*空撃ち [#s03b5e6e]
 空撃ちとは、[[効果]]を受ける(あるいは受けられる)ターゲットが存在しない状況で[[カードの効果]]・[[任意効果]]の[[発動]]を自らの意思で[[発動]]する事を指す。~
 基本的に、この行為は禁止されている。~
*&ruby(からう){空撃};ち [#top]
 [[効果]]を受けるターゲットが存在しない状況で[[カードの発動]]、[[起動効果]]の[[発動]]、任意の[[誘発効果]]の[[発動]]を行うこと。(非公式用語)~
 つまり、[[効果発動時]]の時点で[[適用]]できないと分かっているのに[[効果]]を[[発動]]しようとすることである。~
 基本的にこの行為は行うことが出来ない。~

 似た概念として「[[不発]]」があるが、これは[[効果発動時]]には使えていたものが[[チェーン]]処理によって[[適用]]できなくなることである。~
 また、「[[発動条件]]」は個々の[[カード]]に定められているもので、全ての[[カード]]に当てはまる空撃ちとはやはり異なる。~

-空撃ちの例~
--[[相手]]の場に[[表側表示]]の[[モンスター]]が存在しない時に[[《ライトニング・ボルテックス》]]を[[発動]]~
--「[[効果の対象]]にならない」[[モンスター]]を含むように[[対象をとる(指定する)効果]]を[[発動]]~
--[[自分]]の[[デッキ]]が残り1枚以下の時に[[《強欲な壺》]]を[[発動]]~
--[[相手]]の[[手札]]が無い状態に[[《押収》]]を[[発動]]~
--[[手札]]に[[通常召喚]]可能な[[モンスター]]が存在しない時に[[《血の代償》]]の[[効果]]を[[発動]]~
([[裏側表示]]を[[表側表示]]にするだけの「[[カードの発動]]」は、自由)~
--[[相手]][[フィールド]]上に[[《ホルスの黒炎竜 LV4》]]のような「[[コントロール]]を変更出来ない[[モンスター]]」しかいない場合に[[コントロール奪取]]や[[コントロール交換]]をする[[カードの効果]]を[[発動]]~
--他に[[魔法・罠カード]]がないときに[[《サイクロン》]]を[[発動]]~
([[《サイクロン》]]は、[[《サイクロン》]]自身を[[破壊]][[対象]]に選択して[[発動]]することはできない)~
--[[デッキ]]内に[[リクルート]]できる[[モンスター]]が存在しない状態で、[[リクルーター]]の[[任意効果]]を[[発動]]~
--[[《アームド・ドラゴン LV5》]]が[[手札]]・[[デッキ]]に存在しない状態で、[[《アームド・ドラゴン LV3》]]の[[特殊召喚]][[効果]]を[[発動]]~
//地縛霊の誘いは対象を取るものじゃない。
//--[[地縛神]]や[[《レアル・ジェネクス・ヴィンディカイト》]]を[[対象]]に[[《地縛霊の誘い》]]を[[発動]]。~
//↓発動条件を無視した例。空撃ちとは別
//--[[チェーン]]1で[[《連鎖爆撃》]]を[[発動]]。~
--[[攻撃力]]0の[[モンスター]]に対して[[《輝光子パラディオス》]]の[[効果]]を[[発動]]。 ~
--[[攻撃力]]が変化していない[[モンスター]]に対して[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]の[[効果]]を[[発動]]。~
--対応する[[カード]]がない場合
---[[相手]][[フィールド]]に[[表側表示]][[モンスター]]がいない時に[[《ライトニング・ボルテックス》]]を[[発動]]。~
---他の[[魔法・罠カード]]がない時に[[《サイクロン》]]や[[《ハーピィの羽根帚》]]を[[発動]]([[《サイクロン》]]は[[《サイクロン》]]自身を[[破壊]][[対象]]に選択できない)。~
---[[相手]]の[[手札]]がない時に[[《押収》]]を[[発動]]。~
---[[効果の対象]]にならない[[モンスター]]しかいない時に[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]を[[発動]]。~
---[[コントロール]]を変更できない[[モンスター]]しかいない時に[[コントロール]]変更[[効果]]を[[発動]]。~
---[[自分]]の[[デッキ]]が1枚以下の時に[[《強欲な壺》]]を[[発動]]。~
---[[デッキ]]に対応する[[モンスター]]がいない時に[[リクルート]][[効果]]を[[発動]]。~
---[[手札]]に[[通常召喚]]可能な[[モンスター]]がいない時に[[《血の代償》]]の[[効果]]を[[発動]]([[カードの発動]]だけならばいつでも可能)。~
---[[手札]]に[[モンスター]]がなく、[[フィールド]]には[[魔法カード]]の[[効果を受けない]][[《古代の機械巨人》]]のみが存在する場合に[[《古代の機械融合》]]を[[発動]]。~
---[[自分]][[フィールド]]に[[セイクリッド]]がいない時に[[《セイクリッド・オメガ》]]の[[効果]]を[[発動]]。~

