*《&ruby(しんぷう){神風};のバリア −エア・フォース−/Storming Mirror Force》 [#top]
 通常罠
 (1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
 相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て持ち主の手札に戻す。
//英語名:https://yugiohblog.konami.com/articles/?p=7337

 [[クラッシュ・オブ・リベリオン]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[相手]][[モンスター]]の[[攻撃宣言]]時に[[相手]]の[[攻撃表示]][[モンスター]]を全て[[バウンス]]する[[効果]]を持つ。~

 言わば[[バウンス]]版[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]である。~
 [[対象]]を取らない点はそのままに[[破壊]][[耐性]]がある[[モンスター]]も[[除去]]できるので、[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]より[[除去]]できる範囲は広い。~
 [[《スターライト・ロード》]]等の[[破壊]]に対する[[カウンター]]を受けない点や、[[破壊された]]場合に[[発動]]する[[効果]]を封じられるのもあちらにはない利点である。~
 特に[[破壊]][[耐性]]や[[破壊された]]・[[墓地へ送られた]]場合に[[発動]]する[[効果]]を持つ[[モンスター]]に対策してより確実に大きな[[ボード・アドバンテージ]]を獲得できる利点は大きい。~

 しかし[[手札]]に[[戻す]]ため、[[下級モンスター]]や[[手札]]からの[[特殊召喚]]が容易な[[モンスター]]などを[[相手]]にすると数の[[アドバンテージ]]を取れない。~
 [[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]される[[モンスター]]なら[[アドバンテージ]]は取れるが、それらを出しやすい[[デッキ]]に対してはまたすぐに出される事もある。~
 特に[[エクシーズモンスター]]や特定の方法でのみ[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]は再利用の可能性を残す[[バウンス]]よりも[[破壊]]の方が良い事も多い。~
 また[[攻撃]]反応型[[罠カード]]共通の弱点である、[[相手]]の[[攻撃宣言]]の前に[[除去]]される危険性は当然存在する。~
 しかし[[手札]]に[[戻す]]都合上、[[メインデッキ]]の[[モンスター]]、特に再展開が容易で[[テンポ・アドバンテージ>アドバンテージ]]を失いにくい[[下級モンスター]]や自己[[特殊召喚]][[効果]]持ちにはあまり有効でない。~
 [[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]に関しても、総じて[[エクストラデッキ]]に[[戻す]]と[[破壊]]した場合より再利用されやすいことが多い。~
 また、[[ペンデュラムモンスター]]の場合、[[エクストラモンスターゾーン]]による[[エクストラデッキ]]からの展開に制限があるため、[[エクストラデッキ]]に送らず[[手札]]に戻してしまうと[[ペンデュラム召喚]]による大量展開につなげられる可能性もある。~
 総じて、[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]でも問題なく[[除去]]できる局面においてはあちらの方が有効に働きやすいと言える。~

 また[[攻撃]]反応型[[罠カード]]共通の弱点である、[[相手]]の[[攻撃宣言]]の前に[[除去]]される危険性は存在する。~
 [[除去]]性能自体は高いものの、この点で他の[[除去]][[罠カード]]と比べて、[[発動]]しにくい場合が多い。~

 [[除去]][[罠カード]]全体に目を向けると、[[《激流葬》]]や[[《奈落の落とし穴》]]といった[[召喚]]反応型や[[フリーチェーン]]の[[《強制脱出装置》]]などのほうが小回りは利く。~
 基本的にはこれらの[[カード]]の方が[[汎用性]]は高いが、近年増えつつある[[破壊]][[耐性]]や[[対象]]に取れない[[モンスター]]には対処できず、[[自分]]の[[モンスター]]を巻き込む可能性があるなど、一長一短となってきている。~
 少なくともこの[[カード]]が高い[[除去]]性能を持っていることは確かなので、[[自分]]の[[デッキ]]や周りの[[環境]]を判断しながら採用するかよく考えたい。~
 基本的にはこれらの[[カード]]の方が[[汎用性]]は高く、[[破壊]][[耐性]]や[[対象]][[耐性]]を持つ[[モンスター]]の多くは[[エクストラデッキ]]から出てくるものであり、その素材となる[[モンスター]]に対して使えば以降の展開は封じやすい。~
 先に展開された場合でも、[[《激流葬》]]なら[[破壊]][[耐性]]のある[[モンスター]]を展開した際に使うことで[[相手]][[モンスター]]を[[除去]]できたり、[[《強制脱出装置》]]は[[除去]]に[[チェーン]]できたりするなど、メリットは他にもある。~

