*【魔法使い族】 [#j17bb10a]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#h9da05e9]
 [[魔法使い族]]は、数あるOCGの[[種族]]の中でも、トリッキーな[[デュエル]]を可能とする[[種族]]である。~
 [[攻撃力]]も優秀ではあるが、何よりもその展開力と[[下級モンスター]]のツボを押さえた[[効果]]は他の追随を許さない。~

 [[魔法使い族]]にほぼ染められる[[デッキ]]としては、[[【ブラック・マジシャン】]]、[[【墓守】]]がある。~
 [[魔法使い族]]を主力にする[[デッキ]]としては[[【D・D・M】]]、[[【サモンプリースト】]]がある。~
//現状構築困難ながら、[[【混黒1キル】]]という[[1ターンキル]][[デッキ]]も存在する。~

 キーカードが制限改定されやすい。~
 [[08/03/01>禁止・制限カード/2008年3月1日]]から、一時期は[[制限復帰]]していた[[《聖なる魔術師》]]が[[禁止カード]]に。~
 また[[08/09/01>禁止・制限カード/2008年9月1日]]から、[[禁止カード]]だった[[《魔導戦士 ブレイカー》]]が[[制限復帰]]するものの、[[《混沌の黒魔術師》]]が[[禁止カード]]となってしまった。~

 これら以外にも強力な[[魔法使い族]]はおり、それらを有効に使った[[デッキ]]を考える。~

**[[デッキ]]構築に際して [#z35c203c]
 基本は[[《ディメンション・マジック》]]を中心とした[[ビートダウン]]となるだろう。~
 《ディメンション・マジック/Magical Dimension》
 速攻魔法
 自分フィールド上に魔法使い族モンスターが
 表側表示で存在する場合に発動する事ができる。
 自分フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げ、
 手札から魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する。
 その後、フィールド上のモンスター1体を破壊する事ができる。

 [[特殊召喚]]と[[除去]]を兼ねた[[速攻魔法]]であり、[[連続攻撃]]から[[単体除去]]を絡めた迎撃まで、[[汎用性]]と応用力の高さは秀逸。~
 [[【魔法使い族】]]を組む理由の一つに十分成り得る強力な[[サポートカード]]と言える。~
 だが、その[[発動条件]]は意外に重く、[[発動]]にはそれなりの下準備が必要となる。~
 またこのカード単体では[[2:1交換>ディスアドバンテージ]]となってしまう上に、[[手札]]の消費も激しい。~
 プレイングでカバー可能な範囲ではあるが、[[手札事故]]を誘発する恐れもあるため、安易な3枚積みは危険だろう。~

 [[アタッカー]]には[[下級]]の[[《霊滅術師 カイクウ》]][[《熟練の黒魔術師》]]、[[半上級モンスター]][[《THE トリッキー》]]が[[攻撃力]]・[[効果]]共に強力。~
 ただしいずれも[[《サイバー・ドラゴン》]]には殴り負けるので過信してはいけない。~
 もっとも、[[《サイバー・ドラゴン》]]が[[制限カード]]となった今では、そこまで神経質にならなくても良いかもしれないが。~
 [[《お注射天使リリー》]]は[[効果]]で[[《青眼の白龍》]]までも殴り倒せる強力な[[アタッカー]]だが、[[ライフロス]]が激しいのでご利用は計画的に。~

 [[《見習い魔術師》]]は[[召喚]]に成功すると[[魔力カウンター]]を補充できるほか、[[リクルーター]]としても優秀。~
 [[《執念深き老魔術師》]][[《水晶の占い師》]][[《ものマネ幻想師》]][[《時の魔術師》]][[《混沌の呪術師》]]等を[[サーチ]]できる。~
 [[《ネフティスの導き手》]]とも相性がいいため、[[《ネフティスの鳳凰神》]]も違和感なく投入できる。~

***[[上級モンスター]]・[[最上級モンスター]]に関して [#ge5e4da6]
 [[魔法使い族]]の特権、[[《ディメンション・マジック》]][[《マジシャンズ・サークル》]]による[[特殊召喚]]が基本となる。~
 [[バトルフェイズ]]や[[相手]][[ターン]]に[[発動]]することで、[[相手]]の計算を狂わせる事ができるだろう。~
 [[《THE トリッキー》]]で捨てて[[蘇生]]するのもあり。

