*《&ruby(しんせいまどうおう){神聖魔導王}; エンディミオン/Endymion, The Master Magician》 [#l3727df3]
 効果モンスター
 星7/闇属性/魔法使い族/攻2700/守1700
 このカードは自分フィールド上に存在する
 「魔法都市エンディミオン」に乗っている魔力カウンターを6つ取り除き、
 自分の手札または墓地から特殊召喚する事ができる。
 この方法で特殊召喚に成功した時、
 自分の墓地に存在する魔法カード1枚を手札に加える。
 1ターンに1度、手札から魔法カード1枚を捨てる事で、
 フィールド上に存在するカード1枚を破壊する。

 [[ストラクチャーデッキ−ロード・オブ・マジシャン−]]で登場した[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[手札]]・[[墓地]]から自身を[[特殊召喚]]する[[召喚ルール効果]]と、[[魔法カード]]を[[サルベージ]]する[[誘発効果]]、[[フィールド上のカード]]を[[破壊]]する[[起動効果]]を持つ。~

 [[魔力カウンター]]6つというのは結構大変だが、[[《魔法都市エンディミオン》]]に[[魔力カウンター]]が乗るスピードはかなり速い。~
 特化すれば自身の[[効果]]での[[特殊召喚]]は容易に狙うことができる。~
 [[特殊召喚]]に成功すれば、[[魔法カード]]の[[サルベージ]]によって[[《混沌の黒魔術師》]]以上に[[アドバンテージ]]を得る事も可能である。~
 だが、この方法で[[特殊召喚]]すると[[フィールド]]上の[[魔力カウンター]]が一気に減少するため、[[《魔導騎士 ディフェンダー》]]や[[《アーカナイト・マジシャン》]]の[[効果]]が使いにくくなってしまう。~
 また、[[《奈落の落とし穴》]]に引っかかったり[[《神の宣告》]]等で[[特殊召喚]]を[[無効]]にされると、[[魔力カウンター]]の消費も含めて大きな痛手となる。~
 このため、この[[効果]]での[[特殊召喚]]を使うタイミングは良く考えたい。~

 自身を[[特殊召喚]]する[[効果]]を持ちながら、[[召喚制限]]が無いのは大きな利点。~
 [[《終末の騎士》]]などで[[墓地に送って>墓地に送る]][[蘇生]]に繋げたり、[[《封印の黄金櫃》]]等で[[除外]]して[[《闇次元の解放》]]で[[帰還]]させるといった運用ができる。~
 前者の場合は[[《魔法都市エンディミオン》]]に[[魔力カウンター]]が乗る[[《おろかな埋葬》]]は特に相性が良い。~
 [[闇属性]]なので[[《終焉の焔》]]を用いての[[アドバンス召喚]]や、[[魔法使い族]]の[[サポートカード]]である[[《ディメンション・マジック》]]での[[特殊召喚]]が可能で、[[手札]]からも展開しやすい。~
 この様に[[フィールド]]へ出す手段には事欠かないため、[[デッキ]]スタイルによって柔軟に対応したい。~

 [[破壊]][[効果]]の方は、[[《賢者ケイローン》]]の様な感覚で[[魔法カード]]を万能[[除去]]へと変換できる。~
 [[コスト]]に使えるのが[[魔法カード]]のみであるため積極的に[[使用]]していくのは難しいが、[[《抹殺の使徒》]]等の状況を選ぶ[[カード]]も無理無く[[デッキ]]に投入できると考えれば便利。~
 [[《魔法都市エンディミオン》]]を[[サーチ]]するための[[《テラ・フォーミング》]]や、[[魔力カウンター]]補給用の[[《トゥーンのもくじ》]]・[[《魔力掌握》]]等を弾丸にするのも良い。~
 繰り返し使える[[《マジックブラスト》]]を使う手もあるが、[[ドロー]][[スキップ]]という枷がある以上気軽に使えるとは言いがたいか。~
 [[サルベージ]]した[[魔法カード]]をすぐに[[捨てる]]という手段もあるが、[[サルベージ]][[効果]]を[[発動]]するための手間を考えると本末転倒である。~

