*《&ruby(たびびと){旅人};の&ruby(しれん){試練};/Ordeal of a Traveler》 [#wa146ae0]
 永続罠
 相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
 自分の手札から相手はランダムにカードを1枚選択し、
 そのカードの種類(モンスター・魔法・罠)を当てる。
 ハズレの場合、その攻撃モンスターを持ち主の手札に戻す。

 [[Pharaonic Guardian −王家の守護者−]]で登場した[[永続罠]]。~
 [[手札]]の[[カードの種類]]を[[相手]]に問い、ハズレの場合[[相手]]の[[攻撃モンスター]]を[[バウンス]]する[[効果]]を持つ。~

 不確定要素が絡み確実性には欠けるが、維持[[コスト]]の無い永続的な防御[[カード]]である。~
 防御に失敗したり、この[[カード]]が[[破壊]]されてもこちらが[[デメリット]]を負う事も無い。~
 さらに、[[破壊]]ではなく[[バウンス]]であるため[[《スターダスト・ドラゴン》]]等に防がれる事も無い。~
 [[エクストラデッキ]]からの[[モンスター]]に対しては完全な[[除去]]となる。~

 [[バウンス]]に成功するかは[[ランダム]]だが、[[《カードトレーダー》]]・[[《リロード》]]・[[《ゴブリンのやりくり上手》]]・[[《白兵戦型お手伝いロボ》]]等で[[手札]]を入れ替えると成功率は上がる。~
 大量[[ドロー]]大量消費が基本な[[【フルバーン】]]や[[【ウォールバーン】]]においては、[[手札]]の入れ替えが激しく[[カード]]の種類を悟られにくいため利用価値が高い。~
 大量[[ドロー]]大量消費が基本な[[【フルバーン】]]や[[【ウォールバーン】]]においては、[[手札]]の入れ替えが激しく[[カードの種類]]を悟られにくいため利用価値は高め。~
 また、[[《E・HERO フォレストマン》]]と[[《カードトレーダー》]]のように毎[[ターン]][[手札]]を増やせる[[コンボ]]なら防御性能も上がる。

 [[《モンスターBOX》]]と同時に[[発動]]すれば、さらに防御力が増す。~
 [[《縮退回路》]]を[[発動]]させていれば、[[攻撃モンスター]]を繰り返し[[除外]]できる。~
 以上の点から、「時間稼ぎ系」の[[カード]]の中ではそれなりに優秀な部類であると言える。~

 しかし、[[相手]]に[[手札]]を[[公開]]した時に[[情報アドバンテージ]]を失っている事は、[[デメリット]]として意識しなければならない。~
 連続して[[発動]]すれば、作戦が筒抜けになるに十分な[[情報アドバンテージ]]の損失が起きる。~
 連続して[[発動]]すれば、作戦が筒抜けになるに十分な[[情報アドバンテージ]]の損失が発生し、2、3[[ターン]]も経てば[[デッキ]]の型も明らかになる。~
 遅延目的なこの[[カード]]のために[[デッキ]]タイプを隠すプレイをするくらいならば、最初から[[デッキ]]コンセプト通り動いた方が良い。~

 また、[[バウンス]]成功の[[確率]]は2/3のように思えるが、実際はそれよりも低い。~
 [[デュエル]]開始から数[[ターン]]行動すれば、普通[[デッキ]]の型は明らかになる。~
 (遅延目的なこの[[カード]]のためにデッキタイプを隠すプレイをするくらいならば、最初から[[デッキ]]コンセプト通り動いた方が早い。)~
 常に大量の[[手札]]が確保できるなら兎も角、そのような状況下において[[手札]]内でごまかしを効かせるのは予想外に難しい。~
 1枚でも[[特殊召喚]]の[[条件>発動条件]]が満たせない[[モンスター]]、[[発動条件]]が満たせない[[魔法カード]]などが露見すると狙い撃ちの如く[[宣言]]される。~
 [[魔法・罠カード]]ならば[[セット]]、[[モンスター]]でも[[手札コスト]]等で[[捨てる]]事は可能だが、[[手札]]枚数が減ればより[[ランダム]]性は低くなる。~

