*《&ruby(おうきゅう){王宮};のお&ruby(ふ){触};れ/Royal Decree》 [#e5b1e0ae]
*《&ruby(おうきゅう){王宮};のお&ruby(ふ){触};れ/Royal Decree》 [#top]
 永続罠
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 このカード以外のフィールド上の罠カードの効果を無効にする。
 (1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
 このカード以外のフィールドの全ての罠カードの効果は無効化される。

 [[BOOSTER5]]で登場した[[永続罠]]。~
 [[フィールド]]に存在する限り[[罠カード]]の[[効果]]を[[無効]]にする[[効果]]を持つ。~
 [[魔法&罠ゾーン]]に存在する限り、この[[カード]]以外の[[フィールド]]の[[罠カード]]の[[効果を無効]]にする[[効果]]を持つ。~
// [[魔法カード]]の[[効果を無効]]にする[[《王宮の勅命》]]と対を成す。~

 [[魔法カード]]の[[効果]]を[[無効]]にする[[《王宮の勅命》]]と対を成す。~
 その特性から極めて強力な[[ルール介入]]型の[[永続罠]]と言える。~
 [[表側表示]]で存在する限り、自他共にこれ以外の[[永続罠]]及び[[フィールド]]で[[発動]]した[[通常罠]]・[[カウンター罠]]の[[効果]]を全て[[無効]]にする。~
 [[スペルスピード]]2の[[罠カード]]に[[チェーン]]すれば、そのままその[[罠カード]]の[[効果を無効]]にできる。~

 発動時に[[チェーン]]されなかった場合、この[[カード]]一枚で[[罠カード]]を封殺する事が出来る。~
 [[罠カード]]を導入しない[[デッキ]]には3枚入れておいて損は無い。~
 [[罠カード]]に対して非常に効果的だが、[[罠カード]]を全く使用しない[[デッキ]]は珍しくないので[[腐る]]リスクがある。~
 基本的には[[サイドデッキ]]の常連として定着している[[罠カード]]対策の基本であり、[[罠カード]]の投入率の高い[[デッキ]]に対しては2戦目から猛威をふるう。~
 [[罠カード]]を[[キーカード]]としている[[デッキ]]も一部存在しており、そのような[[デッキ]]に対する[[メタ]]として[[サイドデッキ]]に投入する価値はある[[カード]]といえるだろう。~

 [[表側表示]]で存在する限り、自他共にこれ以外の[[永続罠]]及び[[フィールド]]上で[[発動]]した[[通常罠]]・[[カウンター罠]]の[[効果]]を全て[[無効]]にする。~
 [[スペルスピード]]2の[[罠カード]]に[[チェーン]]すれば擬似的な[[カウンター罠]]としても働く。~
 使用上の注意点は多数あるが、[[発動]]時の[[無効]]の仕方と、既に[[表側表示]]で存在している時の[[無効]]化の仕方の2つに分けて以下説明する。~

