*《アモルファージ・ガストル/Amorphage Gluttony》 [#top]
 ペンデュラム・効果モンスター
 星2/地属性/ドラゴン族/攻   0/守1850
 【Pスケール:青5/赤5】
 このカードのコントローラーは、
 自分スタンバイフェイズ毎に自分フィールドのモンスター1体をリリースする。
 またはリリースせずにこのカードを破壊する。
 (1):自分フィールドに「アモルファージ」モンスターが存在する限り、
 お互いに「アモルファージ」モンスター以外のモンスターの効果を発動できない。
 【モンスター効果】
 (1):P召喚・リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 お互いに「アモルファージ」モンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。

 [[シャイニング・ビクトリーズ]]で登場した[[地属性]]・[[ドラゴン族]]の[[下級]][[ペンデュラムモンスター]]。~
 [[アモルファージ]]共通の[[ペンデュラムゾーン]]で[[維持コスト]]を要する[[効果外テキスト]]と[[特殊召喚]]を封じる[[永続効果]]、[[アモルファージ]]以外の[[モンスター]]の[[モンスター効果の発動]]を封じる[[ペンデュラム効果]]を持つ。~

//アモルファージの共通項について。他のアモルファージのページでは共通項に関する解説を省き、ここに誘導します。
 全ての[[アモルファージ]][[モンスター]]は、何らかの行為を禁止する[[ペンデュラム効果]]と、[[エクストラデッキ]]からの[[特殊召喚]]を封じる[[モンスター効果]]を持つ。~
 [[ペンデュラム効果]]の[[メタ]]対象は[[カード]]ごとに多種多様であり、適切な[[メタ]][[効果]]を[[適用]]させつづける事で、どのような[[デッキ]]に対しても優位に戦いうる[[カテゴリ]]である。~
 ただしこれらの[[効果]]を[[適用]]するにあたっては3つの制約があるため、まずはこれらの制約について解説する。~

//共通維持コストについて
 第1の制約として、[[ペンデュラムゾーン]]に置いた場合、[[自分]][[スタンバイフェイズ]]に[[モンスター]]1体を[[リリース]]する[[維持コスト]]が発生する。~
 [[リリース]]する[[モンスター]]は[[アモルファージ]]以外でも構わないのだが、[[ペンデュラム召喚]]での再利用が可能な点を鑑みれば、[[アモルファージ]]を[[リリース]]するのが基本となる。~
 左右両方の[[ペンデュラムゾーン]]に[[アモルファージ]]が存在する場合それぞれが[[維持コスト]]を要求するため、両方維持するには2体の[[モンスター]]を残して[[自分]][[スタンバイフェイズ]]を迎える必要がある。~
 [[新マスタールール]]では[[リンクモンスター]]を用いない限り[[エクストラデッキ]]からは1体しか[[ペンデュラム召喚]]できないため、片方のみに[[アモルファージ]]を置いて維持することも戦略として考えられる。~
 [[《アモルファージ・インフェクション》]]・[[《アモルファスP》]]・[[《超再生能力》]]を使用すれば、[[リリース]]により生じた[[ディスアドバンテージ]]を回復できる。~
 また、[[リリース]]を行わずあえて[[自壊]]させれば[[《アモルファージ・ライシス》]]の[[トリガー]]となり、より状況に合った[[ペンデュラム効果]]を持つ[[アモルファージ]]と入れ替える事ができる。~
 ただし[[《アモルファージ・ライシス》]]の[[効果]]で[[ペンデュラムゾーン]]に置いた[[アモルファージ]]も[[リリース]]を行わないと[[自壊]]するため、[[維持コスト]]を踏み倒すことはできない。~

//ペンデュラム効果の適用条件について
 第2の制約として、[[フィールド]]に[[アモルファージ]][[モンスター]]が[[表側表示]]で存在しないと[[ペンデュラム効果]]が[[適用]]されない。~
 [[戦闘破壊]]されないよう、できるだけ[[ステータス]]の高い[[アモルファージ]]を[[フィールド]]に出したいところだが、[[アモルファージ]][[モンスター]]には[[スケール>ペンデュラムスケール]]が3と5しか存在しないため、[[ペンデュラム召喚]]できるのは[[レベル]]4に限られる。~
 したがって、[[《アモルファージ・インフェクション》]]・[[《アモルファスP》]]・[[《アモルファージ・ライシス》]]で[[レベル]]4[[アモルファージ]]の攻守を補助して[[相手]][[ターン]]の生存率を高め、[[フィールド]]に維持しつつ[[リリース]]要員に充てるのが[[【アモルファージ】]]の基本戦術となる。~
 なお、[[維持コスト]]として[[アモルファージ]]を[[リリース]]して[[フィールド]]から消し去ることで[[ペンデュラム効果]]が[[適用]]されない状況を作れる。~
 この性質を利用して[[自分]]の[[ターン]]の間に拘束なしで動くこともできるが、同時に[[相手]]にも動く隙を与えかねない。~