-[[《ブラック・マジシャン》]]~
[[《熟練の黒魔術師》]]を[[アタッカー]]に採用する場合、[[【ブラック・マジシャン】]]でなくとも1枚入れておけば活躍できるだろう。~
[[魔力カウンター]]が3個貯まる事は意外と少なくない。~

//-[[《混沌の黒魔術師》]]~
//[[魔法カード]]の[[サルベージ]]、[[戦闘破壊]]による[[除外]]、2800の[[攻撃力]]、//いずれも強力。~
//[[《ディメンション・マジック》]]で[[特殊召喚]]した場合は[[タイミングを逃す]]ため、[[魔法カード]]の[[サルベージ]]・[[モンスター除去]]のいずれかの[[効果]]しか[[発動]]できない事に注意。

-[[《サイバネティック・マジシャン》]]~
攻撃向きではない[[モンスター]]を[[攻撃力]]2000の[[アタッカー]]に変えたり、あるいは[[相手]]の強力な[[モンスター]]の[[攻撃力]]を2000にしたりとトリッキーな動きができる。~
本体も[[攻撃力]]2400と頼もしい。

-[[《魔法の操り人形》]]~
[[《マジシャンズ・サークル》]]で呼び出せる[[魔法使い族]]で最大の[[攻撃力]]を持つ。~
[[魔力カウンター]]を貯めれば[[攻撃力]]もさらに増やす事ができ、[[魔力カウンター]]2つを支払えば[[モンスター除去]]も可能。~

-[[《カオス・マジシャン》]]~
[[魔法使い族]]では少ない[[モンスター]][[効果]]への耐性を持ち、[[帝]]や[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]をはじめとしてその範囲は意外と広い。~
[[攻撃力]]も2400と、[[上級モンスター]]としての基準ラインを保っているのも評価に値する。~

-[[《コスモクイーン》]]~
数多い[[攻撃力]]2800ラインの[[モンスター]]を一方的に殴り倒せる2900の[[攻撃力]]はそれだけでも十分な魅力。~
[[通常モンスター]]という点も、[[《ブラック・マジシャン》]]と[[《召喚師のスキル》]]や[[《正統なる血統》]]を共有できる点で[[シナジー]]が見込める。~

**[[デッキ]]の種類 [#gd6798b1]
***[[【魔力カウンター】]] [#z00743d8]
 [[魔力カウンター]]を補給して戦う[[デッキ]]。~
 [[《魔法の操り人形》]][[《サイレント・マジシャン LV4》]]や[[《魔導獣 ケルベロス》]][[《闇紅の魔導師》]]などを採用する。~
 [[《見習い魔術師》]]に加え[[《魔草 マンドラゴラ》]]が[[魔力カウンター]]補給役となる。~
 [[《熟練の黒魔術師》]]の[[魔力カウンター]]を貯めて[[《ブラック・マジシャン》]]を[[召喚]]するのは基本。~
 これに比べると採用度は低いが[[《熟練の白魔導師》]]から[[《バスター・ブレイダー》]]を[[召喚]]もたやすい。~
 [[《ブラック・マジシャン》]][[《バスター・ブレイダー》]]を採用するならば[[《奇跡の復活》]]や[[《超魔導剣士−ブラック・パラディン》]]も活躍することだろう。~

 その他、様々な[[魔法使い族]][[サポートカード]]以上に[[《トゥーンのもくじ》]]3枚積みが大きな意味をなす。~
 [[《魔導獣 ケルベロス》]]をおいて[[《トゥーンのもくじ》]]*2+[[《隠された魔導書》]]or[[《転生の予言》]]+[[《トゥーンのもくじ》]]*3+[[《トゥーン・ワールド》]]で[[攻撃力]]が4400になる。~
 [[《リサイクル》]]でも同様のことが行えて、ライフが続く限り繰り返すことが可能となる。~

 もちろん[[《サイレント・マジシャン LV4》]]や[[《王立魔法図書館》]][[《連弾の魔術師》]]とも相性が良い。~

 [[魔力カウンター]]に関係して[[魔法使い族]]ではない[[モンスター]]は今のところ[[《魔導アーマー エグゼ》]]と[[《ダーク・ヴァルキリア》]]のみだが、[[《魔導アーマー エグゼ》]]は使い勝手が悪く、[[《ダーク・ヴァルキリア》]]は[[デュアル]][[モンスター]]なので無理に採用する必要はない。~

