種族
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昆虫族(こんちゅうぞく)/Insect

 ハチ・カマキリ・アリ・チョウ・トンボ・テントウムシ・カブトムシ・クワガタ・ゴキブリといった様々な昆虫をモデルとしたモンスターが属する種族
 日本未発売1種を含まず、WORLD PREMIERE PACK 2023までで253種類が登場している。

基礎データ

概要

 種族としての最大の特徴は、リクルーターサーチャーの層の厚さだろう。
 《共鳴虫》をはじめ、《共振虫》《ゴキポール》サポートカードでは《大樹海》《孵化》など、デッキから手札フィールドにこの種族を呼び込むためのカードは非常に多い。
 初期は《人喰い虫》《ニードルワーム》らをはじめとする、リバース効果モンスターが多く存在する種族として知られていた。
 カテゴリとしてはクローラーが該当し、それ以外でもスパイダー電子光虫《リバーシブル・ビートル》《夢蝉スイミンミン》などリバースに限らず特定の表示形式表示形式の変更に関連した効果を持つモンスターが多く、現在では種族の特徴となりつつある。
 表示形式関連以外でもトリッキーな効果を持つモンスターも多く、様々な場で相手を妨害する「G」シリーズはその代表例である。
 様々なデッキに投入できる汎用性を持つ「G」たち以外にも、《寄生虫パラノイド》《ジャイアント・メサイア》《騎甲虫スティンギー・ランス》といったこの種族専用の優秀な手札誘発モンスターも多く擁しており、奇襲性の高い種族といえるだろう。
 また、そのイメージとは裏腹にステータスの高い下級モンスターも多い。
 《電動刃虫》《地雷蜘蛛》《ナチュル・スパイダーファング》《アーマード・フライ》といった高攻撃力デメリットアタッカーを多く擁する他、通常モンスターも優秀なモンスターが揃っており、【デミスドーザー】はその層の厚さが利点となった例である。
 その他、《寄生虫パラサイド》《スカラベの大群》などのサイクル・リバース、クセの強いサーチ墓地肥やしを両立する《魔導雑貨商人》公開する事でライフゲインを行う《黄金の天道虫》など、一風変わった効果を持つモンスターが豊富。

 環境で活躍したモンスターとしては、一時代を築いた甲虫装機デッキを問わず高い採用率を誇る《増殖するG》が真っ先に挙げられる。
 しかしそれ以外では様々なデッキ落とし穴と共に出張されていた《トリオンの蟲惑魔》が存在する程度で、種族としては総数の割にマイナーな部類に入る。
 現在は禁止カードだが、過去には《レベル・スティーラー》【シンクロ召喚】系統のデッキで猛威を奮っていた。
 更に遡れば、【デッキ破壊】キーカードである《ニードルワーム》や、墓地を肥やす手段がまだ少なかった頃には《魔導雑貨商人》コンボパーツとして重宝されていた時代もある。

 種族サポートの発展は早く、《インセクト女王》《インセクト・プリンセス》を中心に様々なカードが古くから存在していた。
 しかし、この頃は全体的にカードパワーが低いため、この時期の【昆虫族】《DNA改造手術》《虫除けバリアー》《トゲトゲ神の殺虫剤》を用いる【種族操作】の要素が強かった。
 第4期になってアルティメット・インセクトシリーズや、軽い召喚条件と高い攻撃力を持つ《デビルドーザー》といった強力なモンスターが登場。
 古参の《ドラゴンフライ》に加え、《共鳴虫》《ゴキポン》《ダニポン》といった様々なサーチャーリクルーターも次々と登場し、種族統一に明確な意味が見出せるようになった。
 第6期では《大樹海》の登場により種族デッキとしての個性は着々と濃くなり、他種族より遅れながらも《インフェルニティ・ビートル》《地底のアラクネー》の登場により、シンクロ召喚を戦術として組み込めるようになる。
 ついに第7期では凶悪な種族統一テーマの【甲虫装機】が登場し、環境でも認知されるようになった。
 また、第6期の登場以来じわじわと数を増す「G」シリーズも上位デッキに常に潜んでおり、モチーフにふさわしい隠然たる存在感を環境で保っている。
 第10期以降は昆虫族通常モンスターに関するカードが複数登場した他、クローラーB・Fビートルーパーといった新カテゴリの登場によりエクストラデッキも幾分か充実するようになった。
 中でもB・Fビートルーパーは属するモンスターの多くがカテゴリ内だけで完結せず昆虫族に関する汎用的な効果を持っており、種族を発展させる事に大きく貢献した。
 さらに第11期には《樹冠の甲帝ベアグラム》をはじめとした複数の昆虫族モンスターサポートカードが追加されており、これらの中には昆虫族に不足していたモンスター除去を行える効果を持つものが多く、ある程度種族全体の弱点を補えるようになった。

 とはいえリクルーターサーチャーも多くが被破壊時に発動する効果であるため、アドバンテージ獲得能力とは裏腹に展開力は他種族と比較してもそこまで高くはない。
 また、戦線維持の得意な下級モンスターの豊富さと対照的に、フィニッシャーを担える大型モンスターメインデッキエクストラデッキ共に不足気味で、特に除去効果制圧効果を持つ大型の昆虫族はまだまだ数が少ない。
 単独で戦線を担えるような汎用性のある効果を持つモンスターも未だ少なく、課題も残っていると言える。

関連リンク

リミットレギュレーションで規制されている昆虫族モンスター

昆虫族に関連する効果を持つカード

素材に昆虫族を指定するモンスター

昆虫族トークン

昆虫族罠モンスター

昆虫族のチューナー

昆虫族のペンデュラムモンスター

昆虫族の融合モンスター

昆虫族の儀式モンスター

昆虫族のシンクロモンスター

昆虫族のエクシーズモンスター

昆虫族のリンクモンスター

昆虫族のシリーズモンスター

昆虫族メタ

その他のリンク