--対応する[[ステータス]]がない・動かせない場合~
---[[攻撃力]]0の[[モンスター]]に対して[[《輝光子パラディオス》]]の[[効果]]を[[発動]]。~
---[[エクシーズモンスター]]や[[リンクモンスター]]に対して[[《スター・チェンジャー》]]を[[発動]]。~
---[[コスト]]にした[[モンスター]]の[[ステータス]]分[[回復]]等する[[効果]]でその[[ステータス]]が0の[[モンスター]]を[[コスト]]にする。~

--その他~
---その[[ターン]]中有効な[[効果]]が[[適用]]されている時に同じ[[効果]]を[[発動]]([[《和睦の使者》]]など)。~
---[[バトルフェイズ]]にのみ影響がある[[効果]]を、[[先攻]]1[[ターン]]目や、何らかの[[デメリット]]により[[バトルフェイズ]]を行えない[[ターン]]に[[発動]]([[《ガガガザムライ》]]など)。~

-空撃ちではない例~
--[[魔法効果を受けない>効果を受けない]][[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を魔法の[[対象]]にする~
---あくまで「[[効果を受けない]]」であるため、[[対象]]にすること自体は可能。~
--[[セット]][[カード]]が存在しない状態で[[《地帝グランマーグ》]]を[[アドバンス召喚]]する~
---行った行為はあくまで「[[アドバンス召喚]]」であり、それに付随してどんな[[強制効果]]が発生したとしても、関係ないのである。~
この場合は、[[空撃ち]]ではなく「強制的に[[効果]]は[[発動]]するが[[対象]]不在により[[不発]]」となる。~

--対応する[[カード]]がなくてもよい場合
---[[セット]][[カード]]がない時に[[《地帝グランマーグ》]]を[[アドバンス召喚]]。~
強制的に[[効果]]は[[発動]]するが、[[空撃ち]]ではなく[[対象]]不在による「[[不発]]」となる。~
[[プレイヤー]]が行ったのはあくまで[[アドバンス召喚]]であり、それに付随してどんな[[強制効果]]が発生したとしてもそれ自体は制限されない。~
同類事例は[[《神殿を守る者》]]も参照。~
--[[相手]][[モンスター]]が存在しないとき、[[《執念深き老魔術師》]]を[[反転召喚]]する~
---上に同じ。行った行為はあくまで「単なる[[反転召喚]]」である。~
--「[[デーモン]]」と名のついたカードが存在しない時に[[《堕落》]]を[[発動]]する~
---「[[デーモン]]が存在しなければ[[発動]]できない」とは書かれていないため[[発動]]はでき、[[効果適用>効果の適用]]後に[[自壊]]する。~
//ただし[[カード]]によって[[発動]]できる[[カード]]とできない[[カード]]があるため注意。~
//例えば、[[《ハーピィ・レディ三姉妹》]]が[[フィールド]]に存在しない場合に[[《トライアングル・X・スパーク》]]は[[発動]]できない。~
//堕落の例と内容がつり合ってない。Xスパークは2700にするという効果処理が行えないため空撃ちになる。堕落の例では「〜が存在しない場合破壊される」とあるが、破壊されるとわかっていて発動する事ができるって事を書いてるんだから。
--[[フィールド]]上に[[表側表示]]の[[罠カード]]がない時に[[《トラップ・スタン》]]を[[発動]]する~
---[[《トラップ・スタン》]]の[[効果]]は、[[フィールド]]の[[罠カード]]に対する[[効果]]ではなく、後から[[発動]]される[[罠カード]]にも[[適用]]されるので、[[罠カード]]の有無は関係なく[[発動]]できる。~
---同じような1[[ターン]]の間[[適用]]される[[効果]]でも、[[《セイクリッド・オメガ》]]のように[[フィールド]]の[[カード]]に対する[[効果]]は、[[適用]]される[[カード]]が存在しないと[[発動]]できないので違いに注意。
//↑セイクリッドオメガのページのFAQ参照
//↑モンスターに対する効果だから空撃ちなるわけではないので、その説明だと正しくない
//↑「フィールドの」が抜けてたので追記
---[[フィールド]]に[[デーモン]]がない時に[[《堕落》]]を[[発動]]。~
[[デーモン]]に対して何かをする[[効果]]ではないため。~
この場合、[[効果適用>効果の適用]]直後に[[自壊]]する。~
---[[フィールド]]に[[表側表示]]の[[罠カード]]がない時に[[《トラップ・スタン》]]を[[発動]]、[[自分]][[フィールド]]に[[恐竜族]]がいない時に[[《幻創のミセラサウルス》]]の(1)の[[効果]]を[[発動]]。~
[[《セイクリッド・オメガ》]]などと異なり、その[[ターン]]中ずっとなので[[発動]]時点で存在していなくてもよい。~
---[[フィールド]]に[[戦士族]]がいない時に[[《草原》]]を[[発動]]、[[フィールド]]に[[炎属性]]のみが存在する時に[[炎属性]]を[[宣言]]して[[《DNA移植手術》]]を[[発動]](理由は上記と同じ)。~
---[[相手]]の[[エクストラデッキ]]に[[融合モンスター]]が2枚以上あるか不明の時に[[《成功確率0%》]]を[[発動]]。~
[[ペンデュラムモンスター]]を兼ねる[[融合モンスター]]が2枚以上表向きで存在するなどしない限りは、[[墓地へ送る]][[融合モンスター]]が存在するか不明である。~
非公開の情報が絡むため、特例的に[[エクストラデッキ]]に不明の[[カード]]が2枚以上あれば[[発動]]でき、[[融合モンスター]]以外の[[モンスター]]しかなかった場合は[[不発]]として処理を終える。~
[[《アマゾネスの鎖使い》]][[《封神鏡》]]なども同様。~