***[[《魔法族の里》]] [#n34fe02f]
 [[《テラ・フォーミング》]]から[[サーチ]]でき、比較的簡単な条件での[[魔法カード]]封じ能力を持つ[[フィールド魔法]][[《魔法族の里》]]を主軸としたデッキ。~
 [[《王宮のお触れ》]]を投入する事で[[【お触れホルス】]]のようにもなる。~
 [[《魔法族の里》]]の魔法封じは常に発動させておきたいため、極力[[フィールド]]に[[魔法使い族]]を絶やさない構成にしたい。~
 [[《ディメンション・マジック》]]は、[[自分]][[フィールド]]に[[魔法使い族]]を維持するしつつ、[[相手]][[フィールド]]上に出された[[魔法使い族]]を[[破壊]]することができるため非常に相性が良い。~
 [[《ディメンション・マジック》]]は、[[自分]][[フィールド]]に[[魔法使い族]]を維持しつつ、[[相手]][[フィールド]]上に出された[[魔法使い族]]を[[破壊]]することができるため非常に相性が良い。~
 [[モンスター]][[効果]]に抵抗力のある[[《カオス・マジシャン》]]、罠封じの[[《黒の魔法神官》]]らを主軸に持ってきても面白い。~
 [[《王宮のお触れ》]]との共存は不可能だが、自分の[[モンスター]]はほぼ[[魔法使い族]]に統一されるので、[[《群雄割拠》]]で[[相手]]の[[モンスター]]の展開を阻害するのも良い。~

 弱点とする[[デッキ]]は[[魔法使い族]]が何枚か投入されているデッキ。~
 [[召喚]]されるだけで[[魔法カード]][[ロック]]が崩れてしまうのだ。~
 1、2枚程度なら[[《月の書》]]といった[[カード]]での対策も可能だが、[[【魔法使い族】]]との戦いはさすがに厳しい。~
 2戦目以降通常の[[【魔法使い族】]]にサイドチェンジするのが良いか。~
 [[汎用性]]の高い[[魔法使い族]][[モンスター]]が出現すると、自分の[[デッキ]]が純粋に強化されるだけでなく、[[相手]][[デッキ]]に[[魔法使い族]][[モンスター]]が入れられる可能性があがってしまう。~
 現在は[[《魔導戦士 ブレイカー》]]が[[制限復帰]]し、様々な[[デッキ]]で採用されている。~
 [[召喚]]されると[[ロック]]が崩れるだけでなく、[[効果]]を使われるとそのまま[[破壊]]されてしまうので、特に警戒が必要だと言えよう。~

***[[【闇属性】]] [#o2d10b3a]
 [[魔法使い族]]には[[闇属性]]の[[モンスター]]が多く[[【闇属性】]]の要素を組み込みやすい。~
 [[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を始めとした[[ウイルス]]カードや[[《ダークゾーン》]]が使えるのが強み。~
 [[下級モンスター]]は[[魔法使い族]]にし、[[【ダークモンスター】]]の要素も取り入れられる。

**代表的なカード [#a3342f64]
-[[《熟練の黒魔術師》]]
-[[《見習い魔術師》]]
-[[《聖なる魔術師》]]
-[[《水晶の占い師》]]
-[[《墓守の偵察者》]]
-[[《墓守の番兵》]]
-[[《霊滅術師 カイクウ》]]
-[[《召喚僧サモンプリースト》]]

-[[《お注射天使リリー》]]
//-[[《混沌の黒魔術師》]]
-[[《魔導戦士 ブレイカー》]]

-[[《ディメンション・マジック》]]
-[[《マジシャンズ・サークル》]]
-[[《魔法族の里》]]

**関連リンク [#sbe03b42]
-[[魔法使い族]]
-[[魔力カウンター]]

-[[ストラクチャーデッキ−魔法使いの裁き−]]
-[[ストラクチャーデッキ−ロード・オブ・マジシャン−]]

-[[【ブラック・マジシャン】]]
-[[【墓守】]]
-[[【魔力カウンター】]]

-[[デッキ集]]