遊戯王カードWiki - 装備カードのバックアップ(No.30)

装備カード/Equip Card †

　基本的には装備魔法カードのことを指しますが、カードの効果によって罠カードやモンスターカードも装備魔法カードのように装備することがあります。
　これらも含めて「装備カード」と呼びます。

　（公式ルールブックバージョン 1.0 より引用）

装備カード/Equip Card

　装備魔法カード以外でも、モンスターに装備された状態のユニオンモンスターや《鎖付きブーメラン》等の装備罠などは装備カード扱いとなる。

１体のモンスターが装備できる装備カードの枚数に制限はない。
もちろん、ユニオンのように特記されている場合は例外となる。

元々裏側守備表示のモンスターには、カードを装備させる事ができない。

装備魔法・罠カード・モンスター効果の効果処理時以降、対象となった表側表示のモンスターを装備カードの対象に取り続ける。
- 一旦装備カードになったならば、その後装備カードの効果が無効になっても、装備カードは装備されたままである。

装備モンスターがフィールドに表側表示で存在しなくなった場合は対象不在となり、その瞬間に破壊される。
- 装備モンスターが裏側守備表示となった場合、対象不在となり破壊される。
- 装備モンスターが装備魔法や永続魔法、エクシーズ素材等になった場合、対象不在となり破壊される。
- 装備モンスターが相手にコントロール奪取された場合、装備カードは自分のフィールドに残る。

装備カードは、装備モンスターがフィールドに表側表示で存在しなくなるのと同時に破壊された扱いとなる。
なんらかのカードの処理の最中やチェーン処理の途中、ダメージステップあっても、装備モンスターが不在になった瞬間に破壊される。

「破壊扱い」であるため「破壊をトリガーとする効果」ならば発動する。
しかし、「ルールによって破壊」されているので、「カードの効果による破壊」ではないことに注意。
- 「モンスターに装備されているこのカードが墓地へ送られた」ことが条件の効果は発動できない。（→《ドラグニティ－アキュリス》を参照）

特定の種族・属性・モンスターにのみ装備可能な装備カードについて
- 《ＤＮＡ改造手術》などで装備可能な状態に変更すれば、本来その装備カードを装備できないモンスターであっても装備可能になる。

「種族が変更される」「カード名が変わる」などして装備対象が適切でなくなった場合、やはり対象不在となり破壊される。

装備モンスターが装備手順を指定している場合について。
- 装備モンスターの「このカードの効果で装備した」ことが条件の効果は、「その装備モンスターが持つ効果によって装備カードを装備している」場合のみ有効となる。
  - 例えば、《サクリファイス》が《精神寄生体》を装備しているとする。
    この時、「《サクリファイス》の効果で《精神寄生体》を装備している」場合、《サクリファイス》の効果は有効だが、《精神寄生体》の効果は発動しない。
    他方、「《精神寄生体》の効果で《精神寄生体》が《サクリファイス》の装備カードとなっている」場合、《サクリファイス》の効果は適用されないが《精神寄生体》の効果は発動する。

《スキルドレイン》などによって装備モンスターの効果が無効になると、その効果で装備されていた装備カードは破壊される。
- ユニオンなどの「装備カード側の効果」で装備されている場合は、装備魔法の効果扱いなので破壊されない。

《サクリファイス》・《Ｄ－ＨＥＲＯＢｌｏｏ－Ｄ》など、「フィールドのモンスターを１体のみ装備できる効果」について。
- これらのカードの効果によってモンスターを装備している場合、「装備しているモンスターを自動的に破壊して新たなモンスターを装備する」といったことはできない。
  再び起動効果を発動するには、《非常食》や《サイクロン》等で装備カードを除去する必要がある。

装備カードとなったモンスターカードについて
- 装備カード状態のモンスターは、装備魔法扱いになる。
  - モンスター除去では破壊できなくなるが、魔法カードを除去する効果では破壊される。
  - 《次元の裂け目》が適用中であっても、墓地へ送られる際に除外されない。(09/03/10)

「相手モンスターを自分のモンスターに装備する」「相手モンスターに自分のモンスターを装備させる」
上記のいずれの場合も、自分の魔法＆罠カードゾーンに装備カードを置く。
- 自身を装備カード化する場合、モンスター効果として発動し、効果処理時に装備魔法となる。

