地縛神(じばくしん) Cusillu(クシル)/Earthbound Immortal Cusillu》

効果モンスター
星10/闇属性/獣族/攻2800/守2400
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが戦闘によって破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上のモンスター1体を
リリースして相手のライフポイントを半分にできる。

 ANCIENT PROPHECYで登場した闇属性獣族最上級モンスター
 地縛神共通の効果と、戦闘破壊される時にモンスターリリースする事で相手ライフを半減する永続効果を持つ。

 地縛神では唯一の獣族であり、相性の良い種族サポートは中々に多い。
 特に《エアーズロック・サンライズ》蘇生できるのは、《終末の騎士》等で容易に墓地へ落とせるこのカードにとって大きな利点である。
 獣族戦闘補助カードが多く、《野性解放》《キャトルミューティレーション》はこのカードによる戦闘ダメージをほぼ倍に引き上げることができる。
 他の獣族がいれば《バーサーキング》《ビーストライザー》などでの火力アップもできるため、場合によっては1ターンキルも狙えるだろう。
 デッキモンスターレベル2以下の獣族に集中させれば、《魔獣の懐柔》アドバンス召喚の為のリリースを稼げ、《No.64 古狸三太夫》が存在すれば高攻撃力影武者狸トークンも並べることが出来る。

 採用するフィールド魔法には獣族攻撃力を上げる《クローザー・フォレスト》が考えられるほか、《百獣王 ベヒーモス》などの上級モンスターも採用する場合は《死皇帝の陵墓》も使えるだろう。
 また、フィールド魔法の消失による自壊を逆手に取って、《森の番人グリーン・バブーン》に繋げる事も可能である。

 一方で、固有効果の方は地縛神の中でも非常に使いにくい。
 そもそも地縛神攻撃対象に選択されないため、この効果を使う場合は必然的に自爆特攻が必要になる。
 だが、自身が持つ直接攻撃能力によって相手ライフを大きく削る事が可能であるため、この効果を使う機会はごく限られる。
 加えてリリースするモンスターを別に用意しなければいけないため、ボード・アドバンテージも失ってしまう。
 使用するとしたら《ダーク・アームド・ドラゴン》《スクラップ・ドラゴン》《椿姫ティタニアル》などの同じ攻撃力で強力な効果を持つモンスター相手の場に存在する時に、一方的に戦闘破壊出来る場合くらいだろう。
 あとは相手《強者の苦痛》《オネスト》使用された場合に戦闘破壊を回避する時くらいか。

 能動的に使用したいのならば《ブラック・ガーデン》を採用し、リリース確保と自爆特攻を容易にすることで発動機会自体は増える。
 その他《トーチ・ゴーレム》を使うことで、自爆特攻が可能な攻撃力を持つモンスターと、リリースするモンスターを同時に用意する事もできる。
 もっとも前者は折角の地縛神の高攻撃力による直接攻撃ダメージが半分になってしまい、後者も通常召喚が行いにくくなるので、通常の使い方に比べると扱いずらいことは否めない。

 総じて、このカード単体では使いにくいが、サポートカードを併用する事で大きな爆発力を期待できるカードと言えるだろう。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:効果分類は何ですか?
A:場に1体しか存在できない効果は分類がありません。
  他は全て永続効果です。(09/07/09)

Q:リリースコストですか?
A:効果処理で行います。(09/05/19)
  なお、リリースの後にライフポイント変化が起きる扱いですので、タイミングを逃す要因になります。(09/07/09)

Q:リリースをした場合、相手ライフポイントを必ず半分にしなければなりませんか?
A:はい、そうです。(09/07/09)

Q:ライフポイントを半分にする効果チェーンブロックが作られますか?
A:いいえ、作られません。(09/05/06)

Q:裏側守備表示のこのカード攻撃を受けて表側表示になり戦闘破壊される場合に自身の効果適用できますか?
A:はい、適用できます。(13/12/12)

Q:《キャトルミューティレーション》効果で《地縛神 Cusillu》を手札に戻し、同じカード特殊召喚することはできますか?
A:できます。(12/11/21)