*《&ruby(ナンバーズ){No.};13 ケインズ・デビル/Number 13: Embodiment of Crime》 [#top]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク1/闇属性/悪魔族/攻 500/守 500
 レベル1モンスター×2
 (1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
 相手フィールドの全てのモンスターは、表側攻撃表示になり、
 このターン攻撃可能な場合にはこのカードを攻撃しなければならない。
 この効果は相手ターンでも発動できる。
 (2):自分フィールドに「No.31 アベルズ・デビル」が存在する限り、このカードは以下の効果を得る。
 ●X素材を持っているこのカードは戦闘・効果では破壊されない。
 ●このカードへの攻撃で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。

 [[PREMIUM PACK 16>PREMIUM PACK#PP16]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 [[相手]][[モンスター]]を[[表側表示]]にする[[誘発即時効果]]、[[《No.31 アベルズ・デビル》]]が存在する場合に[[破壊されない]][[永続効果]]と[[戦闘ダメージ]]を移し替える[[永続効果]]を持つ。~
//http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=4&cid=11018

 単体で[[効果]]を使用した場合は[[攻撃]]を強制する[[効果]]となり、[[自分]]の[[ターン]]で使用した場合は[[表示形式]]を変更するだけの[[効果]]となる。~
 単体で使用した後にこの[[カード]]が[[フィールド]]を離れれば[[攻撃]]を封じることも可能であり、それは[[相手]]の[[戦闘破壊]]でも良いので、[[守備表示]]で出しておけば1[[ターン]]の間[[ダメージ]]を防げる。~

 ただ、基本的には、後半の[[効果]]が[[適用]]される[[《No.31 アベルズ・デビル》]]との併用が前提となる。~

 [[《No.31 アベルズ・デビル》]]が存在する場合に[[破壊]][[耐性]]を持ち、[[効果]]を使用すれば[[攻撃]]を強制したうえで[[戦闘ダメージ]]を[[相手]]に移し替えることが可能となる。~
 [[相手]][[モンスター]]が展開しているところに[[攻撃]]を強制できれば大[[ダメージ]]を与えられることだろう。~

 しかし、[[攻撃]]を強制する[[効果]]は[[フリーチェーン]]であるため[[相手]]の展開が終わってから[[発動]]することができるが、[[相手]]の[[メインフェイズ]]終了時に打ったとしても[[メインフェイズ]]が続行してしまう。~
 また、[[破壊されない]]ものの、[[バウンス]]や[[除外]]で[[除去]]できてしまう。~
 対策がない状態で[[相手]]が展開してくるとは考えづらく、展開する場合は大抵はこれらを[[除去]]できる[[モンスター]]を出す場合がほとんどだろう。~
 他にも[[メインフェイズ2>メインフェイズ#M2]]で[[モンスター]]を展開されたりするなど、[[相手]]に対策されやすい。~

 運用するには[[レベル]]1[[モンスター]]4体が必要で手間がかかり、[[レベル]]1[[モンスター]]3体で出せる[[《No.54 反骨の闘士ライオンハート》]]なら[[自爆特攻]]から単独で類似[[効果]]を[[適用]]できる。~
 こちらは[[攻撃]]を強要させることはできても、上記の欠点の都合上、受動的なこれらを活かすことは難しい。~
 とはいえ[[【金華猫】]]等の[[デッキ]]では[[レベル]]1[[モンスター]]を4体並べる事はさほど苦労せず、[[自分]][[ターン]]で攻め込む分には問題ないため、こちらを優先あるいは併用する意義は十分にある。~
 [[《LL−リサイト・スターリング》]]等との枠の問題なども考え採用を考えていきたいところ。~

 [[《ハウスダストン》]]・[[《ホワイト・ダストン》]]で[[レベル]]1を大量に並べられる[[【ダストン】]]ならば両者を並べることは狙える。~
 [[効果破壊]]を[[《ナンバーズ・ウォール》]]などでしのげば[[効果]]を活かす機会もあるか。~

-[[相手]][[ターン]]で[[攻撃]]を自身に強制する[[効果]]を[[発動]]した後、この[[カード]]が[[フィールド]]から[[離れる]]と、[[効果]]が[[適用]]された[[モンスター]]は[[攻撃]]できない。~
この点を利用し、[[除外]]などを組み合わせると[[攻撃]]をしのぐ[[効果]]として単独でも利用できる。~

-[[相手]][[ターン]]に[[発動]]する場合は、[[表側攻撃表示]]の[[モンスター]]のみが[[相手]][[フィールド]]に存在する場合でも[[発動]]できる。~
この場合、元々[[攻撃表示]]の[[モンスター]]も[[攻撃]]を強要される。~

