*《アポピスの&ruby(けしん){化神};/Embodiment of Apophis》 [#top]
 永続罠
 (1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。
 このカードは発動後、通常モンスター(爬虫類族・地・星4・攻1600/守1800)となり、
 モンスターゾーンに特殊召喚する。
 このカードは罠カードとしても扱う。

 [[週刊少年ジャンプ(2001年36・37合併号) 付属カード>書籍付属カード#WJ]]で登場した[[永続罠]]。~
 [[お互い]]の[[メインフェイズ]]に[[通常モンスター]]として自身を[[特殊召喚]]できる[[効果]]を持つ[[罠モンスター]]。~
 [[罠モンスター]]の開祖である。~

 固定の数値を持つ[[罠モンスター]]としては[[ステータス]]の合計値が高い方ではあるが、[[《澱神アポピス》]]や[[《碑像の天使−アズルーン》]]には劣る。~
 前者とは[[種族]]・[[属性]]が、後者とは[[レベル]]が重複するため[[サポートカード]]での差別化も難しい。~
 また、バランスは良いと言ってもどちらも中途半端であり、[[下級モンスター]]となる[[罠モンスター]]にもライバルは多い。~
 [[通常モンスター]]扱いとなる点も加味しても、[[攻撃力]]は[[《鏡像のスワンプマン》]]、[[守備力]]は[[《量子猫》]]の方が高く、それらは[[属性]]・[[種族]]を必要に応じて変える事ができる。~

 また、[[メインフェイズ]]にしか[[発動]]できないのも大きな難点であり、他の[[罠モンスター]]よりも秘匿性・奇襲性が落ちる。~
 [[バトルフェイズ]]や[[エンドフェイズ]]直前に[[発動]]した場合は、再度[[フェイズ]]が続行するので、この間に対応した動きをとる余地を与えてしまう。~

 一応、[[《H・C 強襲のハルベルト》]]等を凌げる程度の[[守備力]]であり、生き残れば[[アタッカー]]として転用できる点ではそれら2体よりは扱いやすいか。~

-上述の通り初の[[罠モンスター]]なのだが、後に登場した後輩たちは[[通常モンスター]]扱いではなく[[効果モンスター]]扱いばかりであった。~
-上述の通り初の[[罠モンスター]]なのだが、後に登場した[[罠モンスター]]は[[通常モンスター]]扱いではなく[[効果モンスター]]扱いばかりであった。~
[[通常モンスター]]扱いとなる[[罠モンスター]]の2体目は2011年7月の[[《コピー・ナイト》]]を待つこととなる。~
現在では、([[モンスター]]状態では[[罠カード]]として扱わない差異があるものの)[[幻影騎士団]]や[[バージェストマ]]が[[通常モンスター]]となる[[罠モンスター]]として多数存在している。

-[[書籍付属>書籍付属カード#WJ]]として登場した後、[[DUEL TERMINAL −エクシーズ始動!!−]]にてリシドの登場に合わせて再録された。~
ちなみに、再録までに実に9年半以上も要している。~

-[[カード名]]は「化''身''」ではなく「化''神''」である。~
[[宣言]]する上では関係ないが、検索等を行う場合は留意したい。~
--英語名に使用されている「Embodiment」は「具現、化身」を意味する。~

-オーストラリア発のファンタジー文学「デルトラ・クエスト」の公式ガイドブックのイラスト募集コーナーにて何故かこの[[カード]]のイラストが掲載されるという事態が起こっている。

-「アポピス(Apophis)」とは古代エジプトにおいて、水と土の元素からなると考えられた「毒と闇の蛇」の名前である。~
太陽神と敵対し、古くは[[アトゥム>《聖刻龍王−アトゥムス》]]、後に[[ラー>《ラーの翼神竜》]]と戦いを繰り広げた。~
そのため、神話では「恐ろしき者、危険な者、反逆する者、招かれざる者」などと呼ばれる闇の象徴として描かれている。~
その邪悪さ故に[[セト>《聖刻龍−セテクドラゴン》]]と同一視されたが、セトはアポピスの天敵とされている。~
[[ラー>《ラーの翼神竜》]]の航海においては、アポピスが[[ラー>《ラーの翼神竜》]]を苦しめると荒天になり、呑みこむと日蝕が起こると考えられていた。~
なお、アポピスという呼び名は古典ギリシャ語の転記であり、エジプトでは「アペプ(Apep)」などと呼ばれる。~
上記の通り神話では闇の象徴とされているが、この[[カード]]は[[地属性]]である。~

