*【スピリット】 [#w87ec6e6] #contents **デッキの説明 [#ba82b92e] [[スピリット]][[モンスター]]の独特な[[効果]]を活かし、テクニカルに勝利を目指していく[[デッキ]]。~ 性質上[[フィールド]]が空になりやすく、実際に[[デュエル]]をする時は終始悩まされることになるだろう。~ しかし、それは逆に言うと、[[相手]]の[[除去]][[魔法>魔法カード]]や[[《サイバー・ドラゴン》]]を腐らせやすいという事でもある。~ [[モンスター]]を複数並べる必要性が少ないので、[[全体除去]]で一気に[[アドバンテージ]]を取られる危険は非常に少ない。~ [[モンスター]]を[[スピリット]]ないし場持ちの非常に悪い[[モンスター]]で固め、[[相手]]の[[モンスター除去]][[魔法カード]]を全て腐らせる事も可能。~ こんな事ができるのは、[[スピリット]]以外には[[【ドローゴー】]]ぐらいだろう。~ また、ここでは下級[[スピリット]]を中心に回す型の[[デッキ]]を解説する。~ 上級[[スピリット]]を主軸にしたデッキは[[【上級スピリット】]]で扱う。~ **デッキ構築に際して [#z63a40f5] ***[[モンスター]] [#l0204967] [[スピリット]]の基本は[[下級モンスター]]である。~ それは、[[スピリット]]の[[上級モンスター]]は「[[特殊召喚]]できない」という[[デメリット]]が非常に大きく、さらに[[手札]]に戻ってきてしまう性質のせいで非常に扱いにくいからである。 //07/10/07更新 //下の方に理由を書いたが、はっきり言って上級スピリットを採用すると別デッキになる。 //スピリットモンスター総合のデッキとしては上級も使ったほうが正しいんだけど、実用性を考えてみると… // しかし、[[ライフコスト]]さえ払えば[[上級モンスター]]を簡単に[[召喚]]できる[[《死皇帝の陵墓》]]が登場し、ある程度の[[上級]][[スピリット]]を投入することが出来るようになった。~ // 無論、[[効果]]が強力な[[上級]][[スピリット]]を共存させた方が圧倒的に強い。~ // // しかし[[《死皇帝の陵墓》]]はライフを大量に減らすため無闇に使用するとすぐライフが底をついてしまう。~ // 確実に決められる時を見計らって[[《火之迦具土》]]等の[[召喚]]を狙いたい。~ // また、[[相手]]に利用されやすいことも考慮に入れなければならない。~ // 罠による[[除去]]に頼りがちな[[スピリット]]において、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]がいきなり飛び出してくる危険性を考えると[[《非常食》]]で[[食べ>食べる]]てしまうことや[[《ハリケーン》]]で戻すのは必須といえる。~ // いざというときには、2枚目の[[《死皇帝の陵墓》]]を伏せ、[[相手]]の使用を封じるという選択肢も存在する。~ 以下は[[スピリット]]で主戦力になり得る[[モンスター]]である。~ //+[[《火之迦具土》]]~ //[[デッキ]]の切り札であり、最高の[[フィニッシャー]]として働く。~ //特に[[《ハリケーン》]]との[[シナジー]]は最高で、のこのこ出てきた[[《首領・ザルーグ》]]などの[[モンスター]]を安全に叩き潰しつつ、戻させたカードを根こそぎ叩き落す事が可能。~ //現環境は[[パワーカード]]に規制がかかっているため、一回[[攻撃]]を通せばもはや勝利は目前である。~ //ただし[[《死皇帝の陵墓》]]の存在が前提となるため、採用する事自体がデッキの事故率を上げることに等しい。~ //~ //+[[《八俣大蛇》]]~ //[[《死皇帝の陵墓》]]と組んで[[ドロー]]加速を行うために使用する。~ //[[相手]]の[[上級モンスター]]を潰すのにも有効。~ //強力だが、やはり[[《火之迦具土》]]と同じジレンマを抱える。 // +[[《砂塵の悪霊》]]~ 何度でも使える[[《ライトニング・ボルテックス》]]として働く。~ また、[[《血の代償》]]との[[コンボ]]で[[表側表示]]を全て[[破壊]]する[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]にもなる。~ [[攻撃力]]もそこそこ高く、[[アタッカー]]としても優秀といえる。~ ~ +[[《雷帝神》]]~ 生きる[[単体除去]][[魔法カード]]として働く。~ 多くの[[デッキ]]に[[シンクロ召喚]]のギミックが組み込まれる現環境に於いて、2000という[[攻撃力]]は決して高い数値ではないものの、大半の[[下級モンスター]]を一方的に[[戦闘破壊]]する事ができる[[攻撃力]]は十分有用である。