【正規融合】を主戦術としたタイプの【Ｅ・ＨＥＲＯ】とは異なる、下級モンスターによるビートダウンを前提としたデッキ。
《Ｅ・ＨＥＲＯ アナザー・ネオス》を筆頭に、優秀なサポートカードを持つＥ・ＨＥＲＯを駆使してデュエルを進めていく。
豊富なサーチ・サルベージ・除去カードにより弱点が非常に少なく、様々な相手に対応できる柔軟性を持っている。
最上級モンスターである《Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス》を軸とするタイプは【ネオスビート】を参照。
《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン/Elemental Hero Stratos》 効果モンスター（制限カード） 星４/風属性/戦士族/攻1800/守 300 このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、 次の効果から１つを選択して発動する事ができる。 ●自分フィールド上に存在するこのカード以外の 「ＨＥＲＯ」と名のついたモンスターの数まで、 フィールド上に存在する魔法または罠カードを破壊する事ができる。 ●自分のデッキから「ＨＥＲＯ」と名のついた モンスター１体を手札に加える。
《Ｅ・ＨＥＲＯ アナザー・ネオス/Elemental HERO Neos Alius》 デュアルモンスター 星４/光属性/戦士族/攻1900/守1300 このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、 通常モンスターとして扱う。 フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、 このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。 ●このカードはフィールド上に表側表示で存在する限り、 カード名を「Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス」として扱う。
元々サーチやサルベージ用のカードが豊富なのに加え、《強欲で謙虚な壺》の登場で必要なモンスターを容易に手札に加えられるようになった。
そのためキーカード以外のモンスターカードはほとんど入れずとも良く、モンスター数が一桁になる事も多い。
モンスターカードは最小限で済むので、サーチや除去等多彩な魔法・罠カードを採用可能。
主軸のカードに合わせて相性の良いカードを選びたい。【罠ビート】や【メタビート】を参考に選んでも良い。
安定性に無理が出ない範囲で、通常の【Ｅ・ＨＥＲＯ】のように融合召喚のギミックを入れても良い。
サーチカードでモンスターを用意し、《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》や《Ｅ・ＨＥＲＯ アナザー・ネオス》等でビートダウンを行う。
相手の展開や大型モンスターには、各種除去や《ミラクル・フュージョン》・《超融合》等で対抗する。
フリーチェーンのカードが多いので相手の魔法・罠除去は効きにくく、《デュアルスパーク》等除去カード自体の性能が高いので、アドバンテージを失いにくい。
《Ｅ・ＨＥＲＯ アナザー・ネオス》が軸のタイプ。
Ｅ・ＨＥＲＯ系デッキの中でも主流のタイプであり、多くの【Ｅ・ＨＥＲＯビート】がこのデッキを土台としている。
《デュアルスパーク》・《ヒーロー・ブラスト》・《超融合》等、フリーチェーンの除去に長ける。
《Ｅ・ＨＥＲＯ バブルマン》が軸のタイプ。
他のタイプに比べ攻撃的で、《フォトン・スラッシャー》も合わせランク４エクシーズ召喚に特化している。
《機甲忍者ブレード・ハート》や《Ｈ−Ｃ エクスカリバー》等の戦士族エクシーズモンスターをフィニッシャーとする。
《Ｅ・ＨＥＲＯ オーシャン》が軸のタイプ。
《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》を《Ｅ・ＨＥＲＯ オーシャン》の効果で使い回す。
手札にモンスターカードが余りがちなので、《鳳翼の爆風》や《サンダー・ブレイク》等も採用圏内。
手札コストにしたモンスターを《リビングデッドの呼び声》等で蘇生するのも良い。
墓地に依存するデッキで墓地除外は天敵の為、採用率の高い《Ｄ.Ｄ.クロウ》には、《天罰》・《ヒーローズルール２》等の対策を用意したい。
《Ｅ・ＨＥＲＯ オーシャン》を守る為のカードで相手の攻撃を防げる為、《摩天楼 −スカイスクレイパー−》や《Ｅ・ＨＥＲＯ ワイルドマン》等も使いやすい。
《スキルドレイン》が軸のタイプ。
効果を無効にされても問題無い《Ｅ・ＨＥＲＯ アナザー・ネオス》や、《スキルドレイン》と相性が良く、《摩天楼 −スカイスクレイパー−》をサーチ出来る《Ｅ・ＨＥＲＯ キャプテン・ゴールド》は必須級。
