*《&ruby(ナンバーズ){No.};96 ブラック・ミスト/Number 96: Dark Mist》 [#top]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク2/闇属性/悪魔族/攻 100/守1000
 レベル2モンスター×3
 (1):このカードが相手の表側表示モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に1度、
 このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
 その相手モンスターの攻撃力を半分にし、その数値分このカードの攻撃力をアップする。

 [[ORDER OF CHAOS]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 [[戦闘]]する[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を半分にしてその数値分を自身に上乗せする[[誘発即時効果]]を持つ。~

 [[エクシーズ素材]]が3体も必要だが、[[レベル]]2[[モンスター]]の展開手段自体は豊富である。~
 [[《創造の代行者 ヴィーナス》]]・[[《トライワイトゾーン》]]・[[《ヒーロー・キッズ》]]なら[[カード]]1枚の消費で出せる。~
 [[《ジャイアントウィルス》]]や[[素早い]]等の[[リクルーター]]で[[エクシーズ召喚]]を補助したり、[[《ペインペインター》]]で[[レベル]]2を3体揃えてもいい。~

 [[戦闘]]に関してはほぼ無敵の[[モンスター]]であり、ほぼ確実に[[相手]][[モンスター]]を[[戦闘破壊]]できる。~
 3回[[発動]]できるのですぐ息切れする事はなく、[[自分]]・[[相手]]どちらの[[ターン]]でも使えるので、[[エクシーズ召喚]]できればしばらくの間[[相手]]を牽制できるだろう。~
 また、[[吸収]]した[[攻撃力]]は永続的にアップしたままになるので、複数回[[効果]]を使用できればその分[[攻撃力]]も跳ね上がっていく。~
 これは[[対象をとらない効果]]であるため、[[《ハードアームドラゴン》]]併用の[[《オベリスクの巨神兵》]]すら[[戦闘破壊]]可能。~
 1[[ターン]]中の[[効果]][[発動]]回数の制限もないので、[[《E−HERO ヘル・ゲイナー》]]や[[《かっとビング・チャレンジ》]]で[[2回攻撃]]させれば、[[攻撃力]]を上げつつ2体の[[戦闘破壊]]が可能。

 ただし、[[効果]]に関しては[[耐性]]を持たず、[[守備力]]はアップしないので[[表示形式]]を変更されると脆い。~
 [[《月の書》]]などで[[裏側表示]]にされるとせっかく上げた[[攻撃力]]も元に戻ってしまう。~
 最初の[[戦闘]]では必ず[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]+100の[[攻撃力]]にしかなれないため、最低1[[ターン]]守らないとまともな[[戦闘ダメージ]]は与えられない。~
 また、[[攻撃力]]が低く[[守備力]]の高い[[壁]][[モンスター]]が相手だと上昇値が少ないため、この[[カード]]では突破できない。~

 [[ランク]]2[[エクシーズモンスター]]は補助的な[[効果]]を持つものがほとんどであり、劣勢を打破し得るこの[[カード]]の能力自体は貴重である。~
 しかし単純に状況突破ならばこの[[カード]]よりも必要な[[エクシーズ素材]]が少なく、[[壁]][[モンスター]]も[[墓地へ送る]]ことなく[[除去]]できる[[《神騎セイントレア》]]も存在する。~
 こちらの利点としては[[エクシーズ召喚]]成功時に[[《奈落の落とし穴》]]にかからないことや、[[反射ダメージ]]を受けないことが挙げられる。~
 ただしそれだけのためにあちらよりも優先できるかは微妙なので、[[種族]]や[[属性]]、その他の[[サポートカード]]を活かして[[デッキ]]構築を行いたい。~
 [[《ナンバーズ・ウォール》]]と組みあわれせれば自身の[[戦闘]]の強さも合わさり、[[破壊]]に対しては滅法強くなる。~
 [[《CNo.96 ブラック・ストーム》]]へと繋げられる[[《RUM−クイック・カオス》]]とも相性が良く、[[対象]]を取る[[除去]]を防いだり、[[バトルフェイズ]]の追撃として使用して2体の[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]できる。~

 [[レベル]]2[[モンスター]]の展開を頻繁に行える[[【おジャマ】]]や[[【マリスボラス】]]の様な[[デッキ]]であれば採用しやすいだろう。~
 [[レベル]]2[[チューナー]]がいればこの[[カード]]と相性の良い[[《アームズ・エイド》]]の[[シンクロ召喚]]も狙うことができる。~