~ //環境の変化を考慮して書き換え。 //[[攻撃力]]が2000と高く、屈指の打撃要員となるだろう。~ //現在では[[《サイバー・ドラゴン》]]という[[攻撃力]]2100の[[アタッカー]]がいるため不安に感じるかも知れないが、この[[デッキ]]では[[相手]]が[[特殊召喚]]できる機会が少ないので十分な値と言える。~ ~ +[[《阿修羅》]]~ [[ダイレクトアタック]]要員であると共に、[[《キラー・トマト》]]等の[[リクルーター]]を潰す役目を負う。~ また、[[《オネスト》]]との[[コンボ]]も非常に強力である。~ 上記以外の[[スピリット]][[モンスター]]も勿論採用を検討できるが、[[汎用性]]の低さから不安を感じるのは否めない。~ [[《血の代償》]]による防御を重視するなら[[《竜宮之姫》]]を、事故が心配なら[[《磨破羅魏》]]を必要に応じて採用していけば良い。~ [[デッキ]]の[[モンスター]]全てが、場持ちの悪い[[スピリット]]では厳しいため、[[スピリット]]と相性の良い[[モンスター]]も採用しなければならない。~ が、[[相手]]の[[モンスター除去]][[魔法>魔法カード]]をできる限り腐らせるため、投入する[[モンスター]]は最小限にしたい。~ お勧めは[[《魂を削る死霊》]]で、各種[[スピリット]]による[[除去]]後の[[直接攻撃]]で[[アドバンテージ]]を得られるため、攻守共に重要と言える。~ [[《阿修羅》]]とのコンボが強力な[[《オネスト》]]の採用も考えられる。~ 1900と高い[[守備力]]を持つので場合によっては[[壁]]として使え、その後は自身の[[効果]]によって[[手札]]に戻し、[[フィールド]]を空ける事ができる。~ また、[[罠モンスター]]もこの[[デッキ]]では採用候補。~ 取り分け、[[アドバンテージ]]を取られにくい[[《サイバー・シャドー・ガードナー》]]は強力。~ そもそも[[《血の代償》]]が投入されているため、[[《砂塵の悪霊》]]の[[リリース]]要員として十分に活躍してくれる。~ // また、[[《死皇帝の陵墓》]]との相性が良い[[《素早いモモンガ》]]も強力。~ [[手札]]に戻る[[スピリット]]の性質を利用できる[[《サイバー・ドラゴン》]]も有効。~ [[《冥府の使者ゴーズ》]]は[[手札]]に戻る特性との相性は良いが、[[《血の代償》]]との相性は悪い。~ [[《トラゴエディア》]]ならこの点を解消でき、[[手札]]に戻る特性により[[《冥府の使者ゴーズ》]]以上の高攻撃力を維持できる事も珍しくない。~ 同様に[[《バトルフェーダー》]]も相性が良い。~ [[直接攻撃]]による[[ダメージ]]を防ぐ事が出来るため、[[《冥府の使者ゴーズ》]]や[[《トラゴエディア》]]と比較してより防御的な性質を備えている。~ [[フィールド]]に出た後は[[《砂塵の悪霊》]]の[[リリース]]要員にしてしまうか、[[《強制転移》]]で[[相手]]に[[送りつけ]]てしまうと無駄が無い。~ [[罠カード]]の比率が多いので[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]は天敵。~ そのため、[[《光神機−桜火》]]辺りを[[サイドデッキ]]に用意しておきたい。~ ***[[魔法・罠カード]] [#x4d81bb5] [[魔法・罠カード]]には、これもやはり主力[[スピリット]][[モンスター]]と相性の良い物を採用したい。~ 代表格は[[魔法カード]]の[[《強制転移》]][[《死のマジック・ボックス》]]、[[罠カード]]の[[《血の代償》]][[《八汰烏の骸》]][[《門前払い》]]である。~ [[《強制転移》]]は[[スピリット]]と併用することで完全な[[コントロール奪取]][[魔法>魔法カード]]になる。~ [[《エクスチェンジ》]]を使うのも一興。~ また[[《血の代償》]]は[[手札]]に溜まった[[スピリット]]の一斉[[攻撃]]を可能にすると同時に、[[相手]][[バトルフェイズ]]に[[《竜宮之姫》]]等の[[モンスター]]を[[召喚]]、防御するための[[キーカード]]となる。~ そのため、共に[[必須カード]]と言える。~ また、[[戦闘破壊]]を基本戦術とするために、[[《突進》]]の採用も検討するべき。~ [[《雷帝神》]]は[[攻撃力]]2700未満を倒す。~ [[《阿修羅》]][[《火之迦具土》]]を主軸とするなら[[《H−ヒートハート》]]の採用も有効。~ 自己[[バウンス]][[効果]]に目をつければ、[[《ヴェノム・スワンプ》]]という選択肢もある。 一方、[[スピリット]]による[[魔法・罠カード]]の[[除去]]は採用が難しいため、[[除去]]手段を[[魔法>魔法カード]]・[[罠>罠カード]]で補っておきたい。