「カード名」はモンスターの時と同じものとして扱う。
- 例えば、《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》は、装備カードとなっている《サイバー・ドラゴン》を墓地へ送ることでも特殊召喚できる。(08/08/15)
  ただし、融合召喚を行う場合は、基本的にテキストに「融合素材モンスター」と記載されているため、モンスターでない扱いとなっている装備カードを融合素材として融合することはできない。

モンスターカードに固有の「種族」「属性」といった情報は無いものとして扱う。
- 例えば、装備カードとなっているドラゴン族がフィールドに存在しても、《スタンピング・クラッシュ》は発動できない。
- 通常モンスターや効果モンスターといった扱いもなくなるが、《フルメタルフォーゼ・アルカエスト》で融合素材にする場合は本来の情報を参照する。

モンスターとしての効果は適用されない。
- 例えば、《人造人間－サイコ・ショッカー》が装備カード扱いになっている場合、罠カードの発動・効果は制限されない。
- ユニオン・《アームズ・エイド》・《ドラグニティ－ファランクス》のように、装備カード扱いの時に発揮される事が明記されている場合にのみ、例外的に発動・適用される。
- 破壊トリガーを持つモンスターが、装備カード化されたのち破壊される場合の詳細は、破壊されたを参照。

装備カードとなった場合に有効になるモンスター効果について。
- ユニオン・《スフィア・ボム球体時限爆弾》等は、自身の効果で装備カードになっている場合のみ有効である。
- ドラゴン族ドラグニティや甲虫装機は、自身の効果以外で装備してもモンスター効果が使える。
  例えば、《ドラグニティ－ピルム》を《サイバー・ダーク・ホーン》の効果で装備している場合、《サイバー・ダーク・ホーン》は直接攻撃能力を得る。
  《ドラグニティ－ファランクス》等に至っては、そもそも自身を装備カード化する効果を持っていない。
  他にも、ＺＷは自身の効果以外で装備された場合、ステータス上昇効果は適用されないが、それ以外の効果は適用される。

装備カード状態で発動できる効果は、装備魔法の効果の発動扱いになる。
- 《スフィア・ボム球体時限爆弾》の破壊効果や、ユニオンの装備カード状態から特殊召喚する効果などは、《天罰》や《スキルドレイン》に無効化されない。

装備カード状態の、正規の手順で特殊召喚されていない特殊召喚モンスターは、魔法＆罠カードゾーンから特殊召喚できない。
- 装備カード扱いのモンスターを特殊召喚できるカードはまだ少ないが、《スターライト・ロード》で特殊召喚した《スターダスト・ドラゴン》を《機皇帝グランエル∞》の効果で装備した場合などに問題になり得る。（FAQ）

装備カードとなった罠カードについて
- 装備カード状態の罠カードは、罠カード扱いのまま。

装備カード状態の罠カードは、《王宮のお触れ》が発動されても、装備され続ける。
これは、装備魔法の適用中に《マジック・キャンセラー》を召喚しても装備魔法が外れないのと同様の理屈である。
- 「装備罠カードの発動にチェーンして」《王宮のお触れ》が発動された場合は、「装備カードになる効果」が無効になるので、装備カードになることなく墓地へ送る。

間違えやすいが、《リビングデッドの呼び声》や《デモンズ・チェーン》等は「対象をとり続ける永続罠」であり、装備カード状態にはなっていない。
- 例えば、《鉄の騎士ギア・フリード》を対象にしても、これらの罠カードは破壊されない。
- 《魂を削る死霊》を対象にした場合は、効果の適用後、即座に《魂を削る死霊》が破壊される。

装備カードをはずすことでフィールド上のモンスターを守る「身代わり効果」について。
- その守られたモンスターを「破壊した」、あるいは「戦闘破壊した」、などの条件を満たさない。
  - 例えば、モンスターを装備した《サクリファイス》に対し、それを上回る攻撃力の《ビクトリー・バイパーＸＸ０３》で攻撃したとする。
    この場合、《サクリファイス》の装備カードが代わりに破壊され、更に《サクリファイス》の効果でお互いにダメージが入るが、《ビクトリー・バイパーＸＸ０３》の「戦闘破壊した」条件は満たさない。（誘発効果）(10/05/18)

