*《&ruby(ゆき){幽鬼};うさぎ/Ghost Ogre & Snow Rabbit》 [#top]
 チューナー・効果モンスター
 星3/光属性/サイキック族/攻   0/守1800
 「幽鬼うさぎ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):フィールドのモンスターの効果が発動した時、
 またはフィールドの既に表側表示で存在している魔法・罠カードの効果が発動した時、
 自分の手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
 フィールドのそのカードを破壊する。
//英語名:http://i.imgur.com/9F7X4t9.jpg

 [[クロスオーバー・ソウルズ]]で登場した[[光属性]]・[[サイキック族]]の[[下級モンスター]]の[[チューナー]]。~
 自身を[[墓地へ送る]]ことで、[[フィールド]]で[[モンスター効果]]が[[発動]]したときか[[表側表示]]の[[魔法・罠カード]]が[[効果の発動]]をしたときに、それを[[破壊]]する[[誘発即時効果]]を持つ。~

 [[フィールド]]・[[手札]]のどちらからでも[[相手]]の[[モンスター効果]]及び[[表側表示]]の[[魔法・罠カード]]に対して干渉することのできる奇襲性の高い[[効果]]を持つ。~
 似た[[効果]]である[[《エフェクト・ヴェーラー》]]とは違い、[[破壊]]こそできるものの[[効果]]自体は[[無効]]にしていないため、[[モンスター効果]]への[[メタ]]性能は若干劣る。~
 また、[[永続効果]]等に対応できない点や[[環境]]で増えている[[破壊]][[耐性]]を持つ[[カード]]を対処できない点もある。~
 代わりに[[上級モンスター]]や[[特殊召喚モンスター]]など[[フィールド]]に出すまでに[[カード]]を消費する[[モンスター]]に対しては、1[[ターン]][[効果]]を[[無効]]にするのみの[[《エフェクト・ヴェーラー》]]よりも直接[[除去]]ができるこちらの方が有効な場合も多い。~
 また、[[《No.101 S・H・Ark Knight》]]・[[《ナチュル・パルキオン》]]の様な[[効果解決時]]に[[フィールド]]に[[表側表示]]で存在しないと[[効果]]処理がされない[[モンスター]]に対してもこちらの方が有効である。~
 [[《エフェクト・ヴェーラー》]]と異なり[[自分]]の[[ターン]]でも[[効果]]を使えるため、[[《緊急テレポート》]]などで[[特殊召喚]]し、[[相手]]の[[効果]]を牽制できる。~
 生き残った場合は[[メインフェイズ]]2で[[シンクロ素材]]や[[エクシーズ素材]]にすることで[[除外]]を回避できる。~

 一方で[[表側表示]]の[[魔法・罠カード]]に対しては、そのほとんどが[[永続魔法]]・[[フィールド魔法]]・[[永続罠]]・[[ペンデュラムゾーン]]の[[カード]]であるため、[[破壊]]することで[[効果]]自体も防げる場合が多い。~
 [[ペンデュラムゾーン]]への[[発動]]に[[チェーン]]して[[《緊急テレポート》]]でこの[[カード]]を[[特殊召喚]]すれば、[[発動]]する[[ペンデュラム効果]]を封じることもできる。~
 しかし、[[《リビングデッドの呼び声》]]等の[[発動]]時に[[表側表示]]になる[[カード]]には無力である。~
 また、[[《永遠の魂》]]のような何度も[[効果]]を[[発動]]する[[カード]]に対しても[[発動]]時の1度は[[効果]]を通してしまうので、それらの[[メタ]]としては不十分である。~

 [[種族]]や[[属性]]等に恵まれ、[[《緊急テレポート》]]や[[《クレーンクレーン》]]、各種[[リクルーター]]に対応し、[[除外]]されても[[《救援光》]]や[[《サイコパス》]]で再利用できるなど、[[特殊召喚]]や[[サルベージ]]手段が豊富にある。~
 特に[[種族]]サポートが活かせる[[【サイキック族】]]や[[【ガスタ】]]、[[レベル]]3を中心とする[[【魔人】]]などでは相性がよい。~
 また、[[モンスター効果]]を[[使用]]しない[[デッキ]]は限られ、それなりに高い[[守備力]]故にある程度の[[壁]]役までこなせるなど、[[腐る]]ことは稀であり[[汎用性]]が非常に高い[[カード]]と言える。~

-[[効果の発動]]に[[コスト]]を要求する[[永続罠]]で[[カウンター罠]]を警戒する場合、[[カウンター罠]]は[[効果の発動]]に対応できないため、[[カードの発動]]と[[効果の発動]]を分けることでリスクを抑えられた。~
だが、この[[カード]]の登場により、分けて[[発動]]する場合にもリスクが生じるようになった。~

--この[[カード]]は逆に、例えば[[《機殻の再星》]]の「[[カードの発動]]」時の[[チェーンブロック]]で[[無効]]化を使われた場合、「既に[[表側表示]]で存在している」という条件が満たせないため対応ができない。~

