*《&ruby(ザ・ビッグ・サターン){The big SATURN};/The Big Saturn》 [#top]
 効果モンスター
 星8/闇属性/機械族/攻2800/守2200 
 このカードは手札またはデッキからの特殊召喚はできない。
 手札を1枚捨てて1000ライフポイントを払う。
 エンドフェイズ時までこのカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
 この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用する事ができる。
 相手がコントロールするカードの効果によってこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
 お互いにその攻撃力分のダメージを受ける。
 ※[[エンドフェイズに適用終了となるカードに対するエラッタ>エラッタ#end]]に伴い、[[テキスト]]内の「[[エンドフェイズ]]時」は「[[ターン]]終了時」と読み替えて使用する。~

 [[Vジャンプ(2007年6月号)付属カード>書籍付属カード#VJ2007]]で登場した[[闇属性]]・[[機械族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[手札]]・[[デッキ]]から[[特殊召喚]]できない[[召喚制限]]、[[手札コスト]]1枚と[[ライフコスト]]を払う事で[[攻撃力]]を[[自己強化]]する[[起動効果]]、[[相手]]の[[カードの効果]]で[[破壊され>破壊された]][[墓地へ送られた]]時に[[お互い]]に[[攻撃力]]分の[[ダメージを受ける]][[誘発効果]]を持つ。~

 [[手札]]・[[デッキ]]から一切の[[特殊召喚]]ができない[[召喚制限]]があり、[[闇属性]]を活かした[[蘇生]]・[[帰還]]で[[フィールド]]に出すのが基本となる。~
 [[《終末の騎士》]]等で[[墓地へ送って>墓地へ送る]]から[[《ダーク・クリエイター》]]で[[蘇生]]するか、[[《闇の誘惑》]]等で[[除外]]した後に[[《闇次元の解放》]]で[[帰還]]させるとよいだろう。~
 [[《終焉の焔》]]での[[アドバンス召喚]]を狙うのも手。~
 [[自分]]にも[[バーン]]を行う[[効果]]の都合上[[《死皇帝の陵墓》]]とは相性が悪い。~

 自身の[[攻撃力]]を1000上げる[[効果]]を持ち、[[《リミッター解除》]]を[[発動]]すれば、その[[攻撃力]]は7600まで跳ね上がる。~
 しかし[[手札コスト]]と[[ライフコスト]]があり重く、[[起動効果]]なので[[発動]]後に[[攻撃]]を防がれるリスクもある。~
 打点が欲しいなら[[自壊]]こそするが[[特殊召喚]]制限がなく、[[コスト]]もない[[《デモニック・モーター・Ω》]]という選択肢もある。~

 [[相手]]の[[効果]]で[[破壊]]され[[墓地へ送られた]]場合、[[お互い]]に2800の[[効果ダメージ]]が発生する。~
 初期[[ライフ]]の1/3を削る、固定威力の[[バーン]]としては最高級の[[火力]]であり、[[相手]]の[[ライフ]]が少ない状況ならば[[破壊]][[効果]]に対する抑止力として機能する。~
 ただ、[[バウンス]]・[[除外]]等の[[破壊]]以外の方法で[[除去]]される事もあるため[[ダメージ]]は確実ではない。~
 [[モンスターカード]]を含む[[全体除去]]に[[チェーン]]して[[《リビングデッドの呼び声》]]等で[[特殊召喚]]させれば大きな[[バーン]][[ダメージ]]を与えられる。~
 [[《神の宣告》]]等で[[フィールド]]以外で[[破壊された]]場合も[[効果ダメージ]]は発生するため、[[ライフ]]の少なくなった[[相手]]には非常に厄介な[[カード]]となるだろう。~
 しかし、逆に[[自分]]の[[ライフ]]が2800以下の時は、[[カードの効果]]でこの[[カード]]を[[破壊される]]だけで勝負を決められてしまう。~

