遊戯王カードWiki - ダメージ計算のバックアップ(No.78)

ダメージ計算/Damage Calculation †

　バトルフェイズのダメージステップで、モンスターの攻撃力・守備力を確認し計算を行うこと。
　ダメージ計算時に攻撃力が変動するモンスターもいる。

モンスターが戦闘破壊される場合でも、ダメージ計算後の時点ではまだ場に残っている。
つまり、｢墓地へ送られたとき｣発動する効果はダメージ計算後すぐに発動するわけではない。

この時に《突進》《収縮》など攻守を増減させる効果を発動することはできない。
例えば、《お注射天使リリー》の効果でダメージ計算時にチェーンして《収縮》は発動できない。
また、後述の通りチェーンは１回しか発生しないので攻撃力がアップした後に発動する事はそもそもできない。

「ダメージ計算時」の時点で戦闘を行うはずのモンスターがフィールドに存在しなくなった場合、戦闘ダメージ数値のやり取りは行わずに戦闘を終える。
- 《サイファー・スカウター》に戦士族で攻撃し、誘発効果に《天罰》を発動したとする。
  この場合、どちらのプレイヤーもダメージを受けない。
- その場合でも「戦闘を行った」という事実は残るので、剣闘獣の効果は発動できる。
- ただし、直接攻撃の場合に限り、ダメージ計算時の攻撃力分のダメージを相手に与える。

「ダメージ計算時」というタイミングでは、チェーンが一回しか発生しない。
（チェーン処理すると即座に「ダメージ計算後」タイミングに移ってしまう）
- 相手の《お注射天使リリー》が効果を発動した場合、効果処理後に《オネスト》を使い3400ポイント攻撃力を上げる、ということはできない。
  - この場合、《お注射天使リリー》にチェーンして攻撃力を400ポイント上げることしかできない。
- 《ＢＦ－月影のカルート》の効果に《天罰》を使われたので、もう一枚手札から《ＢＦ－月影のカルート》を使う、ということはできない。
  - この場合、１枚目をダメージ計算前までに使っておけば、無効にされても２枚目をダメージ計算時に発動できる。

かつて、「ダメージ計算時」というタイミングで強制効果のトリガーが満たされても効果は発動しないとされていた。
が、現在では誘発効果が発動し効果処理が終了した後、戦闘ダメージの計算を行うという裁定が出されている。 (10/06/18)
- 相手の《オネスト》に対して《天罰》を発動し、コストとして《深淵の暗殺者》を捨てる。この時、サルベージ効果は発動する。
- 《ダンディライオン》の場合も上記と同様に効果は発動する。

かつては戦闘破壊耐性を持つカードに「（ダメージ計算は適用する）」とテキストが補足されていた。
しかし第５期シリーズ辺りからほとんど見られなくなった。

原作・アニメにおいて―
OCG経験の浅い視聴者に分かりやすくするためか、プレイヤーに戦闘ダメージが通る場合のみを「ダメージ計算」と表現することが多い。
（例：「戦闘で破壊されなくても攻撃表示ならダメージ計算を行う」というように）
また上記の例を利用して戦闘で破壊されない攻撃表示モンスターがいる相手に対して大ダメージを仕掛けるプレイヤーも多い。

関連カード †

ダメージ計算時に効果が発動するモンスター †

強制効果の誘発効果
- ダメージ計算時のみ
  - 《サイファー・スカウター》

ダメージ計算時以外も発動

該当カードなし

任意効果の誘発即時効果
- ダメージ計算時のみ

《アルカナフォースＸＩＶ－ＴＥＭＰＥＲＡＮＣＥ》

三魔神

ダメージ計算時以外も発動可能

《剣闘獣ヘラクレイノス》

《ドラグニティナイト－ゲイボルグ》

《エヴォルカイザー・ラギア》

強制効果の誘発即時効果
- ダメージ計算時のみ

該当カードなし

ダメージ計算時以外も発動
- 《死霊騎士デスカリバー・ナイト》

《光と闇の竜》

ダメージ計算時に発動できる魔法・罠カード †

ダメージ計算時のみ

ダメージ計算時以外も発動可能

ダメージ計算時、チェーンブロックを作らず効果の適用をするカード †

《エーリアン・リベンジャー》

《サイバー・オーガ・２》

関連リンク †

ダメージステップ

公式用語集