- 上記の通り、ほとんどのモンスターが水属性になっており、それ以外の属性の魚族は以下の通りである。
- 11期までに登場した属性と種族の組み合わせの内、特殊な存在である神属性及び幻神獣族・創造神族を含む組み合わせを除くと、長らく「炎属性/魚族」と「水属性/炎族」の組み合わせが存在していなかった。
2023年に《灯魚》が登場した事で、魚族は神属性以外の6属性の組み合わせを網羅した。
ちなみに、「水属性/炎族」の組み合わせはラッシュデュエルで《くまモン》が登場している。
- 2008年に登場したシンクロモンスターだが、魚族のシンクロモンスターは2017年になってようやく登場している。
OCG開始時から存在する20種族の中では最も遅かった。
- また、リンクモンスターの登場も2021年11月(来日は2022年9月)の《アビス・オーパー》が初であり、(幻神獣族と創造神族を除けば)全種族の中で最も遅い登場であった。
因みに、全種族のエクストラデッキのモンスター(融合・シンクロ・エクシーズ・リンク)という枠組みで見ても、魚族のリンクモンスターが最も遅い登場であった。
- 後述の通りアニメ・漫画ZEXALでは神代凌牙(シャーク)がこの種族を多用しているが、エクシーズモンスターの中でも特殊な存在であるNo.はこの種族に1体も存在していない。
No.の存在しない種族は、幻神獣族と創造神族、当時存在しなかったサイバース族・幻想魔族を除くと魚族・爬虫類族・雷族だけである。
(アニメ放映中に存在しなかった幻竜族には、OCGオリジナルで1体存在している)
- 儀式モンスターは第1期に登場したもの以降全く登場しておらず、効果を持つものもいない。
この点は獣族・昆虫族と共通している。
第11期に《Uk−P.U.N.K.カープ・ライジング》が登場するまで効果モンスターの融合モンスターも存在しなかった。
水棲生物の中でも、主に魚型のモンスターが属する種族。
第5期の終期までフィールド魔法の《海》とメタカードである《永遠の渇水》しか関連カードが存在していなかった種族である。
水族・海竜族と共に、《伝説の都 アトランティス》関連(水属性)の種族というのが、当時のこの種族の立ち位置だった。
そういったこともあってか、水族・魚族・海竜族の3種族は、種族単一でデッキを組む意義が薄い種族になってしまっていた。
第5期終盤のPHANTOM DARKNESSで最上級モンスターの《超古深海王シーラカンス》が登場したことで、漸く魚族単一のデッキが組めるようになる。
続く第6期には《オイスターマイスター》や《フィッシャーチャージ》をはじめとする優秀なカードが相次いで登場し、【魚族】は大きく発展した。
それ以後、特殊召喚効果を持つモンスターも増え、水族や海竜族はもちろん、《超古深海王シーラカンス》に依存しない構築も可能となっている。
アニメZEXALシリーズが放送されていた第7期後半〜8期にかけては、メインキャラの凌牙が水属性使いだったこともあり、この種族も強化されていた。
しかし、放送終了後の第9期は3年あったにもかかわらず、モンスターはわずか2種類、サポートカードに至っては全く登場しないと、一転して異常なまでの冷遇期を強いられる。
創造神族の様な特殊な種族を除けば、特定の種族のモンスターやサポートカードがそれだけ長期間登場しなかったというのは異例の事と言える。
(ちなみに《EMソード・フィッシュ》と《EMシール・イール》の間には2年3か月の空白がある。)
第10期では開始早々にシンクロモンスターやサポートカードなどが登場し、10期最後のレギュラーパックで登場した新カードにより、再び種族デッキも強化された。
ただし、下記の通り今なおシンクロモンスター以外のエクストラデッキの充実は遅れているのも事実である。