-[[相手]][[モンスター]]を[[攻撃表示]]にした後に[[《No.93 希望皇ホープ・カイザー》]]に繋げて[[攻撃]]する[[コンボ]]も可能。~
[[【ダストン】]]ではこれを利用した[[1ターンキルコンボ>【ダストン】#UtopiaKaiser]]も存在する。~

-[[効果]]の都合上[[《No.31 アベルズ・デビル》]]との併用が前提となる[[モンスター]]のため、[[新マスタールール]]によるルール変更で大きく[[弱体化]]することとなった。~
[[マスタールール(11期)]]で[[リンク先]]に関係なく並べられるようになり、使い勝手は元に戻った。~
[[新マスタールール]]の間でも、[[《トランスファミリア》]]を使えば並べることは狙えた。~
// [[《ハウスダストン》]]で場を埋めやすい[[【ダストン】]]ならば活躍が期待できる。~
// [[お互い]]に[[モンスター]]が1体以下の状態で[[《ハウスダストン》]]の[[効果]]を[[発動]]した場合、こちらの[[フィールド]]に[[《ハウスダストン》]]及び[[《ホワイト・ダストン》]]を合計4体[[特殊召喚]]することで素材が揃う。~
// 後はこの[[カード]]と[[《No.31 アベルズ・デビル》]]を[[守備表示]]で[[エクシーズ召喚]]して[[効果]]を使えば、[[攻撃力]]0の[[ダストン]]で[[フィールド]]が封殺された[[相手]]は4体の合計[[戦闘ダメージ]]2000を毎[[ターン]]受けることになる。~
// [[《No.54 反骨の闘士ライオンハート》]]を使用した場合に比べ、[[相手]][[モンスター]]の[[ステータス]]に影響されず、[[ダストン]]の[[デメリット]]により[[モンスター]]の展開が封じられた状態を保てるのが利点である。~
// 勿論状況によっては[[《No.54 反骨の闘士ライオンハート》]]や他の[[カード]]を優先させても良い。~

-名前の由来は、[[《No.31 アベルズ・デビル》]]も含めて考えると、「旧約聖書」に登場するアダムとイヴの息子、カイン(英語読みでケイン)とアベルの兄弟だろう。~
物語中で弟のアベルに嫉妬した兄カインはアベルを騙して殺し、その罪により神にエデンの東に追放された。~
この時、神はカインを殺した者には七倍の復讐があると伝え、誰もカインを殺さないよう印を刻んだ。~
この[[カード]]の[[破壊]][[耐性]]及び[[ダメージ]]を反射する[[効果]]は、上記の物語を表現した物と思われる。~

--宗教上の意味合いが強いためか、[[英語名]]はこの[[カード]]が「罪の化身」、[[《No.31 アベルズ・デビル》]]が「罰の化身」である。~
また、[[イラスト]]の十字架の長さが変更され、「+」の形となっている。~

-漫画版ではモデルの通り対立する事で[[効果]]を発揮するが、[[OCG]]ではむしろ共闘する事で[[効果]]を発揮するようになっている。~

-[[イラスト]]では、左肩に自身のナンバーである「13」が描かれている。~

--この[[カード]]のナンバーである13は、主に欧米において不吉とされる数字である。~
下記の通り、漫画では持ち主に災いをもたらす[[効果]]を持っていた。~
なお、対となる[[《No.31 アベルズ・デビル》]]はこの[[カード]]の一の位と十の位を逆にしたナンバーを持っている。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画ZEXALにおいてカイトがシャドーから回収した[[ナンバーズ>No.]]。~
「凌牙vsカイト」戦の途中、両[[プレイヤー]]の[[ライフポイント]]が2000を下回ったため、[[フィールド]]に強制的に[[特殊召喚]]されてしまう。~
[[《No.31 アベルズ・デビル》]]と[[攻撃]]し合っていたが、「遊馬vsシャドー」戦でシャドーが敗北したことにより[[《No.31 アベルズ・デビル》]]・[[《No.48 シャドー・リッチ》]]共々アストラルに回収された。~
(上記の[[デュエル]]は遊馬達が開始した[[デュエル]]と[[ターン]]進行が同期しており、決着時には同時に[[デュエル]]が終了している。)~

--漫画版では以下のような非常に特殊な[[効果]]であり、更に[[デュエル]]での[[ダメージ]]を[[プレイヤー]]への激痛に変える力も持っていた。~
[[《No.31 アベルズ・デビル》]]の[[テキスト]]は、指定している[[カード名]]がこの[[カード]]になっている。~
---[[自分]]及び[[相手]]の[[ライフポイント]]が2000以下になった時、[[相手]]の[[エクストラデッキ]]に[[《No.31 アベルズ・デビル》]]が存在する場合、[[自分]][[フィールド]]の[[モンスター]]を全て[[破壊]]して[[攻撃表示]]で[[特殊召喚]]される。
---この[[効果]]で[[特殊召喚に成功した]]時、[[自分]]の[[ライフポイント]]は1000になる。
---この[[カード]]は[[攻撃]]可能な場合には、[[攻撃]]しなければならない。
---この[[カード]]が[[《No.31 アベルズ・デビル》]]と[[戦闘]]を行う場合、この[[カード]]は[[破壊]]されず、[[自分]]はこの[[カード]]の[[攻撃力]]分の[[ダメージ]]を受ける。