-[[《縮退回路》]]と組み合わせれば、[[相手]][[フィールド]]の[[攻撃表示]][[モンスター]]をまとめて[[除外]]することもできる。~

-上記の通り[[耐性]]を持った[[モンスター]]への対策として、[[サイドデッキ]]を中心として採用率は上昇してきている。~
[[《激流葬》]]等が効く[[相手]]が少なくなった事や[[《ツインツイスター》]]で展開前に[[伏せ除去]]を行える事により、割られるならば[[召喚]]反応型などとリスクはあまり変わらない点なども影響している。~
-上記の通り[[耐性]]を持った[[モンスター]]への対策として、[[サイドデッキ]]を中心に同種の[[罠カード]]の中でも採用率は高い時期があった。~
[[《激流葬》]]等が効く[[相手]]が少なくなった事や[[《ツインツイスター》]]で展開前に[[伏せ除去]]を行える事により、割られるならば[[召喚]]反応型などとリスクはあまり変わらない点なども影響していた。~

-公式ホームページのワンプッシュ投票では、この[[カード]]と[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]とで比較が行われた。~
結果は約4:6の比率でこちらが敗れており、[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]の古参ながらも今なお誇る強さを示す結果となった。~

--ちなみに、実際の使用率の比較では[[環境]]によって優先度が変わりやすい。~
第9期の[[ペンデュラムモンスター]]全盛の頃は[[破壊]]でも[[バウンス]]でも殆ど結果に違いが無かったため、[[破壊]][[耐性]]を突破できるこちらの方が優先されていた。~
第10期になると[[ペンデュラムモンスター]]が[[魔法&罠ゾーン]]の圧迫要因に変わり易くなった上、[[エクストラデッキ]]からの展開にも制限が布かれ、[[ペンデュラムモンスター]]には[[手札]]への[[バウンス]]よりも[[破壊]]の方が効果的になる。~
また、[[エクストラデッキ]]に依存しない[[デッキ]]も増えてきたため、その様な[[デッキ]]に対してはあちらの方がやや優先度が高い。~
しかし、[[墓地]][[効果]]を持つ[[モンスター]]も多くなっており、一概にどちらの方が強いとは言えない。~
なお、[[《トロイメア・フェニックス》]]の登場などにより[[攻撃]]反応型[[罠カード]]自体の使用率は大きく落ちている。~
第11期も同様の状況が続くが、[[《白銀の城の魔神像》]]で[[デッキ]]から[[セット]]できるようになったため、[[【ラビュリンス】]]では採用を考えられる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメARC-V第95話において、行政評議会ビルを包囲していたセキュリティ隊員が[[セット]]していたが、[[《DDD双暁王カリ・ユガ》]]の[[効果]]で[[破壊]]された。~

//--遊戯王Rの「城之内vsメンド・シーノ」戦において、[[効果]]の範囲が[[攻撃モンスター]]1体に限定された完全[[下位互換]]である[[罠カード]]《強制回収》が登場している。
//強制脱出装置の方が近いね

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[バリア −フォース−]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[クラッシュ・オブ・リベリオン]] CORE-JP076 &size(10){[[Super]],[[Secret]]};
-[[ストラクチャーデッキ−サイバース・リンク−]] SD32-JP038
//https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/864454543353888768
-[[トーナメントパック2022 Vol.2]] 22TP-JP215

//**FAQ [#faq]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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