*【エンジェル・パーミッション】 [#de88b72a]
　[[ENEMY OF JUSTICE]] で登場した、[[カウンター罠]]と相性のいい[[天使族]][[モンスター]]を中心とした[[パーミッション]][[デッキ]]。~
　上記の[[モンスター]]を[[カウンター]][[天使>天使族]]と呼ぶこともあるため、[[カウンター]][[天使>天使族]][[デッキ]]と呼ぶこともある。~
　基本的には[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]を[[フィニッシャー]]として採用し、[[特殊召喚]]のための[[カウンター罠]]を温存しながら効率良く使用していく。~

 《裁きを下す者−ボルテニス/Voltanis the Adjudicator》
 効果モンスター
 星８/光属性/天使族/攻2800/守1400
 自分のカウンター罠が発動に成功した場合、
 自分フィールド上のモンスターを全て生け贄に捧げることで特殊召喚する事ができる。
 この方法で特殊召喚に成功した場合、生け贄に捧げた天使族モンスターの数まで
 相手フィールド上のカードを破壊する事ができる。


**[[デッキ]]構築に際して [#w21261dd]
//　[[《救済のレイヤード》]]を組み込む場合は[[天使族]]を[[除外]]する事が必要になるので、単純に採用する事はできない。~
//　また、[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]も[[生け贄]]を必要とするため、こちらも単純に採用する事はできない。~
//　もちろん併用するかはプレイヤーの自由である。~

***[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]軸、オーソドックス型 [#q828b0b8]
　[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]を採用した、オーソドックスな【エンジェル・パーミッション】。~
　[[《王宮のお触れ》]]の発動後でも[[召喚]]でき、これを[[破壊]]することができる。~

　[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]とは異なり、[[カウンター罠]]で「無効にする」必要がないため、採用できるカードは豊富。~
　[[《神の宣告》]]や[[《天罰》]]、[[《マジック・ジャマー》]]等に加え、[[《キックバック》]]や[[《攻撃の無力化》]]も採用できる。~


　[[生け贄]]は[[カウンター罠]]で守った、[[《人造天使》]]や[[《豊穣のアルテミス》]]、[[《天空聖者メルティウス》]]等。~

　[[《豊穣のアルテミス》]]による[[ドロー]]加速を最優先に考え、フィールドが整ったら[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]を切り込ませる。~
　その後も[[カウンター罠]]の連打で護り抜き、ペースを掌握するのが基本戦術。~

　しかし、[[カウンター罠]]を発動しても、[[生け贄]]がいなければ[[特殊召喚]]できないため、安定感に欠ける。~
　[[《光神機−桜火》]]と共に[[《突然変異》]]素材として使用するにしても、少々実力不足は否めない。([[《突然変異》]]は現在[[禁止>禁止・制限カード]]である。)~


**派生 [#w21261dd]
***[[《天空聖者メルティウス》]]軸、[[【天空の聖域】]]型 [#hbdcc73f]
　[[【天空の聖域】]]と混合することで[[《天空聖者メルティウス》]]の破壊効果を発動し、[[カウンター>カウンター罠]]の[[コスト]]による[[ディスアドバンテージ]]を軽減することができる。~
　[[《豊穣のアルテミス》]]とともに並べて[[《強烈なはたき落とし》]]を発動すれば、[[ドロー]]や[[サーチ]]を[[無効]]化した上に相手のカードを一枚[[破壊]]し、[[回復]]、[[ドロー]]と莫大な[[アドバンテージ]]を叩き出すことが可能。~

　この型の構築をする場合、[[《天空の聖域》]]を[[サーチ]]するために[[《天空の使者 ゼラディアス》]]は必須。~
　[[《ジェルエンデュオ》]]を[[アタッカー]]として使用できるため、[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]の生贄確保が更に容易になるメリットもある。~
　また、[[《コーリング・ノヴァ》]]の効果で[[ドロー]]ソースの一つである[[《天空騎士パーシアス》]]を[[リクルート]]する手もある。~

　難点は、ただでさえ[[必須カード]]の多い[[【パーミッション】]]にさらに[[フィールド魔法]]、サポートカードを多数投入することで[[デッキ]]枚数が膨れ上がってしまうこと。~
　[[《天空の聖域》]]を入れないものよりも構築難度が格段に上がってしまう。

***[[《救済のレイヤード》]]軸、[[除外]]型 [#y65428fd]
　[[《救済のレイヤード》]]を採用した、[[除外]]型[[パーミッション]][[デッキ]]。~
　まず、[[墓地]]に行く筈のカードを[[除外]]する[[天使族]][[モンスター]]、[[《閃光の追放者》]]と[[《光の追放者》]]を起用する。~
　更に、[[除外]]する手段として、発動タイミングを選ばない[[《マクロコスモス》]]を起用しておく。~
　（併せて、[[全体除去]][[効果]]を持つ[[速攻魔法]]である[[《グランドクロス》]]の採用も悪くはない。）~
　[[天使族]]限定の[[帰還]]効果を持つ[[《奇跡の光臨》]]も有効活用したい。~
　[[《死霊の巣》]]や[[《魂を喰らう者 バズー》]]等で任意の数を除外しても良い。~

　[[アタッカー]]としては、[[妥協召喚]]ができる[[天使族]][[モンスター]][[《光神機−桜火》]]を採用したい。~
　再利用できる[[単体除去]]としても運用でき、[[ダイレクトアタック]]時には大きくライフを削ってくれる。~
　防御面を期待できないのが欠点ではあるが、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]対策としても機能する。~