--[[発動]]後に[[適用]]される[[効果]]を持たない[[永続カード]]の[[発動]]~
---[[《トゥーン・ワールド》]]や[[《閃光の騎士》]]は[[魔法カード]]として[[フィールド]]に存在する間に発揮する[[効果]]を持たないが、これらの[[発動]]は当然空撃ちとはならない。~
--[[効果発動時]]に「[[墓地]]の[[モンスター]]を[[対象]]にする」などの条件がない[[永続カード]]の[[発動]]~
---[[フィールド]]に[[戦士族]]がいないときに[[《草原》]]を[[発動]]可能。~
---[[フィールド]]に[[炎属性]]のみが存在するときに[[炎属性]]を[[宣言]]して[[《DNA移植手術》]]を[[発動]]可能。~
---[[手札]]に[[モンスター]]がいないときに、[[《血の代償》]]を[[裏側表示]]から[[表側表示]]にするだけの[[カードの発動]]は可能。~
([[ライフコスト]]を払うことは不可能)
--[[攻撃力]]0の[[モンスター]]に対して[[《No.102 光天使グローリアス・ヘイロー》]]の[[効果]]を[[発動]]。~
---[[攻撃力]]が0の場合でも、[[攻撃力]]を半分にした扱いになり、[[無効]]にする[[効果]]が[[適用]]される。~
--その他~
---[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を[[対象]]に[[《禁じられた聖杯》]]を[[発動]]。~
「[[効果を受けない]]」は「[[発動]]できない」とは異なる(詳しくは「[[効果を受けない]]」を参照)。~
---[[発動]]後に[[適用]]される[[効果]]を持たない[[永続カード]]を[[発動]]([[《トゥーン・ワールド》]]・[[《閃光の騎士》]]など)。~
空撃ちになる[[効果]]は「意味が無いから[[発動]]できない」と思われがちだが、正確には「[[効果]]が[[適用]]できないから[[発動]]できない」なので、[[効果]]が存在しない(撃つものがない)ならば空撃ちの概念自体がない。~
---[[攻撃力]]0の[[モンスター]]に対して[[《No.102 光天使グローリアス・ヘイロー》]]の(1)の[[効果]]を[[発動]]。~
[[《輝光子パラディオス》]]は0を0にしようとしているので空撃ちになるが、こちらは0を2で割ろうとしているため空撃ちにならない。~
---[[《和睦の使者》]]の[[適用]]中に[[《海晶乙女クラウンテイル》]]の(1)の[[効果]]を[[発動]](理由は上記と同じ)。~
---[[攻撃力]]0の[[モンスター]]に対して[[《クラウソラスの影霊衣》]]の(2)の[[効果]]を[[発動]]。~
[[《輝光子パラディオス》]]と処理自体は同じなのだが、こちらは「[[攻撃力]]は0になり、[[効果]]は[[無効]]化される」と自動的に行われるニュアンスがあるためか空撃ちにならない。~
---[[《降格処分》]]を[[エクシーズモンスター]]や[[リンクモンスター]]に[[装備]]、[[《光の角》]]を[[リンクモンスター]]に[[装備]]。~
[[レベル]]を変動させる[[通常魔法]]などを[[エクシーズモンスター]]や[[リンクモンスター]]に[[発動]]するのは空撃ちに該当するが、[[装備魔法]]だけは[[装備]]する処理があるためか例外となっている。~
---[[神碑]][[カード]]などの[[バトルフェイズ]]を[[スキップ]]する[[残存効果]]が[[適用]]されている場合に[[《ガガガザムライ》]]の(1)の[[効果]]を[[発動]]。~
これは[[スキップ]]が「[[バトルフェイズ]]には入るものの何もせず通過する」という処理であるため。~
[[《アーティファクトの神智》]]などの「[[バトルフェイズ]]を行えない」という[[テキスト]]の場合は空撃ちに該当する。~
---その[[効果]]を[[無効]]にする永続的な[[効果]]が[[適用]]されている状況でその[[効果]]を[[発動]]。~
[[効果処理時]]に[[無効]]化されると予想できるが、[[無効]]化[[効果]]は[[発動]]自体は止めないため[[発動]]できる。~