~ [[《ハリケーン》]]や[[《砂塵の大竜巻》]]等が有力採用候補だろうか。~ [[《八汰烏の骸》]]は、フル活用するなら[[《強制転移》]]か[[《死のマジック・ボックス》]]との[[コンボ]]が必要だが、[[《王宮のお触れ》]]さえ出ていなければ[[相手]]の[[伏せ除去]]を誘うダミー等に気軽に利用できるので2枚程度ならとりあえず入れてよい。~ 以上のカードを主軸に[[デュエル]]を進めることになるが、この[[デッキ]]は性質上[[手札]]を確保しやすい反面、[[《血の代償》]]、[[相手]]の[[直接攻撃]]によってライフがどんどん減っていってしまう。~ 不意を突かれると一気にライフを失ってしまうので、他の[[デッキ]]に比べて守備的なプレイングが要求される。~ [[《不死之炎鳥》]]は[[ライフゲイン]]手段として少々心許ないので、防御系[[魔法・罠カード]]に頼ることとなる。~ 防御カードの中では攻防一体の[[《魔法の筒》]]、[[《ディメンション・ウォール》]]、[[ライフゲイン]]を兼ねる[[《ドレインシールド》]]との相性が抜群である。~ [[バトルフェイズ]]前にカードを[[除去]]されたり[[《大寒波》]]を[[発動]]されたりする危険性を考えると、[[《威嚇する咆哮》]]や[[《和睦の使者》]]などの採用も考えられる。~ 常に手札が多くなるため、被害の少ない[[《底なし流砂》]]を採用するのも面白い。~ また、[[《光の護封剣》]]はこちらのみ一方的に[[攻撃]]が可能で[[《ハリケーン》]]で使い回しが可能なので是非投入したい。~ [[《エレメントの泉》]]と[[《スピリットの誘い》]]、[[《霊子エネルギー固定装置》]]は[[スピリット]]専用の補助カードだが、無理して使う必要は全くない。~ [[ライフゲイン]]の[[《エレメントの泉》]]が採用を考慮できる程度である。 **この[[デッキ]]の弱点 [#fadd6fba] [[ハンデス]]・[[《スキルドレイン》]]・[[《縮退回路》]]に弱い。~ [[フィールド]]が空きやすいので[[《首領・ザルーグ》]]や[[《魂を削る死霊》]]による[[直接攻撃]]が決まりやすく、加えて[[スピリット]]は[[墓地]]に落ちると再利用が難しいからである。~ また、その特性上手札に溜まりやすいので[[《メタモルポット》]]などで大量に落としてしまうと戦線が不安定になる恐れもある。~ [[ハンデス]]対策として[[《死者転生》]]等も考えておきたい。~ [[《スキルドレイン》]]により[[《雷帝神》]]と[[上級]][[スピリット]]以外はほぼ無力となる。~ [[《八汰烏の骸》]]を採用しているタイプには、[[《王宮のお触れ》]]の対策も必要。 **[[上級]][[スピリット]]の採用の是非 [#fadd6fba] [[《死皇帝の陵墓》]]が登場したことで、確かに[[上級]][[スピリット]]との共存が可能になった。~ だが、【スピリット】において上級スピリットが必要かと言うと、そうとは言い難い面が多々ある。 -元々事故率が高めのデッキであり、上級スピリットの採用はそれに拍車を掛けてしまう。 -[[《死皇帝の陵墓》]]はライフコストが必要だが、【スピリット】は元々ライフを失いやすい。 -スピリットと一括りになってこそいるが、その運用方法は下級と上級で著しく異なる。 -下級スピリットでは定番のコンボが、上級スピリットで使用し辛い。 //-そもそも[[《火之迦具土》]]をフィニッシャーに据えるならば、より相応しいデッキが別に存在する。 //↑そんなことを言ってるときりがない。火之迦具土を使いたいからスピリットデッキを組むんだよみたいな風にも聞こえて困る。まぁフィニッシャーは阿修羅が妥当だが。 //【上級スピリット】が作成されたのでそちらで。 上記の問題点を度外視して[[上級]][[スピリット]](と、[[《死皇帝の陵墓》]])を採用すれば、確かに決定力は高まる。~ が、[[デッキ]]全体のバランスを著しく崩してしまうことは否めない。 唯一の例外が[[《砂塵の悪霊》]]で、これは[[リリース]]1体で[[召喚]]が可能なため、[[効果]]の優秀さを考えれば[[《死皇帝の陵墓》]]を併用しなくても十分使用に耐え得る。~ [[リリース]]を確保することは[[デッキ]]テーマと少々矛盾してしまうが、先述の通り[[罠モンスター]]を用いればある程度解決する。 →詳しくは[[【上級スピリット】]]参照 **代表的なカード [#rda3149f] //-[[《火之迦具土》]] -[[《雷帝神》]] -[[《阿修羅》]] -[[《強制転移》]] -[[《死のマジック・ボックス》]] //-[[《死皇帝の陵墓》]] -[[《血の代償》]] **関連リンク [#wbe87b38] -[[スピリット]] -[[【上級スピリット】]] -[[【金華猫】]] -[[デッキ集]]