// [[《銀河眼の光子竜》]]等、一時的に[[フィールド]]から離す[[効果]]は天敵である。~
// [[エクシーズ素材]]が取り除かれるだけでなく、[[攻撃力]]の上昇値も[[リセット]]されるため、低[[攻撃力]]を晒す羽目になってしまう。~
//ならず者みたいな除去カードの方が手っ取り早い

-[[《進化する人類》]]との相性は良い。~
[[自分]]の[[ライフ]]が[[相手]]の[[ライフ]]を下回っている時なら、2400ポイントもの[[戦闘ダメージ]]を与えられる。~
//元々の数値が2400になるので、効果使用後は2400のダイレクトと同値

-[[イラスト]]では、頭部の右側に自身のナンバーである「96」が書かれている。~
ナンバーは「黒」との語呂合わせと思われる。~
//語呂合わせの表記は禁止。
//議論結果を確認しろ

-原作・アニメにおいて―~
//書くことが多いモンスターなので、カードそのものについては上の方に、正体についての記述は下の方に書くようにしてください。
アニメZEXALシリーズに登場する[[No.]]の1枚。~
第20話の「遊馬vs謎の男」戦において謎の男が[[《ジャイアントウィルス》]]3体で[[エクシーズ召喚]]したのが初登場。~
この時はわざと敗北して[[デュエル]]終了後アストラルに回収されたのだが、アストラルの体を乗っ取って復活し、遊馬の体を操り鉄男との[[デュエル]]を行う。~
[[《ダークロン》]]・[[《コロボックリ》]]・[[《マツボックル》]]を[[エクシーズ素材]]として[[エクシーズ召喚]]され、[[《アイアイアン》]]と[[《No.39 希望皇ホープ》]]の[[攻撃力]]を[[吸収]]して[[攻撃力]]を3100まで上昇させた。~
しかし、[[《ネジマキシキガミ》]]に[[攻撃力]]を0にされたところを[[《No.39 希望皇ホープ》]]に[[戦闘破壊]]され、[[デュエル]]にも敗北した。~
ZEXAL&ruby(セカンド){II};の「遊馬vs影の巨人」戦ではやむを得ない事情で遊馬が[[エクシーズ召喚]]し、自身の[[効果]]をフルに活かして[[《虚構王アンフォームド・ボイド》]]を[[戦闘破壊]]し[[フィニッシャー]]になっている。~
その後の「アストラルvsNo.96」戦では、[[《RUM−バリアンズ・フォース》]]で[[《CNo.96 ブラック・ストーム》]]へと進化し、No.96自身も[[カオス化>CNo.]]した。~
「遊馬vsNo.96」戦でも同様に進化するも[[デュエル]]に敗北、ドン・サウザンドの下に戻り、その力を吸収したベクターが「ドルベvsメラグvsベクター」戦で使用している。~
[[《No.102 光天使グローリアス・ヘイロー》]]と[[《No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》]]の[[コンボ]]により[[効果破壊]]された後に、[[《No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター》]]の[[効果]]で[[装備カード]]として活用された。~
[[攻撃]]名は「ブラック・ミラージュ・ウィップ」、[[効果]]名は「シャドーゲイン」。~

--[[エクシーズ召喚]]時の口上は「現れろ、我が分身!No.96!漆黒の闇からの使者、ブラック・ミスト!」。~
登場回によっては「漆黒の闇よりの使者」とも言っている。~
またベクターが[[エクシーズ召喚]]時の口上を言う際は「現れろ、我が分身!」と言わなかった。~

--アニメでは[[エクシーズ素材]]に[[闇属性]]の[[縛り]]があったので、[[OCG]]化にあたり強化されている。~
ちなみに、アニメに登場した[[CNo.]]以外の[[No.]]では初の[[エクシーズ素材]]に[[縛り]]を持つ[[カード]]でもある。([[OCG]]では[[《No.8 紋章王ゲノム・ヘリター》]]が初。)~

--作中では、No.96・謎の男・遊馬・ベクターと計4名がこの[[カード]]を[[エクシーズ召喚]]している。~
これは全[[エクシーズモンスター]]中での最多人数である。~
([[コントロール奪取]]を含めた「使用」では[[《No.39 希望皇ホープ》]]が最多)~

