*《&ruby(ヴェイン){Vain};−&ruby(うらぎ){裏切};りの&ruby(ちょうしょう){嘲笑};/Vain Betrayer》 [#top]
 永続罠
 相手フィールド上のエクシーズモンスターが攻撃宣言した時、
 そのモンスター1体を選択して発動できる。
 選択したモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
 選択したモンスターがフィールド上に存在する限り、
 相手のエンドフェイズ毎に相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
 選択したモンスターがフィールド上から離れた時、このカードを破壊する。

 [[JUDGMENT OF THE LIGHT]]で登場した[[永続罠]]。~
 [[相手]]の[[エクシーズモンスター]]の[[攻撃宣言]]時に[[発動]]し、その[[モンスター]]の[[攻撃]]と[[効果]]を封じて[[エンドフェイズ]]毎に3枚の[[デッキ破壊]]を行う[[効果]]を持つ。~

 [[効果]]自体は[[《デモンズ・チェーン》]]と大差なく、[[エクシーズモンスター]]以外にも対応し、[[フリーチェーン]]であるあちらの方が使い勝手がいい。~
 こちらは[[効果]]のない[[エクシーズモンスター]]にも使え[[デッキ破壊]][[効果]]もつくが、枚数が多くなく[[デッキ]]を切らすよりも[[相手]]の[[墓地を肥やして>墓地を肥やす]]しまう危険性が高いため有用とは言い難い。~

-[[《デモンズ・チェーン》]]とは[[カードの発動]]を行うタイミングが異なり、「[[エクシーズモンスター]]が[[攻撃宣言]]した時」に初めて[[表側表示]]にして[[発動]]できる。~
[[《強制終了》]]のような「[[フリーチェーン]]で[[発動]]でき、[[攻撃宣言]]時に[[効果の発動]]を行う[[カード]]」ではないので注意。~
//英語版では、[[攻撃宣言]]時に[[カードの発動]]を行うことが明記されている。~
//日本語でも「攻撃宣言した時、〜発動できる。」と明記されてる

-原作・アニメにおいて―~
アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};の「遊馬vsベクター」(2戦目)においてベクターが使用。~
[[《CNo.39 希望皇ホープレイV》]]の[[攻撃宣言]]時に[[発動]]され、[[《CNo.39 希望皇ホープレイV》]]の[[攻撃]]と[[効果]]を[[無効]]にしつつ、遊馬の[[デッキ]]から「V」と名のついた[[カード]]5枚を含む計30枚の[[カード]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[《CNo.39 希望皇ホープレイV》]]の[[効果]]で削られていたベクターの[[ライフポイント]]を一気に[[回復]]した。~
最終的に[[《DZW−魔装鵺妖衣》]](アニメ[[効果]])により[[破壊]]された。~

--アニメでは[[カード名]]の表記は《Vain−裏切りの嘲笑−》となっており、[[テキスト]]は以下の通りだった。
 《Vain−裏切りの嘲笑−》
 永続罠
 「V」と名のついたモンスターの攻撃宣言時に発動できる。
 相手のデッキから「V」と名のついたカードを全て墓地へ送る。
 自分はこのカードの効果で墓地へ送ったカードの枚数×500ライフポイント回復する。
 その後相手はデッキをシャッフルする。
 さらに相手のデッキの上から、このカードの効果で墓地へ送った
 カードの枚数×5枚のカードを墓地へ送る。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 「V」と名のついたモンスターの効果は無効化され、攻撃宣言できない。

--アニメでは[[相手]]が「&ruby(ブイ){V};」[[カード]]を使用していなければ意味のない[[カード]]である。~
ベクターはこの[[発動条件]]を満たすために真月零として遊馬と信頼関係を築き、[[《RUM−リミテッド・バリアンズ・フォース》]]を渡して[[《No.39 希望皇ホープ》]]を[[《CNo.39 希望皇ホープレイV》]]へと進化させた。~
更に[[《Vサラマンダー》]]をはじめとする5枚の「V」[[カード]]を「友情の証」として遊馬に提供し、遊馬が[[デッキ]]に投入するよう仕向けていた。~
加えて真月とのやり取りをアストラルに隠すことでアストラルとの絆を壊し、遊馬を心身ともに追い込んで[[デュエル]]に勝利するためにこの[[カード]]を活用していた。~

---余談だが「V」と名の付く[[カード]]は今までにも多数登場しており、アニメでもGXに登場した[[永続罠]]《ハイパー・コート》など[[サポートカード]]が出ていたが、いずれも「&ruby(ヴィ){V};」等を指定しており、「&ruby(ブイ){V};」と読む[[カード]]はこのベクター系列の[[カード]]が初である。~
よって仮にアニメ版の[[効果]]で出たとしても、少なくとも日本版においては混乱は起こらなかった。~
なお後には、[[《V−LAN ヒドラ》]]が登場している。~

--劇中では[[攻撃]]が[[無効]]になったが、[[OCG]]ルールの場合「[[攻撃宣言]]できない」という[[効果]]の[[カード]]を[[攻撃宣言]]時に[[発動]]しても、その時点で既に[[攻撃宣言]]を終えているため、この[[テキスト]]だと[[攻撃]]を止めることができない。~

--[[回復]][[効果]]の解説時、ベクターは「[[相手]]の[[デッキ]]、または[[手札]]から「V」と名のついた[[カード]]が[[墓地へ送られた]]時」と言っているが、[[手札]]から[[墓地へ送る]][[効果]]は記載されていない。~

--[[イラスト]]にある[[カード]]は真月から渡された「V」と名のついた5枚の[[カード]]に変更されたものになっていた。~
[[OCG]]では代わりに[[仮面(マスク)>《CNo.104 仮面魔踏士アンブラル》]]に関連する[[カード]]になっている。~

--「ヴェイン(Vain)」は「虚栄心の強い・無益な・無駄な」を意味する形容詞であるが、このままでは[[カード名]]の意味が今一つ通じない。~
だが、[[《CNo.39 希望皇ホープレイV》]]を対象に使用した事を考慮すれば、「儚い望み・空頼み」を意味する「vain hope」が[[カード名]]の由来と考えられる。~
偽りの仲間となって遊馬に儚い希望を抱かせ、裏切りを明かして嘲り笑う、まさにベクターの行動を象徴する[[カード名]]である。~
//偽りの仲間となって遊馬に儚い希望を抱かせ、裏切りを明かして嘲り笑う、まさにベクターの行動を象徴する[[カード名]]である。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《デモンズ・チェーン》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《魔力無力化の仮面》]]
-[[《ヒーロー・マスク》]]
-[[《仮面竜》]]
-[[《闇の仮面》]]
-[[《ツタン仮面》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[JUDGMENT OF THE LIGHT]] JOTL-JP073 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[デッキ]]の[[カード]]を[[墓地へ送る]][[効果]]は[[チェーンブロック]]が作られますか?~
A:はい、作られます。(13/04/24)

Q:[[《宮廷のしきたり》]]が存在する状態で、この[[カード]]で選択されている[[モンスター]]が[[破壊された]]場合、この[[カード]]は自身の[[効果]]により[[破壊]]されますか?~
A:[[破壊]]されず、[[フィールド]]に残ります。(13/05/25)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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