//モンスター効果と、その適用条件について
 [[アモルファージ]]の[[モンスター効果]]はいずれも、[[アモルファージ]]以外の[[モンスター]]を[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]することを禁ずるものである。~
 [[エクストラデッキ]]依存度の高い[[デッキ]]が多い今日、この[[効果]]は多くの[[デッキ]]に[[刺さり>刺さる]]、[[除去]]要員や[[アタッカー]]を封じる事で第1・第2の制約もクリアしやすくなる。~
 ただし第3の制約として、[[ペンデュラム召喚]]または[[リバース]]しないと[[モンスター効果]]が[[適用]]されない。~
 [[アモルファージ]]には[[守備力]]の高いものも多いが、第2の制約の都合上できるだけ[[表側表示]]で置きたいため、[[リバース]]ではなく[[ペンデュラム召喚]]を狙うのが基本となる。~
 なお、[[レベル]]5以上の[[《アモルファージ・ノーテス》]]・[[《アモルファージ・イリテュム》]]は[[ペンデュラム召喚]]・[[リバース]]する必要はなく、[[表側表示]]で存在するだけで[[エクストラデッキ]]封じが[[適用]]される。~
 また、[[ペンデュラムゾーン]]の[[アモルファージ]]の[[維持コスト]]に[[アモルファージ]][[モンスター]]を使うことで一時的にこの制約を解除、その隙に[[アモルファージ]]以外の[[モンスター]]を出す手もある。~
 [[新マスタールール]]で[[エクストラデッキ]]から2体以上[[ペンデュラム召喚]]するには[[リンクモンスター]]が必須となるため、この方法を使うことも考慮しておきたい。

//ここからこのカード固有の話
 この[[カード]]固有の[[ペンデュラム効果]]は、[[モンスター効果の発動]]の制限である。~
 [[モンスター効果]]を使わない[[デッキ]]は皆無と言って良く、[[効果]]を[[適用]]できれば[[モンスター効果]]依存の[[デッキ]]はほとんど機能停止する。~
 [[アモルファージ]]の中でもかなり[[メタ]]範囲の広い[[ペンデュラム効果]]であり、[[モンスター効果]]での[[除去]]も防げるが、[[モンスター]]の[[召喚]]と[[攻撃]]は止められないので、[[フィールド]]の[[アモルファージ]]の強化と併用したい。~

 また、自身が[[レベル]]2である都合上[[アモルファージ]]だけでは[[ペンデュラム召喚]]できないため、基本的に[[ペンデュラムゾーン]]に置いて使うことになる。~
 [[スケール>ペンデュラムスケール]]1の[[《竜脈の魔術師》]]を採用した[[【アモルファージ】]]なら、序盤に[[ペンデュラム召喚]]して[[エクストラデッキ]]封じを掛けることも出来る。~
 [[スケール>ペンデュラムスケール]]1以下の[[ペンデュラムモンスター]]を採用した[[【アモルファージ】]]なら、序盤に[[ペンデュラム召喚]]して[[エクストラデッキ]]封じを掛けることも出来る。~
 [[守備力]]は[[レベル]]2としては高く、[[《アモルファージ・インフェクション》]]等のサポートがあればある程度の[[戦闘]]に耐える数値である。~

-[[ペンデュラム効果]]は[[自分]]の[[アモルファージ]]以外の[[モンスター効果の発動]]も封じてしまう。~
[[アモルファージ]]以外の[[モンスター]]を混成する構築の[[【アモルファージ】]]では、[[発動]]タイミングには注意が必要である。~
なお封じるのは[[発動]]だけなので、[[永続効果]]の[[適用]]や[[召喚ルール効果]]による[[特殊召喚]]等には制限がない。~
なお封じるのは[[発動]]だけなので、[[永続効果]]の[[適用]]や[[条件による特殊召喚]]等には制限がない。~

--「『[[アモルファージ]]』[[モンスター]]以外の[[モンスター]]の[[効果]]を[[発動]]できない。」とあるが、[[アモルファージ]]の中に[[発動]]を伴う[[モンスター効果]]を持つ[[モンスター]]は存在しない。~
そのため、「[[効果モンスター]]の[[効果]]を[[発動]]できない。」と読み替えても差し支えない。

-[[魔法カード]]を封じる[[《アモルファージ・ルクス》]]と並べた場合の[[ロック]]強度は極めて高い。~
しかしどちらも[[スケール>ペンデュラムスケール]]5なので、[[ペンデュラム召喚]]が行えず[[維持コスト]]の調達が難しくなる。~

-元ネタは八つの枢要罪の一つで古ギリシャ語で暴食を意味する単語「Γαστριμαργια(二回目のιの上に強アクセント、ガストリマルギア)」だろう。
--[[英語名]]はそのまま暴食を意味する「Gluttony」になっている。

-[[イラスト]]はハエが[[ドラゴン>ドラゴン族]]に変異したような[[モンスター]]であり、ハエの上半身から竜の頭が生えており、ハエの上半身以外はほぼ竜に変異している。~
[[アモルファージ]]が共通して持つクリスタルは背中に確認できる。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[アモルファージ]]

//―《アモルファージ・ガストル》の姿が見られる[[カード]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【アモルファージ】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[シャイニング・ビクトリーズ]] SHVI-JP024

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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