遊戯王カードWiki - 召喚権のバックアップ(No.3)

召喚権 †

　「通常召喚を行う権利」を意味する非公式用語。
　「通常召喚権」とも。
　各プレイヤーは、それぞれ自分のターンに１度、通常召喚（モンスターの召喚またはセット）を行う事ができる。
　これを「毎ターン与えられる通常召喚を行う権利を行使している」と捉えるのが「召喚権」という呼び方である。

主に以下のような使い方をする。
- 「召喚権を使う」：通常召喚を行い、そのターンに通常召喚する権利を消費すること。
  特殊召喚するとそのターン中通常召喚を行えなくなる《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》など、変則的に召喚権を消費するカードもある。
- 「召喚権を使う効果」：召喚に成功した時に発動するなど、召喚しないと発動できない効果。
- 「召喚権が足りない」：手札に通常召喚したいモンスターが多く、通常召喚の機会が不足すること。
  デッキに通常召喚が必要なモンスターが多すぎると起こりやすいので、召喚権が足りないと感じたら特殊召喚するカードを増やすなどデッキの調整を行いたい。
- 「召喚権が余る」：主にモンスターを特殊召喚で展開するデッキで、召喚権を使わないまま自分ターンを終える事が多い状態を指す。
  召喚権が足りない場合と異なり改善すべき事態ではないが、召喚権を使うモンスターを投入する事で新たな戦術を組み込める可能性がある状態と言える。

召喚を無効にするカウンター罠等を受けた場合、モンスターの召喚自体は無効になるが、「召喚権を行使した」事実は残る。
よって、そのターン再び召喚権を使って通常召喚を行うことはできない。

《二重召喚》や《サモンチェーン》など「このターン自分は通常召喚を○回行うことができる」「自分は通常召喚に加えてもう１度だけ召喚を行うことができる」といった効果は、召喚権を増やす効果と言える。

シンクロ召喚登場以前ではデュエルが全体的に（現環境と比べて）低速気味であったこともあり、あまり意識されなかった権利であった。
この権利を爆発的に増やす《血の代償》がさほど重要視されていなかったことからもそれがうかがえる。
三色ガジェットの登場で転機はあったが、この時も一部のモンスター群にしか関わりはなかった。
最大の転機はシンクロ召喚登場以降であり、モンスターを並べることが重要になり、召喚に成功した時・場合の効果を持つモンスターも増えたことから意識されるようになっていった。

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