*【カオスループ】 [#k9a6fc18]
#contents
**前置き [#p2c3d12d]
 この[[デッキ]]は[[《カオスポッド》]]と[[《召喚制限−猛突するモンスター》]]による[[無限ループ]]を利用した[[バーン]][[デッキ]]である。~
 かつて無い動作をする[[1ターンキル]][[デッキ]]のためトラブルやミスジャッジを招きやすい一面がある。~
 大会など友人以外とプレイする時はトラブル回避のために日付入りでこのページをプリントアウトして携帯すると良いだろう。~


 《召喚制限−猛突するモンスター/All-Out Attacks》
 永続罠
 特殊召喚に成功したモンスターは表側攻撃表示になる。
 そのモンスターが攻撃可能なモンスターだった場合、
 そのターンに攻撃しなければならない。

 《カオスポッド/Morphing Jar #2》
 効果モンスター
 星3/地属性/岩石族/攻 800/守 700
 リバース:お互いにフィールド上モンスターカードを
 持ち主のデッキに加えてシャッフルする。
 その後デッキに加えた数と同数のモンスターカードが出るまで
 お互いデッキの一番上からカードをめくり、
 レベル4以下のモンスターを裏側守備表示でフィールド上に特殊召喚する。
 それ以外のカードは全て墓地に捨てる。

 《ポイズンマミー/Poison Mummy》
 効果モンスター
 星4/地属性/アンデット族/攻1000/守1800
 リバース:相手プレイヤーに500ポイントダメージを与える。

**基本的な動かし方 [#v31d53f3]
+[[フィールド]]上に[[《召喚制限−猛突するモンスター》]]と裏側の[[《カオスポッド》]]を含む二体以上の[[モンスター]]を展開する。~
+上記のカードがそろったら、[[《カオスポッド》]]を[[リバース]]し[[《召喚制限−猛突するモンスター》]]を[[発動]]させる。~
すると、[[自分]][[フィールド]]上に[[特殊召喚]]される[[モンスター]]には必ず、[[《カオスポッド》]]が含まれることになる。~
+[[《召喚制限−猛突するモンスター》]]の[[効果]]で再び[[《カオスポッド》]]の[[効果]]が[[発動]]。~
(※同時に、他に[[召喚]]された[[モンスター]]の[[リバース効果]]も[[発動]]される)~
+以下[[無限ループ]]~

 このループの(※)の中に[[バーン]]能力のある[[リバース効果モンスター]]が挟まることで[[相手]]にエンドレスに[[ダメージ]]を与え、勝利する。~
 [[リバース効果]]で[[ダメージ]]を与えられるカードは他にもあるが、相手に依存する[[《デス・コアラ》]]や[[《剣の女王》]]では、場合によってはダメージが与えられない。~
 そのため、確実にダメージが与えられる[[《ポイズンマミー》]]を採用しなければならない。~

**[[デッキ]]構築に際して [#o2eccf79]
 [[デッキ]]に入れる[[モンスター]]は[[《カオスポッド》]]3枚と[[《ポイズンマミー》]]1枚の、合計4枚にしておく。~
 [[魔法・罠カード]]は[[《召喚制限−猛突するモンスター》]]3枚と[[キーカード]]を揃えるのに必要なカードを投入する。~
 [[《封印の黄金櫃》]]はもちろんだが、[[《おろかな埋葬》]]、[[《浅すぎた墓穴》]]にも頼りたい。~
 [[《浅すぎた墓穴》]]を利用するには[[相手]]の[[墓地]]にも[[モンスター]]が居ないといけないが、大抵の[[デッキ]]では[[シンクロ召喚]]や[[墓地]]を利用するので、こちらが何もしなくてもモンスターが居ることも多い。~
 [[モンスター]]が居なければ、[[《カオスポッド》]]の[[効果]]で落とすか、[[《手札抹殺》]]や[[除去]]カードなどを使おう。~