-「空撃ち」と[[コスト]]との関係について。~
--[[効果]]の対象となる[[カード]]が存在しない状態で、該当する[[カード]]を[[コスト]]にして[[効果]]を[[発動]]するという事はできない。~
---例:[[《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》]]の[[効果]]で[[エクシーズ素材]]となっている[[《サイバー・ドラゴン》]]を[[コスト]]として取り除いて[[発動]]し、その[[《サイバー・ドラゴン》]]を[[墓地]]から[[蘇生]]する。~
--上記のような例でも、[[効果]]の対象となる[[カード]]が1枚でも存在していれば問題なく[[発動]]可能。~
あくまで、「[[発動]]を宣言する時点で空撃ちに該当するか」が問題となる。~
[[効果の対象]]となる[[カード]]が''1枚も存在しない状態で''[[効果]]を[[発動]]する行為は空撃ちに該当する。~
そのため、該当する[[カード]]が無い場合に[[効果]]の[[コスト]]にした[[カード]]を[[対象]]に選択する、ということはできない。~
[[コスト]]となるのが[[フィールド]]で[[表側表示]]の[[カード]]や[[エクシーズ素材]]といった[[公開情報]]であっても不可能である。~

//(2枚を[[対象]]とする[[カード]]ならば[[効果の対象]]となる[[カード]]が2枚以上存在していれば可能となる)~
//↑確かにその通りなんだが、ここで対象が2枚の場合を言い出すと余計な混乱生みそうなのでCO

--例:[[墓地]]に[[アンデット族]]が1体も存在しない状態で[[《ゾンビ・マスター》]]の[[コスト]]として[[アンデット族]]Aを[[墓地]]へ送り、その[[アンデット族]]Aを[[蘇生]][[対象]]に選択する行為は空撃ちである。~

--なお、以下の場合は空撃ちには該当しない。~
例:[[墓地]]に[[アンデット族]]Bが存在している状態で[[《ゾンビ・マスター》]]の[[コスト]]として[[アンデット族]]Aを[[墓地]]へ送り、その[[アンデット族]]Aを[[蘇生]][[対象]]に選択することは可能。~

---[[発動]]時に[[墓地]]に存在していたのは[[アンデット族]]Bなので、[[アンデット族]]Bを[[蘇生]][[対象]]に選択しなければならない、というルールは存在しない。~
あくまで「[[墓地]]に[[アンデット族]]がいない状態で[[《ゾンビ・マスター》]]の[[効果]]を[[発動]]することはできない」という話である。~

