使い道がほとんどない、あるいはまともに機能しないカードの俗称。
「カードではないただの紙」という蔑称である。
基本的に「明らかな上位互換が存在するような性能が低いカード」を指す。
使い道に乏しくデッキ構築の段階から採用しづらいカードである。
同じ意味で「ゴミカード」や「産廃」という俗称もあるが、より悪意のある蔑称である。
もしくはプレイ中に、召喚条件や発動条件を満たせていなかったり、カードの効果により召喚や発動を封じられている、いわゆる「死に札」となっている状態のカードのことも指す。
(有用なカードではあるが、デュエル中の状況により一時的に使えないカードとなっている)
「紙」の例には以下のようなものが挙げられる。
- これも全くの初心者が構築したデッキにありがちだが、コンセプトが明確に定まらず、まともに回らないデッキを「紙束」と表現することがある。
シナジーを全く考えずにカードを選んだデッキなど、デッキと呼ぶにはあまりにお粗末な場合に使用される。
- カード名に「神」と付いていながらも著しく扱いづらい場合、「神なのに紙だ」などと揶揄されることがある。
《ラーの翼神竜》・《地縛神 Wiraqocha Rasca》・《機皇神龍アステリスク》など、当てはまるカードは多い。
これらのカードのほとんどは原作で強力すぎる能力を持ち、OCG化に当たって弱体化され過ぎたのが原因となっている。
これら程ではないが、セイヴァーや極神等に対しても「手間と見返りが釣り合っていない」としてこの手の大型モンスターのカテゴリも同様に揶揄されるケースがある。
しかし「紙」とは本来「出せず、使い道すら見出せない」レベルのものに対しての蔑称であり、出しにくい大型カードを馬鹿にする目的で使って良いものでもない。
現にこれらを使用したデッキジャンルも存在する以上、相手や使用カードを馬鹿にする事はしないように。
- 原作・アニメにおいて―
サテライトとシティという階層構造が物語の軸になっていた初期のアニメ5D'sでは、シティ側の人間がサテライトの住民を蔑むのと同様、サテライト出身者が用いるカードに関しても「ゴミ」だの「クズ」だのと蔑視する風潮があった。
5D'sに限らず、原作やアニメでは低レアリティのカードや低ステータスのカードを紙くず同然に扱う人物が特に敵サイドの人物が多く描かれている。
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