*《&ruby(ようがんまじん){溶岩魔神};ラヴァ・ゴーレム/Lava Golem》 [#top]
 特殊召喚・効果モンスター
 星8/炎属性/悪魔族/攻3000/守2500
 このカードは通常召喚できない。
 相手フィールドのモンスター2体をリリースした場合に
 相手フィールドに特殊召喚できる。
 このカードを特殊召喚するターン、自分は通常召喚できない。
 (1):自分スタンバイフェイズに発動する。
 自分は1000ダメージを受ける。
//https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/593952779065921536

 [[新たなる支配者]]で登場した[[炎属性]]・[[悪魔族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[相手]][[モンスター]]を[[リリースして>リリースする]][[特殊召喚]]する[[召喚ルール効果]]と、[[スタンバイフェイズ]]毎に[[コントロール]]する[[プレイヤー]]に[[ダメージ]]を与える[[誘発効果]]を持つ。~
 「[[相手]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を強制的に[[リリース]]して[[特殊召喚]]できる」という[[特殊召喚]]方法を持った[[モンスター]]の開祖である。~

 毎[[ターン]][[相手]]に[[ダメージ]]を与える事ができるが、[[攻撃力]]3000の[[モンスター]]を与えてしまう大きなリスクも伴う。~
 そのため、[[《魔法の筒》]]や[[《ディメンション・ウォール》]]で[[攻撃]]を跳ね返したり、[[《拷問車輪》]]や[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]で[[攻撃]]自体を封じたりといった[[【ロックバーン】]]的な戦術との併用は必須となる。~

 他にも[[コントロール奪取]]と合わせてこちらの戦力に変えるという手もあり、[[《洗脳解除》]]や[[《所有者の刻印》]]で奪い取ったり、[[《サクリファイス》]]や[[《D−HERO Bloo−D》]]の[[装備カード]]として[[吸収]]すれば、がら空きになった[[相手]]に[[直接攻撃]]を通せる。~
 これに特化した[[デッキ]]が[[【ゴーレム】]]である。~

 だが、この[[モンスター]]の真価は[[火力]]や高い[[攻撃力]]よりも、[[特殊召喚]]による[[相手]][[モンスター]]の[[除去]]能力にある。~
 [[相手]][[モンスター]]を[[リリース]]するのは[[特殊召喚]]のための[[コスト]]として扱われるので、[[モンスター効果]]を受けない[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]であろうと容赦なく[[リリース]]できる。~
 また、[[チェーンブロック]]を作らない[[召喚ルール効果]]なので、[[《SNo.0 ホープ・ゼアル》]]等で[[モンスター効果]]の[[発動]]が禁止されていても問題なく[[リリース]]できる。~
// また、[[チェーンブロック]]を作らない[[召喚ルール効果]]なので、[[《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》]]等で[[モンスター効果]]の[[発動]]が禁止されていても問題なく[[リリース]]できる。~
 さらに、[[コスト]]という特性上、[[《神の警告》]]等で[[特殊召喚]]を[[無効]]にされても[[リリース]]した[[モンスター]]は戻らないため、妨害手段が非常に限られる。~
 「どんな厄介な[[効果]]の[[モンスター]]も単なる[[攻撃力]]が高い[[モンスター]]に変えてしまう」というこの[[カード]]の[[除去]]能力は、数ある[[除去]][[カード]]の中でも間違いなく最強クラスと言えるだろう。~
 《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》は[[相手]][[フィールド]]へ[[特殊召喚]]されるのだが、結果的には[[1:1交換]]が成立する点も優秀である。~
 [[除去]]として使うのであれば、[[《強制脱出装置》]]や[[《月華竜 ブラック・ローズ》]]で[[バウンス]]するのも有効で、繰り返し利用すれば[[アドバンテージ]]面で優位に立てるだろう。~

