*《&ruby(ナンバーズ){No.};70 デッドリー・シン/Number 70: Malevolent Sin》 [#top]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク4/闇属性/昆虫族/攻2400/守1200
 レベル4モンスター×2
 (1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
 相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
 そのモンスターを次の相手スタンバイフェイズまで除外する。
 (2):このカードが攻撃したダメージステップ終了時に発動できる。
 このカードの攻撃力は300アップし、ランクは3つ上がる。

 [[PREMIUM PACK 19>PREMIUM PACK#PP19]]で登場した[[闇属性]]・[[昆虫族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 [[相手]][[モンスター]]を次の[[相手]][[スタンバイフェイズ]]まで[[除外]]する[[起動効果]]、[[攻撃]]後の[[ダメージステップ終了時]]に自身の[[攻撃力]]と[[ランク]]を上げる[[誘発効果]]を持つ。~

 (1)の[[効果]]は[[相手]][[モンスター]]を[[一定期間だけ除外]]する[[効果]]。~
 しかし、同じ[[縛り]]の無い[[ランク]]4の[[《鳥銃士カステル》]]や[[《No.101 S・H・Ark Knight》]]は完全[[除去]]ができるため[[除去]]目的での採用は厳しい。~
 [[相手]][[モンスター]]が1体だけならば[[攻撃力]]2400の[[直接攻撃]]が可能となるが、[[《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》]]ならば2500の[[戦闘ダメージ]]を与えた上で高打点で居座れる。~
 上記の[[モンスター]]に比べ[[裏側守備表示]]の[[モンスター]]に関与できるのは[[メリット]]だが、如何せん限定された使い方になるのは否めない。~
 [[モンスター除去]]を行い安全に[[攻撃]]し、(2)のサポートを行うのが基本的な使い方となるか。~

 (2)の[[効果]]は[[攻撃]]後に自身の[[攻撃力]]と[[ランク]]を上げる[[効果]]。~
 上がるタイミングが[[ダメージステップ終了時]]のため、肝心の1回目の[[攻撃力]]は2400のままであり、[[攻撃力]]の高い[[モンスター]]が存在すると[[攻撃]]しにくい。~
 この[[効果]]を2度使えば[[攻撃力]]3000となるが、現[[環境]]で2[[ターン]]に跨ってこの[[効果の発動]]を狙うのは遅いと言わざるを得ない。~

 いずれも単体性能で秀でているとは言い難いので、この[[カード]]を使用する場合は他の[[カード]]との[[コンボ]]が基本となる。~
 (1)の[[効果]]に必要な[[エクシーズ素材]]が1つであるため、1体を[[除外]]した後に[[《鬼神の連撃》]]と併用すれば[[攻撃力]]2400と2700の[[2回攻撃]]となり、最大で5100の[[ダメージ]]を与えられる。~
//[[《かっとビング・チャレンジ》]]使うならダベリオンなどもっと適するものがいるな
 [[メインフェイズ2>メインフェイズ#M2]]には[[ランク]]10の[[攻撃力]]3000となっており、そのまま[[《No.77 ザ・セブン・シンズ》]]に繋げることも可能である。~

 [[ランク]]4で[[縛り]]が無い[[昆虫族]]なので、[[【昆虫族】]]では戦術を広げる一環となり[[《電子光虫−コアベージ》]]との併用もしやすい。~
 [[《光虫信号》]]や[[《RUM−アストラル・フォース》]]を使用すれば[[《甲虫装機 エクサビートル》]]に繋がるのでそちらの用途を目的にしてみてもいい。~
 しかし、同じく[[縛り]]のない[[ランク]]4の[[昆虫族]]としては[[《アロメルスの蟲惑魔》]]の方が[[汎用性]]の高い[[効果]]を持つため、こちらを優先する場合は[[ステータス]]の高さや[[属性]]の違いなどで差別化したい。~
 その[[《アロメルスの蟲惑魔》]]との相性自体は良く、この[[カード]]で[[除外]]した[[相手]][[モンスター]]をあちらの[[効果]]で[[自分]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]できる。~
 また、[[【蟲惑魔】]]は[[《キノの蟲惑魔》]]を[[特殊召喚]]した[[ターン]]は[[エクストラデッキ]]からの展開[[種族]]が制限されるが、その制限下でも出せる[[除去]][[効果]]持ちという点にも価値がある。~
//その他、一時的ながらも[[除去]][[効果]]を持つ[[闇属性]]の[[ランク]]4なので[[【幻影騎士団】]]でも検討はできるか。~
//ダークリベリオンエクシーズドラゴンで攻撃してもあまり変わらない