　多くの[[カウンター罠]]を必要とし、肝とするため、可能な限り有効なものを選択したい。~
　
　大流行の[[《サイバー・ドラゴン》]]対策に[[《昇天の黒角笛》]]、[[《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》]][[《魔導戦士 ブレイカー》]]対策に[[《畳返し》]]も検討できる。（もっとも、後者は[[制限改訂]]のおかげでかなり入れる意味が薄れてしまった）。~
　ただし、[[《昇天の黒角笛》]]は[[《冥府の使者ゴーズ》]]のような｢[[チェーン]]に乗る[[特殊召喚]]｣には対応できない。~
　これら｢[[チェーン]]に乗る[[モンスター効果]]の[[特殊召喚]]｣は[[《天罰》]]で対応していきたい。

***[[《天魔神 インヴィシル》]]入り、[[魔法カード]]封殺型 [#s6fb9123]
　[[光属性]]・[[天使族]]を[[生け贄]]に[[召喚]]することで、[[《王宮の勅命》]]の[[効果]]を得る[[《天魔神 インヴィシル》]]を投入したタイプ。~
　[[パーミッション]]と[[コントロール]]の2タイプを併せ持ち、その性質は[[【お触れホルス】]]に近いものがある。~

　[[《黄泉ガエル》]]や[[《冥府の使者ゴーズ》]]などとの兼ね合いから、昨今の[[デッキ]]は[[魔法カード]]を多く投入し、[[フリーチェーン]]でない[[罠カード]]を敬遠する傾向にある。~
　まして[[キーカード]]が[[魔法カード]]である[[デッキ]]にとっては、このタイプは非常に厄介なものとなる。~

　[[人造天使トークン]]を[[生け贄]]にすることで意外と簡単に実現するが、[[《天魔神 インヴィシル》]]は一切の[[特殊召喚]]が出来ない。いざという時は[[《天罰》]]等の[[手札コスト]]にしてしまおう。~
　[[《天魔神 インヴィシル》]]の性質上、[[魔法カード]]はほとんど0の構築になる。場合によっては[[《サイクロン》]]等の[[パワーカード]]も抜くことになるだろう。~
　逆に[[《Ｔｈｅ ｓｐｌｅｎｄｉｄ ＶＥＮＵＳ》]]を入れるという選択肢もあるにはあるが。~

　[[《収縮》]]や[[《突進》]]が入れられないので戦闘補助は[[《鎖付き爆弾》]]などで行い、[[《天魔神 インヴィシル》]]を守る。~
　当然ながら[[《マジック・ジャマー》]]は積み減らす。その分、[[《ならず者傭兵部隊》]]や[[《雷帝ザボルグ》]]対策に[[《天罰》]]を大量投入する。場合によっては[[《畳返し》]]も考える。~
　また、[[《天魔神 インヴィシル》]]は[[地属性]]であり、[[《オネスト》]]等の[[光属性]]サポートは受けられないことにも注意。~

***[[光神>《光神化》]][[暴走>《地獄の暴走召喚》]]型 [#xca6ec46]
　[[《光神化》]]などからの[[《地獄の暴走召喚》]]で[[《光神機−桜火》]]もしくは[[《光神機−轟龍》]]を一気に揃え撲殺する形。~
　[[フィニッシャー]]が「[[&ruby(ライトニングギア){光神機};>光神機]]シリーズ」になっているのが特徴。~
　[[コンボ]]パーツを揃えるまでの時間稼ぎ、兼[[ドロー]]ソースを[[カウンター罠]]と[[《豊穣のアルテミス》]]で補う型と言える。~
　[[コンボ]]パーツに[[デッキ]]スペースを取られるため、[[カウンター罠]]をそれほど多く投入できない。~

　また、[[コンボ]]が成功したとしてもそれだけでは8000を削るには至らないため、[[１ターンキル]]として機能しない。~
　むしろ、[[コンボ]]成功後に[[カウンター罠]]を残しておくことこそが重要となる。~
//カウンター枚数が少なく、コンボに頼るしかないデッキなのに成功時に8000にみたない。正直パーミッションデッキとして成り立つのか疑問。門前光神に移した方がいいのでは。

**この[[デッキ]]の弱点 [#ma263427]
　やはり他の[[パーミッション]]と同様、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]や[[《王宮のお触れ》]]は天敵となる。~
　特に、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]に対抗できる[[《光神機−桜火》]]や、[[《王宮のお触れ》]]を割れる[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]は温存しておきたい。~
　全体的に[[攻撃力]]が低くなりがちなため、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]も倒せる[[《オネスト》]]を数枚刺しておくのもいいだろう。~
　ただしこの場合は[[《閃光の追放者》]]が出ていると[[発動]]できないため、[[デッキ]]によっては相性が悪い。

**代表的なカード [#m15590e4]
-[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]

-[[《豊穣のアルテミス》]]
-[[《天空聖者メルティウス》]]
-[[《人造天使》]]
-[[《救済のレイヤード》]]

**関連リンク [#i56f1a27]
-[[【天空の聖域】]]
-[[【天使族】]]

-[[【ヴァンダルギオン】]]
-[[【宣告者パーミッション】]]
-[[【ドローゴー】]]

-[[デッキ集]]