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」における「城之内vsリシド」戦にて、リシドが使用。~
[[《ロケット戦士》]]の[[攻撃]]を[[通常罠]]《ウジャト眼の念力》によって往なした際に3枚同時に[[発動]]する。~
返しの[[ターン]]に[[《スケープ・ゴート》]]で凌ごうとしたところを[[《魔法解除》>《魔法除去》]](アニメは[[《マジック・ジャマー》]])で[[無効]]にした上で、[[《ロケット戦士》]]と[[《ワイバーンの戦士》]]を[[戦闘破壊]]し、さらに[[直接攻撃]]で城之内を追い詰めた。~
しかし[[罠カード]]の特性を兼ねた[[モンスター]]故に、[[《墓荒らし》]]で[[特殊召喚]]された[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の[[効果]](原作・アニメ版)で全て[[破壊]]された。~

--原作では、[[相手]]の[[攻撃宣言]]時のみ[[発動]]可能な[[罠カード]]だった。~

--リシド曰く、「神の聖域を汚す者に裁きを下す[[カード]]」とのことである。~

--「乃亜編」の回想シーンにおいて、海馬がモクバに株の仕組みを計100枚の[[カード]]で説明する際に使用している。~

--アニメGXにおいては「アビドス3世vs家臣」戦にて、アビドス3世が使用。~
[[直接攻撃]]を決め、[[フィニッシャー]]となった。~
「異世界編」では、十代のイメージの中で[[《ヌビアガード》]]と共にヨハンに襲い掛かるシーンにて登場。~

-コナミのゲーム作品において―~
DMシリーズでは[[モンスターカード]]として登場し、オリジナルの[[テキスト]]が存在する。~
「古代エジプト神話の、暗黒を支配した巨大な蛇の化身」と書かれている。~
フォルスバウンドキングダムでも登場。~
[[攻撃]]名は「ガーディアン・ブレード」。~

--[[DUEL TERMINAL]]では、かんたんモードと最初のステージのリシドが使用。~
前者では、デスティニースキャンの[[《ジャスティブレイク》]]の[[発動条件]]を満たす[[キーカード]]となっている。~
なお、両者共に原作通り[[デッキ]]に3枚投入されている。~

--デュエルリンクスではリシドのエース[[カード]]扱いとされており、[[罠カード]]であるにもかかわらず使用するとムービーが流れる。~

**関連カード [#card]
-[[罠モンスター]]

-[[《澱神アポピス》]]

―《アポピスの化神》の姿が見られる[[カード]]
-[[《トークン》(リシド)]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[週刊少年ジャンプ(2001年36・37合併号) 付属カード>書籍付属カード#WJ]] WJ-03 &size(10){[[Ultra]]};
-[[DUEL TERMINAL −エクシーズ始動!!−]] DT12-JP047
-[[デュエリストパック−決闘都市編−]] DP16-JP029 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#faq]
//Q:[[モンスターカード]]化した後は、[[通常モンスター]]として扱いますか?~
//A:はい、[[効果]]を持たないため[[通常モンスター]]として扱います。~
//テキストに明記されたため

Q:この[[カード]]を[[特殊召喚]]する時の[[表示形式]]は、どのタイミングで決定しますか?~
A:[[効果処理時]]に選択します。(10/03/15)

Q:[[自分]][[フィールド]]の《アポピスの化神》に[[《禁じられた聖槍》]]を[[発動]]しました。~
  [[相手]]の[[《サイクロン》]]や[[《大嵐》]]などの[[魔法・罠除去]][[カード]]の[[効果]]を受けた時、《アポピスの化神》は[[破壊]]されますか?~
A:いいえ、[[破壊]]されません。(12/09/07)

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//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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