-この[[カード]]への実質的な対処法は、[[《禁止令》]]でこの[[カード]]を[[宣言]]する、[[《生贄封じの仮面》]]、[[《霧の王》]]などで[[リリース]]を封じる、[[《虚無魔人》]]等の[[効果]]で[[特殊召喚]]を防ぐ、[[特殊召喚]]される前に[[ハンデス]]する、などが挙げられる。~
つまるところ[[プレイ]]そのものを[[無効]]化しておかなければ確実に[[除去]]されてしまう。~

-[[レベル]]が高いので長らく[[シンクロ素材]]としては処理されにくかったが、[[《星態龍》]]や[[《神樹の守護獣−牙王》]]などの登場で対処手段が増えてしまった。~
また、[[ランク]]8の[[エクシーズモンスター]]を使う[[デッキ]]では、[[エクシーズ素材]]として利用されるリスクもある。~
もっとも、高[[レベル]]の[[シンクロ召喚]]や[[ランク]]8を採用できる[[デッキ]]は自ずと限られており、引導[[火力]]にできる場合を除いて使用を控えれば済む話ではある。~

//-[[《ヘル・テンペスト》]]の[[発動条件]]を能動的に満たすために大きな役割を果たす。~

-[[【コスモロック】]]打破の隠れた切り札でもある。~
[[相手]]の[[フィールド]]に[[攻撃表示]]で[[特殊召喚]]できれば、[[おジャマトークン]]で[[自爆特攻]]することで、かなり痛いながらも[[フィールド]]を空けることができる。~
もっとも[[《生贄封じの仮面》]]を置かれると、[[プレイ]]自体が封じられてしまうのだが。~

-[[《痛み分け》]]・[[《ヴォルカニック・クイーン》]]・[[《アポクリフォート・キラー》]]と共に[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]を直接[[除去]]できる数少ない[[カード]]である。~

-[[特殊召喚]]した[[ターン]]は一切の[[通常召喚]]ができなくなるので、[[《血の代償》]]や[[《二重召喚》]]などは無意味である。~
また、[[通常召喚]]を行った後にこの[[カード]]を[[特殊召喚]]することはできない([[誓約効果]]も参照)。~
なお[[蘇生制限]]をクリアすれば[[蘇生]]や[[帰還]]は可能だが、その場合も[[ターン]]中は[[通常召喚]]できなくなる。~

-この[[カード]]で[[除去]]できない[[モンスター]]は[[リリース>リリース#b0cd01cc]]を参照。~

-「ラヴァ(lava)」とは、その名の通り「溶岩」の意味である。~
「ゴーレム(golem)」に関しては[[《破壊のゴーレム》]]参照。

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」の「城之内vs闇マリク」戦において闇マリクが使用。~
城之内の[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]と[[《ベビードラゴン》]]を[[生け贄]]に[[特殊召喚]]し、状況を立て直した。~
その後、城之内は[[直接攻撃]]を行うも闇マリクの[[《モンスターレリーフ》]]を[[発動]]され失敗に終わり、続けて自身の[[効果ダメージ]]が[[発動]]した。~
最終的に、[[《ギルフォード・ザ・ライトニング》]]を[[生け贄召喚]]するための[[生け贄]]に使用された。~
本来の[[攻撃]]名は「ゴーレム・ボルケーノ」だが、[[城之内>《城之内》]]により「城之内ファイヤー」と勝手に改名された。~
(なお、城之内は「遊戯王R」でも[[同様の改名をしている>《デモニック・モーター・Ω》]])。~

--原作では[[プレイヤー]]が檻に閉じ込められ、毎[[ターン]]垂れ落ちる溶岩の灼熱で[[ダメージ]]を受けるという設定だった。~
また、[[ダメージ]][[効果]]は[[バトルフェイズ]]終了時に[[発動]]し、[[ダメージ]]数値は700だった。~

--原作出身で[[OCG]]化された[[カード]]は[[召喚]]時の姿が[[イラスト]]に使われるのが通例だが、この[[カード]]は珍しく原作に登場した[[カード]]の方を元にしている。