 [[重い]]上に[[効果]]の癖が強く、特大の[[バーン]][[効果]]を活かす方法が求められる。~
 能動的に使うなら[[強制効果]]による[[破壊]][[効果]]を持つ[[《ヤジロベーダー》]]などを[[送りつけ]]てからこの[[カード]]を出して[[破壊]]させ、[[ダメージ]]を[[《地獄の扉越し銃》]]で[[相手]]にだけ与えるなど、[[コンボ]]が必要となる。~

-「[[墓地へ送られた]]時、[[攻撃力]]分」の[[ダメージ]]である。~
つまり、[[相手]]の[[カードの効果]]で[[破壊される]]時に[[攻撃力]]が変化していても「[[墓地へ送られた]]時点での[[攻撃力]]」で判定するので[[ダメージ]]は常に2800である。~

-[[自分]]の[[デッキ]]にこの[[カード]]が3枚存在する時に[[相手]]が[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を[[発動]]した場合、この[[カード]]3枚を[[破壊]]して[[相手]]に8400もの[[ダメージ]]を与えられる。~
[[自分]]は[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の[[効果]]で[[ダメージ]]を受けないので、一方的な[[1ターンキル]]となる。~

-[[引き分け]]の原因となり得る珍しい[[カード]]。~

-長らく海外版が存在しなかったが、[[Structure Deck:Machina Mayhem]]にて初めて[[カード]]化された。~

-「SATURN(サターン)」とは「土星」の事である。~
詳細は[[《裁きの代行者 サターン》]]の項を参照。~
この[[カード]]の[[イラスト]]では、実際の土星に見られる輪を象ったものが確認できる。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画GXにて、アメリカ留学生のデイビット・ラブが[[使用]]する「[[プラネットシリーズ>《E・HERO ジ・アース》#planet]]」の1枚であり、世界に1枚しかない。~
初登場は「翔vsデイビット」戦。~
この時は翔を瞬殺したが、[[デュエル]]の過程が省略されていたので能力は不明だった。~
能力が判明したのは「明日香vsデイビット」戦。~
[[後攻]]1[[ターン]]目に[[魔法カード]]《パーツ補充》の[[手札コスト]]として[[墓地へ送られ>墓地へ送る]]、[[魔法カード]]《プロトタイプ・チェンジ》により《パンドラ》を[[生け贄]]に[[蘇生]]される。~
[[速攻魔法]]《アフターレフェクト・オブ・インパクト》によって[[貫通]]能力を付与され、[[守備表示]]の[[《コールド・エンチャンター》]]を[[戦闘破壊]]して[[ダメージ]]を与えた。~
更に[[速攻魔法]]《強制発動》で明日香の[[《ドゥーブルパッセ》]]を[[強制発動]]させ、それを[[速攻魔法]]《イグニション》で「[[フィールド]]の[[モンスター]]1体を[[破壊]]する」[[効果]]に変更することで[[バーン]][[効果]]を[[発動]]し、[[後攻]][[1ターンキル]]を成し遂げた。~
「万丈目vsデイビット」戦では、《クオンティティー》2体を[[生け贄]]に[[生け贄召喚]]される。~
[[攻撃力]]上昇の[[効果]]を[[発動]]して「&ruby(サターン){SATURN}; &ruby(ファイナル){FINAL};」へとモードチェンジし、《ハリケイン・ドラゴン》を[[攻撃]]する。~
だが[[《立ちはだかる強敵》]]により《ボム・ドラゴン》へ[[攻撃対象]]を移され、万丈目に大きな[[戦闘ダメージ]]こそ与えたものの、《ボム・ドラゴン》の[[効果]]で[[攻撃力]]を下げられてしまう。~
この[[弱体化]]により返しの[[ターン]]に[[《光と闇の竜》]]に[[戦闘破壊]]され敗北した。~
第58話では、Mr.マッケンジーの手元に戻っているのが確認できる。~
[[攻撃]]名は「&ruby(アンガー){Anger}; &ruby(ハンマー){HAMMER};」、「SATURN FINAL」時の[[攻撃]]名は「&ruby(エンド){end}; &ruby(オブ){of}; &ruby(コスモス){COSMOS};」、[[効果]]名は「&ruby(ダブル){DOUBLE}; &ruby(インパクト){IMPACT};」。~
--遊戯王Rにおける[[《磁石の戦士γ》]]と[[《幻獣王ガゼル》]]の[[連携攻撃>《ユニオン・アタック》]]名も「ダブルインパクト」だった。~