 他には[[ロック]]カードを入れておくと、[[キーカード]]が揃うまでの時間稼ぎが出来るだろう。~
 もちろん[[罠>罠カード]]封じの代名詞である[[《王宮のお触れ》]]や[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]対策として、[[カウンター罠]]も採用したい。~
 他、[[デッキ]]のカスタマイズは[[【ドローゴー】]]を参考にされたい。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#n91ffc8c]
 [[相手]]の[[デッキ]]に[[《深淵の暗殺者》]]などの[[モンスター]][[破壊]]系や、[[《ペンギン・ソルジャー》]]などの[[バウンス]]系[[モンスター]]などが入っているとループが中断される恐れがある。~
 [[チェーン]]の組み方の関係上、[[《カオスポッド》]]より先に[[効果]]が処理される為である。~
 特に、[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]は遭遇率が高い。~
 これらのカードには[[《天罰》]]、[[《我が身を盾に》]]などを使うことで対応可能。~
 また、[[キーカード]]が[[除外]]されると辛く、特に[[《抹殺の使徒》]]で[[《カオスポッド》]]を根絶やしにされると厳しい。~
 [[《異次元からの帰還》]]や[[《異次元からの埋葬》]]で対応しても良いが、[[《砂漠の光》]]で[[除外]]を阻止するほうが汎用性が高い。~
 [[デッキ]]の性質上[[モンスター]]が少数になってくるのも弱点である。~
 安定した[[壁]]や[[アタッカー]]は[[罠モンスター]]や[[《死者蘇生》]]等で補いたい。~

**[[デッキ]]の派生 [#y64526ce]
***[[《聖なる魔術師》]]型 [#mac87c67]

 《聖なる魔術師/Magician of Faith》
 効果モンスター(禁止カード)
 星1/光属性/魔法使い族/攻 300/守 400
 リバース:自分の墓地から魔法カードを1枚選択する。
 選択したカードを自分の手札に加える。

 [[《ポイズンマミー》]]の代わりに[[《聖なる魔術師》]]と[[《ご隠居の猛毒薬》]]を入れることでも勝利できる。~
 [[《カオスポッド》]]の[[効果]]で[[墓地]]に落ちた[[魔法カード]]を好きなだけ回収できるのである。~
 この場合は、最初に[[サルベージ]]するカードを[[《我が身を盾に》]]にすると弱点を補うことが出来る。~
 しかし、肝心の[[《聖なる魔術師》]]が[[禁止カード]]になってしまったので、現在は不可能である。~

***[[《闇の仮面》]]型 [#y3fe1af5]

 《闇の仮面/Mask of Darkness》
 効果モンスター
 星2/闇属性/悪魔族/攻 900/守 400
 リバース:自分の墓地から罠カードを1枚選択する。
 選択したカードを自分の手札に加える。

 [[《聖なる魔術師》]]と同様に、[[墓地]]に落ちた[[罠カード]]をいくらでも回収できる[[《闇の仮面》]]を用いる。~
 [[《全弾発射》]]と[[《マジカル・エクスプロージョン》]]または[[《残骸爆破》]]を大量に[[サルベージ]]&[[セット]]し、次の[[相手]]の[[ドローフェイズ]]に[[発動]]して勝利する。~
 難点は、[[エンドサイク]]で敗北する恐れがあること。[[《全弾発射》]]を[[破壊]]されると、[[《残骸爆破》]]・[[《マジカル・エクスプロージョン》]]の[[発動条件]]が満たせず、そのまま敗北する。~
 また、[[《マクロコスモス》]]などを事前に張られてしまうと、[[《全弾発射》]]の[[ダメージ]]が0、[[《残骸爆破》]]は[[発動]]できず、[[《マジカル・エクスプロージョン》]]では足りなくなってしまう。~

***[[【デッキ破壊】]]型 [#mac87c67]

 《悪魔の偵察者/Hiro's Shadow Scout》
 効果モンスター
 星2/闇属性/悪魔族/攻 650/守 500
 リバース:相手はカードを3枚ドローする。
 ドローしたカードをお互いに確認し、その中に魔法カードがあった場合、
 その魔法カードを全て墓地に捨てる。

 [[《ポイズンマミー》]]の代わりに[[《悪魔の偵察者》]]や[[《ニードルワーム》]]を入れることでも勝利できる。~
 [[《カオスポッド》]]の[[効果]]で相手[[デッキ]]を無くすのである。~
 [[《ニードルワーム》]]の場合は[[デッキ]]が無くなった時点で[[無限ループ]]が停止する。~
 詳しくは[[デッキ切れ]]参照。~