 まずは《王宮のお触れ》を[[表側表示]]にして[[カードの発動]]をする際の注意点。
+[[永続効果]]故に[[効果解決時]]に[[フィールド]]にないと[[効果]]を発揮しない。~
そのため、《王宮のお触れ》の[[発動]]に[[《サイクロン》]]を[[チェーン]]され、《王宮のお触れ》が[[破壊]]された場合、[[効果]]を発揮できない。~
これは、「[[通常罠]]である[[《強欲な瓶》]]等の[[効果]]を[[《サイクロン》]]で[[無効]]にできないのとは対照的である。~
この違いは[[通常罠]]その他と[[永続罠]]などの[[永続効果]]の違いとしてしっかり理解しておきたい。~
+[[セット]]してある《王宮のお触れ》を[[表側表示]]にして[[カード]]を[[発動]]したとき、これに[[チェーン]]した[[罠カード]]の[[効果]]は[[無効]]にできない。~
-《王宮のお触れ》の[[カードの発動]]の処理について―
--[[永続効果]]故に[[効果処理時]]に[[フィールド]]に存在しないと[[効果]]が[[適用]]されない。~
そのため、《王宮のお触れ》の[[カードの発動]]に[[チェーン]]され《王宮のお触れ》が[[破壊された]]場合、[[効果]]は[[適用]]されない。~
--[[セット]]してある《王宮のお触れ》を[[表側表示]]にして[[カード]]を[[発動]]したとき、これに[[チェーン]]した[[罠カード]]の[[効果]]は[[無効]]にできない。~
[[チェーン]]処理は[[チェーン]]を積んで逆順処理を行うため、《王宮のお触れ》より後に組まれた[[罠カード]]の[[効果]]は[[無効]]化されないのである。~
例えば、1:《王宮のお触れ》、2:[[《リビングデッドの呼び声》]]~
と[[チェーン]]を組んだ場合、[[《リビングデッドの呼び声》]]が先に処理をされるために[[《リビングデッドの呼び声》]]の[[効果]]は[[無効]]にされない。~
特に[[《サンダー・ブレイク》]]や[[《砂塵の大竜巻》]]を[[チェーン]]すれば[[効果]]を適用することなく[[破壊]]することができる。~
+一方で《王宮のお触れ》が[[破壊]]されていないなら、より前に[[チェーン]]を組んだ[[罠カード]]は[[無効]]化する。~
特に[[《サンダー・ブレイク》]]や[[《砂塵の大竜巻》]]を[[チェーン]]すれば[[効果]]を[[適用]]することなく[[破壊]]することができる。~
--一方で《王宮のお触れ》が[[破壊]]されていないなら、より前に[[チェーン]]を組んだ[[罠カード]]は[[無効]]化する。~
1:[[《大嵐》]]、2:[[《リビングデッドの呼び声》]]、3:《王宮のお触れ》~
と[[チェーン]]を組んだ場合、《王宮のお触れ》は最終的には[[破壊]]されるが、[[チェーン]]途中の[[《リビングデッドの呼び声》]]を[[無効]]にしてしまう。~
+[[カウンター罠]]の[[発動]]に[[スペルスピード]]の遅い《王宮のお触れ》を[[チェーン]][[発動]]することは出来ない。~
従って、[[カウンター罠]]を警戒するなら、あらかじめに[[発動]]しておく必要がある。~
[[相手]]の[[ターン]]でこの[[カード]]を[[発動]]すれば、その[[ターン]]で新たに[[セット]]した[[罠カード]]の[[効果]]を[[無効]]にできるので、その[[罠カード]]をシャットアウトすることもできる([[エンドお触れ>エンドサイク]])。~
と[[チェーン]]を組んだ場合、《王宮のお触れ》は最終的には[[破壊される]]が、[[チェーン]]途中の[[《リビングデッドの呼び声》]]を[[無効]]にしてしまう。~
--[[カウンター罠]]の[[発動]]に[[スペルスピード]]の遅い《王宮のお触れ》を[[チェーン]][[発動]]することはできない。~
従って、[[カウンター罠]]を警戒するなら、あらかじめ[[発動]]しておく必要がある。~
[[相手]]の[[ターン]]でこの[[カード]]を[[発動]]すれば、その[[ターン]]で新たに[[セット]]した[[罠カード]]の[[効果を無効]]にできるので、その[[罠カード]]をシャットアウトすることもできる([[エンドお触れ>エンドサイク]])。~

 [[永続効果]]として表側で存在しているときの注意点。
-既に[[フィールド]]に[[表側表示]]で存在している場合の処理について―~
--[[チェーン]]を組まずに[[無効]]化する。~
--《王宮のお触れ》が[[発動]]する以前から既に[[フィールド]]に[[表側表示]]で存在する[[罠カード]]の[[効果]]は[[無効]]化される。~
---[[永続罠]]だけでなく、既に[[装備カード]]となっている[[通常罠]]についても同様に[[効果]]は[[無効]]化される。~
ただし、[[効果]]は[[無効]]になるものの、[[装備]]が外れるわけではなく、[[装備カード]]としてそのまま[[フィールド]]に残り続ける。~
---《王宮のお触れ》が[[フィールド]]から失われた場合、[[表側表示]]で存在している[[罠カード]]の[[効果]]は復活する。
---[[罠カード]]としても扱う[[罠モンスター]]は[[表側表示]]の[[永続罠]]として[[モンスターゾーン]]から消え、[[フィールド]]に残り続ける。~

