*《&ruby(めいおうりゅう){冥王竜};ヴァンダルギオン/Van'Dalgyon the Dark Dragon Lord》 [#k2b9308b]
 効果モンスター
 星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2500
 相手がコントロールするカードの発動をカウンター罠で無効にした場合、
 このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
 この方法で特殊召喚に成功した時、
 無効にしたカードの種類により以下の効果を発動する。
 ●魔法:相手ライフに1500ポイントダメージを与える。
 ●罠:相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
 ●効果モンスター:自分の墓地からモンスター1体を選択して
 自分フィールド上に特殊召喚する。

 [[遊戯王R 第1巻 付属カード>書籍付属カード#i63e75d6]]で登場した[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[手札]]から[[特殊召喚]]される[[手札誘発]]の[[誘発効果]]と、[[特殊召喚に成功した]]時に[[無効]]にしたカードの種類により[[発動]]する[[強制発動]]の[[誘発効果]]を持つ。~

 [[効果]]によりノー[[コスト]]で、しかも唐突に[[特殊召喚]]できるので、高[[攻撃力]]による奇襲[[攻撃]]を得意とする。~
 [[特殊召喚モンスター]]では無いため、[[通常召喚]]や[[蘇生]]等も可能である。~
 このカードを運用していくのならば、[[効果]]を[[発動]]するために[[カウンター罠]]を多く投入するべきである。~
 優先して選択したいのは、[[コスト]]が[[ライフポイント]]の半分と尋常でないものの、非常に高い[[汎用性]]を誇る[[《神の宣告》]]。~
 [[手札]]1枚の[[コスト]]が必要となるが、[[《神の宣告》]]によって[[無効]]化できない[[モンスター効果]]は、[[《天罰》]]で[[無効]]化できる。~
 [[《大嵐》]]等、[[魔法カード]]の[[発動]]を止められる[[《マジック・ジャマー》]]も用意しておきたい。

 [[カウンター罠]]は[[《王宮のお触れ》]]に[[チェーン]]されない。~
 [[召喚]]が阻害されることは少なく、先に[[発動]]したのであれば、ある程度の対策が可能となるため脅威にはならない。~
 基本的には[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]に注意を払えば良いのである。~

 似たような[[効果]]を持つ[[《ダーク・ボルテニス》]]とは[[相互互換]]といえる。~
 あちらは[[カウンター罠]]の[[発動]]さえできればよいので、[[特殊召喚]]の条件を満たしやすい点ではあちらが勝る。~
 しかし、こちらは[[特殊召喚]]のための[[コスト]]が必要なく、[[カウンター罠]]が[[無効]]にしたものによって[[誘発効果]]が変わるため、状況に応じて使い分けることができる。~
 どちらも[[闇属性]]であり共有できる[[サポートカード]]もそれなりにあるため、これら2種類を使い分けていくといいだろう。

-[[特殊召喚]][[効果]]について―~
--[[相手]]が[[コントロール]]する[[カードの発動]]を[[カウンター罠]]で[[無効]]にした一連の[[チェーン]]処理が終わった後[[任意発動]]できる。~
たとえば[[《破壊輪》]]>[[《王宮のお触れ》]]>[[《盗賊の七つ道具》]]の[[チェーン]]が組まれた場合、[[《破壊輪》]]の[[効果]]処理後に[[特殊召喚]]できる。~
このため[[手札]]に複数枚この[[カード]]があっても、ひとつの処理で[[特殊召喚]]できるのは1枚のみである。~
ただし[[チェーン]]3以降に[[カウンター罠]]が[[発動]]した場合でも[[特殊召喚]]できる。~
--[[カードの発動]]とあるが''[[モンスター効果の発動]]''を[[無効]]にした場合も[[特殊召喚]]できる。~
--[[相手]][[ターン]]でも[[特殊召喚]]できるが、''[[ダメージステップ]]中は[[特殊召喚]]できない。''~
--これは[[チェーンブロック]]を作る。~

-[[特殊召喚に成功した]]時の[[効果]]について―~
--同一[[チェーンブロック]]内で複数の[[カウンター罠]]を[[発動]]し、それぞれ別の種類の[[カードの発動]]を[[無効]]にした場合、逆順処理で最後に[[効果]]処理した方の種類の[[効果]]が[[発動]]される。~