原作・アニメにおいて―
原作では「装備魔法」という用語はなく単に「装備カード」と表記されている。
Ｒにおいては「魔法・装備カード」という表記になっている（この表記のカードは作中のセリフで「装備魔法」と言われる事もある）。
またＲでは天馬月行が装備カード関連のカードを多用している。
モンスターに装備する罠カードはOCGでは「装備カードになる効果を持つ通常罠」という扱いだが、キースが使用した《メタル化・魔法反射装甲》や月行の使用した《慈愛のアミュレット》などは「罠・装備カード」と表記されていた。
一方、アニメGX・5D's・ZEXALに登場した装備カードになる罠カードは一貫して永続罠となっているが、それらは全てOCG化の際に通常罠へ変更されている。
アニメVRAINSでは装備カードになる罠カードも（一部例外を除けば）アニメ登場の時点でOCGと同様の通常罠として登場している。

アニメ5D'sではライディングデュエルの都合上通常の魔法カードが使用できないため、装備カードとなる罠カードが数多く登場している。
逆に、漫画5D'sではライディングデュエルであっても魔法カードの使用に制限がないため、遊星は装備魔法を多用するデュエリストとなっている。
また装備カードになる速攻魔法として漫画5D'sで、《カウンター・ソード》、アニメZEXALで、《銀河再誕(リギャラクシー)》、アニメARC-Vで《ペンデュラム・クライマックス》がそれぞれ登場している。

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FAQ †

Ｑ：装備カードを装備しているモンスターをエクシーズ素材にした場合、装備カードはどうなりますか？
Ａ：対象が居なくなった扱いとなり破壊されます。(11/05/14)

Ｑ：《甲虫装機エクサスタッグ》が《ブラック・ブルドラゴ》を装備しています。
　　この《甲虫装機エクサスタッグ》が《地砕き》で破壊された場合、《ブラック・ブルドラゴ》の効果は発動できますか？
Ａ：発動できます。(12/02/29)

Ｑ：装備カード扱いのモンスターは装備モンスターを対象に取り続けていると扱いますか？
Ａ：いかなる装備カードも装備されている間は装備モンスターを対象に取り続けます。
　　例えば、《サクリファイス》が《ブラック・マジシャン》を装備している場合、《ブラック・マジシャン》は《サクリファイス》を対象に取っている事になります。(13/06/28)

Ｑ：《ＤＤＤ怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク》の効果で、《マジカルシルクハット》の効果でモンスター扱いで特殊召喚された《アビスケイル－ミヅチ》を装備した場合、装備対象が正しくないとして《アビスケイル－ミヅチ》が破壊されますか？
　　破壊されない場合《アビスケイル－ミヅチ》の効果は適用されますか？
Ｑ：《アビスケイル－ミヅチ》は破壊されませんが、《アビスケイル－ミヅチ》の装備魔法カードとしての効果を適用することもできません。(19/08/16)

Ｑ：《ＤＤＤ怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク》の効果で、《マジカルシルクハット》の効果でモンスター扱いで特殊召喚された《虚無空間》を装備した場合、《虚無空間》の効果は適用されますか？
Ａ：《停戦協定》の効果により表側表示となった《虚無空間》を装備した場合でも、《虚無空間》の効果は適用されません。(19/03/22)

Ｑ：《グレイドル・アリゲーター》が自身の効果で、装備カードとなっています。
　　《神禽王アレクトール》の効果で《グレイドル・アリゲーター》の効果を無効にした場合、どのような処理になりますか？
Ａ：「装備カードのままであるが、コントロールを移動する効果は無効になるためコントロールは元に戻る」という処理になります。
　　なお、効果が無効の状態で《サイクロン》により破壊された場合は、「フィールドを離れた時に装備モンスターを破壊する」効果は適用されません。(19/09/08)

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関連カード †

装備カードとなる効果を持つモンスターカード †

自身の効果以外で装備カードとなった場合でも有効になるモンスター効果を持つモンスターカード †

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関連リンク †

FAQ †

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