永続罠（制限カード） ８００ライフポイントを払う事で、 モンスターの特殊召喚及び、モンスターの特殊召喚を含む効果を無効にし破壊する。 この効果は相手プレイヤーも使用する事ができる。
Mythological Age −蘇りし魂−で登場した永続罠。
ほとんどの「特殊召喚」を阻止するルール介入型の罠カードで、フィールド魔法のように相手プレイヤーも効果を使用できる。
特殊召喚は幅広いデッキで使用されるため、このカードが与える影響は大きい。
上級モンスターの召喚は特殊召喚によるものが多く、アドバンス召喚のサポートにも特殊召喚が用いられることが多い。
現在の環境を席巻しているシンクロ召喚はもちろん、融合召喚や儀式召喚及び蘇生カードも全て特殊召喚である。
また、下級モンスターを複数展開する手段としても特殊召喚が用いられ、六武衆・ディフォーマー?のような複数が並ぶことで効果を発揮できるものにとっても生命線である。
このように特殊召喚は数多くモンスターを並べるためにも、上級モンスターを召喚するためにも重要な役割を担っている。
そのためそれを妨害することによって、大半のデッキの爆発力や展開力を大きく落とすことができる。
さらには《スターライト・ロード》・《マクロコスモス》等、特殊召喚以外の目的をもって使用されるカードも無効にすることができる。
コストもわずか800ライフポイントのみであり、カード・アドバンテージを損なうことがない。
またこのカードは王宮シリーズでは珍しく、無効化するだけで無く破壊まで行える。
１度特殊召喚効果の無効に成功した時点で１枚（コストが必要な場合はそれ以上）のアドバンテージを稼げると言う、かなりのパワーカードである。
後述のダメージステップ時の特殊召喚以外にも、このカードが通用しない特殊召喚はいくつか存在する。
《ＢＦ−大旆のヴァーユ》の効果や《黄泉ガエル》《不死武士》の自己再生効果などがそれである。
これらのカードは同一フェイズ中にノーコストで何回でも効果を発動できる為、止めるだけ無駄になってしまう。
逆に言えばそれらのカードを併用する事で、相手の特殊召喚のみを封じ自分だけ一方的に特殊召喚するデッキを組むことも可能である。→【不死武士】・【ＢＦ】
このカードがフィールド上に存在する限り、 お互いのプレイヤーは８００ポイント払うことで特殊召喚を無効にし、 そのモンスターを破壊することができる。このテキストでは召喚ルール効果以外での特殊召喚を無効にできず、最もメジャーな特殊召喚の手段である蘇生に対応できなかった。
―《王宮の弾圧》の姿が見られるカード
Ｑ：このカードはダメージステップ以外ならいつでもカードの発動（裏側表示から表側表示にするだけ）する事はできますか？
Ａ：可能です。(05/05/30)
Ｑ：このカードは対象をとる（指定する）効果ですか?
Ａ：このカードは対象をとる（指定する）効果ではありません。
例えば《ライトロード・ドルイド オルクス》が場に居る時でも《おろかな埋葬》やライトロードの効果で墓地に送られた《ライトロード・ビースト ウォルフ》の特殊召喚をこのカードで無効に出来ます。(10/02/04)
Ｑ：《ダーク・アームド・ドラゴン》、《裁きの龍》、《水の精霊 アクエリア》、《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》などを特殊召喚されたときには《王宮の弾圧》でその特殊召喚を無効にすることができますか。
Ａ：可能です。
Ｑ：同一チェーンで複数回効果を使うことができますか？
Ａ：｢既に表側表示で存在して発動する」効果の発動ならば可能です。
｢そのチェーンで裏側表示から表側表示にした｣カードの発動の場合は、それより上のチェーンで使うことができなくなります。
Ｑ：相手が《天使の施し》で《暗黒界の武神 ゴルド》を２枚墓地に捨てました。
この時に、ライフポイントを1600支払うことで両方を破壊することはできますか？
Ａ：いいえ、できません。
この場合、チェーンブロック１に｢《暗黒界の武神 ゴルド》(Ａ)｣を、チェーンブロック２に｢《暗黒界の武神 ゴルド》(Ｂ)｣を積む形になります。
そのため、チェーンブロック３に《王宮の弾圧》の効果を発動し直前にある｢《暗黒界の武神 ゴルド》(Ｂ)｣の効果を無効にし破壊することはできます。
しかし、｢《暗黒界の武神 ゴルド》(Ａ)｣には発動機会が訪れないため｢《暗黒界の武神 ゴルド》(Ａ)｣を破壊することはできません。
Ｑ：《次元融合》など、一度に複数モンスターを召喚する効果の場合は各モンスター逐次に発動するのですか？
Ａ：いいえ。特殊召喚をする効果を無効にするので、例えば《次元融合》を無効にすれば、全ての特殊召喚が無効化されます。
Ｑ：「《デビルドーザー》など召喚ルール効果の特殊召喚」をしようとするタイミングに《王宮の弾圧》を発動し、無効にしようとしました。