+《王宮のお触れ》が[[発動]]する前から[[発動]]し、[[フィールド]]上に既に存在する[[永続罠]]の[[効果]]は[[無効]]化される。~
--既に装備済みの[[通常罠]]についても[[効果]]を[[無効]]化し[[装備カード]]として[[フィールド]]に残り続ける。~
--その後、《王宮のお触れ》がフィールドから失われると、以前から適用済みだった[[永続罠]]の[[効果]]は復活する。
--[[罠モンスター]]は[[表側表示]]の[[永続罠]]として[[モンスターカードゾーン]]から消え、[[フィールド]]に残り続ける。~
+このカードは「[[効果]]を[[無効]]化する」だけであって[[罠カード]]の[[発動]]は許してしまう。~
「[[カウンター罠]]の[[発動]]に成功する」ことが条件の[[効果モンスター]]である[[《豊穣のアルテミス》]]等は[[効果]]を使うことが可能。~
--この[[カード]]は「[[効果を無効]]化する」[[効果]]であって「[[発動]]を[[無効]]にする」[[効果]]や「[[発動]]を禁止する」[[効果]]ではない。~
---[[効果]]が[[無効]]になるのを承知のうえで、[[墓地を肥やす]]ために[[手札コスト]]などを支払うといった事も可能。~
同じ理屈で、[[《銀幕の鏡壁》]]等の[[維持コスト]]も払い続ける必要がある。~
---「[[カウンター罠]]の[[発動]]に成功する」ことが条件の[[効果モンスター]]である[[《豊穣のアルテミス》]]等は[[効果]]を使うことが可能。~
即ち、この[[カード]]は[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]や[[《天空の聖域》]]の影響下にある[[《天空聖者メルティウス》]]の[[効果]]で[[破壊]]することができる。~
[[【エンジェル・パーミッション】]]を使うのであれば覚えておきたい。~
+既に適用され、かつ既に存在しない罠の[[効果]]は[[無効]]化しない。~
《王宮のお触れ》の[[発動]]前に適用された《死のデッキ破壊ウイルス》の残りの[[ターン]]数を[[無効]]化することは出来ない。~
[[《和睦の使者》]][[発動]]後、[[チェーン]]せずに《王宮のお触れ》を後に[[表側表示]]にして[[発動]]しても、[[《和睦の使者》]]の[[効果]]は[[無効]]化されない。~
+《王宮のお触れ》の[[無効]]化[[効果]]は、[[発動]]した[[罠カード]]の[[効果解決時]]に[[永続効果]]として[[チェーン]]を組まずに処理。~
[[罠カード]]の[[発動]]に[[チェーン]]して、[[《サイクロン》]]で《王宮のお触れ》を[[破壊]]対象に選ぶと、逆順で処理した結果、[[発動]]した[[罠カード]]は有効となる。~
何らかの処理で「[[罠カード]]の[[効果解決時]]にこの[[カード]]が存在しない」ならば、その[[罠カード]]の[[効果]]は有効となるのである。~
+[[罠カード]]を[[発動]]後、[[《非常食》]]を[[チェーン]]して[[フィールド]]上で[[発動]]し直後に[[墓地]]に送っても、[[効果]]の[[無効]]化は適用される。~
《王宮のお触れ》が[[表側表示]]時で存在する限り、[[フィールド]]上で[[発動]]した[[罠カード]]の[[効果]]は[[効果解決時]]に[[墓地]]に送られていようと[[無効]]化される。~
+[[フィールド]]上以外で[[発動]]する[[罠カード]]は[[無効]]化しない。~
[[墓地]]に送られてからの[[効果]]を持つ[[《黄金の邪神像》]]などは有効となる。~
//一方で[[表側表示]]で存在する[[《鎖付き爆弾》]]は[[無効]]化されているため、[[破壊]]され[[墓地]]に送られても、[[破壊]][[効果]]を[[発動]]しない点も注意。~

