*《&ruby(ナンバーズ){No.};64 &ruby(ふるだぬき){古狸};&ruby(さんだゆう){三太夫};/Number 64: Ronin Raccoon Sandayu》 [#top]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク2/地属性/獣族/攻1000/守1000
 獣族レベル2モンスター×2
 (1):自分フィールドに他の獣族モンスターが存在する限り、このカードは戦闘・効果では破壊されない。
 (2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
 自分フィールドに「影武者狸トークン」(獣族・地・星1・攻?/守0)1体を特殊召喚する。
 このトークンの攻撃力は、フィールドのモンスターの一番高い攻撃力と同じになる。

 [[SHADOW SPECTERS]]で登場した[[地属性]]・[[獣族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 [[獣族]][[モンスター]]が存在する場合に[[破壊されない]][[永続効果]]、[[影武者狸トークン]]を[[特殊召喚]]する[[起動効果]]を持つ。~

 [[エクシーズ素材]]が[[獣族]]に制限されているが、[[レベル]]2の[[獣族]]は[[《素早いモモンガ》]]・[[《子狸ぽんぽこ》]]・[[《子狸たんたん》]]・[[《森の聖獣 ヴァレリフォーン》]]と展開手段を持つ[[モンスター]]が豊富なので、特化して構築すれば難しくない。~
 特に[[《素早いビーバー》]]ならば[[手札]]1枚から[[エクシーズ召喚]]が行える。~

 (1)は他に[[獣族]]がいれば[[破壊]][[耐性]]を得る[[効果]]。~
 [[影武者狸トークン]]が[[獣族]]なので、(2)の[[効果]]を[[発動]]すれば[[破壊されない]][[効果]]も即座に[[適用]]される。~
 [[獣族]][[トークン]]を[[フリーチェーン]]で生成できる[[《スケープ・ゴート》]]などを併用すれば場持ちはかなり良くなる。~

 (2)は[[影武者狸トークン]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]。~
 [[影武者狸トークン]]は[[フィールド]]で最も[[攻撃力]]の高い[[モンスター]]と同じ[[攻撃力]]となるため、高[[攻撃力]]の[[モンスター]]が存在する場合でも[[冥府の使者カイエントークン]]と同様に[[戦闘]]で[[相打ち]]に持ち込める。~
 [[相手]][[フィールド]]に[[モンスター]]が存在しなくても[[自分]]の[[モンスター]]の[[攻撃力]]をコピーできるので、反撃だけでなく攻める場合にも使える。~
 [[全体強化]]と相性が良く、元にした[[相手]][[モンスター]]を一方的に[[戦闘破壊]]できる上に、次の[[ターン]]まで[[影武者狸トークン]]が生き残っていれば、[[強化]]分が上乗せされた[[影武者狸トークン]]を[[特殊召喚]]できる。~

 この[[カード]]が2体並ぶだけでも相互に(1)の[[効果]]が[[適用]]され、[[破壊]]による突破は不可能となる上に、[[全体強化]][[カード]]との[[コンボ]]で高い[[攻撃力]]の[[影武者狸トークン]]も生成しやすくなる。~
 [[《魔獣の懐柔》]]や[[《おジャマ・レッド》]]・[[《レスキューキャット》]]などを利用すれば、[[獣族]][[レベル]]2[[モンスター]]を4体出すのも難しくない。

-[[《ジャンク・ウォリアー》]]との併用で総[[攻撃力]]を大幅に上げることが可能。~
--条件:[[手札]]に[[《ジャンク・シンクロン》]]・[[《鬼ガエル》]]・[[《素早いアンコウ》]]2体。~
[[《鬼ガエル》]]を[[《素早いアンコウ》]]を捨てて[[特殊召喚]]する。~
[[《素早いアンコウ》]]の[[効果]]で[[《素早いモモンガ》]]と[[《素早いムササビ》]]を[[特殊召喚]]し、2体で[[《ミセス・レディエント》]]を[[リンク召喚]]する。~
[[《鬼ガエル》]]を[[手札]]に戻し、もう一度同じことを行い[[《素早いモモンガ》]]2体を[[特殊召喚]]する。~
[[《ジャンク・シンクロン》]]を[[通常召喚]]し[[効果]]で[[《素早いモモンガ》]]を[[蘇生]]する。~
[[《鬼ガエル》]]と[[《ジャンク・シンクロン》]]で[[《ジャンク・ウォリアー》]]を[[シンクロ召喚]]し、[[効果]]で[[攻撃力]]4500を加える。~
[[《素早いモモンガ》]]2体でこの[[カード]]を[[エクシーズ召喚]]し[[影武者狸トークン]]を[[特殊召喚]]する。~
これで[[《ジャンク・ウォリアー》]]の[[攻撃力]]は6800[[影武者狸トークン]]の[[攻撃力]]は7300となり、合計[[攻撃力]]17500で[[1ターンキル]]できる。~

