*戻す(戻る)/Return [#gca4df19]
 他の[[カード]]を以前に存在していた場所に戻す、または自身の[[効果]]で以前に存在していた場所に戻ることを意味する言葉。~
 上記の他、「めくったカードを元に戻す」のように使われることもある。
*&ruby(もど){戻};す(&ruby(もど){戻};る)/Return [#top]
 [[テキスト]]で使われる動詞の一種で、他の[[カード]]を以前に存在していた場所に移すことを意味する。~
 「めくった[[カード]]を元に戻す」「[[発動]]した[[カード]]を元に戻す」のように使われることもある。

-基本的に[[デッキ]]から[[手札]]、[[手札]]から[[フィールド]]、[[フィールド]]から[[墓地]]、[[墓地]]から[[ゲームの外>除外]]へ[[カード]]は推移していく。~
 基本的に[[デッキ]]から[[手札]]、[[手札]]から[[フィールド]]、[[フィールド]]から[[墓地]]、[[墓地]]から[[デュエルフィールドの外>除外]]へ[[カード]]は推移していく。~
 これと逆方向に[[カード]]が移動する処理を、「戻す(戻る)」と表している。~

-[[カード]]の移動に関する「戻す(戻る)」の分類
--[[手札]]から[[デッキ]](のどこか)に戻す([[シャッフル]]あり)
--[[手札]]から[[デッキの一番上]]に戻す
--[[手札]]から[[デッキの一番下]]に戻す
--[[フィールド]]から[[手札]]に戻す→[[バウンス]]
--[[フィールド]]から[[デッキ]](のどこか)に戻す([[シャッフル]]あり)
--[[フィールド]]から[[デッキの一番上]]に戻す
--[[フィールド]]から[[デッキの一番下]]に戻す
--[[墓地]]から[[手札]]に戻す→[[サルベージ]]
--[[墓地]]から[[デッキ]](のどこか)に戻す([[シャッフル]]あり)
--[[墓地]]から[[デッキの一番上]]に戻す
--[[墓地]]から[[デッキの一番下]]に戻す
--[[除外]]から[[デッキ]](のどこか)に戻す([[シャッフル]]あり)
--([[特殊召喚]]ではなく)[[除外]]から[[フィールド]]に戻す。
--[[除外]]から[[墓地に戻す]]。
-「戻す(戻る)」の分類(矢印はそれぞれの[[効果]]を持つ[[カード]]の一覧表があるページ)~
--[[手札]]から
---[[デッキ]](のどこか)に戻す([[シャッフル]]あり) →[[デッキに戻す]]
---[[デッキの一番上]]に戻す →[[デッキの一番上]]
---[[デッキの一番下]]に戻す →[[デッキの一番下]]
--[[フィールド]]から
---[[手札]]に戻す →[[バウンス]]
---[[デッキ]](のどこか)に戻す([[シャッフル]]あり) →[[デッキに戻す]]
---[[デッキの一番上]]に戻す →[[デッキの一番上]]
---[[デッキの一番下]]に戻す →[[デッキの一番下]]
--[[墓地]]から
---[[手札]]に戻す →[[サルベージ]]
---[[デッキ]](のどこか)に戻す([[シャッフル]]あり) →[[デッキに戻す]]
---[[デッキの一番上]]に戻す →[[デッキの一番上]]
---[[デッキの一番下]]に戻す →[[デッキの一番下]]
--[[除外]]から
---[[デッキ]](のどこか)に戻す([[シャッフル]]あり) →[[デッキに戻す]]
---[[デッキの一番上]]に戻す →[[デッキの一番上]]
---[[デッキの一番下]]に戻す →[[デッキの一番下]]
---[[フィールド]]に戻す →[[一定期間だけ除外]]([[除外]]から[[特殊召喚]]は「[[帰還]]」参照)
---[[墓地に戻す]] →[[墓地に戻す]]
--その他(各処理のルールについても各ページを参照)
---[[コントロール]]を戻す →[[コントロール]]
---めくった[[カード]]を元に戻す →[[確認]]・[[カードをめくる]]
---[[発動]]した[[カード]]を元に戻す →[[《誤作動》]]

-[[デッキの一番上]]を[[デッキトップ]]、[[デッキの一番下]]を[[デッキボトム]]と呼称する場合もある。~
[[カード]]を[[デッキ]]に戻したりした場合、「一番上に[[置く]]」「一番下に[[戻す]]」等の例外を除き、[[デッキ]]に戻した後[[シャッフル]]しなければならない。

