*カード/Card [#top]
 [[モンスターカード]]、[[魔法カード]]、[[罠カード]]の総称。~
 例えば「カードを1枚[[破壊]]する」という[[効果]]の場合、3種類のカードをどれでも1枚[[破壊]]できる。~
 →「[[フィールドのカード]]」参照。~

-複数枚のカードを[[コスト]]にする処理では、その全てを同時に[[コスト]]とする扱いであり、例えば1枚ずつ[[リリース]]したりするのではない。~
また、[[コスト]]ではなく[[効果]]の場合も、複数枚[[破壊]]は「全てを同時に」行う扱いとなる。~

-カードの体裁は、[[遊戯王OCGの歴史]]にあるように時を経るごとにテキスト欄が広くなるように遷移してきた。~
裏面は商品名が変わっても共通のものを使用しているが、[[DUEL TERMINAL]]仕様のカードはロゴがやや異なる色になっている。~
またバンダイ版のものは、今の茶色い渦のような模様ではなく赤と紫の渦のような模様となっていた。~

//-[[デッキ]]は、カードが40枚以上あって初めて成立する。~
//遊戯王の根幹を担うものは、どうあってもカードであることは忘れてはいけない。~

//--言葉の綾にはなるが、[[ゲームからカードが除外された>除外]]場合、カードを[[エクシーズ素材]]とした場合は、ゲーム内で扱うカードが39枚以下になることもある。~

-遊戯王カードの色について。~
各カードは地の色によってカードの種類が区別されている。
--[[魔法カード]]:緑色
--[[罠カード]]:赤色
--[[モンスターカード]]
---[[通常モンスター]]:黄色
---[[効果モンスター]]:オレンジ~
---[[儀式モンスター]]:青
---[[融合モンスター]]:紫
---[[シンクロモンスター]]:白
---[[エクシーズモンスター]]:黒
---[[ペンデュラムモンスター]]:上記の[[モンスター]]の種類のいずれか+緑
---[[リンクモンスター]]:紺
---[[トークン]]:灰色
//遊戯王5D's デュエルワンポイントレッスンturn116、117より。

-全てのカードは紙でできている。~
傷・凹み・折れ目・剥げが目立ちやすく、吸水性もかなり高いため、使用の際には注意が必要である。~
極度の痛みがある場合、大会では使用を認められない事もある。~
そのため、[[スリーブ>カードプロテクター]]に入れることが推奨されており、多くのプレイヤーが[[公認大会]]で[[スリーブ>カードプロテクター]]に入れた[[デッキ]]を持ち込んでいる。~
他注意点については[[カードプロテクター]]を参照。~
また過去には、[[《ゼラ》]]等ステンレス加工されたカードも存在した。~

-試合の組み合わせのことをカードとも言い、注目される組み合わせを「好カード」という。~
しかし、Vジャンプ等では単に「優秀なカード」という意味合いで「好カード」という言葉が使われていることが多い。~

-原作・アニメにおいて―~
主に古代エジプトに存在した石版の絵柄をカードに描き、魔術師達の戦いを再現したものが、[[デュエル]]の始まりだとされている。~
ペガサスはその石版の内容を写し取り、それを元にデザインしたのがデュエルモンスターズ(マジック&ウィザーズ)だと言われている。~
アニメでは、作られたカードは精霊としてDM界に存在しているといわれている。(下記のシリーズでも登場することがある)~
カードの強度はシーン毎に様々で、[[手で破けた>《青眼の白龍》]]かと思えば[[銃の撃鉄を止めた>《逆転の女神》]]りもしている。~
手裏剣の様に投げられ、人の手の甲に突き刺さった事もある。~
アニメオリジナル「海馬vsデュエルロボ」戦では、[[《オベリスクの巨神兵》]]の[[攻撃]]に耐えられなかったデュエルロボが海馬の[[デッキ]]と共に炎上したが、無事だったりと耐火性もある模様。~
ただし、5D'sでは雑賀の相棒だったユージの[[《マシンナーズ・スナイパー》]]が、事故の際に焼けて破れてしまっていたりと、描写や状況によって左右されるようだ。~

--原作においては表側の[[イラスト]]以外の部分は白のようである。~
---フランス版のアニメZEXALでは劇中に登場するカードのデザインが大幅に異なり、上半分はまるまる[[イラスト]]、下半分がフレームで、そこにカードの種類や[[属性]]・[[レベル]]などが描かれている、というものになっている。~