-「空撃ち」と[[任意効果]]と[[強制効果]]の関係について。~
--[[効果]][[対象]]が存在しない時に、「[[カードの発動]]」・「[[任意効果]]の[[効果の発動]]」・「[[任意効果]]の[[モンスター効果の発動]]」をしようとするのが「空撃ち」で、上記のとおり禁止行為に該当する(ミスを犯した場合ジャッジの判定を仰ぐ)。~
---ただし、上記のように[[永続罠]]・[[永続魔法]]・[[フィールド魔法]]などの[[カードの発動]]では影響を受けるカードがなくても[[発動]]できるものがほとんどなのでその違いは注意が必要である。~
「この[[カード]]の[[発動]]時に〜」、「この[[カード]]の[[発動]]時の[[効果]]処理として、〜」といった[[カードの発動]]からの[[一連の効果]]がある場合は、その行為を行えない場合に[[発動]]することはできない。~
--[[強制効果]]の場合、基本的に強制的に[[発動]]して[[不発]]となる。~
それは[[対象]]、影響を受けるカードなどが存在しない場合でも[[発動]]し[[チェーンブロック]]を作るという意味である。~
上記のように[[永続罠]]・[[永続魔法]]・[[フィールド魔法]]などは[[カードの発動]]では影響を受けるカードがなくても[[発動]]できるものがほとんどだが、[[《混沌の場》]]のような「この[[カード]]の[[発動]]時に〜」「この[[カード]]の[[発動]]時の[[効果]]処理として〜」といった[[カードの発動]]からの[[強制効果]]の[[一連の効果]]がある場合は、その行為を行えない場合に[[発動]]することはできない。~
--[[《闇の護封剣》]]のように[[対象]]や影響を受けるカードなどが存在せず[[不発]]となる場合でも[[発動]]し、[[チェーンブロック]]を作る。~

-「空撃ち」と「[[不発]]」について。~
「[[不発]]」とは、[[効果発動時]]には条件を満たしており[[発動]]し、[[チェーン]]処理などによって[[効果処理時]]に[[効果]]を処理できないことである。~
対して「空撃ち」は[[効果発動時]]の時点で条件を満たしていないのに[[発動]]しようとすることである。~
--「[[効果を受けない]]」カードに対して[[発動]]することは基本的にできる。~
([[効果を受けない]]参照)~

-[[一連の効果]]中、最初の処理が行えない場合は空撃ちに該当するため、基本的に[[発動]]できない。~
ただし、一部例外も存在する。~
詳しくは該当ページ参照。~

-[[発動条件]]とは異なるので[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]の場合でも無視する事は出来ない。~
-[[デッキ]]内の[[カード]]を[[サーチ]]・[[リクルート]]する[[効果]]と空撃ちの関係について―~
[[サーチ]]・[[リクルート]]すべき[[カード]]が[[デッキ]]内に残っていない場合、その[[効果]]は[[発動]]できない[[裁定]]である。~
([[自分]]は[[デッキ]]の内容をすべて把握しているはずなので、空撃ちは禁止である。)~
なお、[[デッキ]]の内容を把握できておらず間違って[[発動]]してしまった場合にどう処理するかはルールとしては定められておらず、ジャッジの判断を仰ぐことになる。~
--旧[[裁定]]では、[[デッキ]]内にその[[カード]]が残っていなくても空撃ちにならず[[発動]]可能であり、「[[発動]]後に[[カード]]が残っていない事が判明した場合、[[デッキ]]を[[相手]]に[[確認]]させ、その[[効果]]は[[不発]]になる」という[[裁定]]であった。~
--[[【大逆転クイズ】]]における[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]の[[リクルート]][[効果]]の空撃ち[[コンボ]]が危険視された為の[[裁定変更]](ルール変更)といわれている。~
--当初[[《サイ・ガール》]]の[[効果]]によって[[裏側表示で除外]]された[[カード]]は[[持ち主]]すら[[確認]]できない[[裁定]]が出ていたため、[[サーチ]][[効果]]の空撃ちとの兼ね合いで問題があった。~
現在は[[フィールド]]の[[裏側表示]][[カード]]と同様に[[確認]]可能なため、この問題は解消されている。~