--これは[[チェーンブロック]]を作る。~

//--[[特殊召喚]]自体は[[相手]]の[[コントロール]]する[[カードの発動]]を[[無効]]化する事で行われるが、こちらの[[誘発効果]]は[[無効]]にした[[カード]]の[[コントロール]]が[[相手]]のものである必要はない。~
//[[《虚無を呼ぶ呪文》]]を使用した場合に同時に複数の種類の[[カード]]を[[無効]]にする場合があるので、覚えておきたい。

-[[《天罰》]]の[[コスト]]として捨てた[[モンスター]]をそのまま[[蘇生]]するのは、[[【ヴァンダルギオン】]]ではもはや定番である。

-[[イラスト]]は高橋和希先生描き下ろしデザイン。

//-MASTER GUIDE2では、「[[カウンター罠]]と相性が良い[[カード]]」と紹介されているが、実際は[[カウンター罠]]が無いと殆ど機能しない[[カード]]である。
//だからといって、相性が良いのは変わらないのでは?

-名前の由来は英語名「Van'Dalgyon」から予想すると、「Vandal(ヴァンダル)」→「(芸術・文化の)破壊者」と言う意味だろうか。~
--海外OCG版登場より前の[[遊戯王オンライン]]での英語名は《DARK RULER Vandorgaron》だった。~
[[口が二つある恐竜>《二つの口を持つ闇の支配者》]]や[[冥界の魔王>《冥界の魔王 ハ・デス》]]等と同一の称号である。~
遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONではOCG通りの英語名になっている。

-原作・アニメにおいて―~
「遊戯王R」の特別編において闇遊戯が使用。~
[[罠カード]]《ディスアーム》を打ち消し[[召喚]]され、[[効果]]によって[[《テュアラティン》]]を[[破壊]]している。~
この時、[[《テュアラティン》]]の体にひびが入り、砕け散った中からこの[[カード]]が出現するという演出がなされた。~
原作では、「[[効果]]を[[発動]]してから[[特殊召喚]]」という手順だったようだ。~
また、このとき闇遊戯が[[発動]]した《冥王の間》というカードの種類は「永続・[[罠>罠カード]]・[[魔法カード]]」と記載されており、[[カウンター罠]]ではない。~
[[攻撃]]名は「冥王葬送」。~
(ジャンプヒーローズに掲載された時の[[攻撃]]名は「冥王葬送曲」だったが、単行本収録の際に変更された)~

--なお、上記方法での[[特殊召喚]]はOCGでは不可能である。~
[[《テュアラティン》]]の[[効果]]により[[特殊召喚]]は封じられ、そもそも遊戯は《冥王の間》を[[セット]]したターンに発動させていた。

--ちなみに漫画での登場よりも、[[カード]]での登場の方が早かった。~

--アニメGXにて、双六の店に展示されていた。~

**関連カード [#n8c84b7f]
-[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]
-[[《A・ジェネクス・リバイバー》]]

-[[《深淵の冥王》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#i86f6e72]
-[[【ヴァンダルギオン】]]
-[[【フェザーパーミッション】]]
//-[[【スキルドレイン】]]

**収録パック等 [#u58f09da]
-[[遊戯王R 第1巻 付属カード>書籍付属カード#i63e75d6]] YR1-JP001 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#h2e8004b]
Q:この[[カード]]の[[特殊召喚]]する[[効果]]は[[任意効果]]ですか?~
A:はい、そうです。(05/03/04)

Q:[[特殊召喚]][[効果]]の具体的な[[発動]]タイミングはいつですか?~
A:[[カウンター罠]]の含まれる一連の[[チェーン]]処理が終了した後です。~
  したがって、いかなる場合でも[[タイミングを逃す]]ことはありません。~

Q:この[[カード]]の[[特殊召喚]]する[[効果]]は[[チェーン]]に乗りますか。~
A:はい、[[チェーン]]に乗ります。(05/03/14)

Q:この[[カードの効果]]で[[特殊召喚]]に成功した時、この[[カードの効果]]は[[チェーン]]に乗りますか。~
A:はい、[[チェーン]]に乗ります。(05/03/04)