-[[融合モンスター]]・[[シンクロモンスター]]に対して[[手札]]または[[デッキ]]に戻す[[効果]]が[[適用]]された場合、その所在にかかわらず必ず[[エクストラデッキ]]に戻る。
-ルールについて。~

-[[場>フィールド]]に戻す処理の際には、もともとその[[モンスター]]がいた[[モンスターカードゾーン]]にその[[モンスター]]を戻す必要はない。~
しかし、[[モンスターカードゾーン]]に空きがない場合は戻すことができず[[墓地へと送られる>墓地に送る]]。
--[[カード]]を[[デッキ]]に戻した際、特定の場所に戻した場合以外は[[シャッフル]]しなければならない。~

-[[《異次元からの埋葬》]]などは、[[《マクロコスモス》]]の存在中でも[[使用]]できる。~
(「[[墓地に送る]]」ではなく「[[墓地に戻す]]」であるため)
--かつては、「[[除外]]から[[墓地に戻す]]」行為は「[[墓地に送る]]」と同等の行為とみなされ、[[《マクロコスモス》]]などの全体[[除外]]カード[[適用]]中は[[除外]]ゾーンから動かすことができないという裁定であった。~
その後[[裁定変更]]がなされ、「[[墓地に戻す]]」は「[[墓地に送る]]」とは違い、全体[[除外]][[カード]]に影響されず[[墓地]]に置けるというルールになった。
--[[エクストラデッキ]]に投入される[[特殊召喚モンスター]]に対して[[手札]]または[[デッキ]]に戻す[[効果]]が[[適用]]された場合、その所在にかかわらず必ず[[エクストラデッキ]]に戻る。~

-''『戻る』''は自動詞、''『戻す』''は他動詞である。~
[[対象をとる(指定する)効果]]は『戻す』、対象をとらない[[効果]]は『戻る』が使われる。~
--[[デッキの一番上]]・[[フィールド]]に戻す場合に「[[置く]]」と書かれることもあるが処理に違いはない。~
また、[[デッキ]]・[[手札]]・[[エクストラデッキ]]に戻す場合に「[[加える]]」と書かれることもあるが、基本的な処理には違いはない。~
ただし、下記の通り数を参照する場合は違いが生じる。~

-[[《X−セイバー ウルベルム》]]では[[置く]]となっている。
---「戻した数」と「[[加えた>加える]]数」では数え方が異なる。~
「[[デッキ]]に戻した数」は[[エクストラデッキ]]や[[相手]]の[[デッキ]]もカウントする。~
「[[デッキ]]に[[加えた>加える]]数」は[[エクストラデッキ]]や[[相手]]の[[デッキ]]はカウントしない。([[《カオスポッド》]])~
「[[デッキ]]に戻った場合、その[[モンスター]]の数」は[[エクストラデッキ]]はカウントしない。([[《火車》]])~
「[[手札]]に戻した数」は[[エクストラデッキ]]はカウントしない。~

**[[除外]]から戻す [#o9f33cd8]
 [[《亜空間物質転送装置》]]などによる「一時的[[除外]]し、また[[フィールド]]に帰ってくること」を「[[除外]]から戻す」と表現する。~
 これは「[[特殊召喚]]と別物」として扱われるので、「[[特殊召喚]]できない[[モンスター]]」も戻せるし、[[特殊召喚]]の[[メタカード]]で妨害されることも無い。~
 なお、あくまで「[[除外]]から戻す」であるため[[除外]]状態から[[墓地]]に送られたりして「[[除外]]状態ではなくなる」と、関係は断絶され移動は起きなくなる。
--[[永続カード]]以外の[[魔法・罠カード]]は、[[カードの発動]]をした場合「[[手札]]に戻す」[[効果]]を受けなくなる。~
よって、[[カード]]を戻す[[効果]]に[[チェーン]]して[[カードの発動]]をした場合、[[手札]]には戻らず、[[一連の効果処理>一連の効果]]終了時ルールとして[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]。~
なお、[[《ゴブリンのその場しのぎ》]]など「[[発動]]を[[無効]]にして[[手札]]に戻す」[[効果]]を持つ[[カード]]もあるが、これは[[効果]]によって戻されているだけであり、ルールが異なるわけではない。~

