戦士族(せんしぞく)/Warrior

 剣や拳など、白兵で戦うモンスターたちの種族で、多くのモンスターが人型である。
 全種族中ナンバーワンの数を誇り、大会賞品限定4種・日本未発売2種を含まず、デッキビルドパック ワイルド・サバイバーズまでで1032種類が登場している。
 属性別では闇属性202体、光属性248体、地属性362体、水属性53体、炎属性104体、風属性63体。
 神属性を除く6つの属性全てに50種類以上のモンスターが属しているのはこの種族だけである。

 優秀な効果ステータスを持つ下級モンスターを数多く擁しており、特に特殊召喚効果による展開力の高さが魅力。
 《ジャンク・シンクロン》《切り込み隊長》《ゴブリンドバーグ》などのほかのモンスター特殊召喚できるものや、《フォトン・スラッシャー》《マジック・ストライカー》《不死武士》などの自身を特殊召喚できるカードが豊富である。
 それら下級戦士族は全て《増援》サーチできるのも強みであり、加えて《戦士の生還》で条件なしでサルベージが可能なのも魅力。
 その《増援》09/03/01制限カードに指定されてしまったが、《魔装戦士 ドラゴディウス》《聖騎士の追想 イゾルデ》も登場し、いまだに「サーチに優れた種族」という印象は強い。
 シンクロモンスターエクシーズモンスターにも強力なものが多く、また上記した展開力のあるカード群によりそれらに繋ぎやすい。
 また、魔法使い族によりサポートされるカードもそこそこの数が存在する。
 単体性能の高さとサポートカードの豊富さにより、【戦士族】のみならず多くのビートダウンで活躍している。

 かつては上級モンスター攻撃力汎用性共に乏しく全体の打点の低さが悩みの種だったが、第6期以降はシンクロモンスターエクシーズモンスターが大幅に増加し、現在では全種族でも有数の決定力を持つ種族となっている。
 現にシンクロモンスターの数はドラゴン族機械族に次ぐ数を擁し、エクシーズモンスターに至っては最多を誇る。
 特にランクエクシーズモンスター《機甲忍者ブレード・ハート》《H−C エクスカリバー》は高い決定力を持ち、【戦士族】全般の地力を支えているカードである。

 カテゴリ単位でも比較的優秀なものが多い。
 大御所にして一大派閥のHEROはその筆頭で、制限カード期にも戦術の核を担えたほどのパワーカードである《E・HERO エアーマン》を始めとして優秀なカードを多数擁する。
 特に【E・HEROビート】は時期によって様々な戦術を取り入れる柔軟性に長け、《デュアルスパーク》属性融合召喚《E・HERO バブルマン》を軸としたエクシーズ召喚M・HEROと、複数の派生デッキ環境に顔を出している。
 《デステニー・ドロー》を擁する【D−HERO】も、風変わりなコンボ環境に一石を投じた。
 戦士族らしくサーチと展開力に特化したテーマデッキでは、【六武衆】【テラナイト】【剛鬼】などが世界大会レベルで活躍を見せている。
 変わったところでは、墓地からの除外コンボに繋げる【幻影騎士団】なども環境で活躍している。

関連リンク

リミットレギュレーションにて規制されている戦士族モンスター

戦士族モンスターに関連する効果を持つカード

素材に戦士族を指定するモンスター

戦士族トークン

戦士族罠モンスター

戦士族のチューナー

戦士族のペンデュラムモンスター

戦士族の融合モンスター

戦士族の儀式モンスター

戦士族のシンクロモンスター

戦士族のエクシーズモンスター

戦士族のリンクモンスター

戦士族のシリーズモンスター

戦士族メタ

その他のリンク