Q:[[カウンター罠]]が[[チェーン]]2で[[発動]]した場合、「[[カウンター罠]]の[[発動]]に成功した」直後に[[チェーン]]1の効果処理が挟まり、このカードの[[任意効果]]は[[タイミングを逃す]]のではないですか?~
A:[[テキスト]]に「[[無効]]にした''場合''」とあるのでタイミングは逃しません。(09/05/15)

//↓上の質問と重複
//Q:[[チェーン]]2以上の[[相手]]が[[コントロール]]する[[カードの効果]]の[[発動]]を[[カウンター罠]]の[[効果]]で[[無効]]にした場合、この[[カード]]を[[特殊召喚]]できますか?~
//A:はい、[[特殊召喚]]できます。(05/03/04)

Q:この[[カード]]の[[特殊召喚]]する[[効果]]の[[発動]]時に[[《天罰》]]の[[効果]]を[[チェーン]][[発動]]する事ができますか。~
A:はい、できます。~
  その場合、《冥王竜ヴァンダルギオン》を[[破壊]]し[[墓地]]へ送ります。(06/08/01)

Q:この[[カードの効果]]での[[特殊召喚]]成功時に[[発動]]する[[効果]]で対象が存在しない場合、[[効果]]を[[発動]]しないのか[[効果]]を[[発動]]して[[不発]]になるのかどちらになりますか。~
A:[[効果]]を[[発動]]して[[不発]]になります。(05/03/14)

Q:この[[カード]]の[[特殊召喚]]する[[効果]]は[[相手]][[ターン]]で[[発動]]する事ができますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(05/03/04)

Q:[[《神の宣告》]]等で[[モンスターの召喚]]・[[反転召喚]]・[[特殊召喚]]を[[無効]]にした場合、この[[カード]]を[[特殊召喚]]する事ができますか。~
A:いいえ、[[特殊召喚]]できません。(05/03/04)

Q:[[《虚無を呼ぶ呪文》]]により[[魔法・罠カード]]・[[モンスター効果]]の内2種類以上[[無効]]にした場合、複数の[[効果]]を[[発動]]できますか。~
A:はい、[[無効]]にした種類に対応した[[効果]]をそれぞれ1回ずつ、[[発動]]した順番で[[チェーン]]を組んで[[発動]]します。

Q:条件を満たしたとき、[[手札]]にこの[[カード]]が2枚ありました。~
  両方を[[特殊召喚]]できますか?~
A:[[特殊召喚]]できるのは、どちらか1枚のみです。(07/01/04)

Q:条件を満たしたとき、[[お互い]]の[[手札]]にこの[[カード]]がありました。~
  両方を[[特殊召喚]]できますか?~
A:はい、[[お互い]]に[[特殊召喚]][[効果]]を[[発動]]できます。(08/01/08)~
  [[同時に複数のカードが発動した場合]]にしたがって処理を行います。

Q:条件を満たしたとき、[[手札]]にこの[[カード]]1枚と[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]1枚がありました。~
  両方を[[特殊召喚]]できますか?~
A:[[特殊召喚]]できるのは、どちらか1枚のみです。(07/01/04)

Q:[[《執念の剣》]]を[[《マジック・ジャマー》]]で[[カウンター]]しました。~
  この場合、[[《執念の剣》]]に[[チェーン]]する形で[[特殊召喚]][[効果]]を[[発動]]するのですか?~
A:はい、そうです。(09/01/03)

Q:[[相手]]の場に、[[《血の代償》]]が[[裏側表示]]で存在しています。~
  [[相手]]がこの[[《血の代償》]]を[[発動]]し、それにさらに[[《血の代償》]]を2回[[チェーン]]させました。~
  このとき、[[《虚無を呼ぶ呪文》]]を[[発動]]した場合《冥王竜ヴァンダルギオン》を[[特殊召喚]]できますか。~
A:可能です。(08/06/15)
//Q:[[相手]]の場に、[[《血の代償》]]が[[裏側表示]]で存在しています。~
//  [[相手]]がこの[[《血の代償》]]を[[発動]]し、それにさらに[[《血の代償》]]を2回[[チェーン]]させました。~
//  このとき、[[《虚無を呼ぶ呪文》]]を[[発動]]した場合《冥王竜ヴァンダルギオン》を[[特殊召喚]]できますか。~
//A:可能です。(08/06/15)
//そもそも血の代償が裏側のもの一枚しかない場合、このカードの発動に自身の効果をチェーンすることはできないはず・・・

