*《&ruby(グラディアルビースト){剣闘獣};ヘラクレイノス/Gladiator Beast Heraklinos》 [#m87c1480]
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 融合・効果モンスター
 星8/炎属性/獣戦士族/攻3000/守2800
 「剣闘獣ラクエル」+「剣闘獣」と名のついたモンスター×2
 自分フィールド上に存在する上記のカードをデッキに戻した場合のみ、
 融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードは必要としない)。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、手札を1枚
 捨てる事で魔法または罠カードの発動を無効にし、それを破壊する。
 自分フィールド上の上記のカードをデッキに戻した場合のみ、
 エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」魔法カードは必要としない)。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 手札を1枚捨てる事で、魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。

 [[GLADIATOR'S ASSAULT]]で登場した、[[炎属性]]・[[獣戦士族]]の[[融合モンスター]]。~
 3000という巨大な[[攻撃力]]と[[魔法カード]]・[[罠カード]]の[[発動]]と[[効果]]を[[無効]]にするという[[誘発即時効果]]を持つ。~
 [[剣闘獣]]の1体で、[[トリプルコンタクト融合]]と同じ[[特殊召喚]]方法を持つ。~
 一度正規手順で[[特殊召喚]]すれば[[蘇生]]・[[帰還]]が可能である事も[[トリプルコンタクト融合]]と同じである。~
 [[トリプルコンタクト融合]]体とは異なるのは、強制的に自身の[[効果]]で[[融合デッキ]]に戻らない点である。~
 他の[[剣闘獣]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]も持たず、流れが止まってしまうという[[デメリット]]もある。
 [[GLADIATOR'S ASSAULT]]で登場した[[炎属性]]・[[獣戦士族]]の[[融合モンスター]]。~
 [[融合素材]]を[[デッキ]]に戻して[[特殊召喚]]できる[[召喚条件]]、[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を[[無効]]にして[[破壊]]できる[[誘発即時効果]]を持つ。~
 
 [[融合素材]]に名指しされている[[《剣闘獣ラクエル》]]は[[攻撃力]]に優れた[[剣闘獣]]で、無理なく[[デッキ]]に投入できる。~
 [[剣闘獣]]を3体並べる方法としては、[[《剣闘獣ダリウス》]]による[[蘇生]]、[[《剣闘獣アウグストル》]]による[[手札]]からの[[特殊召喚]]、[[《予想GUY》]]による[[《剣闘獣アンダル》]]の[[リクルート]]などが挙げられる。~
//アウグストルの場合アンダバタエ>ガイザレス>エーディトル>ヘラクレイノスのほうが強い点に注意
 [[《剣闘獣ガイザレス》]]で[[フィールド]]を荒らした後にその[[効果]]で[[《剣闘獣ダリウス》]]を[[リクルート]]すれば[[剣闘獣]]が3体並ぶので、この[[モンスター]]でさらに圧力をかけることができる。~
 [[《剣闘獣総監エーディトル》]]で[[召喚条件]]を無視して[[特殊召喚]]してもいいだろう。~
 あちらとは[[種族]]が同じため、[[《再起する剣闘獣》]]を使う場合は手順を工夫しておきたい。~

 [[《剣闘獣ラクエル》]]は[[攻撃力]]が1800と高めであり、無理なく[[デッキ]]に投入できる。~
 後は、他に2体の[[剣闘獣]]を揃えればよい。~
 [[相手]][[ターン]]中に[[剣闘獣]]の[[効果]]によって[[特殊召喚]]した[[《剣闘獣セクトル》]]で[[自分]][[ターン]]中に[[攻撃]]し、[[《剣闘獣ラクエル》]]と[[《剣闘獣ムルミロ》]]などを[[特殊召喚]]してこのカードを[[特殊召喚]]すると無駄がない。~
 [[特殊召喚]]を多用することに目をつけるなら、[[《剣闘獣ホプロムス》]][[《剣闘獣ムルミロ》]]を[[《地獄の暴走召喚》]]することも視野に入れておきたい。
 [[効果]]により[[手札]]の続く限り[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を[[無効]]化できる。~
 [[除去]]や[[モンスター]]の展開を防げるため、高[[攻撃力]]と併せて[[相手]]を封殺できる。~
 手の届かない[[モンスター効果]]も[[《剣闘獣ドミティアノス》]]・[[《剣闘獣の戦車》]]でカバーできるため、併用すれば高い[[制圧]]力を発揮する。~