--[[戦闘]]には滅法強い一方で[[効果]]に対する[[耐性]]はない[[カード]]だが、意外にも作中で自身の[[効果]]が[[無効]]にされたことと[[効果]]による[[除去]]を受けたのは「ドルベvsメラグvsベクター」戦のみである。~
アニメではこの様な[[戦闘]]に対して強い[[モンスター]]に対しても、如何に[[戦闘]]で攻略するのかという点を主軸に描かれることは割と多い。~

--最初の[[デュエル]]では、[[カード]][[イラスト]]とは異なるアメーバのような姿をしており数字の刻印も目の部分にあった(DVD−BOX2の設定資料集によると「第1形態」)。~
「遊馬(No.96)vs鉄男」戦以降は、[[召喚]]された際には暗いオレンジ色の球体を持った黒いスライム状の液体の姿をしており、そこから変形して[[イラスト]]同様の真の姿を表している。~
ベクターに吸収されてからは、操り人形のようになった黒いアストラルの姿で登場している。

--多くの[[No.]]とは異なり明確な意思と知性を持ち、[[モンスター]]としての姿とは異なる「黒いアストラル」と言うべき姿を持つ、[[No.]]の中でも異質な存在である。~
劇中では、「黒いアストラル」は「No.96」または「ダークアストラル」、[[カード]]としては「ブラック・ミスト」、と明確に区別されている。~
幾度にもわたりアストラルに反乱を起こす一方、アストラルに「悪を必要とする未来が待っている」と言い残すなど、物語に深く関わった。~
「遊馬vs影の巨人」戦の後に封印が解かれ外界に脱出し、ベクターと接触して[[バリアンの力>《RUM−バリアンズ・フォース》]]を譲り受けた。~
それを使用して自らカオス化してからは、アストラル世界・バリアン世界・人間世界全てを滅ぼせるほどの力を得た。~

---その正体は、かつてアストラルとドン・サウザンドの戦いの際にアストラルの中に残留した、ドン・サウザンドの力の一部である。~
その繋がりゆえか、カオスの力を得た姿には腹部の大きな瞳や翼の形状などにドン・サウザンドとの類似点が見受けられた。~
また、ドン・サウザンドが真の力を取り戻した後の姿は、全身のカラーリングがNo.96と同じカラーリングをしていた。~
また、通常の[[No.]]はアストラルの記憶と力のピースだが、この[[カード]]は同時にドン・サウザンドの記憶のピースでもあり、ベクターがこの[[カード]]を回収した際にそれを思わせる描写があった。~

---本人曰く、この[[カード]]には「[[カオス化したNo.>CNo.]]を吸収する」という能力があるとのこと。~
そのために、この[[カード]]を解放した後の[[デュエル]]で[[カオス化したNo.を回収できなかった>《CNo.105 BK 彗星のカエストス》]]り、後に[[カオス化したこのカード>《CNo.96 ブラック・ストーム》]]自身も回収することができなかった。~

---デュエリストとしては、自身の[[召喚]]に適した[[悪魔族]]・[[闇属性]]の[[マリスボラス]]の[[カテゴリ]]を使用する。~
余談だが、アニメ内で一時的に手を組んだベクターも同じく[[悪魔族]]・[[闇属性]]である[[アンブラル]][[モンスター]]を使用する共通点がある。

---通常の[[No.]]に憑依されても行動の意志自体は憑依された本人によるものだが、この[[カード]]は憑依した人間を直接操ることができた模様であり、最初に憑依した男は意図的に敗北させられていた。~
また、自身の意志で憑依を解除することも可能であり、他の[[No.]]との違いが顕著に表れている。

---アストラル世界とバリアン世界の双方の力によって生み出された存在だが、本人はどちらの世界にも愛着はないらしく、カオスの力を得た後はいずれの世界も滅ぼそうとしていた。

-コナミのゲーム作品において―~
[[激突!デュエルカーニバル!>ゲーム付属カード#DC]]やTAG FORCE SPでは、ダーク・アストラルの姿でNo.96自身がプレイヤーキャラとして参戦している。~
使用[[デッキ]]はアニメ同様[[【マリスボラス】]]であり、アニメで使用した[[カード]]を中心に専用台詞もある。~

**関連カード [#card]
-[[No.]]

-[[《CNo.96 ブラック・ストーム》]]

-[[《E・HERO ガイア》]]
-[[《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》]]
-[[《フォース》]]
-[[《メタル化・魔法反射装甲》]]