-[[デッキ]]内の特定の[[カード]]に[[効果]]を及ぼす[[効果]]の場合について―~
以前は[[デッキ]]内の特定カードに[[効果]]を及ぼす[[効果]]は基本的に[[デッキ]]内にそのカードがなくても[[発動]]可能であり、「空撃ち扱いにはならず[[発動]]可能だが、[[対象]]が存在しなかった場合は[[デッキ]]を[[相手]]に確認させて、[[効果]]は不発になる」というのが基本ルールであった。~
しかし現在は[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]や[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]・[[剣闘獣]]等の場合、「[[デッキ]]に対象となる[[カード]]が存在しない時に[[効果]]は[[発動]]できない」([[自分]]は[[デッキ]]内容をすべて覚えているため、空撃ちはできない)との裁定が下っている。~
一時、裁定がゆれていた時期があったが、[[《トゥーンのもくじ》]]や[[リクルーター]]なども同様の裁定が出ており、このルールで統一された模様。~
--[[【大逆転クイズ】]]の台頭によって、[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]の空撃ちによる[[ライフ]]の支払いが危険視された為の[[裁定変更]](ルール変更)といわれている。~
--当初[[《サイ・ガール》]]の[[効果]]によって[[裏側表示で除外>除外#ura]]された[[カード]]は[[持ち主]]すら[[確認]]できない裁定が出ていたため、[[サーチ]][[効果]]の空撃ちとの兼ね合いで問題があった。~
現在は[[フィールド]]上の[[裏側表示]][[カード]]と同様に[[確認]]可能なため、この問題は解消されている。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[裁定変更]]前の過去のゲームでは、ほぼすべての作品で[[サーチ]]・[[リクルート]]効果の空撃ちが可能となっていた。~
[[裁定変更]]前の過去のゲームでは、ほぼすべての作品で[[サーチ]]・[[リクルート]][[効果]]の空撃ちが可能となっていた。~
特に、[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]の空撃ちが可能なため[[ライフ]]減少に関する強力な[[コンボ]]が使えた。~
2006年に行われたワールドチャンピオンシップのGBA大会の優勝者が[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]入り[[【大逆転クイズ】]]を使った話は有名である。~

**関連リンク [#link]
-[[不発]]

-[[用語集]]

**FAQ [#faq]
Q:[[《音響戦士ピアーノ》]]の[[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]を、[[フィールド]]にいる[[機械族]][[音響戦士]]を[[対象]]に[[機械族]]を[[宣言]]して[[発動]]することはできますか?~
A:いいえ、できません。~
  [[機械族]]以外を[[宣言]]する必要があります。(16/07/03)

Q:[[《音響戦士ピアーノ》]]の[[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]を、[[フィールド]]にいる[[機械族]]ではない[[種族]]になっている[[音響戦士]]を[[対象]]に[[機械族]]を[[宣言]]して[[発動]]することはできますか?~
A:はい、できます。(16/07/03)

Q:[[《和睦の使者》]]が[[適用]]されている[[ターン]]に、2枚目の[[《和睦の使者》]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。(17/04/07)

Q:[[《幻創のミセラサウルス》]]の(1)の[[効果]]が[[適用]]されている[[ターン]]に、2枚目の[[《幻創のミセラサウルス》]]の(1)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。(17/04/07)

Q:[[《幻創のミセラサウルス》]]の(1)の[[効果]]がまだ[[適用]]されていない[[ターン]]に、「[[チェーン]]1:1枚目の[[《幻創のミセラサウルス》]]の(1)の[[効果]]」「[[チェーン]]2:2枚目の[[《幻創のミセラサウルス》]]の(1)の[[効果]]」と[[発動]]する事はできますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(17/04/07)

Q:[[《音響戦士ドラムス》]]の1つめの[[効果]]を、[[風属性]]を[[宣言]]し[[風属性]]の[[音響戦士]]を[[対象]]に[[発動]]できますか?~
  ([[《積み上げる幸福》]]の関係で[[チェーンブロック]]を作りたい場合)~
A:[[《音響戦士ドラムス》]]の1つめの[[効果]]で、[[宣言]]した[[属性]]と同じ[[モンスター]]を[[対象]]に取ることはできません。(21/07/22)
 
Q:[[《ドラゴンロイド》]]が[[《輪廻独断》]]の[[効果]]を受け既に[[墓地]]で[[ドラゴン族]]であるとき、(2)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
  ([[《積み上げる幸福》]]の関係で[[チェーンブロック]]を作りたい場合)~
A:その場合でも、[[《ドラゴンロイド》]]の(2)の[[効果]]を[[発動]]することができます。(21/07/22)