 また、[[効果]]は非常に強力で、[[手札]]さえあれば[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を[[無効]]化できる([[任意効果]])。~
 ただし、[[スペルスピード]]の関係で[[カウンター罠]]の[[発動]]を[[無効]]化する事はできないので注意。~
 ある程度は[[除去]]に対する[[耐性]]を持つので、一度[[特殊召喚]]に成功すれば[[モンスター効果]]以外で[[除去]]するのは困難だろう。~
 [[モンスター効果]]からは[[《剣闘獣の戦車》]]で守ってやりたい。
 ただし、[[スペルスピード]]の関係で[[カウンター罠]]を[[無効]]化する事はできない。~
 「[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在する限り」とあるので、[[効果処理時]]に[[裏側表示]]になっていたり[[フィールド]]を離れていると[[効果]]が[[適用]]されない点にも注意。~
 しかし、[[コスト]]用の[[手札]]があれば同一[[チェーン]]上でも複数回[[発動]]できるため、そういった状態にする[[カード]]を[[チェーン]][[発動]]されても対処は可能である。~

-[[獣戦士族]]で最高の[[守備力]]を持つ。~
ちなみに、[[攻撃力]]は[[《獣神機王バルバロスUr》]]の3800が最高。
 [[【剣闘獣】]]はあまり積極的に[[ハンド・アドバンテージ]]を稼ぐのが得意な[[デッキ]]ではないが、[[《剣闘獣サジタリィ》]]・[[《剣闘獣エクイテ》]]・[[《剣闘獣の底力》]]でこの[[カード]]のための[[コスト]]を稼ぐことができる。~
 [[《剣闘獣サムニテ》]]や[[《剣闘獣スパルティクス》]]も[[手札]]を増やす[[効果]]はあるが、条件が厳しいため優先順位は下がる。~

-[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]][[《光と闇の竜》]]と同じく、「[[効果の発動]]」は無効化できない。
 後続を[[特殊召喚]]する[[効果]]を持たないが、この[[モンスター]]の能力なら居座るだけでも十分だろう。~
 ただし、[[手札]]が尽きた場合は[[無効]]化できなくなるため、[[相手]]の使える[[カード]]の枚数に注意を払って出す様にしたい。~

-[[トリプルコンタクト融合]]が[[融合素材]]を3種全てを指定するのに対し、こちらは1種しか指定しておらず、[[融合素材]]がすべて[[下級モンスター]]でも[[特殊召喚]]できる。~
こちらの方が[[特殊召喚]]は簡単に行えるだろう。~
そしてなにより「[[ターン]]終了時に[[融合デッキ]]に戻る」[[デメリット]]が存在しない点で大きく勝る。
-[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]・[[《光と闇の竜》]]と同じく、「[[効果の発動]]」は[[無効]]化できない。

-[[融合モンスター]]らしく、体のいたる所に他の[[剣闘獣]]の体の一部を見る事ができる。~
どの部分にどの[[剣闘獣]]が含まれているのか、探してみるのも面白いだろう。~
[[PHANTOM DARKNESS]]以降の[[剣闘獣]]のパーツも見える。
--[[《剣闘獣アレクサンデル》]](翼・胸部の鎧・手・髪)
--[[《剣闘獣アンダル》]](盾下部・腰部の鎧)
--[[《剣闘獣スパルティクス》]](下半身・垂・胸部の骨の装飾・斧)
--[[《剣闘獣セクトル》]](腹部の鎧・盾上部の砲塔)
--[[《剣闘獣ディカエリィ》]](上半身・手甲・太腿部の鎧)
--[[《剣闘獣トラケス》]](尾の背鰭)
--[[《剣闘獣ベストロウリィ》]](肩の翼・胸部中央の鎧・斧の装飾)
--[[《剣闘獣ホプロムス》]](盾)
--[[《剣闘獣ラクエル》]](顔・肩・斧の装飾)