--既に[[適用]]され、かつ既に[[フィールド]]に存在しない[[罠カード]]の[[効果]]は[[無効]]化しない。~
例:[[《和睦の使者》]]の[[効果]]が既に[[適用]]されている場合、その後から《王宮のお触れ》の[[カードの発動]]をしても、既に[[適用]]済みの[[《和睦の使者》]]の[[効果]]は[[無効]]化されない。~
--[[フィールド]]以外で[[発動]]する[[罠カード]]の[[効果]]は[[無効]]化しない。~
[[墓地]]へ送られてからの[[効果]]を持つ[[《黄金の邪神像》]]や、[[発動]]後の[[デッキ]]内の[[《王家の財宝》]]などは有効となる。~
//一方で[[表側表示]]で存在する[[《鎖付き爆弾》]]は[[無効]]化されているため、[[破壊]]され[[墓地]]へ送られても、[[破壊]][[効果]]を[[発動]]しない点も注意。~
//要確認→[[《鎖付き爆弾》]]
+罠の維持[[コスト]]は[[無効]]化されない。~
[[《銀幕の鏡壁》]]の[[スタンバイフェイズ]]に支払う[[コスト]]は[[フィールド]]に維持する限り必要となる。~
+[[適用]]中に発動した[[罠カード]]は、[[無効]]化された後、[[通常罠]]・[[カウンター罠]]は[[墓地]]へ送られ([[除外]]される場合もある)、[[永続罠]]は[[フィールド]]上に残る。~
--この際[[フィールド]]上に残った[[永続罠]]は《王宮のお触れ》が[[フィールド]]から失われれば[[永続効果]]は[[適用]]されることになる。
--[[フィールド]]で[[罠カード]]が[[発動]]したならば、その[[罠カード]]が[[効果処理時]]に[[墓地]]に存在している場合でも[[無効]]化される。~
例:[[《奈落の落とし穴》]]に[[《非常食》]]を[[チェーン]]して直後に[[墓地]]へ送っても、[[《奈落の落とし穴》]]の[[効果]]は[[無効]]化される。~

--[[適用]]中に[[発動]]した[[罠カード]]は、[[無効]]化された後、[[通常罠]]・[[カウンター罠]]は[[墓地]]へ送られ([[除外]]される場合もある)、[[永続罠]]は[[フィールド]]に残る。~
---この際[[フィールド]]に残った[[永続罠]]は《王宮のお触れ》が[[フィールド]]から失われれば[[永続効果]]は[[適用]]されることになる。
---《王宮のお触れ》[[適用]]中に[[《スキルドレイン》]]を[[発動]]した場合、[[コスト]]は支払われ、《王宮のお触れ》[[適用]]中は意味のない[[表側表示]]の[[カード]]として残り続ける。~
そして、《王宮のお触れ》が[[フィールド]]からなくなると同時に[[《スキルドレイン》]]の[[効果は適用>効果の適用]]される。(09/02/13)
---[[《リビングデッドの呼び声》]]、[[罠モンスター]]等は[[効果解決時]]に[[無効]]化されてしまうとそのときの処理がなくなってしまうため、《王宮のお触れ》が[[フィールド]]から失われても意味のない[[カード]]として残り続ける。
---[[《リビングデッドの呼び声》]]、[[罠モンスター]]等は[[効果処理時]]に[[無効]]化されてしまうとそのときの処理がなくなってしまうため、《王宮のお触れ》が[[フィールド]]から失われても意味のない[[カード]]として残り続ける。~
--《王宮のお触れ》が[[フィールド]]にあっても[[《アトラの蟲惑魔》]]がいる状態で[[自分]]の[[コントロール]]される[[罠カード]]は[[無効]]にされない。(13/09/22)