-[[モンスター効果]]に対して使う場合は[[効果解決時]]に[[フィールド]]に存在しない場合にその[[効果]]が[[適用]]がされるか否かが時に重要になってくる。~
第9期以降に登場した[[カード]]や再録された[[カード]]は[[テキスト]]で判別できるが、古い[[カード]]では[[テキスト]]で見分けられないため使用の際には注意しておきたい。~

-[[自分]]の[[カード]]に対しても[[発動]]と[[破壊]]はできる。~
これを利用して、[[破壊された]]場合に[[発動]]する[[効果]]を持つものと[[コンボ]]を組むことができる。~
また、[[《スキルドレイン》]]の影響下で[[モンスター効果の発動]]に[[チェーン]]してその[[モンスター]]を[[破壊]]することで[[無効]]化を避けることもできる。~
もっとも、これは[[相手]]にも言えることであり、上記で挙げた事を利用し、[[《スキルドレイン》]]等をすり抜けてくる可能性がある点は留意しておきたい。~

-公式ホームページで役割が似ている[[《エフェクト・ヴェーラー》]]と比較されどちらを採用するかのワンプッシュ投票が行われたが、こちらは得票率45%で敗れている。~

-上記のような高い[[汎用性]]を持つため[[メインデッキ]]・[[サイドデッキ]]に採用されやすく、役割が似た[[《エフェクト・ヴェーラー》]]とは併用されることも多い。~
ただし、[[《エフェクト・ヴェーラー》]]と同様に[[《マクロコスモス》]]等が存在すると[[発動]]できない点には注意が必要である。~
[[《マクロコスモス》]]で[[《原始太陽ヘリオス》]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]に[[チェーン]]すれば[[破壊]]はできそうではあるが、実際にはできない。~
そもそも、[[カードの発動]]時に[[《原始太陽ヘリオス》]]を[[特殊召喚]]するかどうかを選択するのであって、[[効果の発動]]をして[[特殊召喚]]するわけではないためである。~

-[[禁止カード]]の[[《メンタルマスター》]]を含めなければ、唯一[[通常召喚]]出来る[[光属性]]・[[サイキック族]]の[[チューナー]]である。~
他には[[特殊召喚モンスター]][[チューナー]]である[[PSYフレームギア>PSYフレーム]]が[[レベル]]2の3体と[[レベル]]1の2体、計5種存在している。~

-「幽鬼(ゆうき)」とは、幽霊やお化けのことであるが、普通は『ゆき』とは読まない。~
雪で兎を象った「雪兎(ゆきうさぎ)」と掛けているのだろう。~
[[英語名]]から、単純に鬼とも掛けているようだ。~

-中性的な容姿をしているが、[[英語名]]の「[[Ogre>《黒い影の鬼王》]]」は男性を指し、女性は「Ogress」となる。~
しかし、過去に[[《コールド・エンチャンター》]]や[[《ファイヤーソーサラー》]]、[[《シルフィード》]]等の例もあるため、名称から性別を判断する事は難しい。~
また、[[イラスト]]を見る限りではどちらが「Ghost Ogre」でどちらが「Snow Rabbit」かも断定し辛いため、一概には判断できない。~

--この[[カード]]などの影響で[[イラスト]]や性別への質問が相次いだのか、そういった質問に関して共通の回答が用意される事となった([[《浮幽さくら》]]参照)~

-原作・アニメにおいて―~
アニメARC-V第60話において、徳松が囚人たちから巻き上げた[[カード]]の中に[[シークレットレア>Secret]]仕様のこの[[カード]]が確認できる。~
また、第67話で徳松が遊矢の部屋に訪れるため、ドアボーイに渡した[[カード]]として再登場している。~
//--あちらでも価値が認知されているのか[[ステータス]]至上主義の世界であるにも関わらず、上記のように賄賂などに使われている。~

**関連カード [#card]
-[[《エフェクト・ヴェーラー》]]

-[[《くず鉄の像》]]

-[[《灰流うらら》]]
-[[《浮幽さくら》]]

//―《幽鬼うさぎ》の姿が見られる[[カード]]

―容姿名称等でウサギをモチーフとする[[モンスター]]は[[《因幡之白兎》]]のページを参照。

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]

**収録パック等 [#pack]
-[[クロスオーバー・ソウルズ]] CROS-JP033 &size(10){[[Super]],[[Secret]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[ダメージステップ]]時に[[発動]]できますか?~
A:いいえ、できません。(15/02/13)
//公式DBにて不可

Q:[[対象をとる(指定する)効果]]ですか?~
A:[[対象]]を取らない[[効果]]です。(15/02/13)

Q:[[相手]]または[[自分]]の[[モンスター効果]]、既に[[発動]]している[[魔法・罠カード]]の[[効果]]の[[発動]]を[[チェーン]]1・[[チェーン]]2とします。~
  [[チェーン]]3で《幽鬼うさぎ》の[[効果]]を[[発動]]した場合、[[チェーン]]1・2で[[効果]]を[[発動]]した[[モンスター]]・[[魔法・罠カード]]の両方を[[破壊]]できますか?~
A:いいえ、直前の[[チェーン]]の[[カード]]のみ[[破壊]]できます。(15/04/01)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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