Q:[[相手]]の[[《つり天井》]]に対し、[[自分]]の[[《ウィングド・ライノ》]]の[[効果]]を[[発動]]しました。~
  [[相手]]はそれに[[《破壊輪》]]を[[発動]]したので、[[《ウィングド・ライノ》]]の[[効果]]をさらに[[チェーン]]しました。~
  この状態で[[《虚無を呼ぶ呪文》]]を[[発動]]した場合、《冥王竜ヴァンダルギオン》を[[特殊召喚]]できますか?~
  できる場合、「●[[効果モンスター]]」の[[効果]]を使えますか?~
A:[[チェーン]]後に[[特殊召喚]]されます。~
  「●[[効果モンスター]]」の[[効果]]は使うことができません。(11/06/02)~
Q:一つの[[チェーンブロック]]内に[[魔法>魔法カード]]・[[罠>罠カード]]・[[モンスター]][[効果]]の中で2種類以上が存在してそれらが[[《虚無を呼ぶ呪文》]]によって全部無効化された場合、《冥王竜ヴァンダルギオン》を[[特殊召喚]]することはできますか?~
  可能な場合、二つ・三つの中でどの[[効果]]が[[発動]]しますか?~
  いくつかの[[効果]]が[[発動]]したら、どんな順序で[[発動]]しますか?~
A:[[《虚無を呼ぶ呪文》]]の[[効果]]によって複数の[[相手]]の[[カード]]の[[発動]]を[[無効]]にした際に、《冥王竜ヴァンダルギオン》を自身の[[効果]]によって[[特殊召喚]]する事ができます。~
  また、[[特殊召喚]]された《冥王竜ヴァンダルギオン》の『●[[魔法>魔法カード]]:』『●[[罠>罠カード]]:』『●[[効果]][[モンスター]]:』の[[効果]]を、[[無効]]にした[[カード]]の種類に応じてそれぞれ任意の順番で[[チェーン]]を組み[[効果]]が[[発動]]します。(11/06/04)
//A:はい、[[無効]]にした種類に対応した[[効果]]をそれぞれ1回ずつ、[[発動]]した順番で[[チェーン]]を組んで[[発動]]します。


Q:上記において、[[自分]]の[[コントロール]]する[[カード]]も同時に[[無効]]化した場合、
《冥王竜ヴァンダルギオン》はその[[カード]]の種類による[[効果]]を[[発動]]することができますか?~
  例:「チェーン1・[[相手]]の[[《収縮》]]→チェーン2・[[自分]]の[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]] →チェーン3・[[相手]]の[[《天罰》]]→チェーン4・[[自分]]の[[《虚無を呼ぶ呪文》]]」~
A:[[調整中]]。(11/06/04)

//Q:[[相手]]の[[《つり天井》]]に対し、[[自分]]の[[《ウィングド・ライノ》]]の[[効果]]を[[発動]]しました。~
//  [[相手]]はそれに[[《破壊輪》]]を[[発動]]したので、[[《ウィングド・ライノ》]]の[[効果]]をさらに[[チェーン]]しました。~
//  この状態で[[《虚無を呼ぶ呪文》]]を[[発動]]した場合、《冥王竜ヴァンダルギオン》を[[特殊召喚]]できますか?~
//  できる場合、「●[[効果モンスター]]」の[[効果]]を使えますか?~
//A:[[チェーン]]後に[[特殊召喚]]されます。~
//  「●[[効果モンスター]]」の[[効果]]は使うことができません。(11/06/02)~
//A:[[チェーン]]後に[[特殊召喚]]されます。 [[効果]]も使えます。(08/06/15)~
//これって、[[《ウィングド・ライノ》]]は相手のカードの発動じゃないから、「●[[効果モンスター]]」は使えないのでは?

Q:相手ターン中に[[カウンター罠]]によって[[相手]]の[[カード]]の[[効果]]を[[無効]]にしました。~
  この一連の[[チェーン]]処理後に[[自分]]は《冥王竜ヴァンダルギオン》を[[特殊召喚]]しようと思っています。~
  この時、[[自分]]は[[相手]]に[[優先権]]を行使して[[クイックエフェクト]]を[[発動]]するかどうかの確認をとる必要はありますか?~
A:[[調整中]](11/05/03)~