-公式twitterではこの[[カード]]を中心とした[[デッキレシピ>https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/844861280867434496]](注:外部ページ)を公開している。~

-自力で[[ランク]]13以上になれる数少ない[[エクシーズモンスター]]である。~
//残りはナイアルラだけ
ただしそれを活かせる[[カード]]は[[《エクシーズ・テリトリー》]]や[[《No.62 銀河眼の光子竜皇》]]と限られている。~

-「デッドリー・シン(deadly sin)」とは「大罪」の意味である。~
漫画版で八雲が使用した他の[[No.]]の存在を考えると[[七つの大罪>《No.77 ザ・セブン・シンズ》#sevensins]]を示唆するものであろう。~
--一方、[[英語名]]の「Malevolent」とは「悪意のある、他人の不幸を喜ぶ」といった意味を持つ。~
後述の通り、漫画版ではこの[[カード]]の影響で八雲は悪意を持って他者を踏みにじる性格へと変貌しており、そのことを意識したネーミングなのかもしれない。~

-[[イラスト]]では、腹部の左側に自身のナンバーである「70」が描かれている。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画ZEXALの「八雲vsMr.ハートランド」戦で八雲が使用。~
《レインボー・スパイダー》2体で[[エクシーズ召喚]]し、[[《No.82 ハートモンスター ハートランドラコ》>《No.82 ハートランドラコ》]]に[[攻撃]]を仕掛けるも[[フィールド魔法]]《ランド・パワー》の[[効果]]で阻まれる。~
次の八雲の[[ターン]]に[[永続魔法]]《ランクアップ・スパイダーウェブ》の[[効果]]により[[《No.14 強欲のサラメーヤ》]]へと[[ランクアップ>エクシーズ召喚]]した。~
「凌牙vs八雲」戦では[[フィールド魔法]]《魂魄の格闘場》の[[効果]]で他の[[No.]]2体と共に[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]されたが、直後に[[デュエル]]が中断した。~
「遊馬&凌牙&カイトvs八雲→e・ラー」戦では全ての真実を知って改心した八雲の手により白紙の状態となって凌牙の手に渡り、彼の力によって[[《No.37 希望織竜スパイダー・シャーク》]]へと生まれ変わった。~

--劇中では[[効果]]も[[テキスト]]も全く明かされなかった。~
アニメや漫画に登場した[[No.]]では[[《No.63 おしゃもじソルジャー》]]と[[《No.5 亡朧竜 デス・キマイラ・ドラゴン》]]も[[効果]]・[[テキスト]]共に不明だったが、こちらは途中経過の省略されていない[[デュエル]]で使われたにもかかわらず情報が殆ど明らかにならなかった点でより異質である。~

---少なくとも[[《No.82 ハートモンスター ハートランドラコ》>《No.82 ハートランドラコ》]]にそのまま[[攻撃]]している点や、[[攻撃]]が防がれた際に[[エクシーズ素材]]を取り除ける状況であったにもかかわらず使用されなかったことを見る限り、漫画では(1)の[[除外]][[効果]]は持っていなかったものと思われる。~

---上記の[[デュエル]]でMr.ハートランドは不正な手段で八雲の[[デッキ]]や[[エクストラデッキ]]を把握しており、この[[カード]]を前にしている状況で「八雲の[[デッキ]]は単純な力押し」と述べている。~
この[[カード]]の(2)の[[自己強化]]はこの台詞を元にしているのだろうか。~