--アニメGXの「十代vs[[ユベル>《ユベル》]]」戦において登場。~
[[ユベル>《ユベル》]]が[[《チェーン・マテリアル》]]との[[コンボ]]で[[《超融合》]]により[[融合召喚]]しようとした12の次元を統一する超融合神の[[融合素材]]として選んだ[[レベル]]8の[[モンスター]]がこの[[カード]]だった。

--アニメ5D's公式サイトのデュエルワンポイントレッスンでは、[[DUEL TERMINAL −混沌の覇者!!−]]での再録に先駆け「この[[カード]]は[[通常召喚]]できない。」「[[リリース]]」等、第6期準拠の[[テキスト]]で紹介されている。

-Vジャンプによるレジェンド[[モンスター]]総選挙の投票結果では全20体中、12位だった。~

-コナミのゲーム作品において―~
DM8では「[[自分]]の[[手札]]にこの[[カード]]が存在し、[[相手]]の場に[[モンスター]]が2体以上いる時、その内2体を[[生け贄]]に捧げこの[[カード]]を強制[[召喚]]する」~
「この[[カード]]の[[コントローラー]]は[[自分]]の[[ターン]]開始時に700ポイントの[[ダメージ]]を受ける」という2つの[[永続効果]]を持つ。~
前者の[[効果]]は条件が満たされれば、[[自分]]の[[ターン]]で強制的に[[発動]]してしまうので使い辛い。~
[[生け贄]]の[[対象]]は[[相手]]側から見て左側の[[モンスター]]が優先されるが、[[三幻神]]はこの[[効果]]による[[生け贄]]の[[対象]]にはならず、[[相手]]の場の[[モンスター]]の数にも含めない。~

--[[WORLD CHAMPIONSHIP 2008>ゲーム付属カード#WCS2008]]ではマリクが切り札に設定しているが、このゲームでは[[自分]]の[[フィールド]]に[[対象]][[モンスター]]が存在する時にしか切り札特有の演出が出ないため、[[相手]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]するこの[[カード]]では演出を見る事ができない。~
[[コントロール]]を奪う等して彼らの[[フィールド]]にこの[[カード]]がある場合は、「貴様に地獄の苦痛を味わわせてやる!」という台詞や派手な演出と共に[[ダメージ]]を受けて叫び声を上げるという、なんとも間抜けな仕様になってしまっている。~
[[DUEL TERMINAL]]ではその点が修正されており、[[相手]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]、および[[相手]][[フィールド]]で[[効果]]が[[発動]]した際に闇マリクがセリフを発するようになった。~

**関連カード [#card]
-[[《トーチ・ゴーレム》]]

-[[相手モンスターをリリースして特殊召喚するモンスター>リリース#j6e475d9]]

//―[[相手]][[モンスター]]を[[リリース]]して[[特殊召喚]]する[[モンスター]]~
//-[[《エーリアン・スカル》]]
//-[[《サタンクロース》]]
//-[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]
//-[[《ヴォルカニック・クイーン》]]
//-[[《マザー・スパイダー》]](自分フィールド)
//-[[Kaiju]]

―《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》の姿が見られる[[カード]]
-[[《遺言の札》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【ロックバーン】]]
-[[【ゴーレム】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[新たなる支配者]] 301-051 &size(10){[[Secret]],[[Ultimate]]};
-[[STRUCTURE DECK−マリク編−]] SDM-014 &size(10){[[Ultra]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP051 &size(10){[[Ultra]]};
-[[DUEL TERMINAL −混沌の覇者!!−]] DT05-JP006 &size(10){[[Super]]};
-[[GOLD SERIES 2012]] GS04-JP003 &size(10){([[Gold]])};
-[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP063 &size(10){[[Gold]]};
-[[デュエリストパック−決闘都市編−]] DP16-JP033 &size(10){[[Super]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[相手]]の[[モンスターカードゾーン]]のどの[[位置>カードの位置]]に[[特殊召喚]]するか選択するのは、どちらの[[プレイヤー]]ですか?~
A:この[[カード]]の元々の[[持ち主]]になります。(09/12/17)

