*《キラー・スネーク/Sinister Serpent》 [#top]
 効果モンスター
 星1/水属性/爬虫類族/攻 300/守 250
 「キラー・スネーク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードが墓地に存在する場合、
 自分スタンバイフェイズに発動できる。
 このカードを手札に戻す。
 次の相手エンドフェイズに自分の墓地の「キラー・スネーク」1体を選んで除外する。

 [[遊戯王デュエルモンスターズIII 三聖戦神降臨 付属カード>ゲーム付属カード#DM3]]で登場した[[水属性]]・[[爬虫類族]]の[[下級モンスター]]。~
 自身を[[サルベージ]]し、次の[[相手]][[エンドフェイズ]]に[[墓地]]の[[同名カード]]を[[除外]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 自身を[[サルベージ]]できるため、[[手札コスト]]に適した[[モンスター]]。~
 [[水属性]]なので[[《ジェネクス・ウンディーネ》]]で1枚、[[《スクリーチ》]]で2枚、[[爬虫類族]]なので[[《スネーク・レイン》]]で3枚[[墓地へ送る]]事ができる。~
 大量に落としても[[同名カード]]含め[[1ターンに1度]]しか回収できないが、後述の[[除外]][[デメリット]]があるため2枚目以降も活用できる余地はある。~

 [[デメリット]]として、自己[[サルベージ]][[効果]]を[[発動]]した[[ターン]]の次の[[相手]]の[[エンドフェイズ]]に、[[墓地]]から《キラー・スネーク》1枚を[[除外]]する処理が行われてしまう。~
 1枚しかない場合、[[サルベージ]]した次の[[ターン]]までは[[墓地]]へ送らず[[手札]]に温存すれば[[デメリット]]を回避可能だが、[[デュエル]]の高速化が進んだ現状、1[[ターン]]の間死に札になるのは痛い。~
 [[《王宮の鉄壁》]]を併用すれば[[デメリット]]を踏み倒すことができる。~
 また、[[《The supremacy SUN》]]等の[[自分]]の[[ドローフェイズ]]または[[スタンバイフェイズ]]に[[手札コスト]]を要求する[[カード]]ならば、[[墓地へ送った]]後に即座に[[サルベージ]]することで[[デメリット]]を受けずに[[コスト]]に利用できる。~
 [[《サンダー・ブレイク》]]などの[[手札コスト]]のある[[カード]]を[[スタンバイフェイズ]]で使っても同様のことが可能。~
 [[《手札断殺》]]や[[《豆まき》]]などの[[手札交換]]を[[スタンバイフェイズ]]に使い、この[[カード]]を捨ててもいい。~
 [[《溟界の昏闇−アレート》]]なら[[除外]]されたこの[[カード]]を[[墓地に戻す]]ことが可能であり、再利用を狙える。~
 何らかの方法で[[デメリット]]を無視するか、1〜2度の[[手札コスト]]になれば十分とみなして[[デメリット]]を甘受するかは、[[デッキ]]の構築段階から決めておく必要がある。~

 総合的に見ると、回収の遅さと[[デメリット]]の重さが目立ち、[[手札コスト]]要員としては即効性のある[[《ヴォルカニック・バレット》]]等に大きく劣る。~
 総合的に見ると、回収の遅さと[[デメリット]]の[[重さ>重い]]が目立ち、[[手札コスト]]要員としては即効性のある[[《ヴォルカニック・バレット》]]等に大きく劣る。~
 [[水属性]]には[[海皇]]という[[手札コスト]]になる事を利用する[[カテゴリ]]が存在することもあり、[[【水属性】]]系列でも使い途が乏しい。~
 「単体で起用でき、[[魔法カード]]で[[墓地]]に落としても[[アドバンテージ]]に繋がる[[水属性]][[モンスター]]」という性質は珍しいので、[[【シャドール】]]で稀に[[《エルシャドール・アノマリリス》]]の[[融合素材]]要員として使われる程度である。~

