《飛行エレファント》 †
効果モンスター
星4/風属性/獣族/攻1850/守1300
(1):このカードは相手ターンに1度だけ、相手の効果では破壊されない。
(2):このカードの(1)の効果を適用した相手ターンのエンドフェイズに発動する。
次の自分ターン中、以下を適用する。
●このカードが直接攻撃で相手に戦闘ダメージを与えた時、自分はデュエルに勝利する。
COLLECTORS PACK 2018で登場した風属性・獣族の下級モンスター。
相手ターンに1度だけ相手の効果で破壊されない永続効果、それを適用した次の自分ターンの自身の直接攻撃で特殊勝利となる誘発効果を持つ。
(1)は相手ターン中限定の相手の効果破壊に対する耐性。
下級モンスターの中ではそこそこ攻撃力が高い方だが、戦闘破壊される可能性も高い。
破壊以外に耐性はなく、相手ターンに1度のみなので複数回の破壊も防げないなど、耐性としてはあまり当てにならない。
基本的に(2)の効果の適用条件と見た方が良い。
(2)は特殊勝利できる効果。
(1)の効果を適用したターンのエンドフェイズにしか使えず、相手からの破壊が必須となる。
上記にあるように破壊を耐えたとしても他の効果を受けたり戦闘破壊される可能性も高く、耐性を適用した上でエンドフェイズまで残るのは難しい。
ましてやこの効果の存在を把握している相手が破壊を狙ってくるとは考えにくい。
現実的な方法としては、相手の全体除去にチェーンして特殊召喚するといったところか。
特に《激流葬》や《トポロジック・ボマー・ドラゴン》のような自分・相手を問わずに一掃するカードであれば、(2)の特殊勝利を成立させる直接攻撃も視野に入りやすい。
能動的に状況を作るならば強制破壊効果を持つ《凛天使クイーン・オブ・ローズ》や《ヤジロベーダー》等を送りつけるというのも視野に入る。
効果が適用された場合は直接攻撃をできれば特殊勝利となる。
戦闘ダメージが発生すれば良いので《流星の弓−シール》・《ウィルスメール》などでのサポートは可能。
しかし、攻撃を妨害する手段は多く、それらへの備えもしておきたい。
- モチーフはディズニー映画『空飛ぶゾウ ダンボ』(原題:Dumbo)の主人公である「ダンボ」だろう。
- 原作・アニメにおいて―
「王国編」の海馬の回想における「キースvsトム(ペガサスから交代)」戦においてトムが使用。
ペガサスのメモの指示に従い召喚し、キースの名称不明のモンスター(アニメでは《ガーネシア・エレファンティス》)の地割れ攻撃を無効にした。
この時点ではまだデュエルが続いていたが、直後にキースがトムのメモを奪い取り、その中に自身の戦術へのカウンターが全て記載されていたことに愕然とし、そのままキースの試合放棄の形でトムが勝利した。
- 上記の流れはペガサスが「千年眼」でキースの思考を読み、それをメモにし、デッキと共に初心者と思われる観戦していたトムに渡してプレイさせたものである。
これは全米が注目する対決の場(及びキースの敗北)を「デュエル・モンスターズ」(原作ではM&W)の広告に利用するためであり、原作では「初心者でも全米チャンプに勝てるカードゲーム」と自身で宣伝している。
- 1話限りのゲストキャラの使用カードがOCG化する事は時折見られるが、プレイしたカードが1枚しかない端役の使用カードがOCG化するのは流石に異例である。
公式twitterでも「知っていたらつぶやこう!『トムの・・・』」と上記の台詞を把握した上で宣伝している辺り、上記のネタを意識してのOCG化なのだろう。
- このカードのイラストはアニメで使用されたものをほぼそのまま流用している。
通常、アニメオリジナルカードのイラストは、OCG版と比べるとイラストや背景のタッチが異なる場合が多く、特にアニメDMにおいてはそれは顕著である。
それらのカードは構図などは参考にされる事はあっても、OCG化の際に描き直されるのが定例であるがこのカードについてはほとんど当てはまらない。
この為、OCG初期にあるような非常に個性的なイラストになっており、特に鼻の穴の部分に特徴のある印象を受ける結果となっている。
- 原作で登場してから実に20年の(アニメでの登場からは実に18年の)時を経てのOCG化である。
現在のところ原作・アニメで登場したカードのOCG化に至る最長記録である。
関連カード †
収録パック等 †
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