--[[影武者狸トークン]]も[[レベル]]1なので、[[《ジャンク・ウォリアー》]]の[[攻撃力]]アップに寄与できる。~
この[[カード]]と前の[[ターン]]に[[特殊召喚]]した[[影武者狸トークン]]が存在する状況で[[《ジャンク・ウォリアー》]]を[[シンクロ召喚]]すると、[[《ジャンク・ウォリアー》]]の[[攻撃力]]は最低でも3300以上となる。~
もう1体[[影武者狸トークン]]を[[特殊召喚]]すればこちらの[[攻撃力]]も3300以上となり、合計[[攻撃力]]8600超で[[1ターンキル]]となる。~

-[[イラスト]]では、身につけている兜に自身のナンバーである「64」を模した前立があしらわれている。~

-後述のアニメにおいて武将(の影武者)だった由来がある事を鑑みると、名前は戦国時代の忍者、百地三太夫が由来だろうか。~
または、年配者を「古狸」などと呼ぶ毒舌芸で知られる「毒蝮三太夫」が由来かもしれない。~
--上記の通り武者と関わりの深い[[モンスター]]であるため、自身の数字である「64」の由来は「武者」か。~

--[[英語名]]では「浪人(Ronin)」になっている。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};に登場した、遺跡に眠る[[No.]]の1枚。~
「遊馬vsポン太」戦にてポン太が使用。~
[[《子狸たんたん》]]と[[《子狸ぽんぽこ》]]を[[エクシーズ素材]]として[[エクシーズ召喚]]される。~
[[エクシーズ召喚]]した[[ターン]]とその次の[[ターン]]で、[[効果]]により[[影武者狸トークン]]を[[特殊召喚]]した。~
その後2体の[[影武者狸トークン]]と共に[[直接攻撃]]を図るも、[[《バースト・リバース》]]で[[《ドドドガッサー》]]を[[蘇生]]されたため中断した。~
次の[[ターン]]に、[[《チャウチャウちゃん》]]の[[効果]]で遊馬が[[コントロール]]する扱いとなった[[通常罠]]《千畳敷返し》によって[[破壊]]された。~
[[デュエル]]後、ポン太からアストラルの手に渡った。~
後に「アリトvsギラグ」戦の前に遊馬からアリトに手渡され、同[[デュエル]]中でアリトが使用。~
[[魔法カード]]の[[効果]]([[魔法カード]]の[[効果]]とのみ説明され詳細は省かれている)で[[獣族]]となった[[《BK ビッグバンテージ》]]2体を[[エクシーズ素材]]として[[エクシーズ召喚]]される。~
[[《ラスト・カウンター》]]の[[効果]]で[[攻撃力]]を上げ、[[《CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》]]を[[戦闘破壊]]した。

--アニメでは、[[影武者狸トークン]]が存在する場合の[[効果]]は[[攻撃対象]]に選択できなくなるというものであり、代わりに[[カードの効果]]に対する[[破壊]][[耐性]]はなかった。~
また、[[レアリティ]]は[[ウルトラレア>Ultra]]となっている。~

--「遊馬vsポン太」戦での[[エクシーズ召喚]]時の口上は「現れろ、No.64!混沌と混迷の世を斬り裂く&ruby(ちえしゃ){知恵者};よ。世界を化かせ、古狸三太夫!」。~

--[[エクシーズ召喚]]時は茶釜の姿となっており、そこから[[イラスト]]の姿に展開した。~
おそらく日本の昔話『ぶんぶく茶釜』からの着想だろう。~
また[[攻撃]]方法は、ブレスと薙刀による斬撃の2種類が確認できる。~

--遺跡の[[No.]]には、「それぞれに対応する[[オーバーハンドレッドナンバーズ]]を[[戦闘]]で[[破壊]]することで、バリアン七皇の本当の記憶が戻る」という設定がある。~
この[[カード]]の場合は進化形態に相当する[[《CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》]]を[[戦闘破壊]]したことでギラグの記憶を取り戻している。~
---最終回では他の[[No.]]共々アストラルが所持していると思われるが、宿っていた精霊であるポン太はギラグの下に残っている。