-[[効果]]について。
//公式DBより
--[[スタンバイフェイズ]]に[[発動]]する[[効果]]は、[[対象]]を取らない[[誘発効果]]。~
この[[効果]]を[[発動]]した場合、次の[[相手]][[エンドフェイズ]]に[[チェーンブロック]]を作らず[[除外]]を行う。~
この際、[[除外]]するのは[[効果]]を[[発動]]した《キラー・スネーク》である必要はない。~
--[[墓地]]に複数の《キラー・スネーク》が存在する場合、その中から1枚を[[除外]]する。~
--[[スタンバイフェイズ]]の[[効果]]の「[[発動]]」が[[無効]]にされた場合、および「[[効果]]」が[[無効]]にされた場合、[[除外]]は起きない。~
しかし[[スタンバイフェイズ]]の[[効果]]に[[チェーン]]して[[デッキ]]に戻されるなど[[不発]]の場合は、[[除外]]処理が発生する。~
別の《キラー・スネーク》が[[墓地]]に存在するならばそれを[[除外]]しなければならない。~

-[[エラッタ]]による[[弱体化]]を経て[[制限復帰]]した元[[禁止カード]]の1枚である。~
[[エラッタ]]前の[[テキスト]]は以下の通り。~
 自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在している場合、
 このカードを手札に戻す事ができる。
「無限の[[壁]]」・「[[手札コスト]]」・「(主に[[効果]]の)[[生け贄]]」・「[[手札破壊]]対策」等と、あらゆる方面で活躍を見せる最高峰のリサイクル[[モンスター]]であり、現役時代は[[デッキ]]を選ばず投入されていた。~
極めて相性の良い[[《苦渋の選択》]]や[[《天使の施し》]]が現役だった一方、[[《D.D.クロウ》]]や[[《マクロコスモス》]]等は未登場であり、[[カードプール>デッキ・カードプールの変遷]]もこの[[カード]]の活躍しやすい状態にあった。~

--[[《苦渋の選択》]]で[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[サルベージ]]してから[[《キャノン・ソルジャー》]]で[[射出]]する[[【キャノンバーン】]]が生み出されたこともあって、[[00/11/01>禁止・制限カード/2000年11月1日]]にて[[制限カード]]に指定される。~
その後[[02/01/01>禁止・制限カード/2002年1月1日]]で[[制限解除]]されるが、[[03/01/01>禁止・制限カード/2003年1月1日]]で再び[[制限カード]]に戻り、[[05/09/01>禁止・制限カード/2005年9月1日]]にて[[禁止カード]]に指定された。~
その後、[[15/01/01>リミットレギュレーション/2015年1月1日]]にて[[エラッタ]]された上での[[制限復帰]]となった。~
復帰後は[[環境]]で全く活躍を見せず、[[15/04/01>リミットレギュレーション/2015年4月1日]]で[[制限解除]]された。~

-[[エラッタ]]され復帰した元・[[禁止カード]]の中でも、かなり採用率が低い[[カード]]である。~
元々の[[効果]]からして、毎[[ターン]]「[[無限コスト]]」にはなるものの、[[スタンバイフェイズ]]に[[発動]]という性質上[[無限ループ]]を発生させるのは難しい。~
また、[[《D.D.クロウ》]]等の登場、[[手札コスト]]を「特定の[[カード]]を[[墓地へ送る]]ために利用する」風潮、単体の[[カード]]パワーよりも[[属性]]・[[種族]]・[[カテゴリ]]を重視する風潮などもあり、いささか[[弱体化]]させすぎた感がある。~