//―《No.96 ブラック・ミスト》の姿が見られる[[カード]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【マリスボラス】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ORDER OF CHAOS]] ORCS-JP043 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]]};
-[[No. COMPLETE FILE −PIECE OF MEMORIES−]] NCF1-JP096 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[効果]]の分類は何ですか?~
A:[[誘発即時効果]]です。(12/04/07)

Q:[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]ですか?~
A:とりません。(11/11/19)

Q:自身および[[相手]][[モンスター]]両方が[[戦闘破壊]]されなかった場合、両方の数値変動は[[バトルフェイズ]]後も維持されたままですか?~
A:はい、そうです。(11/11/19)

Q:[[相手]]から[[攻撃宣言]]をされた時にも[[発動]]できますか?~
A:できます。(11/11/19)

Q:[[効果処理時]]に[[戦闘]]を行うこの[[カード]]または[[相手]][[モンスター]]が存在しなくなった場合、[[ステータス]]はどうなりますか?~
A:どちらかが存在しなくなった場合、[[ステータス]]は変化しません。(11/11/20)

Q:この[[カード]]の[[誘発即時効果]]に[[チェーン]]して[[相手]]が[[《リビングデッドの呼び声》]]を[[発動]]し、[[バトルステップの巻き戻し]]が起きました。~
  この[[カードの効果]]は[[適用]]されますか?~
A:《No.96 ブラック・ミスト》 の[[効果]]は[[適用]]されます。~
  また、[[バトルステップの巻き戻し]]は[[チェーン]]解決が全て終了した後で起こります。(12/04/07)~

Q:この[[カード]]で[[攻撃宣言]]し[[誘発即時効果]]を[[発動]]しました。~
  [[チェーン]]された[[《魔法の筒》]]で[[攻撃]]が[[無効]]になった場合、この[[カードの効果]]は[[適用]]されますか?~
A:[[《魔法の筒》]]の[[効果処理>効果処理時]]の後、この[[カードの効果]]が[[適用]]されます。(12/04/11)~

Q:[[ステータス]]が上がったこの[[カード]]に[[《収縮》]]を使われた場合、[[ステータス]]はどうなりますか?~
  また[[ターン]]終了時以降の[[ステータス]]はどうなりますか?~
A:[[《収縮》]]の[[効果]]によって[[元々の攻撃力]]が半分の数値になった後、自身の[[効果]]によって半分にした[[攻撃力]]の数値分だけアップします。~
  なお、[[《収縮》]]の[[効果]]が[[適用]]されなくなった場合、再び自身の[[効果]]により[[攻撃力]]を再計算し、[[《収縮》]]が[[適用]]されていない状態の[[攻撃力]]になります。 (12/01/07)

Q:自身の[[効果]]で攻1100/守1000のこの[[モンスター]]がいる時[[《反転世界》]]を使われた場合、[[ステータス]]はどうなりますか?~
A:攻1000/守1100になります。(11/11/20)

Q:自身の[[効果]]で攻1100/守1000のこの[[モンスター]]がいる時[[《スーパーバグマン》]]を[[特殊召喚]]した場合、[[ステータス]]はどうなりますか?~
A:その変化している[[攻撃力]]と[[守備力]]の数値を入れ替えるのみとなります。(12/01/07)

Q:[[自分]][[フィールド]]にこの[[カード]]と[[《No.39 希望皇ホープ》]]が存在します。~
  その状態でこの[[カード]]が[[攻撃宣言]]をした場合、[[効果]]の処理はどのように行いますか?~
A:まず[[チェーン]]1で[[《No.39 希望皇ホープ》]]の[[モンスター効果]]を[[発動]]して、[[チェーン]]2でこの[[カード]]の[[モンスター効果]]が[[発動]]します。~
  [[《No.39 希望皇ホープ》]]よりこの[[カード]]の[[モンスター効果]]を先に[[発動]]した場合、[[《No.39 希望皇ホープ》]]の[[モンスター効果]]はもう[[発動]]できません。(12/05/30)~

Q:この[[カードの効果]]が[[適用]]された後、[[《スキルドレイン》]]を[[発動]]しました。~
  自身や[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]は元に戻りますか?~
A:[[《スキルドレイン》]]の[[効果]]が[[適用]]された場合でも、変化した数値はそのままになります。(12/11/08)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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