--基本的に《No.13 ケインズ・デビル》と[[《No.31 アベルズ・デビル》]]が[[自分]]と[[相手]]の[[デッキ]]にいなければ発揮されない[[効果]]である。~
そのため、シャドーは策略により凌牙とカイトにわざと負け、それぞれの[[エクストラデッキ]]にこれらを入れさせていた。~

--これらの[[カード]]が[[特殊召喚]]された直後に凌牙とカイトはそれぞれの[[イラスト]]の十字架に磔にされており、身動きが取れなくなっていた。~
本来は[[表示形式]]の変更やこれらを[[リリース]]するなどで強制[[攻撃]]を止められたはずだが、[[戦闘]]以外の行動ができなくなるなど何かしらの制約があったのかもしれない。~
[[OCG]]では当然ながら強制的な[[特殊召喚]]はなくなり、2体揃っていれば[[自分]]だけでも発揮できるような[[効果]]になった。~

--作画ミスで、1コマだけこの[[モンスター]]に刻印された数字が「31」になってしまっている。~

--アストラルはこの[[カード]]と[[《No.31 アベルズ・デビル》]]から、「アストラル世界のエネルギーが遊馬たちの世界を滅ぼす」映像を見た。~

-コナミのゲーム作品において―~
TAG FORCE SPでは、[[《No.31 アベルズ・デビル》]]と共に●以外の[[効果]]が[[発動]]できないという、この[[カード]]の存在意義を奪うような致命的なバグがある。

**関連カード [#card]
-[[No.]]

-[[《No.31 アベルズ・デビル》]]

-[[《立ちはだかる強敵》]]
-[[《バトルマニア》]]
-[[「攻撃可能なモンスターは攻撃しなければならない」カード>攻撃宣言#card17]]~

//―《No.13 ケインズ・デビル》の姿が見られる[[カード]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【金華猫】]]
-[[【ダストン】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[PREMIUM PACK 16>PREMIUM PACK#PP16]] PP16-JP014 &size(10){([[Secret]])};
-[[PREMIUM PACK 16>PREMIUM PACK#PP16]] PP16-JP014 &size(10){[[Normal]],[[Secret]]};
-[[No. COMPLETE FILE −PIECE OF MEMORIES−]] NCF1-JP013 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#faq]
Q:この[[カード]]と[[《No.31 アベルズ・デビル》]]の[[効果]]を同じ[[ターン]]に[[発動]]しています。~
  この場合、[[相手]]は[[攻撃]]を行いますか?~
  また、[[攻撃]]を行う場合、どちらに[[攻撃]]しなければなりませんか?~
A:《No.13 ケインズ・デビル》及び[[《No.31 アベルズ・デビル》]]の[[コントローラー]]が、どちらに[[攻撃]]するか選択できます。(13/12/25)~

Q:[[相手]][[ターン]]中に[[自分]][[フィールド]]の《No.13 ケインズ・デビル》が自身の[[誘発即時効果]]を[[発動]]させ、その後[[戦闘破壊]]される・[[バウンス]]されるなどして[[フィールド]]を離れた場合、[[相手]]は[[プレイヤー]]や別の[[モンスター]]を[[攻撃]]できますか?~
A:この場合、《No.13 ケインズ・デビル》の[[効果]]が[[適用]]されている[[相手]][[モンスター]]は[[攻撃]]を行う事ができません。(13/12/29)~

Q:この[[カード]]の[[誘発即時効果]]を[[適用]]した後に出した[[モンスター]]も必ず《No.13 ケインズ・デビル》を[[攻撃]]しなければならないのですか?~
A:いいえ、《No.13 ケインズ・デビル》以外の[[モンスター]]も[[攻撃]]できます。(15/04/16)~

Q:[[効果]]を[[発動]]した後にその《No.13 ケインズ・デビル》が[[裏側守備表示]]になった場合、[[相手]]はその[[裏側守備表示]]になった《No.13 ケインズ・デビル》を[[攻撃]]しなければならないのですか?~
A:はい、[[裏側守備表示]]になった《No.13 ケインズ・デビル》を[[攻撃]]しなければなりません。(15/05/23)~

Q:[[自分]]の[[ターン]]に[[発動]]する場合、[[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]がすべて[[攻撃表示]]であっても[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[攻撃表示]]に変更できる[[モンスター]]が[[フィールド]]に存在しない場合、[[発動]]ができません。(16/01/20)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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