 その他の注意点。

+[[《リビングデッドの呼び声》]]とその[[効果]]で[[特殊召喚]]された[[モンスター]]が[[フィールド]]にいる状態で、《王宮のお触れ》の[[効果が適用>効果の適用]]される状態になっているときの扱い。~
--[[《大嵐》]]等で[[《リビングデッドの呼び声》]]と《王宮のお触れ》が同時に[[破壊]]される場合も、[[《リビングデッドの呼び声》]]の[[効果]]で[[モンスター]]が[[破壊]]されることはない。(07/10/29)~
--《王宮のお触れ》が先に[[破壊]]された後は、[[《リビングデッドの呼び声》]]と[[モンスター]]の関係は復活する。(上記、[[無効]]化された[[永続罠]]の効果復活のとおり)
-[[《リビングデッドの呼び声》]]とその[[効果]]で[[特殊召喚]]された[[モンスター]]が[[フィールド]]にいる状態で、《王宮のお触れ》の[[効果が適用>効果の適用]]される状態になっているときの扱い。~
--[[《大嵐》]]等で[[《リビングデッドの呼び声》]]と《王宮のお触れ》が同時に[[破壊される]]場合も、[[《リビングデッドの呼び声》]]の[[効果]]で[[モンスター]]が[[破壊される]]ことはない。(13/10/16)~
--《王宮のお触れ》が先に[[破壊された]]後は、[[《リビングデッドの呼び声》]]と[[モンスター]]の関係は復活する。(上記、[[無効]]化された[[永続罠]]の[[効果]]復活のとおり)
//裁定は《リビングデッドの呼び声》のページより。
+[[永続罠]]の特性から使い捨ての[[カウンター]]としては使いにくい。~
維持[[コスト]]もないので、自発的な《王宮のお触れ》の[[破壊]]には[[ディスアドバンテージ]]が発生する。~
こちらの[[デッキ]]の[[罠カード]]の比率が高いのなら、[[罠カード]]の使用の邪魔になる。~

-[[デッキ]]構築の際、スロットの圧迫が厳しい場合はこの[[カード]]を投入することで[[罠カード]]のスロットを削る事ができる。~
当然[[キーカード]]としても有効で、この[[カード]]をメイン[[デッキ]]に入れている[[デッキ]]は[[【お触れビート】]]と呼ばれる。~
こちら側は[[罠カード]]をほとんど投入しないことで[[相手]]の[[罠カード]]のみを封じ込め、長い間[[フィールド]]に存在することで[[フィールド]]を[[コントロール]]するのである。~
中でも、[[魔法カード]]を封じる[[効果]]を持つ[[ホルスの黒炎竜]]を併用した[[【お触れホルス】]]は有名。~
-かつては有名な使い方として「[[罠カード]]を全く投入しない[[デッキ]]にこの[[カード]]のみをフル投入する」というものがあった。~
[[デッキ]]構築の際、スロットの圧迫が厳しい場合はこの[[カード]]を投入することで[[罠カード]]のスロットを削る事ができた。~
当時この[[カード]]を[[メインデッキ]]に入れている[[デッキ]]は[[【お触れビート】]]と呼ばれ、[[ホルスの黒炎竜]]を併用した[[【お触れホルス】]]は有名。~
しかし、第9期頃から[[罠カード]]全体の採用率が著しく低下してしまったことにより、両[[プレイヤー]]が[[お互い]]に[[罠カード]]を使用しないという状況が散見されるようになったことで、この使い方は廃れてしまった。~
現在のその目的での[[罠カード]]の採用は、[[《レッド・リブート》]]にその役割を譲っている。~

-[[サイドデッキ]]の常連として定着している[[罠カード]]対策の基本であり、罠の投入率の高い[[デッキ]]に対しては2戦目から猛威をふるう。~
[[罠カード]]の多い[[【ロックバーン】]]等の[[コントロール]][[デッキ]]に対しては、かなり優位に立つことができるだろう。~
現在の[[環境]]では[[メタカード]]として[[《王宮の弾圧》]]や[[《スキルドレイン》]]が流行っており、これらを[[無効]]化できるこの[[カード]]を投入するかどうかは重要な選択肢である。~
-この[[カード]]と[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の存在により、当初より[[罠カード]]は使い勝手の良い[[カード]]とはいえなかった。~
元々この[[カード]]を前提として[[罠カード]]は[[魔法カード]]より強めにデザインされていたが、あらゆる[[罠カード]]を無力化してしまう[[効果]]は強すぎるとも言われていた。~
現在では[[環境]]の高速化に伴い1[[ターン]]待たされる[[罠カード]]の使い勝手は更に低下し、相対的にこれらの[[カード]]も影響力を弱めている。~

-罠の多い[[デッキ]]の使用率が低いのは、この[[カード]]と[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]が主な理由となっている。~
元々この[[カード]]を前提として[[罠カード]]は[[魔法カード]]より強めにデザインされているのだが、あらゆる[[罠カード]]を無力化してしまう罪は決して軽くないと叫ばれている。~

