*&ruby(まほう){魔法};カード/Spell Cards [#ge739855]
 魔法カードは基本的に[[自分]]の[[メインフェイズ]]で使うことのできるカードで([[速攻魔法]]を除く)、さまざまな[[効果]]であなたの戦いをサポートします。~
 [[カード]][[破壊]]や[[モンスター]]の強化など攻撃的で強力な[[効果]]が多く、[[速攻魔法]]以外は[[自分]]の[[ターン]]でのみの[[発動]]となりますが、[[自分]]でタイミングを計って[[発動]]できるのが魅力です。~

 (公式ルールブック Version 3.0 より引用)

-[[手札]]から[[発動]]する場合は必ず[[魔法&罠カードゾーン]]に一旦置き、一連の効果処理が終わった後に[[墓地に送る]]。~
つまり、[[魔法&罠カードゾーン]]に空きがない場合、[[手札]]から魔法カードを[[発動]]することはできない。~
但し、[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]の[[効果]]で[[発動]]する魔法の[[効果]]や[[《救世の儀式》]]の2つめの[[効果]]などは[[墓地]]で[[発動]]するので[[魔法&罠カードゾーン]]が埋まっていても[[発動]]できる。


-普通、1[[ターン]]に何枚でも[[発動]]できる。~
但し、当然のことながら[[空撃ち]]は不可能である。~
なお、[[《魔封じの芳香》]]が発動している場合は手札からは発動できないため、1ターンで最大6枚(フィールド魔法を含める)の発動に制限される。

-[[速攻魔法]]以外は伏せた[[ターン]]に[[発動]]することができる。~
[[《手札抹殺》]]を使う場合などは忘れないように。
--例えば[[手札]]に[[儀式魔法]]が、場に[[リリース]]用[[モンスター]]が存在するが、[[儀式モンスター]]が[[手札]]にいないとする。~
このようなときは[[儀式魔法]]を[[セット]]してから[[《手札抹殺》]]を[[発動]]するとよい。~
[[儀式モンスター]]を引けたならば、[[セット]]した[[儀式魔法]]を[[発動]]し[[降臨]]させることができる。

-読み仮名について―~
初期は「まほうカード」であったが、第3期から「マジックカード」に改称される。~
改称の理由としては、原作の「バトルシティ編」の後半から「魔法」のルビに「マジック」が付けられていた事が影響しているのだろう。~
これに伴いアニメでも「バトルシティ編」の決勝トーナメント、「乃亜編」辺りから次第に「マジックカード」と呼ばれるようになった。~
その後、[[天空の聖域]]から元の「まほうカード」に戻った。~
だが、アニメでは未だにカード全体の呼称は「マジックカード」のままで、「つうじょうまほう」「フィールドまほう」等、中途半端な改称が見られる。~
--アニメGXにおいては、わざわざ既存のカードのルビを「まほう」から「マジック」に書き換えるほどの徹底ぶりであった。~
5D'sになってからは、アニメオリジナルカードにおいても、カード自体には「まほうカード」と書かれている。
--アニメ5D'sでは「ライディング・デュエルではマジックカードの使用は禁止」という説明がされており、「マジックカード」と「スピードスペル」を区別しているとみられる。
--なお、[[罠カード]]の読みは現在でも「わなカード」ではなく「トラップカード」である。
--漫画5D'sでは一時「魔法」に「マジック」とルビが振られていたが、現在では「まほう」に戻っている。~
-「マジックカード」は非公式用語ではなく、''過去の公式用語''である。~
//↑「生け贄」などと同じなのでこの書式で
ルール質問の際に使用しても(まほうカードと翻訳はされるであろうが)、担当者から咎められることはない。
ルール質問の際に使用しても(まほうカードと翻訳はされるであろうが)、担当者から咎められることはない。~
英語版では「MAGIC CARD」から「SPELL CARD」へと変更されているが、そちらは「MAGIC CARD」へと戻る事は無かった。~

-原作・アニメにおいて―~
初出はM&Wの初登場時からで、遊戯、海馬共に1枚ずつ伏せた後に[[発動]]し、[[デュエル]]の流れを変えた。~
魔法カードの役割はOCGとは異なっている。~
[[カード]]テキストで制限されていない限り、文字通り「いかなる」タイミングでも魔法カードの[[発動]]が可能なのである(また、魔法・罠を兼任した特殊なカードも存在している)。~
そして、それを再現するために[[速攻魔法]]というカテゴリーが生まれた。~
アニメでは基本的にOCG準拠になっているが、初期だと原作のように[[相手]][[ターン]]に[[通常魔法]]を使っていたりする。~
原作における「バトルシティ編」の準決勝「遊戯vs海馬」戦では、[[相手]][[ターン]]に多くの魔法カードを使っている。~
そのため、アニメでは辻褄合わせとして[[相手]][[ターン]]でも[[通常魔法]]を使用できる[[永続魔法]]《マジック・サンクチュアリ》が登場し、原作を再現した。