//-原作・アニメにおいて―~
-海外版では[[シークレット>Secret]]に格上げされている。~
最初こそ他の[[シークレット>Secret]]と然程変わらない値段だったが、[[【剣闘獣】]]の台頭と共に超高額[[カード]]に化けてしまった。~
そのため非常に手に入れ難かったが、[[The Duelist Genesis Special Edition>The Duelist Genesis#f34c7a62]]に封入されたことで入手難度は下がった。~

-コナミのゲーム作品において―~
World Championship 2008では対戦相手として登場。[[【剣闘獣】]]を使用する。~
//ちなみに攻略本では「WCSシングルで60人に5勝」で出現とあるが、これは誤植であり実際には「6勝」しないと出現しない。~
-おそらく名前のモデルは、東ローマ帝国中期の皇帝「ヘラクレイオス」だろう。~
彼の名前はギリシア神話・ローマ神話に登場する半神半人の英雄ヘラクレスに因んでいる。~
簒奪者で暴君であった前皇帝フォカスを殺して、ヘラクレイオス朝を興した。~

-神話・伝承において―~
おそらく名前のモデルは、東ローマ帝国中期の皇帝「ヘラクレイオス」だろう。~
なお、彼の名前はギリシャ神話に登場する半神半人の英雄ヘラクレスにちなんでいる。~
--「ヘラクレス」とは大神[[ゼウス>《天霆號アーゼウス》]](ローマ神話ではユピテル)とミューケナイ王女のアルクメネの子である。~
ゼウスの妻ヘラから幾度と迫害され、錯乱させられて自身の子を殺してしまい、神託に従ってネメアの獅子(獅子座のモデル)退治・[[ヒュドラー>《陽炎獣 ヒュドラー》]]退治など「12の功業」を行い償うこととなる。~
他にもアルゴナウタイでの冒険や、[[ギガス>《イビリチュア・ジールギガス》]]らとの戦争ギガントマキアなど様々な逸話がある。~
なお、ギリシア神話の神々はその着衣で差別化されており、ヘラクレスは獅子の皮を被って棍棒を持っているとされた。~

//名前の由来となっているのは、古代ギリシャで活躍した思想家、哲学者のヘラクレイトス。~
//「万物は流転する」、「万物の根元は火である」といった言葉で有名な人物である。~
//それを意識してか、この[[モンスター]]の[[属性]]も[[炎属性]]となっている。~
--ローマ帝国第17代皇帝コンモドゥスは、皇帝でありながら「ヘラクレス」を名乗った剣闘士だった。~
酒池肉林の日々と度重なる暗殺未遂により精神を病んで行った彼は、周囲に自らを神話の英雄ヘラクレスと呼ばせ、公の場にはヘラクレスの扮装で登場する様になる。~
そして遂には皇帝の身でありながら剣闘士として試合に参加し、1万2千人もの剣闘士を残虐な方法で殺害したという。~
2000年公開のアカデミー作品賞受賞映画『グラディエーター』の悪役は、このコンモドゥスをモデルにしている。~

//名前の由来は、おそらくヘラクレスだろう。~
//ヘラクレスとは、ギリシャ神話に登場する半神半人の英雄である。~
//他の由来が(英雄や名を残す人物ではあるが)ただの人であるのに対して、最強の剣闘獣の名に相応しい由来とも言えるだろう。
//-原作・アニメにおいて―~

**関連カード [#y630464f]
-コナミのゲーム作品において―~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2008>ゲーム付属カード#WCS2007]]では対戦[[相手]]として登場。~
[[【剣闘獣】]]を使用する。~
--攻略本では「WCSシングルで60人に''5''勝」が出現条件となっているが、これは誤植であり実際には「''6''勝」しないと出現しない。~
//他の対戦相手やパックの解放条件が5勝であることが条件であることから恐らくプログラミングミスだと思われる。~

**関連カード [#card]
-[[剣闘獣]]

-[[《剣闘獣ラクエル》]]