-[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[準制限カード]]に指定された。~
しかし、入れ替わりで[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]が[[準制限カード]]に緩和。~
結果的に罠封じ[[カード]]の総数に変化は無く、罠主体の[[デッキ]]が厳しい状況にある事に変わりは無かった。~
その後[[08/03/01>禁止・制限カード/2008年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]が[[制限解除]]。~
さらに[[《神の宣告》]][[《魔宮の賄賂》]][[《剣闘獣の戦車》]]といった[[カウンター罠]]の蔓延からか、この[[カード]]も[[08/09/01>禁止・制限カード/2008年9月1日]]の[[制限改訂]]で一旦は[[制限解除]]された。~
しかしその後、この[[カード]]で無効に出来る強力な[[罠カード]]が増えすぎたせいか、[[10/03/01>禁止・制限カード/2010年3月1日]]の[[制限改訂]]で再び[[準制限カード]]に舞い戻ることとなる。~
しかし、この[[カード]]を抑えたところで環境に重大な変化は無く、むしろ多くの[[罠カード]]が蔓延する環境になってしまっていたためか、[[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]で[[無制限カード]]に戻っている。~
同時に[[《大嵐》]]が[[禁止カード]]に指定されており、多くの伏せ[[カード]]に対処するのが難しくなったことからのバランス調整ともとれるだろう。~
しかし、入れ替わりで[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]が[[準制限カード]]に[[制限緩和]]され、結果的に[[罠カード]]封じ[[カード]]の総数に変化はなかった。~
その後[[08/03/01>禁止・制限カード/2008年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]が[[制限解除]]された。~
さらに[[《神の宣告》]]・[[《魔宮の賄賂》]]・[[《剣闘獣の戦車》]]といった[[カウンター罠]]の蔓延からか、この[[カード]]も[[08/09/01>禁止・制限カード/2008年9月1日]]の[[制限改訂]]で一旦は[[制限解除]]された。~
しかしその後、この[[カード]]で[[無効]]にできる強力な[[罠カード]]が増えすぎたせいか、[[10/03/01>禁止・制限カード/2010年3月1日]]の[[制限改訂]]で再び[[準制限カード]]に舞い戻るものの、[[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]でまた[[無制限カード]]に戻っている。~
同時に[[《大嵐》]]が[[禁止カード]]に指定されており、多くの[[伏せカード]]に対処するのが難しくなったことからのバランス調整ともとれそうだが、その当時は[[カウンター罠]]が跋扈する[[環境]]でそれらに対処しやすい[[《盗賊の七つ道具》]]が優先されていた。~
また、高速化した[[環境]]では[[相手]][[ターン]]に大型[[モンスター]]に対処できる[[罠カード]]の採用率は上がっており、[[自分]]も[[罠カード]]を使用しにくくなるこの[[カード]]より共存可能な[[《トラップ・スタン》]]と枠を争う事も多くなった。~

-よく対を成す[[《王宮の勅命》]]が[[禁止カード]]であるのに対して何故この[[カード]]が現役なのかと問われる1枚。~
主な理由として、[[《王宮の勅命》]]は[[自壊]]させるタイミングを自分で決められるという事や、[[魔法カード]]と[[罠カード]]では[[魔法カード]]の方が重要性・採用率共に優れている点などが挙げられる。~
-対を成す[[《王宮の勅命》]]が長らく[[禁止カード]]であった間、何故この[[カード]]が現役なのかとよく問われた1枚。~
主な理由として、[[魔法カード]]と[[罠カード]]では[[魔法カード]]の方が重要性・採用率共に優れている点や、[[エラッタ]]前の[[《王宮の勅命》]]は[[ライフコスト]]を払わない選択をすることでわざと[[自壊]]させて[[相手]]のみ[[ロック]]できた点などが挙げられる。~

-[[ロック]]を打破するのに有効な[[カード]]ではあるが、この[[カード]]自体も[[ロック]]を仕掛ける[[カード]]であることは覚えておかなければならない。~
//-この[[カード]]があれば[[《大革命》]]も[[無効]]にできる。~
//とはいえ、[[王宮]]や[[暴君]]といった[[カード]]もことごとく[[無効]]にしてしまい、更には[[《王宮の陥落》]]で[[破壊]]されてしまう。~
//下の文と重複