-DM3でランダムに封入された特典[[カード]]の内の1枚。~
[[STRUCTURE DECK−城之内編− Volume.2]]に再録されてからは[[絶版]]だったが、上記のような[[エラッタ]]がなされた上で[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:武藤遊戯]]に再録された。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナル「乃亜編」にて、[[レベル]]1の部屋を守る[[モンスター]]として登場し、[[《砦を守る翼竜》]]に倒された。~
[[デュエル]]での初登場は、アニメオリジナル「KCグランプリ編」の「闇遊戯vsデュエルコンピューター」戦で、コンピューターが[[《コストダウン》]]の[[コスト]]に使用し[[手札]]に戻した。~
その後、[[召喚]]され[[直接攻撃]]を行ったが、実はこの時CPUの[[手札]]には[[《格闘戦士アルティメーター》]]が存在しており、そちらを出して[[攻撃]]していればCPUは勝利していた。~
「城之内vsマスク・ザ・ロック」戦においては、ロックが[[永続魔法]]《古の書物》の[[維持コスト]]として使用し、城之内を苦しめた。~
//ただ最終的には城之内が[[《旅人の試練》]]を攻略するきっかけになってしまう。~
//維持コストとなる手札コストを補う使い方をしていたため、なかったら旅人の試練を使うことすら出来なかったわけで、きっかけになってもいない

--アニメGXでは、第5話の冒頭、十代達が引いた[[カード]]の[[レベル]]に比例した怪談話において、十代の引いた[[カード]]が[[レベル]]1のこの[[カード]]だった。~
また、アビドス3世が古代の石版での戦いで使用しているのが確認できる。~
この時は、ただ[[直接攻撃]]しただけである。~

--アニメARC-Vの第126話において、赤馬零王がリアルソリッドビジョンに関する話をしている際の回想シーンで、その姿が登場している。~

--低[[ステータス]]の[[コスト]]用[[モンスター]]だが、[[召喚]]されて[[直接攻撃]]を作品をまたいで2度も行っている珍しい[[モンスター]]である。~

-コナミのゲーム作品において―~
DMシリーズでは[[効果]]を持たない[[モンスター]]として登場し、オリジナルの[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が存在する。~
「羽根を持ち空を飛ぶことが出来る毒ヘビ 地面を這うのは不得意」と書かれている。~
真DM2では[[戦闘破壊]]されると[[相手]]の召喚パワーを0にする[[効果]]を持っていた。~

**関連カード [#card]
-[[《黄泉ガエル》]]
-[[《暗黒プテラ》]]

-[[《コカローチ・ナイト》]]

-[[サルベージ]]

―《キラー・スネーク》の姿が見られる[[カード]]
-[[《エクスチェンジ》]](G5-03版のみ)
-[[《見世物ゴブリン》]]

-[[《スネーク・ホイッスル》]]
-[[《やぶ蛇》]]
-[[《ワン・バイ・ワン》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【アビス・コントロール】]]
-[[【シャドール】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[遊戯王デュエルモンスターズIII 三聖戦神降臨 付属カード>ゲーム付属カード#DM3]] G3-02 &size(10){[[Ultra]]};
-[[STRUCTURE DECK−城之内編− Volume.2]] SJ2-018
-[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:武藤遊戯]] 15AX-JPM31 &size(10){[[Millennium>Parallel#MR]],[[Secret]]};

**FAQ [#faq]
Q:(1)の[[効果]]を[[発動]]し、[[《D.D.クロウ》]]で[[効果]]を[[発動]]したこの[[カード]]が[[除外]]されて[[手札]]に[[加えられなかった>加える]]場合でも、次の[[相手]][[エンドフェイズ]]に[[自分]]の[[墓地]]に《キラー・スネーク》が存在すれば、[[除外]]する処理を行いますか?~
A:はい、行われます。(14/12/19)
//http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=14589&keyword=&tag=-1

Q:[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]が[[フィールド]]に存在する時に(1)の[[効果]]で[[手札]]に[[加える]][[効果]]や[[除外]]する[[効果]]は[[無効]]になりますか?~
//A:[[手札]]に[[加える]][[効果]]は[[適用]]されますが、[[相手]][[エンドフェイズ]]にも[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]が存在する場合、[[除外]]する[[効果]]は[[適用]]されません。(14/12/19)
A:(1)の[[効果]]は[[無効]]になります。~
  [[除外]]する[[効果]]は[[適用]]されません。(16/12/17)
//http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=14586&keyword=&tag=-1

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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