-[[《超魔導剣士−ブラック・パラディン》]]
-[[魔法・罠カードの発動を無効にするカード>無効#spelltrap1]]

-[[《ヘラクレス・ビートル》]]
**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【剣闘獣】]]

**収録パック等 [#pbc5ee9d]
**収録パック等 [#pack]
-[[GLADIATOR'S ASSAULT]] GLAS-JP044 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]]};
-[[DUELIST EDITION Volume 2]] DE02-JP050 &size(10){[[Super]]};

**FAQ [#tba6f061]
Q:この[[誘発即時効果]]は[[ダメージステップ]]で[[発動]]する事が可能ですか?~
A:はい。[[発動]]する事が可能です。(08/03/22)
**FAQ [#faq]
Q:この[[誘発即時効果]]を[[ダメージステップ]]に[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。~
  [[ダメージ計算時]]や、この[[カード]]自身が[[戦闘]]を行う場合でも[[発動]]することができます。(09/01/10)

Q:この[[誘発即時効果]]を同一[[チェーン]]上で2回以上使うことはできますか?~
A:はい。同一[[チェーン]]上で複数回[[発動]]する事ができます。(08/04/01)
A:はい、同一[[チェーン]]上で複数回[[発動]]する事ができます。(08/04/01)

Q:[[効果]]処理時に《剣闘獣ヘラクレイノス》がフィールド上に存在しない場合でも、[[無効]][[効果]]は適用されますか?~
A:はい。適用されます。(08/05/23)
Q:[[効果処理時]]にこの[[カード]]が[[フィールド]]に存在しない場合でも、[[無効]][[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:[[適用]]されません。(09/05/25)

Q:[[自分]]の魔法・罠の[[発動]]に対して使うことはできますか?~
A:はい。可能です。(08/04/01)
Q:[[自分]]の[[魔法・罠カード]]の[[発動]]に対して使うことはできますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(08/04/01)

Q:[[フィールド]]上に[[裏側表示]]で存在する「[[剣闘獣]]」と名のついた[[モンスター]]を[[デッキ]]に戻し、この[[カード]]を[[融合デッキ]]から[[特殊召喚]]する事は可能ですか?~
A:はい。[[特殊召喚]]する事が可能です。(08/03/22)
Q:[[裏側表示]]で存在する[[融合素材]]を[[デッキ]]に戻し、この[[カード]]を[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]できますか?~
A:はい、[[特殊召喚]]できます。(08/03/22)

Q:[[フィールド]]上に存在する「[[剣闘獣]]」と名のついた[[融合モンスター]]を[[融合デッキ]]に戻し、この[[カード]]を[[融合デッキ]]から[[特殊召喚]]する事は可能ですか?~
A:[[調整中]](08/03/29)
Q:[[フィールド]]の[[剣闘獣]][[融合モンスター]]を[[エクストラデッキ]]に戻し、この[[カード]]を[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]できますか?~
A:はい、[[特殊召喚]]できます。(08/08/12)

Q:[[フィールド]]上に存在する[[装備魔法]][[カード]]扱いの「[[剣闘獣]]」と名のついた[[モンスター]]を[[デッキ]]に戻し、この[[カード]]を[[融合デッキ]]から[[特殊召喚]]する事は可能ですか?~
A:はい。[[特殊召喚]]する事が可能です。(08/03/29)
Q:[[フィールド]]の[[装備カード]]扱いの[[剣闘獣]][[モンスター]]を[[デッキ]]に戻し、この[[カード]]を[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]できます?~
A:[[モンスター]]と指定しているため、[[装備カード]]扱いの[[剣闘獣]]は[[デッキ]]に戻せません。~
  ただし、[[装備カード]]扱いの[[《剣闘獣ラクエル》]]なら[[デッキに戻す]]ことができます。(11/04/04)
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&tag(《剣闘獣ヘラクレイノス》,融合モンスター,効果モンスター,モンスター,星8/炎属性/獣戦士族/攻3000/守2800,剣闘獣,正規の方法以外でエクストラデッキから特殊召喚不可,融合召喚不可);