チェーンして《サイクロン》を発動されました。
このタイミングは「特殊召喚を無効にするタイミング」なので更にチェーンしてさらにもう１枚の《王宮の弾圧》を発動しこの特殊召喚を無効に出来ますか。
Ａ：いいえ、できません。(08/07/27)
Ｑ：《早すぎた埋葬》での特殊召喚を《王宮の弾圧》を発動して無効にしようとしました。
この発動にチェーンして《サイクロン》が発動されたとき、これに更にチェーンしてもう１枚の《王宮の弾圧》を発動し無効にすることが出来ますか？
Ａ：《王宮の弾圧》は特殊召喚または特殊召喚を含む効果に直接チェーンする場合のみ、効果を発動する事ができます。よって上記の状況では２枚目の《王宮の弾圧》の効果を発動する事ができません。(08/08/09)
Ｑ：自分の《サイバー・ドラゴン》の手札からの特殊召喚に自分の《王宮の弾圧》で自分が800ライフ払い、その特殊召喚を無効にすることはできますか？
Ａ：はい、無効にする事ができます。(09/03/15)
Ｑ：《サイバー・ドラゴン》の特殊召喚に対し、《王宮の弾圧》が発動されました。
この時、チェーンして《サイバー・ドラゴン》に対し《破壊指輪》を発動できますか？
Ａ：この時点では、《サイバー・ドラゴン》は｢フィールドに存在しない｣扱いである為、対象に指定することができません。(08/09/23)
Ｑ：自分のモンスターカードゾーンに３つ空きがあり自身の効果で手札から《サイバー・ドラゴン》の特殊召喚の時にこのカードにチェーンをして《サイクロン》を発動しチェーンをして《おジャマトリオ》を発動できますか？。
Ａ：はい、フィールド上にはまだ《サイバー・ドラゴン》が存在してませんので、《おジャマトリオ》は発動できます。（10/05/30）
Ｑ：《人造人間−サイコ・ロード》の特殊召喚に《王宮の弾圧》を発動できますか？
Ａ：この時点では、《人造人間−サイコ・ロード》は場に出ていない扱いである為、永続効果は発揮されていないので発動できます。(08/09/23)
Ｑ：《ダーク・アームド・ドラゴン》や《裁きの龍》の特殊召喚の時に《王宮の弾圧》−《サイクロン》−《Ｄ.Ｄ.クロウ》の手順でチェーンを積みました。
チェーン処理の中に特殊召喚されるモンスターの召喚条件を満たせなくなったが、特殊召喚はそのまま進行されますか？
Ａ：《ダーク・アームド・ドラゴン》等を特殊召喚する際に、《王宮の弾圧》にチェーンをして効果によって、墓地の闇属性モンスター等の数が少なくなった場合でも、《ダーク・アームド・ドラゴン》等を特殊召喚する事ができます。(09/04/01)
Ｑ：《ナーガ》の特殊召喚効果にチェーンして無効にすることはできますか？
Ａ：いいえ、《ナーガ》の効果に対してこのカードの効果を発動する事自体できません。(10/05/18)
Ｑ：特殊召喚できる、特殊召喚するとテキストにある場合、そのカードの特殊召喚以外の効果を使用したとき、チェーンして《王宮の弾圧》の効果で無効にすることはできますか？
Ａ：できません。(09/04/15)
Ｑ：フィールド上に《王宮の弾圧》がある状態で《カース・オブ・ヴァンパイア》が戦闘破壊された時、《カース・オブ・ヴァンパイア》の500LP払う事で次のスタンバイフェイズに自身を特殊召喚する効果に対して《王宮の弾圧》の効果を発動できますか？
または次のスタンバイフェイズ時に《カース・オブ・ヴァンパイア》が特殊召喚される時に《王宮の弾圧》の効果を発動できますか？
Ａ：《カース・オブ・ヴァンパイア》が、自身の効果によって次のスタンバイフェイズ時に特殊召喚する効果を発動した時に、チェーンをして《王宮の弾圧》の効果を発動する事はできません。
また、次のスタンバイフェイズ時に《カース・オブ・ヴァンパイア》を特殊召喚する効果処理時に、《王宮の弾圧》を発動する事もできません。（10/05/06）
Ｑ：《摩天楼２−ヒーローシティ》等、特殊召喚を行う効果を含むフィールド魔法のカードの発動を無効にできますか？
Ａ：いずれもカードの発動を《王宮の弾圧》で無効にすることはできません。(09/07/29)
Ｑ：以下のフィールド魔法について既にフィールドに発動されているとします。
これらの特殊召喚効果を発動した際、《王宮の弾圧》をチェーンして無効に出来ますか？
《摩天楼２−ヒーローシティ》、《虹の古代都市−レインボー・ルイン》、《Ｄ・フィールド》、《おジャマ・カントリー》、《フュージョン・ゲート》、《遠心分離フィールド》
Ａ：いずれも無効に出来ます。（10/07/31）
Ｑ：《神の居城−ヴァルハラ》や《ミイラの呼び声》の場合、効果を発動できるタイミングはいつですか？
Ａ：効果の発動のみに対して《王宮の弾圧》の効果を発動でき、その特殊召喚を無効にし、《神の居城−ヴァルハラ》や《ミイラの呼び声》を破壊する事ができます。(09/07/06)