-この戻る行為は基本的に[[チェーンブロック]]を作らない。~
ただし、[[《フューチャー・ヴィジョン》]]は[[チェーンブロック]]を作る。
--[[墓地へ送られた]]際に[[発動]]する[[誘発効果]]を持つ[[カード]]が[[発動]][[コスト]]で[[墓地へ送られた]]場合、''[[発動]]前に[[デッキ]]や[[手札]]に戻るとこれらの[[効果]]は[[発動]]しない''。~
(例:[[《死者転生》]]の[[コスト]]として[[《ダンディライオン》]]を[[捨て>捨てる]]、[[捨てた>捨てる]][[《ダンディライオン》]]自身を[[手札]]に戻した場合)~
逆に、[[誘発効果]]の[[発動]]後に[[手札]]や[[デッキ]]に戻しても[[効果]]は[[無効]]化されない。~
(例:[[《クリッター》]]の[[誘発効果]]に[[チェーン]]して[[《転生の予言》]]を[[発動]]し、その[[《クリッター》]]を[[デッキ]]に戻した場合)~

-[[《シャトルロイド》]]等は「[[特殊召喚]]扱い」なので「[[除外]]から戻す」扱いではなく「[[帰還]]」と表現する。
--「[[墓地に戻す]]」[[効果]]は[[墓地へ送れ>墓地へ送る]]ない状況でも[[適用]]される。~
(例:[[《マクロコスモス》]]の[[適用]]中に[[《異次元からの埋葬》]]を[[発動]]する場合)~
---かつて「[[除外]]から[[墓地に戻す]]」は「[[墓地へ送る]]」と同等の行為とみなされ、[[《マクロコスモス》]]などの全体[[除外]][[カード]][[適用]]中は[[除外]]状態から動かすことができない[[裁定]]であった。~
その後[[裁定変更]]がなされ、「[[墓地に戻す]]」は全体[[除外]][[カード]]に影響されず[[墓地]]に置けるというルールになった。~

-テキストにある「戻す」の例外的事例について。~
[[《時の機械−タイム・マシーン》]]の「戻す」は、[[《亜空間物質転送装置》]]などと異なり「[[チェーン]]に乗る」「[[特殊召喚]]」であると裁定が下っていた。~
現在は[[エラッタ]]により修正されている。
-原作・アニメにおいて―~
原作のバトルシティ編で「闇遊戯vs闇バクラ」戦で闇バクラが「[[魔法・罠カード]]以外の[[相手]][[フィールドのカード]]を1[[ターン]]前の状況に戻す」[[魔法カード]]《デジャヴー》を使用した。~

**関連リンク [#hc8a61ad]
―「[[除外]]から[[フィールド]]に戻す」[[カード]]一覧
-[[《シンクロ・ガンナー》]]
-[[《速攻の黒い忍者》]]
-[[《D−HERO デビルガイ》]]
-[[《星見鳥ラリス》]]
--アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};では、[[《CNo.107 超銀河眼の時空龍》]]は[[ターン]]開始時の状態に戻す[[効果]]を持っていた。~
またアニメZEXALIIの[[《No.100 ヌメロン・ドラゴン》]]はその[[ターン]]中に[[破壊]]された[[魔法・罠カード]]を[[フィールド]]に戻す[[効果]]を持っていた。~

-[[《異次元隔離マシーン》]]
-[[《サイバネティック・ゾーン》]]
-[[《ワーム・ホール》]]
--アニメARC-Vの[[《DDD双暁王カリ・ユガ》]]もその[[ターン]]中に[[破壊]]された[[魔法・罠カード]]を[[フィールド]]に戻す[[効果]]を持っていた。~

-[[《亜空間物質転送装置》]]
-[[《パラドックス・フュージョン》]]
--[[《No.100 ヌメロン・ドラゴン》]]・[[《DDD双暁王カリ・ユガ》]]は[[破壊された]][[カード]]を戻す[[効果]]であり、[[OCG]]における再[[セット]]と異なり、戻した[[カード]]は受けた[[効果]]がリセットされ同一[[ターン]]に[[発動]]が可能だった。~

-[[《フューチャー・ヴィジョン》]]([[チェーンブロック]]を作る)
//**関連カード [#card]

―その他のリンク

**関連リンク [#link]
-[[サルベージ]]
-[[バウンス]]
-[[デッキに戻す]]
-[[墓地に戻す]]

-[[公式用語集]]
-[[公式ルールブック:http://www.yugioh-card.com/japan/howto/index.html]]