--遊戯王Rでは、最後の「遊戯vs夜行」戦において、夜行が[[手札]]から[[《魔法解除》>《魔法除去》]]と《レベル・アワード》を同一[[ターン]]に[[発動]]している。

--アニメ5D'sでは、「スピードスペル」という新しい魔法カードが登場している。~
ライディングデュエル専用の魔法カードで、D・ホイールの速度に応じて溜まる「スピード[[カウンター]]」がなければ発動できない。~
スピード[[カウンター]]は先攻1[[ターン]]目以外の[[お互い]]の[[スタンバイフェイズ]]ごとにひとつ増え、その際D・ホイールが加速される。~
旧《スピード・ワールド》は1度に1000以上の[[ダメージ]]を受けると、1000ポイントに付き1つスピード[[カウンター]]が減り、同時にD・ホイールは自動的に減速する[[効果]]があった。~
その後、この改良版とも言える《スピード・ワールド 2》は[[ダメージ]]を受けた時にその[[プレイヤー]]のスピード[[カウンター]]が減る[[効果]]が無くなり、更に決められた個数のスピード[[カウンター]]を自ら減らす事で、それぞれ以下の[[効果]]を[[発動]]できる仕様になっている。~
4個:自分の手札の「&ruby(スピードスペル){Sp};−」と名のついた魔法カードの枚数×800ポイント[[ダメージ]]を[[相手]][[ライフ]]に与える。~
7個:[[自分]]の[[デッキ]]から[[カード]]を1枚[[ドロー]]する。~
10個:[[フィールド]]上に存在する[[カード]]を1枚[[破壊]]する。~

---カード名は《&ruby(スピードスペル){Sp};−ヴィジョンウィンド》のように「&ruby(スピードスペル){Sp};−」と書かれている。~
また、[[フィールド魔法]]《スピード・ワールド》及び《スピード・ワールド 2》のテキストには、「『&ruby(スピードスペル){Sp};−』と名のつく魔法カード以外の魔法カードをプレイした時、2000ポイントのダメージを受ける。」とも書かれているが、作中では「通常の魔法カードは使用できない」という簡潔な説明がなされている。~
使用できないわけではないかもしれないが、4000[[ライフ]]制の[[デュエル]]において2000ポイントの[[ダメージ]]を受けるため、[[回復]]などしない限りは難しいだろう。~
劇中のライディングデュエルにおいて「&ruby(スピードスペル){Sp};−」でない魔法カードを使用した登場人物は、今の所一人もいない。~
([[《ブレイズ・キャノン》]][[《ブレイズ・キャノン−トライデント》]]を必要とする[[《ヴォルカニック・デビル》]]を[[召喚]]しているプレイヤーがいるあたり、誰も使わない訳ではないようである)。~
ただ、クロウやボマーの[[手札]]に存在している事もあり、おそらく作画を埋めるために適当に選択したのだと思われる。~

-コナミのゲーム作品において―~
DSソフト「[[STARDUST ACCELERATOR>ゲーム付属カード#k2f9bcd5]]」ではライディング・デュエルに必要な上記の&ruby(スピードスペル){Sp};が収録され、既存の魔法カードを&ruby(スピードスペル){Sp};にしたものも登場する。~
例:[[《死者蘇生》]]⇒《&ruby(スピードスペル){Sp};−死者蘇生》、[[《サンダー・ボルト》]]⇒《&ruby(スピードスペル){Sp};−サンダー・ボルト》
--このゲームにおける《スピード・ワールド》のテキストは「『&ruby(スピードスペル){Sp};−』と名のついたカード以外の魔法カードを発動することはできない」となっている。~
そのため、ライディング・デュエル専用のデッキ編集も可能となっており、その編集画面では「&ruby(スピードスペル){Sp};−」と名のついたカード以外の魔法カードの投入が不可能になっている。~

--また、タッグフォースシリーズや[[DUEL TERMINAL]]では、原作・アニメキャラもOCG同様「魔法カード」を「マジックカード」では無く「まほうカード」と呼んでいる。~

**関連リンク [#l034e98e]
-[[通常魔法]]
-[[速攻魔法]]
-[[装備魔法]]
-[[永続魔法]]
-[[儀式魔法]]
-[[フィールド魔法]]

-[[公式用語集]]
-[[公式ルールブック:http://www.yugioh-card.com/japan/howto/index.html]]