-コナミのゲーム作品において―~
『デュエルリンクス』では、遺跡の[[No.]]の設定に基づいてギラグに専用台詞が設けられており、[[特殊召喚]]の際に全身カットインが発生する仕様となっている。~
[[エクシーズ召喚]]時には上記のポン太と同様に口上を述べるが、「知恵者」の読みがアニメで用いられた「ちえしゃ」ではなく「ちえもの」となっている。~
また、上記の所以からアリトにも専用台詞が設けられているが、口上やカットインは設けられておらず、[[種族]]を変更できるスキルも取得しない為、聴くには一工夫を要する。~

**関連カード [#card]
-[[No.]]

-[[影武者狸トークン]]

-[[幻獣機]]

―[[レベル]]2の[[獣族]]については[[《キーマウス》>《キーマウス》#beast_level2]]を参照。~

―自身の[[効果]]で[[レベル]]2・[[獣族]]になれる[[モンスター]]
-[[《超重禽属コカトリウム》]]

-[[《虚栄の大猿》]]

―《No.64 古狸三太夫》の姿が見られる[[カード]]
-[[《No.75 惑乱のゴシップ・シャドー》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【獣族】]]
--[[【おジャマ】]]
--[[【メルフィー】]]
-[[【素早い】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[SHADOW SPECTERS]] SHSP-JP051 &size(10){[[Super]]};
-[[No. COMPLETE FILE −PIECE OF MEMORIES−]] NCF1-JP064 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[トークン]]生成は[[起動効果]]、[[破壊]][[耐性]]は[[永続効果]]です。(13/07/24)

//Q:[[影武者狸トークン]]が[[特殊召喚]]され[[攻撃力]]が一番高い[[モンスター]]と同じ[[攻撃力]]になる際に新たに[[チェーンブロック]]が作られますか?~
//A:いいえ、[[影武者狸トークン]]を[[特殊召喚]]する処理と[[攻撃力]]が一番高い[[モンスター]]と同じ[[攻撃力]]になる処理は一連の[[効果]]処理になります。(13/08/01)

Q:[[影武者狸トークン]]の[[攻撃力]]は[[元々の攻撃力]]として扱いますか?~
A:いいえ、扱いません。~
  [[元々の攻撃力]]は「?」で扱うため、例えば[[《収縮》]]を受けた場合、[[攻撃力]]は0となります。(13/07/20)

Q:[[フィールド]]上に[[《おジャマ・カントリー》]]・[[《おジャマ・イエロー》]]・[[《アームド・ドラゴン LV10》]]・《No.64 古狸三太夫》が存在しています。~
  この状況で[[影武者狸トークン]]を[[特殊召喚]]した場合、[[影武者狸トークン]]の[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:その場合、[[影武者狸トークン]]の[[攻撃力]]は2000となります。(13/08/31)

Q:[[フィールド]]上に[[《おジャマ・イエロー》]]・[[《アームド・ドラゴン LV10》]]・《No.64 古狸三太夫》が存在しています。~
  この状況で[[影武者狸トークン]]を[[特殊召喚]]した場合[[影武者狸トークン]]の[[攻撃力]]は3000になりますが、その後[[《おジャマ・カントリー》]]を[[発動]]した場合[[影武者狸トークン]]の[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:その場合、[[影武者狸トークン]]の[[攻撃力]]は3000のままとなります。(13/09/01)

Q:[[フィールド]]上に[[《団結の力》]]を装備した《No.64 古狸三太夫》が1体だけいます。~
  この状況で[[影武者狸トークン]]を[[特殊召喚]]した場合[[影武者狸トークン]]の[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:[[影武者狸トークン]]の[[攻撃力]]は[[特殊召喚]]してから決まりますので、[[《団結の力》]]で2体分上昇した攻撃力の2600になります。(17/07/21)

Q:[[《ガイアパワー》]]が[[適用]]されていて、[[《No.64 古狸三太夫》]]が一番攻撃力が高いとします。~
  この状況で[[影武者狸トークン]]を[[特殊召喚]]した場合[[影武者狸トークン]]の[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:《No.64 古狸三太夫》の[[攻撃力]]が1500であるため、[[影武者狸トークン]]の[[攻撃力]]は1500となります。~
  [[影武者狸トークン]]の[[攻撃力]]はそこから[[《ガイアパワー》]]で500アップすることになります。(17/12/06)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《No.64 古狸三太夫》,モンスター,エクシーズモンスター,効果モンスター,ランク2/地属性/獣族/攻1000/守1000,No.,);