--原作では[[エンドフェイズ]]までという制限が書かれておらず、[[召喚条件]]の制限自体もなかった。~
あちらの世界では初期[[ライフ]]が4000であるため、[[ライフ]]の3分の2以上を奪う極めて強力な[[バーン]][[効果]]となっている。~
また、[[テキスト]]に何故か[[手札コスト]]について書かれていなかった。~

**関連カード [#card]
-[[プラネットシリーズ>《E・HERO ジ・アース》#planet]]

―類似[[効果]]
-[[《幻獣ロックリザード》]]

-[[《破壊輪》]]

-[[《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》]]

―[[カード名]]関連
-[[《裁きの代行者 サターン》]]

//―《The big SATURN》の姿が見られる[[カード]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vジャンプ(2007年6月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2007]] VJMP-JP024 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[《強制転移》]]で[[相手]]の[[フィールド]]に[[送りつけ]]てから[[破壊]]した場合、どうなりますか?~
A:[[相手]]の[[フィールド]]に存在する状態では、「[[自分]]の[[カードの効果]]で[[破壊]]」されても「[[相手]]の[[カードの効果]]で[[破壊]]」されても[[ダメージ]][[効果]]は[[適用]]されません。~
  →類例:[[《ヴァンパイア・ロード》]]

Q:「[[相手]]が[[コントロール]]する[[カードの効果]]によって」とありますが、[[相手]]の[[手札]]・[[墓地]]で[[発動]]した[[効果]]で[[破壊]]された場合でも[[発動]]できますか?~
A:その場合でも[[発動]]できます。(14/06/27)

Q:[[《地獄の扉越し銃》]]で[[ダメージ]]を[[相手]]に移し替えることは可能ですか?~
A:可能です。

Q:[[《スキルドレイン》]][[適用]]中、[[相手]]の[[カードの効果]]で[[破壊された]]場合、[[ダメージ]][[効果]]は適用されますか?~
A:[[ダメージ]]が適用されるのが[[墓地へ送られて>墓地へ送られた]]からなので、[[効果]]は適用され[[お互い]][[ダメージ]]を受けます。

Q:[[召喚]]時に[[《神の宣告》]]等で[[召喚]]を[[無効]]にし[[破壊された]]場合、[[ダメージ]][[効果]]は適用されますか?~
A:はい、[[破壊]]され[[墓地へ送られた]]場合に[[誘発効果]]が発生するので、[[召喚]]が成功されなくても[[ダメージ]][[効果]]は適用されます。
Q:[[召喚]]時に[[《神の宣告》]]等で[[召喚]]を[[無効]]にし[[破壊された]]場合、[[ダメージ]][[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:はい、[[破壊]]され[[墓地へ送られた]]場合に[[誘発効果]]が発生するので、[[召喚]]が成功されなくても[[ダメージ]][[効果]]は[[適用]]されます。

Q:[[相手]]の[[《洗脳−ブレインコントロール》]]などで[[コントロール]]を奪われ、[[相手]]が[[《リミッター解除》]]を使用しました。~
  元々の[[持ち主]]に[[コントロール]]を戻し、[[《リミッター解除》]]の[[自壊]][[効果]]が[[発動]]して[[墓地へ送られた]]場合、[[効果ダメージ]]はどうなりますか?~
A:元々の[[コントローラー]]の[[フィールド]]上で「[[相手]]の[[カードの効果]]」によって[[破壊される]]扱いとなるため、[[効果ダメージ]]は発生します。(10/06/26)

Q:[[手札]]、[[デッキ]]で[[破壊]]された場合でも[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい、[[発動]]します。(13/01/10)

Q:[[ダメージ]]を与える[[効果処理時]]にこの[[カード]]が[[墓地]]に存在しなくなった場合でも、[[ダメージ]]を与える[[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:はい、[[適用]]されます。(13/01/12)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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