《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》は《スキルドレイン》とアンチシナジーだが、《スキルドレイン》発動前なら何の問題も無く、発動中でも腐る事は無い。
ＨＥＲＯ以外では圧倒的な攻撃力の《神獣王バルバロス》、特殊召喚内蔵の《フォトン・スラッシャー》、特殊召喚メタになる《ライオウ》等がオススメ。
《Ｅ・ＨＥＲＯ アナザー・ネオス》軸を【メタビート】方面へ寄せたタイプ。
メタモンスターの《聖なるあかり》・《エフェクト・ヴェーラー》等を採用する。
【光属性】型【メタビート】との混合デッキなので、《Ｅ・ＨＥＲＯ Ｔｈｅ シャイニング》を融合召喚しやすい。
デュアルの名を冠するが、採用されるデュアルサポートカードは《デュアルスパーク》くらいで、必須のデュアルモンスターも《Ｅ・ＨＥＲＯ アナザー・ネオス》のみ。
【デュアル】方面へ寄せたい場合は、攻撃力の高い《クルセイダー・オブ・エンディミオン》や《エヴォルテクター シュバリエ》を追加すると良い。
前者は光属性のサポートカードを共有でき、再度召喚後は攻撃力を一時的に引き上げられ、打点不足を補える。
後者は戦士族のサポートカードを共有でき、炎属性なので《Ｅ・ＨＥＲＯ ノヴァマスター》の枚数を多めに出来る。
《Ｅ・ＨＥＲＯ バブルマン》軸をさらに高速化させ、１ターンキルも狙ったタイプ。
これで4000ダメージ以上を狙えるモンスターが二体並び、１ターンキルが成立する。
打点は落ちやすいが、二体目のエクシーズモンスターの代わりに、《Ｅ・ＨＥＲＯ Ｔｈｅ シャイニング》の融合召喚も考えられる。
以上のような流れに特化する為、モンスターカードは最小限に抑えたい。
《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》と《Ｅ・ＨＥＲＯ バブルマン》以外のＨＥＲＯは、《Ｅ・ＨＥＲＯ Ｔｈｅ シャイニング》の融合素材になる《Ｅ・ＨＥＲＯ アナザー・ネオス》で十分。
《Ｅ・ＨＥＲＯ バブルマン》と相性の良い《ＢＦ−精鋭のゼピュロス》や、同じく特殊召喚出来る《フォトン・スラッシャー》の採用も検討したい。
《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》や《ヒーローアライブ》のおかげで、１ターンキルデッキでありながら手札事故が怖くない。
《Ｅ・ＨＥＲＯ バブルマン》の特殊召喚や、《ヒーローアライブ》の発動条件から、手札が魔法・罠カードのみの方が良いくらい。
反面、手札消費の激しさや、《ヒーローアライブ》のライフコストから攻撃を防がれると厳しい。
一応、モンスターが除去されなければ巻き返しはしやすい。
下級アタッカーが軸の為、《スノーマンイーター》にはアドバンテージを取られやすく、ダメージステップで除去される為、《デュアルスパーク》も発動出来ない。
セットされたモンスターが《スノーマンイーター》である事を読んで、攻撃せず《デュアルスパーク》を使う、《ヒーロー・ブラスト》で後からアドバンテージを取り返す等の工夫をしたい。
除外を兼ね備えた《異次元の女戦士》にも注意。
サーチカードを多用する為、《ライオウ》も厳しい。
《Ｅ・ＨＥＲＯ アナザー・ネオス》や《フォトン・スラッシャー》で相打ちを狙う手もある。
《マインドクラッシュ》にも気をつけたい。
魔法・罠カードが主体の為、それらを封じるカードも苦手。
特に魔法カードを多く積む為、《ナチュル・ビースト》や《魔法族の里》を使われると手札が腐りやすい。
チェーンを許さない《超融合》で除去するか、場に出させないようにしたい。
《Ｅ・ＨＥＲＯ オーシャン》以外にも、《ヒーロー・ブラスト》や《ミラクル・フュージョン》等墓地利用カードを多く含む為、《マクロコスモス》・《王家の眠る谷−ネクロバレー》等も厄介。
これらのカードはこちらのモンスターが尽きる前に除去したい。
《Ｅ・ＨＥＲＯ ガイア》を初めとした、Ｅ・ＨＥＲＯと特定の属性のモンスターを融合素材とする融合モンスターが増え、《未来融合−フューチャー・フュージョン》が墓地肥やしの役目を担うようになる。
デッキ内の各モンスターを《未来融合−フューチャー・フュージョン》で墓地へ送る事で、《死者蘇生》や《戦士の生還》で利用する。
融合モンスターが出る前に、《未来融合−フューチャー・フュージョン》が破壊されても目的は達しており、融合モンスターを融合召喚出来ればより有利になる。
６体目の《Ｅ・ＨＥＲＯ エスクリダオ》が登場した頃には、ほぼ全てのモンスターを手札を経ずに利用する事が可能となり、デッキに数枚しかモンスターカードを採用しない構築も可能になった。
元々《増援》や《Ｅ−エマージェンシーコール》等のサーチカードが豊富な事も、こうした傾向に拍車をかけていた。
2012年9月1日に《Ｅ−エマージェンシーコール》・《ヒーローアライブ》・《強欲で謙虚な壺》が準制限カードとなり、「少数精鋭」型の安定性は低下した。
《未来融合−フューチャー・フュージョン》も禁止カードとなり、【Ｅ・ＨＥＲＯビート】全体で新たな構築が求められるようになってきている。