魔法使(まほうつか)(ぞく)/Spellcaster

 その名の通り魔法・魔術・呪術などを使う種族で、戦士族に続き人型の割合が多い。
 大会賞品限定5種・日本未発売3種を含まず、PHARAONIC LEGEND PACKまでで654種類が登場している。
 属性別では闇属性272体、光属性181体、地属性53体、水属性59体、炎属性28体、風属性61体。

 優秀なカードが多く、禁止カードが現在6体、制限準制限カードも含めると19体にもなるほど強力な種族である。
 下級モンスターには禁止カードである《魔導サイエンティスト》を初めとして、汎用性が高く禁止・制限カードの経験がある《お注射天使リリー》《黒き森のウィッチ》《慧眼の魔術師》《召喚僧サモンプリースト》《聖なる魔術師》《月読命》《マスマティシャン》《魔導戦士 ブレイカー》が存在している。
 それ以外でも、墓地封じの《霊滅術師 カイクウ》モンスター効果メタ《エフェクト・ヴェーラー》など枚挙に暇がない。
 上級モンスターにも優秀なものは多く、禁止・制限カードの経験がある《カオス・ソーサラー》《混沌の黒魔術師》《アストログラフ・マジシャン》から、《ブリザード・プリンセス》《ブラック・マジシャン》など幅広いモンスターを擁する。
 シンクロエクシーズモンスターからも、《TG ハイパー・ライブラリアン》《No.11 ビッグ・アイ》といった環境トップデッキの中核モンスターが現れている。
 また、リバースモンスターペンデュラムモンスター儀式モンスターが最も多い種族で、リバースモンスターは33体、ペンデュラムモンスターは64体(使用不可カード含むと65体)、儀式モンスターは16体も存在する(2022/02/20時点)。
 その他魔法・罠カードにも、魔導書《ディメンション・マジック》《マジシャンズ・サークル》といったサポートが多く、ほぼどんなモンスターも活躍させる事ができるのが嬉しいところ。

 最初期に猛威をふるった特殊勝利デッキの元祖・【エクゾディア】のパーツは全て魔法使い族であり、文字通り「遊戯王」というゲームのスタートを担う種族であった。
 エキスパートルール移行後も《ヂェミナイ・エルフ》《黒き森のウィッチ》エラッタ前)ら優秀なモンスター陣で【スタンダード】を牽引し続けたが、反面、種族サポートにはあまり恵まれない時期が続く。
 魔力カウンター《ディメンション・マジック》などが中心であり、サポートが増えたのはGXに移行した第4期であった。
 その後も強力なサポートは追加され続け、第8期には魔導書カテゴリ化により一時環境トップを奪う勢いを得た。
 第9期と共にアニメARC-Vが始まると、魔術師Emマジェスペクターといった粒揃いの新規カテゴリにおいて、更なる強化と規制が相次いだ。
 一方では、《混沌の黒魔術師》エラッタ後)・《月読命》《サウザンド・アイズ・サクリファイス》《聖なる魔術師》と、長年の禁止カード達が環境に戻る第8〜9期ともなり、リミットレギュレーションにより陣容が変化し続ける種族という特色が一層強まった。
 特に魔術師は、アニメ・漫画由来のカード群とOCG独自のカード群が併行して継続的に輩出されていく、OCG史上でも稀な優遇カテゴリに成長している。

関連リンク

―現在禁止カードである魔法使い族モンスター

―現在制限カードである魔法使い族モンスター

―現在準制限カードである魔法使い族モンスター

―魔法使い族に関連する効果を持つカード

―素材に魔法使い族を指定するモンスター

―魔法使い族トークン

―魔法使い族罠モンスター

―魔法使い族のチューナー

―魔法使い族のペンデュラムモンスター

―魔法使い族の融合モンスター

―魔法使い族の儀式モンスター

―魔法使い族のシンクロモンスター

―魔法使い族のエクシーズモンスター

―魔法使い族のリンクモンスター

―魔法使い族のシリーズモンスター

―魔法使い族メタ

―その他のリンク