--ストーリーの根幹を担う重要なカードは「購入・入手」する描写がなく、「突然[[デッキ]]に入っていた」と思わせるような描写も非常に多く存在している。~
既存の[[モンスター]]の強化形態([[コンタクト融合]]・[[セイヴァー]]等)が顕著であり、特にカードを手に入れたという説明もなくソリッドビジョン上でパワーアップして、それ以降いつの間にかカードが存在している、というのはもはや恒例である。~

---[[《シューティング・スター・ドラゴン》]]や[[《RUM−バリアンズ・フォース》]]等、パワーアップ体(進化形態)の[[モンスター]]やその進化に不可欠なカードについては入手経路が説明もしくは描写されている例外も存在する。~
また、アニメZEXALやアニメARC-Vでは[[《RUM−ヌメロン・フォース》]]のようにカードを別のものに書き換える例も登場している。~

---原作・アニメDM・アニメ及び漫画GXでは、劇中でカードをパックから入手するシーンがあり、あちらの世界でもパック購入はカードの主要な入手手段として行われているようである。~
(原作の[[《光の封札剣》]]、漫画GXの[[《光と闇の竜》]]の入手エピソード等)~
しかしながらアニメ5D's以降はその様な描写が見られなくなっており、代わりに[[デュエル]]中に創造や書き換えを行うシーンが増加している。~
ただしアニメ5D'sに関しては、幼少期のアキの回想で[[ストラクチャーデッキ−烈風の覇者−]]らしき[[デッキ]]をプレゼントされる描写があるため、カードが商品として扱われているのは相変わらずのようだ。~
また、アニメARC-Vでは[[《黄泉ガエル》]]が雑誌の[[付録カード>書籍付属カード]]になっている。~

---アニメ5D'sではボルガーがカードを担保に融資をしてもらおうとしており、アニメARC-Vのシンクロ次元では収容所でカードが賄賂に使用されているなど、カードを金銭と同じような存在として扱われている描写がみられる。~
[[デュエル]]の大会で優勝すると多額の賞金が手に入ったり、プロデュエリストなど[[デュエル]]を仕事とする人間がいる世界なので、強いカードや[[レアカード]]は価値が高いのだろう。~
また、クロウが「コモンズはエースモンスター級のカードを何枚も[[エクストラデッキ]]に入れておくことはできない」と、カード資産について言及されている。~

---全作品を通して、拾ったカードや貰い物のカード、借りたカードで[[デッキ]]を構築している描写も多い。~
特に貰い物や借り物は、作品内におけるキャラクター同士の繋がりや絆の強さを描写するために重要なカードやシーンにも見られている。~

---その他、[[カードを独自に開発する>《RUM−アージェント・カオス・フォース》]]・[[解析して使用する>《Z−ONE》]]・[[爆破に使う>《漏電》]]等といったシーンも多く、そういったものもデュエルディスクは認識する等、全編を通して謎の存在である。~
もっとも原作でも[[三幻神]]のようにそのまま写し取ったものがある、超自然的な力を発揮する等、販売会社でも管理しきれない謎を秘めていた。~

--小説版『光のピラミッド』ではより詳細なカード製造経緯が語られ、ペガサスが石板から写し取った情報がカード1枚1枚にICチップの形で搭載されているとしている。~
この製法はI2社の独占技術であるため、他社はカード製造が行えず、I2社であっても元となる石板がなければカードが作れないものとしている。~
ただし、既存の石板の情報を援用した新規カードを作る事は可能であるため、作中では[[《青眼の白龍》]]をベースにした[[《青眼の光龍》]]がペガサスの手で開発された。

--劇場版『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』では海馬コーポレーション製の「クリスタル・クラウド・ネットワーク」を用いた[[デュエル]]について海馬は「[[デッキ]]としてのカードは存在しない。」と述べており、実際劇中で海馬が使用したカードは殆ど電子化されている。~

--アニメで使用されているカードは、[[OCG]]化されると(それが世界で1枚しかないカードであっても)[[イラスト]]や[[効果]]、体裁が変わる事がある。~
ZEXAL以降は[[OCG]]化後も変更しないまま使用されるケースが多い。~
ARC-Vでは零児が[[ペンデュラムモンスター]]を扱った際、[[デュエル]]中に新たな[[テキスト]]が出現する演出が行われた。~

--アニメ5D'sでは、周りの背景や使用者のデュエルディスクに合わせた形状のカードも登場し、紅蓮の悪魔のしもべは石版状のカードを、Z-ONEは通常のカードよりもサイズが大きいカードを使用している。~