// 加えて、[[《大嵐》]][[禁止化>禁止カード]]により成功[[確率]]は更に落ちた。~
// [[罠カード]]は引けば[[セット]]が普通になり、[[手札]]温存の意義が薄くなったことで[[罠カード]]は[[宣言]]されづらくなった。~
// [[セット]]しなければ多くの[[手札]]を以って[[ランダム]]性を上げられるのだが、実際こちらとてその[[罠カード]]で対策を取った方が有効であることが多い。~
// 勿論裏をかくこともできるが、今度はこれ1枚に依存したために[[《サイクロン》]]1枚で突破されたのでは笑えず、どうしても安定性は下がってしまう。~

 安定した防御性能を求めるのならば[[《くず鉄のかかし》]]が存在し、こちらは[[手札]]0でも機能する上、[[攻撃]]を止めるだけなら確実にこなす。~
 いずれにしろ、この手の[[カード]]はあくまでも時間稼ぎにしかならず、勝利に直接結びつかない。~
 [[キーカード]]を[[手札]]に集め一撃必殺を行うような[[デッキ]]で活かすべきだろう。

-不正防止のため、当たったにしろ外れたにしろ必ず[[カード]]は[[相手]]に[[確認]]させなければならない。~

-この[[カードを発動>カードの発動]]できるのは[[テキスト]]通り[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃宣言]]時。~
[[表側表示]]となった後の[[効果の発動]]は、以降の[[相手]]の[[攻撃宣言]]時に[[任意発動]]できる。~
故に[[《モンスターBOX》]]とともに[[表側表示]]で[[発動]]している状態ならば[[強制効果]]の[[《モンスターBOX》]]後に[[チェーン]]して[[効果の発動]]を行うことになる。~
なお、[[対象]]は取らない[[効果]]である。
故に[[《モンスターBOX》]]とともに[[表側表示]]で[[発動]]している状態ならば、[[強制効果]]の[[《モンスターBOX》]]後に[[チェーン]]して[[効果の発動]]を行うことになる。~
なお、[[対象は取らない効果>対象をとる(指定する)効果]]である。

-[[永続罠]]だが[[攻撃宣言]]反応型[[罠カード]]であるため、[[バウンス]]に失敗したからと言って再度その[[モンスター]]に[[《次元幽閉》]]等を[[発動]]することはできない。

-この[[カード]]を[[発動]]していると何度も[[手札]]を[[シャッフル]]したりと、物理的に処理の面倒な[[カード]]。~

-[[イラスト]]で旅人に試練を与えているのは[[《守護者スフィンクス》]]。~
おそらく、かの有名な謎掛けをしているのだろう。~

-原作・アニメにおいて―~
「KCグランプリ編」において、「城之内vsマスク・ザ・ロック」戦でロックが使用。~
城之内の[[攻撃]]を妨害するも、[[発動]]時の[[手札]]が1枚しか無かった事もあり、2回目はあっさり突破されてしまう。

-コナミのゲーム作品において―~
一種の[[ギャンブル]][[カード]]なためか、タッグフォースシリーズではギャンブラーのボーイが[[キーカード]]として[[デッキ]]に投入している。~

**関連カード [#h70617d8]
-[[《N・グラン・モール》]]

-[[《不吉な占い》]]

-[[《反撃準備》]]

―[[イラスト]]関連

-[[《守護者スフィンクス》]]

**収録パック等 [#r62af1f7]
-[[Pharaonic Guardian −王家の守護者−]] PH-41 &size(10){[[Rare]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.5]] DL5-126 &size(10){[[Rare]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP239
-[[ストラクチャーデッキ−守護神の砦−]] SD7-JP030
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP194

**FAQ [#o8e9f699]
Q:[[自分]]の[[手札]]が0枚の時にこのカードの[[効果]]を[[発動]]できますか?~
Q:[[自分]]の[[手札]]が0枚の時にこの[[カードの効果]]を[[発動]]できますか?~
//A:いいえ、[[発動]]できません。(11/08/18)
A:[[発動]]はできますが、[[相手]]に見せるカードが無いため[[不発]]になります。(08/08/06)
A:[[発動]]はできますが、[[相手]]に見せる[[カード]]が無いため[[不発]]になります。(08/08/06)

Q:[[チェーンブロック]]を作ったこの[[カードの効果]]に対し、さらにこの[[カードの効果]]を[[チェーン]]させ、延々と[[チェーン]]を積み重ね続けることはできますか?~
A:いいえ、できません。(09/01/29)