-「お触れ」とは、役所からの布令(官署からの命令)や示達(官庁から国民への文書での通知)のこと。~
-最初期から現在まで、長らく関連[[カード]]が登場する[[王宮]]シリーズの始まりの[[カード]]。~
この後も様々な[[カード]]が出ているが、背景ストーリーでは[[謀反>《大革命》]]を起こされ[[終焉>《王宮の陥落》]]を迎えてしまったようである。(詳細については[[王宮]]及び[[《王宮の陥落》]]を参照)~
なお、この[[カード]]を使用すると[[王宮]]及び[[暴君]]、果ては[[《大革命》]]まで[[無効]]にしてしまう。~

-[[《岩投げアタック》]]や[[《王宮の陥落》]] で攻撃されているのはこの王宮。~
[[罠カード]]である[[《岩投げアタック》]]の、ささやかな抵抗であろうか。
-「お触れ」とは、役所からの布令(官署からの命令)や示達(官庁から国民への文書での通知)、つまり権力者から一般民へと法令を知らしめること。~
しかし、[[イラスト]]では他の[[王宮]]シリーズにも見られる王と思われる人物が出ている。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナル「ドーマ編」において、「海馬vsアメルダ」(1戦目)でアメルダが使用。~
海馬の[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の[[発動]]を防いだが、後に[[フィールド]]に伏せられた[[ウイルス]]を思わぬ形で使われることになった。~
~
アニメGXにおいては「十代vs空野」戦において空野が使用。~
十代の[[罠カード]]《シークレット・ミッション》を[[無効]]にし、[[【お触れホルス】]]の布陣を築いた。~
[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の[[発動]]を封じて海馬の戦略を乱した。~
しかし、後に[[フィールド]]に[[セット]]されたまま残っていた[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を[[思わぬ形で使用されることになる>《クリティウスの牙》]]。~

--アニメ「王国編」において、ペガサスが大会のルール説明をしているシーンがある。~
このシーンの映像とこの[[カード]]の[[イラスト]]はほとんど同じものである。~
[[イラスト]]の中心に描かれている王の位置にペガサスがいることになる。~
--アニメGXにおいては「十代vs空野」戦において空野が使用。~
十代の[[通常罠]]《シークレット・ミッション》を[[無効]]にし、[[【お触れホルス】]]の布陣を築いた。~

--「決闘者の王国編」において、ペガサスが大会のルール説明をしているシーンがあるが、このシーンの映像とこの[[カード]]の[[イラスト]]はほとんど同じものとなっており、ある程度[[王宮]]とペガサス城の外観は共通している。~
[[イラスト]]の中心に描かれている王の位置にペガサスがいた。~

-コナミのゲーム作品において―~
昔のゲームではCOMの思考に問題があるのか、この[[カード]]が[[発動]]していても相手は[[罠カード]]を[[発動]]してくる。~
昔のゲームではCOMの思考に問題があるのか、この[[カード]]が[[発動]]していても[[相手]]は[[罠カード]]を[[発動]]してくる。~
これは[[《王宮の勅命》]]でも同じである。~
[[DUEL TERMINAL]]では隠し[[デッキ]]、「ブラック・メガフレイム」にこの[[カード]]が収録されている。~
おそらく、スピードデュエルでも[[【お触れホルス】]]を再現させるためだろう。~
おそらく、[[スピードデュエル]]でも[[【お触れホルス】]]を再現させるためだろう。~

**関連カード [#w863fca3]
**関連カード [#card]
-[[王宮]]

-[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]
-[[《黒の魔法神官》]]

-[[《罠封印の呪符》]]

-[[《黒の魔法神官》]]

-[[《トラップ・スタン》]]

**収録パック等 [#k092f021]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP106 &size(10){[[Super]]};
**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【お触れビート】]]
-[[【お触れホルス】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[BOOSTER5]]
-[[Booster R3]] B3-45 &size(10){[[Rare]]};
-[[Booster Chronicle]] BC-75 &size(10){[[Super]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-117 &size(10){[[Rare]]};
-[[Booster Chronicle]] BC-75 &size(10){[[Super]]};
-[[Booster R3]] B3-45 &size(10){[[Rare]]};
-[[BOOSTER5]]
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編− Volume.2]] SY2-053
-[[公認大会賞品(2004年6月)>プロモカード#PC]] PC4-002 &size(10){[[Normal]],[[N-Parallel]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP106 &size(10){[[Super]]};
-[[ストラクチャーデッキ−戦士の伝説−]] SD5-JP035
-[[プロモカード]] PC4-002
-[[GOLD SERIES]] GS01-JP018 &size(10){([[Gold]])};
-[[GOLD SERIES]] GS01-JP018 &size(10){[[Normal]],[[Gold]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP080 &size(10){[[Super]]};
-[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP018 &size(10){[[Gold]]};
-[[ブースターSP−トライブ・フォース−]] SPTR-JP057
-[[20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVE]] 20AP-JP019 &size(10){[[N-Parallel]]};