---[[ランク]]を上げる[[効果]]は《ランクアップ・スパイダーウェブ》を意識したものと思われるが、劇中で上げた[[ランク]]は1〜2であり、3という数字がどこから来たのかは不明。~
前述のように2回の[[発動]]で八雲の切り札である[[《No.77 ザ・セブン・シンズ》]]に繋がる数字であるため、[[シナジー]]を持たせることを重視した形だろうか。~

--その正体は全ての元凶であるe・ラーが8枚の白紙の[[No.]]とは別に八雲に与えた[[No.]]である。~
ある事情により世界に絶望した八雲の目の前に現れ、この[[カード]]を介したe・ラーの闇の力による洗脳を受け、世界を滅ぼすために行動を始める。~
---8枚の白紙の[[No.]]とは異なり、この[[カード]]は初めから[[カード名]]や[[イラスト]]が表示されていた。~

--上記の通り、この[[カード]]は[[別のカード>《No.37 希望織竜スパイダー・シャーク》]]に変化しているが、後にアストラルは全100枚の[[No.]]の回収に成功している。~
[[カード]]としては存在しなくなっているはずのこの[[カード]]がどのような扱いになっているのかは不明である。~

-コナミのゲーム作品において―~
デュエルリンクスでは登場当初から[[ランク]]4の中でもトップクラスの採用率を誇る汎用[[カード]]としての地位を確立している。~
[[モンスターゾーン]]が3ヶ所・初期[[ライフ]]4000のルールではこの[[カード]]で[[相手]]の[[フィールド]]をこじ開けてからの[[直接攻撃]]で勝負を決めやすいためである。~
登場当時は前述した競合相手が未実装であり、登場からしばらくは全[[カード]]まで範囲を広げても屈指の採用率であった。~
デュエルリンクスでは登場当初から[[ランク]]4の中でもトップクラスの採用率を誇る汎用[[カード]]としての地位を確立している。~
[[モンスターゾーン]]が3ヶ所・初期[[ライフ]]4000のルールではこの[[カード]]で[[相手]]の[[フィールド]]をこじ開けてからの[[直接攻撃]]で勝負を決めやすいためである。~
また、登場当初は前述した競合相手が未実装であったことと他の除去の手段も限られていたことに加え、[[昆虫族]]であることから[[《電子光虫−コアベージ》]]を初めとする[[電子光虫]][[エクシーズモンスター]]ともシナジーがあったことが重なり、登場からしばらくは全[[カード]]まで範囲を広げても屈指の採用率を誇っていた。~
//前述した[[《No.101 S・H・Ark Knight》]]などの競合相手が未実装である点や、[[モンスターゾーン]]が3ヶ所・初期[[ライフ]]4000のルールではこの[[カード]]で[[相手]]の[[フィールド]]をこじ開けてからの[[直接攻撃]]で勝負を決めやすいためである。~
//デュエルリンクスの2023年現在の環境に合わせたものに差し替え

**関連カード [#card]
-[[No.]]

-[[《ジャンク・アーチャー》]]
-[[《D−HERO デビルガイ》]]

-[[《パスト・イメージ》]]

―蜘蛛をモチーフとする[[カード]]の一覧は[[《蜘蛛男》>《蜘蛛男》#card]]を参照。

//―《No.70 デッドリー・シン》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【蟲惑魔】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[PREMIUM PACK 19>PREMIUM PACK#PP19]] PP19-JP011 &size(10){[[Normal]],[[Secret]]};
-[[No. COMPLETE FILE −PIECE OF MEMORIES−]] NCF1-JP070 &size(10){[[Ultra]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

----
&tag(《No.70 デッドリー・シン》,モンスター,エクシーズモンスター,効果モンスター,ランク4/闇属性/昆虫族/攻2400/守1200,No.);