遊戯王カードWiki - 誓約効果のバックアップ(No.8)

誓約効果 †

　発動・召喚の際にプレイヤーに課せられる誓約の事（非公式用語）。
　遊戯王カードデータベースでは「発動のための条件」と説明された事がある。
　その効果を発動する前後を問わず、そのターンに特定の行為を行わない事を条件に発動が可能となる。
　効果外テキストであり、効果を無効にした場合でも無視できない。
　第９期テキストでは(1)の効果よりも前に書かれる事が多い。

その「カードの発動」や「効果の発動」、「モンスター効果の発動」を無効化された場合はこの誓約効果も破棄される。
例えば…
- 《クロス・ソウル》を発動して《マジック・ジャマー》に無効化された場合、誓約効果も破棄されバトルフェイズは行える。
- 《裁きの代行者サターン》の起動効果の発動を《天罰》で無効化された場合、バトルフェイズは行える。

ただし、単に「効果」を無効にしただけではこの誓約効果は破棄されない。
例えば…
- 《オオアリクイクイアリ》の破壊効果にチェーン《スキルドレイン》を発動された場合、発動が無効になっていないため攻撃できない。

《Ｄ－ＨＥＲＯダイヤモンドガイ》の効果で通常魔法を発動した場合、誓約効果は適用されない。

「そのターンは特殊召喚できない」の誓約効果は、カードの発動時に適用されるため、チェーンして「特殊召喚を含む効果」を持つカードを発動することはできない。（下記ＦＡＱ参照）
- ゲームにおいては可能な場合があるので注意。

《絶対魔法禁止区域》では、《簡易融合》の「攻撃不可」「エンドフェイズの自壊」は無効にする事ができない。
しかしこれは「特殊召喚したモンスターは上記の効果を受けた状態で特殊召喚されるため、《絶対魔法禁止区域》で無効にすることはできない」という解釈によるものであり、上記の２つの制限が誓約効果という訳ではない。
最新版の《簡易融合》のテキストを見ればわかる通り効果であるため、《Ｄ－ＨＥＲＯダイヤモンドガイ》でも上記に２つはスルーできず、自壊した時に「カードの効果で破壊された」という条件を満たす。

「１ターンに１度」や「このデュエル中１度」などの発動回数に関しては、１ターンに１度参照。

誓約効果はあくまで「カードの効果の発動に付随する処理」である。
そのため「このカード（効果）を発動するターン～」と書かれている場合は誓約効果、それ以外の場合は誓約効果ではなく、発動した効果の一部として扱う（《Ｄ－ＨＥＲＯデビルガイ》・《ヴェノム・スネーク》・《天魔神エンライズ》・《ミスフォーチュン》などの一部エラッタされていない古いカードはそのように書かれていないが、同様に誓約効果として扱う）。
- 《炎星皇－チョウライオ》の最後のテキストは誓約効果ではなく起動効果の一部として扱う。(12/08/25)
- 《ジェノミックス・ファイター》、《Ｎｏ.４２スターシップ・ギャラクシー・トマホーク》、《ギアギアングラー》、《霊水鳥シレーヌ・オルカ》等、「この効果を発動したターン～」と記述されているものも同様に誓約効果ではなく各効果の一部（残存効果）として扱う。
  例えば、《ジェノミックス・ファイター》や《ギアギアングラー》の場合、いかなる種族のモンスターを召喚・特殊召喚したターン中でも任意の種族を宣言して効果を発動できたり、すでに攻撃宣言した後や機械族以外のモンスターを特殊召喚したターンに効果を発動できたりできる。
  第９期のテキストでは「このカード(効果)の発動後、ターン終了時まで～」と表記されている。

「特殊召喚するターン」の誓約効果について
発動ではなく、特殊召喚行為に付随して誓約効果を持つカードも存在する。
効果の発動を必要としない特殊召喚（条件による特殊召喚）であれば、無効になっても誓約効果は破棄されない。
『「（カード名）」の特殊召喚は１ターンに１度』の制限と同様、無効にされた場合でも１度の特殊召喚とカウントされるためだろう。