-[[禁止カード]]の[[《混沌の黒魔術師》]]を除けば、「[[召喚制限]]の無い[[魔法使い族]][[効果モンスター]]」の中で最大の[[攻撃力]]を持つ。~
//[[《コスモクイーン》]]は[[通常モンスター]]であるし、[[《氷の女王》]]は[[蘇生]]ができない。
//↑「召喚制限の無い魔法使い族効果モンスター」と明記してあるんだから必要無い
[[レベル]]7なのも幸いし、[[《拡散する波動》]]とも相性がいい。

-[[カード名]]から察するに[[《魔法都市エンディミオン》]]を統治する王なのだろうか。~

-自身の[[効果]]による[[特殊召喚]]が[[デッキ]]からは対応しておらず、[[手札]]か[[墓地]]にないと[[特殊召喚]]できないのが難点。~
しかし[[《増援》]]→[[《終末の騎士》]]や[[《おろかな埋葬》]]でこの[[カード]]を[[墓地に送る]]と、[[魔力カウンター]]を溜めつつこの[[カード]]も[[サーチ]]でき、一石二鳥である。~

//-肩書きには神聖とあるが、本人の[[属性]]は[[光属性]]ではなく[[闇属性]]である。~
//もっとも、そのおかげで[[《終末の騎士》]]や[[《終焉の焔》]]に対応している点を考えれば、[[闇属性]]でよかったと思えないことも無い。

//-原作・アニメにおいて―~

-コナミのゲーム作品において―~
PSPの[[遊戯王ファイブディーズ TAG FORCE 4>http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_tf4/]]では、[[蘇生制限]]を満たしていない場合、この[[カードの効果]]で[[墓地]]から[[特殊召喚]]することができない。~
[[《死者蘇生》]]などで[[蘇生]]することはでき、CPUは普通にこの[[効果]]で[[特殊召喚]]してくるため、[[裁定変更]]の前触れではなく単なるバグであると思われる。

-神話・伝承において―~
「エンディミオン」はギリシャ神話に登場する人物で、主神ゼウスの息子、あるいは孫とされる。~
いずれの場合も、神と人間のハーフと言う事になる。~
テッサリアからアイオリス人を率いてエーリスに進出し、エーリス王となった。~
なお、彼が支配したエーリスがオリンピック発祥の地である。~
王位継承者を決める際に、競技によって争わせたのが始まりであるとも言われている。~

--なお、上の物語とは別にこんな話もある。~
ある時彼は月の女神セレネと恋に落ちるが、神である彼女と違って老いて行くエンデュミオンに嘆いたセレネは、最高神ゼウスに頼んで(一部では彼女自身が行って)彼を永遠の眠りにつかせた。~
それ以降毎夜セレネは地上に降り、眠るエンデュミオンのそばに寄り添っているという。

**関連[[カード]] [#ff487dfb]
-[[《魔法都市エンディミオン》]]

-[[《クルセイダー・オブ・エンディミオン》]]

-[[魔力カウンター]]

―《神聖魔導王 エンディミオン》の姿が見られる[[カード]]
-[[《魔力掌握》]]

―[[手札]]の[[魔法カード]]を[[捨てる]]ことで[[効果]]を[[発動]]する[[モンスター]]
-[[《賢者ケイローン》]]
-[[《召喚僧サモンプリースト》]]

-[[《D・D・M》]]

//-[[《神聖魔導王 エンディミオン》]]
-[[《大邪神 レシェフ》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#v757be46]
-[[ストラクチャーデッキ−ロード・オブ・マジシャン−]] SD16-JP001 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#j9e95e52]
Q:自己[[特殊召喚]]は、[[チェーンブロック]]を作りますか?取り除く行為は[[コスト]]ですか?~
A:[[チェーンブロック]]は作りません。取り除くのは[[コスト]]です。(08/12/13)

Q:[[捨てる]]のは[[コスト]]ですか?~
A:[[コスト]]です。(08/12/13)

Q:[[墓地]]の[[魔法カード]]、及び[[フィールド上のカード]]をそれぞれ[[対象]]にとりますか?~
A:[[対象]]にとります。(08/12/13)

Q:「[[墓地]]の[[魔法カード]]を[[手札]]に[[加える]][[効果]]」と「[[フィールド上のカード]]を[[破壊]]する[[効果]]」それぞれに対して[[《王宮の弾圧》]]で[[無効]]にすることはできますか?~
A:できません。(09/04/15)

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//質問と回答を記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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