**FAQ [#ge490c8d]
Q:[[裏側表示]]のこのカードが[[《砂塵の大竜巻》]]で[[破壊]]されそうになった時に、このカードを[[発動]]して[[破壊]][[効果]]を止めることは出来ますか?~
A:はい。[[効果]]が[[無効]]になるのでこのカードの[[破壊]]を防ぐことができます。
**FAQ [#faq]
Q:[[裏側表示]]のこの[[カード]]が[[《砂塵の大竜巻》]]で[[破壊]]されそうになった時に、この[[カード]]を[[発動]]して[[破壊]][[効果]]を止めることはできますか?~
A:はい、[[効果]]が[[無効]]になるのでこの[[カード]]の[[破壊]]を防ぐことができます。

Q:このカードが[[発動]]された時、[[《盗賊の七つ道具》]]の[[効果]]で[[破壊]]する事が出来ますか?~
A:はい。この[[カードの発動]]に[[チェーン]]すれば、[[無効]]にして[[破壊]]することができます。
//Q:この[[カード]]と[[相手]]が先に[[発動]]しておいた[[《人造天使》]]が[[表側表示]]で存在しています。~
//  [[相手]]が[[カウンター罠]]の[[《キックバック》]]などを[[発動]]した場合、[[カウンター罠]]の[[効果]]は[[無効]]になりますが、[[《人造天使》]]の[[人造天使トークン]]は[[特殊召喚]]されるのでしょうか?~
//A:《王宮のお触れ》の[[効果]]で[[《人造天使》]]が[[無効]]化されているので[[人造天使トークン]]を[[特殊召喚]]できません。
//当たり前すぎない?

Q:このカードと[[相手]]が先に[[発動]]しておいた[[《人造天使》]]が[[表側表示]]で存在しています。~
[[相手]]が[[カウンター罠]]の[[《キックバック》]]などを[[発動]]した場合、[[カウンター罠]]の[[効果]]は[[無効]]になりますが、[[《人造天使》]]の「[[人造天使トークン]]」は[[特殊召喚]]されるのでしょうか?~
A:《王宮のお触れ》の[[効果]]で[[《人造天使》]]が[[無効]]化されているので「[[人造天使トークン]]」を[[特殊召喚]]できません。

Q:《王宮のお触れ》の[[発動]]に[[チェーン]]して[[《砂塵の大竜巻》]]を[[発動]]し、《王宮のお触れ》を[[破壊]]することはできますか?~
A:《王宮のお触れ》よりも後に[[チェーン]]した[[《砂塵の大竜巻》]]の[[効果]]は《王宮のお触れ》では[[無効]]にされないため可能です。

//質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//質問だけの投稿はお止めください。
//未発売カードに限り、(A:発売をお待ちください)とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
Q:この[[カード]]が[[発動]]された時、[[《盗賊の七つ道具》]]の[[効果]]で[[破壊]]する事ができますか?~
A:はい、この[[カードの発動]]に[[チェーン]]すれば、[[無効]]にして[[破壊]]することができます。

Q:《王宮のお触れ》が存在する時、[[通常罠]]の[[発動]]に[[チェーン]]してその[[通常罠]]を[[《サイクロン》]]で[[破壊した]]場合、[[通常罠]]の[[効果]]は[[無効]]になりますか?~
A:[[無効]]となります。(15/02/23)~

Q:《王宮のお触れ》が存在する時、[[《EMピンチヘルパー》]][[《宝玉の集結》]]などの「自身を[[墓地へ送る]]ことで[[発動]]する[[永続罠]]の[[効果]]」は[[無効]]になりますか?~
A:[[無効]]となります。(15/02/23)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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