(つき)(しょ)/Book of Moon》

速攻魔法(制限カード)
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、裏側守備表示にする。

 Pharaonic Guardian −王家の守護者−で登場した速攻魔法
 表側表示モンスター1体を裏側守備表示にする。
 その名の通り、《太陽の書》と対を成す効果である。

 速攻魔法であり、その利点を最大限に活かす事ができる。
 加えて、自分モンスター相手モンスターかを問わないため、利用法がとても多い。

  1. 自分表側表示モンスター効果対象から外す
  2. 相手モンスター攻撃無効
  3. 相手モンスター戦闘で破壊するための補助
  4. リバース効果の再発動
  5. 永続効果の遮断
  6. ステータス変化等、メリットデメリット効果リセット
  7. 誓約効果リセット
  8. シンクロ召喚エクシーズ召喚の妨害
  9. 《スキルドレイン》対策

 大半の効果モンスターに有効であり、シンクロ召喚を未然に防ぐことができるのも評価が高い。
 相手の攻撃宣言時に発動し、攻撃モンスター効果を止めつつ戦闘補助を行うと、一石三鳥である。
 しかし戦闘補助としては確実に戦闘破壊できる訳では無いため、《収縮》などの戦闘補助専門のカードには劣る。

 《スキルドレイン》は「効果解決時表側表示で存在する効果モンスター」の効果しか無効にできない。
 よって《スキルドレイン》のもとで《邪帝ガイウス》等の効果を使いたい場合、チェーンして《月の書》を使用することで無効にされずに効果を適用できるのである。
 《ゾンビ・マスター》等この方法が使えないモンスターも多いが、戦術の一つとして覚えておいて損はないだろう。

 このように汎用性が高いものの、「対象をとる効果」であり「速攻魔法」である。
 つまり、そのどちらかまたは両方に耐性を持つ《ホルスの黒炎竜 LV6》《サイバー・フェニックス》等には無力。
 《光と闇の竜》については、「そのチェーン《光と闇の竜》効果発動していない+攻撃力を下げられる」状況ならば無効となるが、それ以外ならば有効となる。

関連カード

―書物関連

収録パック等

FAQ

Q:この効果裏側守備表示にしたモンスターをそのターン内に反転召喚することはできますか?
A:そのモンスターがそのターン召喚行為表示形式の変更・攻撃宣言のいずれもしていなければ可能です。

Q:トークンに対して使った場合、そのトークン破壊されるのでしょうか?
A:トークンには裏側表示がないため、「裏側表示にする効果」の対象にできません。

Q:《薔薇の刻印》コントロール奪取したモンスターにこのカードを使用した場合、そのモンスターはどうなりますか?
A:そのモンスターコントロールは、こちらが得たままになります。(08/10/08)

Q:《洗脳−ブレインコントロール》《エネミーコントローラー》コントロール奪取したモンスターにこのカードを使用した場合、どうなりますか?
A:そのモンスターコントロールは、エンドフェイズ持ち主へと戻ります。

Q:フィールド上に表側表示で存在するエクシーズモンスターをこのカード裏側表示にした場合、エクシーズ素材はどうなりますか?
A:この場合、エクシーズ素材フィールド上に残り続けます。
  なお、エクシーズ素材裏側表示になる事はありません。(11/03/17)