--アニメZEXALシリーズでは、裏面が実物のカードのロゴをなくした物になった(ただし一部の作画では旧作と同じようになっている)が第26話から裏面のデザインが変更されており、次回作のARC-Vでも同じとなっている。~
これは、海外で放映する際訴訟を防ぐためにアニメと[[OCG]]が別物であるという事を示している。~
海外版アニメZEXALでも、初期は裏面が日本版と同じく実物のカードのロゴをなくした物だったが、第9話から第25話まで旧来のアニメと同じ裏面の物になっていた。~
また、「超自然的効力を持つカード」として[[No.]]が一貫して登場しており、物語において重要なカギを握る存在となっている。~
[[No.]]から記憶を得たアストラルは「最初に1枚のカードがあり、そこから世界が形作られた。」と遊馬に説明していた。~

--アニメARC-Vにおいては、舞網市ではレオ・コーポレーション(LDS)が召喚法などを解析し、そこからカードを量産・流通させているような描写がある。~
そのため[[ペンデュラムモンスター]]及び[[ペンデュラム召喚]]を未知の物だとする結果が出た事から物語が動き出している。~
レオ・コーポレーション自体が独自にカードを開発できるという描写もあるが、カードの販売元等については相変わらず示されていない。~
また、裏面に「A」と書かれた「アクションデュエル」専用の「アクションカード」と呼ばれるカードが存在する。~
このアクションカードはアクションデュエル開始の際、アクションフィールドの展開と共にリアル・ソリッドビジョン・システムによって生み出され、フィールドにばら撒かれる。~
なお「月影vsシンジ」戦では、デュエルの決着が付いた後に月影の持っていた[[アクションマジック>魔法カード]]が消える描写がされていた。~

--アニメVRAINSでは、LINK VRAINS内で行われるデュエルでのカードはデータ化されたカードを使用するが、Playmakerのように旧式ディスクを用いることで実際のカードを内部で使用することもできる。~
しかし、現物のカードにもデータがあるようで、Aiによると、それを抜き取られるとLINK VRAINS内では使用できなくなるらしい。~
また、Playmaker等が[[スキル>スピードデュエル#skill]]「Storm Access」により[[リンクモンスター]]を[[デュエル]]中に取得し、そのまま[[エクストラデッキ]]に投入している。~
それらは実体を持たないデータ上のカードだったが、[[《デコード・トーカー》]]に限っては後に現実世界の実体カードとして生成される描写が存在している。~

--主人公格が使うカードであっても、[[相手]]の[[バーン]]や[[効果]]に対してピンポイントで対策できる限定的なカードが使われ、その後の[[デュエル]]で一切そのカードが使用されないといったものは恒例となっている。~
高橋和希いわく、コンセプトは「主人公が絶対人を殴らない格闘モノ」との事で、起死回生の良い[[ドロー]]やピンポイントでのカウンター、超常的な設定は、いわばバトル漫画のように、[[デュエル]]で戦いを描いている事を表しているともとれる。~
もちろん、実際でそのような[[デッキ]]を組んでも紙束になってしまう事は言うまでもない。~
---ただしアニメZEXALの[[ZW]]や漫画ZEXALの白紙の[[No.]]など、[[デュエル]]中にその状況を突破することを目的としたカードが創造されることもあり、その場合は性能が限定されていても話の流れとしては自然である。~
//また、限定的なカードの使用はシリーズを追うごとに減少しており、アニメARC-Vにおいては他の場面での使用も見込めるカードを用いた応酬が行われることが多い。
//出番が一度きりのエンタメイトがどれだけいると

--[[デュエル]]以外でカードが登場する場合、[[ネタ]]やその場面とマッチしたカードが登場する事が多い。~
アニメ5D'sの荒廃した未来の街中に[[《スクラップ・ドラゴン》]]が登場した場面、アニメZEXALのまだ世界の裏を知らなかった頃の徳之助が[[《正々堂々》]]や[[《セレモニーベル》]]を所持している場面、などが例として挙げられる。~

--原作で海馬がカードに封印されたのを皮切りに、シリーズを問わず人間をカード化するという事が起きている。~
その方法は超常的な力や科学的な力といった違いはあるが、カード化された人間が[[イラスト]]の部分に存在する以外は何も書かれていない事がほとんどである。~

**関連リンク [#link]
-[[モンスターカード]]
-[[魔法カード]]
-[[罠カード]]

-[[カードプロテクター]]

-[[公式用語集]]

**FAQ [#faq]
Q:表面に傷や汚れのついたカードやサインをいただいたカードや[[スリーブ]]を大会で使用することは可能ですか?~
A:加工したカードは使用できません。~
  ただし、カードにスリーブを装着して裏側から見た際に判別がつかない場合は使用できます。~
  大会であれば責任者の指示にしたがってください。(15/01/10)