(はや)すぎた埋葬(まいそう)/Premature Burial》

装備魔法(禁止カード)
800ライフポイントを払う。
自分の墓地からモンスターカードを1体選択して攻撃表示で
フィールド上に特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードが破壊された時、装備モンスターを破壊する。

 Curse of Anubis −アヌビスの呪い−で登場した装備魔法
 ライフコストを伴う蘇生効果を持つ。
 自分墓地からフィールド上に表側攻撃表示モンスター特殊召喚装備モンスターとする。
 また、自身が破壊された時、装備モンスター破壊してしまう。

 現役時代は《リビングデッドの呼び声》と共に、汎用的な蘇生カードとして大半のビートダウンにおける必須カードとして投入されていた。
 上位カードである《死者蘇生》制限復帰した後も《リビングデッドの呼び声》禁止カード化とは裏腹に制限カードにとどまり、装備魔法であることを利点として猛威をふるっていた。

 《死者蘇生》と比べるとライフコストがあり、相手墓地モンスターは選べず、攻撃表示でしか出せず、完全蘇生もできない。
 しかし、バウンスで再利用、《アームズ・ホール》サーチサルベージ《光帝クライス》蘇生して擬似《強欲な壺》、など装備魔法ならではの使用法もある。
 そのほか、《氷結界の龍 ブリューナク》との凶悪なコンボも存在する。(詳細は《氷結界の龍 ブリューナク》を参照。)

 装備魔法故に《アームズ・ホール》で手軽にサーチサルベージできる点が大きい。
 これらにより、《死者蘇生》にないメリットが多く存在すると言える。

 なお、このカードを利用する完全蘇生法は以下の通り。

  1. 《ハリケーン》で《早すぎた埋葬》を回収。
    《早すぎた埋葬》を《非常食》《オオアリクイクイアリ》コストにする。
    《アビス・ソルジャー》《黒蠍−逃げ足のチック》でこのカードをバウンスする。
    =「破壊」されない限りモンスター墓地に送られず、フィールドに留まる。
  2. 《マジック・キャンセラー》《ホルスの黒炎竜 LV6》等を蘇生=自身の効果により《早すぎた埋葬》の効果無効にする。
    《リビングデッドの呼び声》《人造人間−サイコ・ショッカー》」と同じ原理。
  3. 装備モンスター裏側表示にする。
    《守護者スフィンクス》等のサイクル・リバースモンスターを対象に選択し、効果発動する。
    裏側守備表示になることで《早すぎた埋葬》が外れ、完全蘇生される。
  4. 《ワーム・ホール》《亜空間物質転送装置》で一時的に除外する。

 発動時に墓地からモンスターを選択するが、この時点ではまだそのモンスターに装備されない。
 効果解決時モンスター蘇生させ、このカードを装備させる事になる。
 つまり、チェーン《リビングデッドの呼び声》《マジック・キャンセラー》蘇生された場合、効果無効となり対象としたモンスター蘇生されない。
 この場合、装備対象不在という扱いとなり《早すぎた埋葬》は墓地に送られる。
 同様に、チェーン《サイクロン》で《早すぎた埋葬》を破壊された場合も既にフィールドにない《早すぎた埋葬》を装備することは出来ないので不発となる。
 いずれの場合もモンスターは「フィールドに出ていない」扱いとなる。
 フィールドに出ていないので、《クリッター》などの効果は発揮されない。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:《ザ・キックマン》等、特殊召喚成功時の任意効果発動できますか?
A:発動できます。

Q:《激流葬》《地獄の暴走召喚》等、特殊召喚成功時に他のカードの効果発動できますか?
A:発動できます。

Q:自分フィールド《リビングデッドの呼び声》が伏せてある状態で《早すぎた埋葬》を発動し、墓地《クリッター》を選択しました。
  相手はそれにチェーンし、《リビングデッドの呼び声》を対象に《サイクロン》発動しました。
  自分はそれにさらに《リビングデッドの呼び声》チェーンし、墓地《クリッター》を選択しました。
  この結果、《早すぎた埋葬》で選択した《クリッター》は対象になった後一度フィールドに出て改めて墓地へ置かれる事になります。
  《早すぎた埋葬》での蘇生は通常通り処理されるのでしょうか?
A:《クリッター》は一度墓地を離れていますので、《早すぎた埋葬》不発になります。(07/12/09)

Q:フィールドに《早すぎた埋葬》を装備したモンスターが居ます。
  別のモンスターに対し《力の集約》発動した場合、どうなりますか?
A:《早すぎた埋葬》は対象不適切となり破壊されます。
  装備モンスターもその時に破壊されます。

Q:《早すぎた埋葬》にチェーンして《力の集約》発動した場合、対象としたモンスター蘇生されて破壊されますか?
  それとも、そもそも特殊召喚されませんか?
A:モンスター蘇生されるのは、効果解決時です。
  この場合は逆順処理で《早すぎた埋葬》の効果解決時に来る前に破壊されるため、モンスター特殊召喚されません。

Q:《ホルスの黒炎竜 LV6》蘇生した場合、《ホルスの黒炎竜 LV6》はこのカードが破壊されたときどうなりますか?
A:「魔法カード効果を受けない」ので、破壊されません。

Q:装備モンスター《明鏡止水の心》《サイバー・フェニックス》効果を受けていた場合、どうなりますか?
A:その場合、それらのカードが持つ効果により装備モンスターは《早すぎた埋葬》の効果を受けず、破壊されません。

Q:《ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−》フィールドにいても、このカードで墓地ドラゴン族を対象に選択でき、蘇生できますか。
A:はい、可能です。

Q:《ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−》が居るときにドラゴン族蘇生した場合、どうなりますか?
A:《ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−》は「対象にされない」効果です。
  「既に対象にされている」場合はその効果を打ち消すことができないため、《早すぎた埋葬》が破壊されたときドラゴン族破壊されます。

Q:《鉄の騎士 ギア・フリード》をこのカードで蘇生しました。
  そして発動する誘発効果チェーンして《非常食》で《早すぎた埋葬》を処理した場合、《鉄の騎士 ギア・フリード》完全蘇生になりますか?
A:はい、完全蘇生になります。