*破壊/Destroy [#gf01362b]
 [[モンスター]]の[[戦闘]]や[[カード]]を破壊する[[効果]]によって、[[カード]]が[[墓地に送られる>墓地へ送られた]]ことを指します。~
 [[フィールド]]から[[手札]]や[[デッキ]]に[[戻った>戻す]]り、[[コスト]]として[[カード]]を[[墓地に送る>墓地へ送る]]行為は「破壊」には当てはまりません。

 (公式ルールブック バージョン 1.0 より引用)

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-大きく、「[[戦闘破壊]]」と「[[効果]]による破壊」に分けられる。

-[[カード]]は、[[墓地]]に表向きで置かれる。~
そのため、例えば[[《クリッター》]]が[[裏側表示]]のまま破壊され[[墓地へ送られた]]としても、[[墓地]]では表向きであるため[[効果]]はちゃんと[[発動]]する。

-''[[相手]]の[[発動]]した[[通常魔法]]や[[通常罠]]、[[速攻魔法]]や[[儀式魔法]]を破壊しても[[効果]]は[[無効]]に出来ない''。~
破壊と[[無効]]は異なるのである。~
これは遊戯王[[OCG]]の基本的なルールである。~
//マスタールール2に以降したってのもあるけど、初期からあるルールなので変にリンク張らず単に「ルール」とした方がいいと思う

--[[永続魔法]]・[[永続罠]]・[[フィールド魔法]]・[[装備魔法]]など、「[[フィールド]]上に存在している時に[[効果]]を発揮する[[カード]]」は、破壊すれば[[効果]]を潰すことができる。~
しかしこれは「[[フィールド]]から[[離れた>離れる]]ために[[効果]]を失った」のであり「破壊されて[[効果]]を[[無効]]化された」のではない。~

--[[発動]]済みの[[通常魔法]]などを破壊しても[[効果]]を[[無効]]にできない理屈は、よく「拳銃とその弾丸」に例えられる。~
この比喩では、「拳銃=[[カード]]」「弾丸=[[効果]]」とされる。~
つまり、「既に拳銃が銃弾を発射してしまった場合、その拳銃を破壊しても銃弾を止めることはできない」という事である。~
その記述はマスターガイドの[[《サンダー・ブレイク》]]の活用のアドバイスのところでも記されている。~
銃弾に対応するには、発射自体を無かったことにする([[発動]]の[[無効]])か銃弾を無意味にする([[効果]]の[[無効]])必要がある。~

--[[効果モンスター]]の[[モンスター効果の発動]]に関しても基本的にはこれと同様に考えてよい。~
ただし、「[[フィールド]]上に存在するとき」等の条件が付いている場合などでは[[不発]]にできることもある。~
例:[[《ゾンビ・マスター》]]

-[[《奈落の落とし穴》]]など、「破壊して[[除外]]」する[[効果]]は破壊できなかった場合[[除外]]されない。~
また、[[《王宮の鉄壁》]]を[[チェーン]]された場合は破壊して[[除外]]せず[[墓地へ送る]]。~
すでに[[《王宮の鉄壁》]]が存在する場合は[[発動]]不可。

-[[墓地]]や[[除外]]状態の[[カード]]は決して[[破壊されない]]。~
つまり、[[《ネフティスの鳳凰神》]]の[[自己再生]][[効果]]に[[《天罰》]]を使っても「破壊した」とはみなされず、次の[[ターン]]以降も[[墓地]]に留まる。~
[[《ドリル・ウォリアー》]]の自己[[帰還]][[効果]]に[[《天罰》]]を使った場合、その[[《ドリル・ウォリアー》]]は[[除外]]されたままになる。~

-[[メインデッキ]]の中の[[カード]]は[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]、[[《連鎖破壊》]]のような[[デッキ]]の[[カード]]を[[破壊]]する[[効果]]でしか[[破壊]]できない。~
一方で、[[エクストラデッキ]]の中の[[カード]]は[[《天罰》]]のような[[破壊]]する場所を指定しない[[効果]]でも[[破壊]]できる。~
//-基本的には、[[フィールドのカード]]しか破壊されない。~
//しかし[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]・[[《連鎖破壊》]]・[[《天罰》]]等、[[手札]]や[[デッキ]]、[[エクストラデッキ]]の[[カード]]が「破壊」されることもある。~

-「破壊され[[墓地へ送られる>墓地へ送られた]]」ことが[[発動条件]]の場合は[[除外]]されると[[効果を発動>効果の発動]]しない。~

-[[カードの効果]]による破壊は最もポピュラーな[[除去]]手段であり、対策も多い。~
[[墓地へ送る]]や[[除外]]する方が[[除去]]としての性能は高い。~
それは、破壊に関しては以下のように対抗手段やそれを[[トリガー]]にするものが多いためである。

--[[《我が身を盾に》]]や[[《スターダスト・ドラゴン》]]で防がれる。
--[[《異次元竜 トワイライトゾーンドラゴン》]]など[[耐性]]を持つ[[カード]]がある。
--[[《ベビケラサウルス》]]や[[《ネフティスの鳳凰神》]]の[[発動]][[トリガー]]となる。

-「[[カード]]の破壊」がルールによって規定されている状況もある。

//--既に[[フィールド魔法]]が[[表側表示]]で[[フィールド]]に存在する場合、新しい[[フィールド魔法]]を[[発動]]すると、古い方の[[フィールド魔法]]は破壊される。~
//これは新しい[[フィールド魔法]]の[[効果]]によって破壊されているのではなく、ルールによる破壊である。~
--[[装備カード]]は[[装備モンスター]]が[[裏側表示]]になるか、[[フィールド]]に存在しなくなった時、ルールによって破壊される。
--[[コントロールを奪われた>コントロール奪取]][[自分]]の[[モンスター]]の[[コントロール]]を[[《洗脳解除》]]などで取り戻す場合、[[自分]]の[[モンスターカードゾーン]]が全て埋まってしまうと、[[戻し>戻す]]きれない[[モンスター]]はルールによって破壊される。~

**関連カード [#ka1d5a14]
―[[自分]]の[[カード]]を破壊して[[サーチ]]・[[リクルート]]を行う[[カード]]
-[[《EMペンデュラム・マジシャン》]]

-[[メタルフォーゼ]]

-[[《炎王の孤島》]]
-[[《十二獣の会局》]]
-[[《天空の虹彩》]]
-[[《ドラゴニックD》]]
-[[《メガロイド都市》]]


 その他の[[カード]]を破壊する[[効果]]を持つ[[カード]]に関しては、[[フィールドのカード]]、[[魔法・罠除去]]、[[伏せ除去]]、[[単体除去]]、[[全体除去]]を参照。~

**関連リンク [#zd2901b0]
-[[戦闘破壊]]

-[[除去]]

-[[破壊した]]
-[[破壊された]]
-[[破壊される]]
-[[破壊されない]]

-[[墓地へ送る]]
-[[墓地へ送られた]]

-[[手札破壊]]
-[[デッキ破壊]]

-[[公式用語集]]
-[[公式ルールブック:http://www.yugioh-card.com/japan/howto/rule_book.php]]