昆虫族(こんちゅうぞく)/Insect

 ハチ・カマキリ・アリ・チョウ・トンボ・テントウムシ・カブトムシ・クワガタ・ゴキブリといった様々な昆虫をモデルとしたモンスターが属する種族
 COLLECTION PACK−革命の決闘者編−までで210種類が登場している。

 トリッキーな効果を持つモンスターが多い。
 様々な場で相手を妨害する「G」シリーズ《寄生虫パラサイド》《スカラベの大群》などのサイクル・リバース、クセの強いサーチ墓地肥やしを両立する《魔導雑貨商人》公開する事でライフゲインを行う《黄金の天道虫》といったものがある。

 そのイメージとは裏腹にステータスの高い下級モンスターも多い。
 《電動刃虫》《地雷蜘蛛》《ナチュル・スパイダーファング》《アーマード・フライ》といった高攻撃力デメリットアタッカーの他、通常モンスターも優秀なモンスターが揃っており、【デミスドーザー】はその層の厚さが利点となった例である。

 初期は《人喰い虫》《ニードルワーム》らをはじめとする、リバース効果モンスターが多く存在する種族として知られていた。
 また種族サポートの発展は早く、《インセクト女王》《インセクト・プリンセス》を中心に様々なカードが古くから存在していた。
 しかし、この頃は全体的にカードパワーが低いため、この時期の【昆虫族】《DNA改造手術》《虫除けバリアー》《トゲトゲ神の殺虫剤》を用いる【種族操作】の要素が強かった。
 第4期になってアルティメット・インセクトシリーズや、軽い召喚条件と高い攻撃力を持つ《デビルドーザー》といった強力なモンスターが登場。
 古参の《ドラゴンフライ》に加え、《共鳴虫》《ゴキポン》《ダニポン》といった、様々なサーチャーリクルーターも次々と登場した。
 さらに第6期に入り《大樹海》《ライヤー・ワイヤー》が登場したことで、ついに種族統一に明確な意味が見出せるようになった。
 ついに第7期では凶悪な種族統一テーマの【甲虫装機】が登場し、環境でも認知されるようになった。
 また、第6期の登場以来じわじわと数を増す「G」シリーズも上位デッキに常に潜んでおり、モチーフにふさわしい隠然たる存在感を環境で保っている。
 一方で、戦線を担える効果を持つモンスターはほとんど存在せず、エクストラデッキの充実も遅れている。
 そういった点では依然不遇の種族である。

関連リンク

―現在禁止カードである昆虫族モンスター

―昆虫族に関連する効果を持つカード

―素材に昆虫族を指定するモンスター

―昆虫族トークン

―昆虫族罠モンスター

―昆虫族のチューナー

―昆虫族のペンデュラムモンスター

―昆虫族の融合モンスター

―昆虫族の儀式モンスター

―昆虫族のシンクロモンスター

―昆虫族のエクシーズモンスター

―昆虫族のリンクモンスター

―昆虫族のシリーズモンスター

―昆虫族メタ

―その他のリンク