手]]は−2と一気に[[ボード・アドバンテージ]]を稼げる。~
また、[[コントロール]]を得た[[モンスター]]を他の[[リリース]][[コスト]]にあてる事で[[手札事故]]解消に繋げられるのも利点。~


--[[《ミニマム・ガッツ》]]:欠点である[[コスト]]を克服する事で、高性能な[[戦闘]]補助&[[バーン]][[カード]]へと化ける。~

--[[《闇霊術−「欲」》]]:[[属性]]を変化させる(1)の[[効果]]とも[[シナジー]]しており、[[1:1交換]]+[[情報アドバンテージ]]か破格の[[1:3交換>1:1交換]]の二択を[[相手]]に強いる[[カード]]へと変貌する。~
[[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]共々恩恵を受けられるため、併用して強制的に後者を選択させる[[コンボ]]もだいぶ行いやすくなる。

--[[ウイルス]]:こちらも[[属性]]変化と[[シナジー]]しており、[[相手]]の[[デッキ]]次第では甚大な被害を与え得る。~


-「ディストピア」については、[[《D−HERO ディストピアガイ》]]を参照。~
[[属性]]を変えた上で[[相手]][[モンスター]]すら[[リリース]]として管理下に置いてしまうその[[効果]]はディストピアと呼ぶにふさわしいと言える。

--[[英語名]]の「Lair of Darkness」は、[[TCGにおいてこのカードが初登場するストラクチャーデッキ>Structure Deck:Lair of Darkness]]のタイトルに用いられている。~
「Lair」については[[《ライヤー・ワイヤー》]]を参照。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《悪王アフリマ》]]
-[[シャドウトークン]]
-[[《シャドウトークン》]]

-[[《煉獄の騎士 ヴァトライムス》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《闇黒の魔王ディアボロス》]]
-[[《シャドウトークン》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ストラクチャーデッキR−闇黒の呪縛−]] SR06-JP022 &size(10){[[Super]]};

**FAQ [#faq]
//***(2)の効果について [#faq1]
Q:この[[カード]]の(1)と(2)の[[効果]]が[[適用]]されている状態で[[《闇霊術−「欲」》]]を[[発動]]し、[[相手]]の[[《オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン》]]を[[リリース]]しようとしています。~
  [[《闇霊術−「欲」》]]の[[コスト]]で[[リリース]]を行う行為と、[[《オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン》]]の[[永続効果]]で500[[ライフ]]支払う行為はどちらが先に処理されますか?~
A:その場合、500[[ライフ]]を払ってから[[《オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン》]]を[[リリース]]します。(18/03/10)~
//↑ちなみに、[[《魔力の枷》]]を[[コスト]]に[[《非常食》]]を[[発動]]する際はも500LPを払わなければならない裁定である。

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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