Q:[[相手]][[フィールド]]上の[[《ネフティスの鳳凰神》]]を[[リリース]]した場合、[[自己再生]][[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、「[[リリース]]」なので[[蘇生]][[効果]]は[[発動]]しません。

Q:[[相手]][[フィールド]]上の[[《虚無魔人》]]を[[リリース]]し、[[特殊召喚]]することはできますか?~
A:いいえ。[[《虚無魔人》]]が存在するときは[[特殊召喚]]行為ができなくなるので[[《虚無魔人》]]を[[リリース]]したい場合でも[[特殊召喚]]はできません。(08/06/06)

Q:[[《冥界の宝札》]][[適用]]中に[[特殊召喚]]した場合、[[ドロー]]することはできますか?~
A:いいえ、できません。この[[カード]]を[[相手]][[フィールド]]に[[召喚]]するのは[[アドバンス召喚]]ではなく[[特殊召喚]]だからです。~

Q:[[《奈落の落とし穴》]]は[[発動]]できますか?できる場合は、どちらの[[プレイヤー]]の[[特殊召喚]]に[[発動]]できますか?~
A:[[相手]]が[[特殊召喚]]した場合に[[発動]]できます。~
  [[自分]]の[[フィールド]]に[[特殊召喚]]された場合でも、「[[相手]]が[[特殊召喚]]した」扱いであるため[[発動]]できます。

Q:[[《昇天の黒角笛》]]は[[発動]]できますか?できる場合は、どちらの[[プレイヤー]]の[[特殊召喚]]に[[発動]]できますか?~
A:[[相手]]が自分[[フィールド]]上に[[特殊召喚]]する際に、自分は[[発動]]できます。(09/01/03)

Q:《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》を[[特殊召喚]]した際、[[相手]]は[[《昇天の角笛》]]を発動させようとしました。~
  この時の[[発動]][[コスト]]として、今[[特殊召喚]]された《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》を選択することはできますか?~
A:できません。[[発動]]する場合には他の[[モンスター]]を選択する必要があります。(08/11/12)

Q:[[《超魔神イド》]]が[[自分]][[フィールド]]上に存在している場合、[[特殊召喚]]することはできますか?~
A:[[特殊召喚]]自体が行えないため、[[特殊召喚]]することはできません。(08/11/12)

Q:[[自分]][[フィールド]]上のこの[[カード]]の[[ダメージ]]を受ける[[効果]]に[[チェーン]]して[[相手]]がこの[[カード]]の[[コントロール]]を奪いました。~
  [[ダメージ]]を受けるのはどちらの[[プレイヤー]]ですか?~
A:その場合、この[[カードの効果]]を[[発動]]した[[自分]]が[[ダメージ]]を受けます。(12/03/15)

Q:[[ダメージ]]を受ける[[効果の発動]]が[[《光と闇の竜》]]によって[[無効]]にされた場合、その後再び[[発動]]しますか?~
A:[[相手]]に[[ダメージ]]を与える[[効果]]は[[スタンバイフェイズ]]毎に1度だけ[[発動]]する[[効果]]であるため、[[《光と闇の竜》]]に[[無効]]にされた場合、その[[スタンバイフェイズ]]中には再び[[発動]]しません。(12/10/26)

Q:[[《スキルドレイン》]]が存在する場合、[[ダメージ]]を受ける[[効果]]はどうなりますか?~
A:[[ダメージ]]は[[コスト]]ではないので無効化されます。(11/06/13)

Q:正規の手順で[[特殊召喚]]した[[墓地]]のこの[[カード]]を[[対象]]に[[《リビングデッドの呼び声》]]を[[発動]]しました。~
  [[《サイクロン》]]を[[チェーン]]されて[[不発]]になったり、[[《リビングデッドの呼び声》]]の[[発動]]や[[効果]]が[[無効]]となった場合、[[通常召喚]]を行えますか?~
A:その場合、[[自分]]はこの[[ターン]]中[[通常召喚]]する事ができます。(14/02/28)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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