-[[《悪魔の偵察者》]]型は相手が[[【エクゾディア】]]だった場合はこちらが敗北してしまう可能性が高い。~
[[《ニードルワーム》]]型は相手が[[《転生の予言》]]を伏せているとこちらが敗北してしまう可能性が高い。~
いずれも、現[[環境]]では採用率が高くないのが唯一の幸いである。~

**無限ループについて [#s305b723]

 07/12/14の電話裁定によれば、ループ発生時には以下の特殊ルールを適用するとの事である。~
 ジャッジに無限ループが起こりデュエルが進行しないことを証明した上で、
 《カオスポッド》の効果処理を行わない(発動しない)

 なお、この[[デッキ]]にはしっかり[[無限ループ]]の終了([[相手]]の敗北)が訪れるので、問題なく構築する事ができる。~
 [[効果]]処理を行わないのは、[[デッキ]]内に[[《カオスポッド》]]しか残っていないなど、本当に[[無限ループ]]が止まらなくなった場合の措置である。~
 上記の[[《ポイズンマミー》]]系などは、この強制処理を行わずともループがいずれ終了するので、この処理は基本的に起きない。~
 ([[《ピケルの魔法陣》]]などが使われると、終わらないループとなるのだが)~

 なおこの裁定だと、[[デッキ]]が[[レベル]]4以下の[[モンスター]]になるまでカオスループをしなければジャッジには証明できない。~
 (双方のデッキは非公開情報のため、お互いに「〇〇入ってるor入ってないので[[無限ループ]]になります」とは言えない)~

 [[無限ループ]]を止める際は、[[《カオスポッド》]]の[[効果]]は[[不発]]になるのではなく、[[発動]]自体できない。(10/12/22)~

 [[《デスグレムリン》]]をループに絡めるとどこまでループしてもデッキの内容が変化し続けるが、その時にどうするかは[[調整中]]。(10/09/12)~

***備考 [#m3931647]
 「[[《カオスポッド》]]に[[《天罰》]]を使用する」「[[《スキルドレイン》]]を[[発動]]する」などすれば、[[無限ループ]]を強制停止させることができる。~
 こちらの手段は、たとえ上記の裁定が変更されることがあったとしても問題なく使用できる。~

-コナミのゲーム作品において―~
遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONやDSソフトWC2009では、この[[無限ループ]]を発生させると自動的に[[《カオスポッド》]]の[[効果]]が発動しなくなり、''以降その[[デュエル]]中は、[[《カオスポッド》]]の[[効果]]が1[[ターン]]に1度しか発動しなくなる。''~
この仕様により、【カオスループ】を組むのが不可能になっている。~

//**1ターン中の時間制限について [#sc880af8]
// 公式大会などでは1[[ターン]]の時間制限は3分と決められているが、これには[[効果]]処理の時間は含まれない。~
// つまり、[[《カオスポッド》]]及び[[リバース効果モンスター]]の[[効果]]処理中はその3分には含まれていない。~
// そもそも一度[[コンボ]]スタートすると、何らかの理由で止めたくなっても[[強制効果]]のためルール上、止める事ができない。~
// この手の[[デッキ]]を使う上で覚えておいて損はないだろう。~
**代表的なカード [#m94745be]
-[[《カオスポッド》]]
-[[《召喚制限−猛突するモンスター》]]

[[バーン]]型[[キーカード]]
-[[《ポイズンマミー》]]

[[《聖なる魔術師》]]型[[キーカード]]
-[[《聖なる魔術師》]]
-[[《ご隠居の猛毒薬》]]

[[《闇の仮面》]]型[[キーカード]]
-[[《闇の仮面》]]
-[[《全弾発射》]]
-[[《残骸爆破》]]
-[[《マジカル・エクスプロージョン》]]

[[【デッキ破壊】]]型[[キーカード]]
-[[《悪魔の偵察者》]]

**関連リンク [#i428c2f8]
-[[デッキ集]]
-[[デッキ集/バーン・デッキ破壊・特殊勝利]]
-[[デッキ集/1ターンキル>デッキ集/その他#sd8a1519]]