*《バベル・タワー/Tower of Babel》 [#top]
 永続罠
 このカードがフィールド上に存在する限り、
 自分または相手が魔法カードを発動する度に、
 このカードに魔力カウンターを1つ置く。
 このカードに4つ目の魔力カウンターが乗った時にこのカードを破壊し、
 その時に魔法カードを発動したプレイヤーは3000ポイントダメージを受ける。

 [[混沌を制す者]]で登場した[[永続罠]]。~
 [[魔法カード]]を[[発動]]する度に[[魔力カウンター]]を[[置く]][[効果]]、自身の[[効果]]で4つ目の[[魔力カウンター]]が乗った時に[[自壊]]してその[[トリガー]]となった[[プレイヤー]]に[[ダメージ]]を与える[[効果]]を持つ。~

 4つ目の[[魔力カウンター]]が乗ると[[自壊]]して大[[ダメージ]]を発生させる。~
 そのため、[[魔力カウンター]]が3個乗れば[[相手]]は[[魔法カード]]を[[発動]]しづらくなるが、それは[[自分]]も同じ事である。~
 そこで、[[速攻魔法]]を用いて上手く[[魔力カウンター]]の量を調整すると良い。~
 [[魔力カウンター]]が2個乗った状態で[[相手]]が[[魔法カード]]を[[発動]]した時に、それに[[チェーン]]して[[速攻魔法]]を[[発動]]する事で、[[相手]]に[[ダメージ]]を与えられる。~
 また、[[魔力カウンター]]を取り除ける[[《アーカナイト・マジシャン》]]・[[《神聖魔皇后セレーネ》]]などを併用して[[魔力カウンター]]を減らし、[[自分]]だけ自由に[[魔法カード]]を[[発動]]するというのも考えられる。~

 このように、計画的に使えば大[[ダメージ]]を見込める[[カード]]ではあるが、手間と確実性が見合っているとは言い難い。~
 上記の[[速攻魔法]]での[[コンボ]]は[[相手]]にも同じ事ができ、そうされると戦術が台無しになる上に致命傷まで受けてしまう。~
 この[[カード]]の[[効果ダメージ]]を活かせる[[バーン]][[デッキ]]は[[魔法カード]]が中心になりやすいため[[魔力カウンター]]は乗せやすいが、この[[カード]]のためにそれらの連発ができなくなり速攻性が失われる。~
 [[魔力カウンター]]を扱う[[デッキ]]では[[効果ダメージ]]を必要とする事が少なく、やはり[[魔法カード]]を[[発動]]しづらくなり結果こちらの手を狭める事になる。~

-[[魔力カウンター]]を[[置く]][[効果]]は[[チェーンブロック]]を作らない処理であり、[[魔法カード]]の[[効果]]を解決してから置かれる。~
そのため、[[魔力カウンター]]が3個乗った時点で[[《大嵐》]]や[[《サイクロン》]]で[[破壊]]された場合、4個目の[[魔力カウンター]]が乗る前に[[破壊]]され[[フィールド]]を離れており、[[ダメージ]]は発生しない。~
--[[相手]]の[[魔法カード]]の[[カードの発動]]に[[チェーン]]してこの[[カード]]を[[裏側表示]]から[[カードの発動]]をしても、[[魔力カウンター]]は乗らない。~

-[[魔力カウンター]]が4個乗った時に自身を[[破壊]]し[[ダメージ]]を与える[[効果]]は、[[チェーンブロック]]を作る。~
4個目を乗せる事になった[[効果]](あるいは[[チェーン]]すべての)処理終了後、改めて《バベル・タワー》自身を[[破壊]]する[[効果の発動]]が行われる。~
4枚目の[[魔法カード]]の[[発動]]に[[速攻魔法]]を[[チェーン]]し、その[[効果]]処理の結果[[効果の発動]]を行うべきタイミングで[[魔力カウンター]]が5つ以上乗ってしまった場合でも、[[自壊]]し4個目を乗せた[[プレイヤー]]へ[[ダメージ]]が発生する。~

//-[[魔力カウンター]]が4個乗った[[効果]]処理終了後、改めて《バベル・タワー》を[[破壊]]し[[効果を発動>効果の発動]]、[[チェーンブロック]]を作る。~
//4枚目の[[魔法カード]]の[[発動]]に[[速攻魔法]]を[[チェーン]]し、その[[効果]]処理の結果[[魔力カウンター]]が5つ以上乗ってしまった場合でも、4つ目を乗せた[[プレイヤー]]へ[[ダメージ]]が発生する。~
//
//-[[魔力カウンター]]が3個乗った時点で[[《大嵐》]]や[[《サイクロン》]]で[[破壊]]された場合、[[ダメージ]]は発生しない。~
//4個の[[魔力カウンター]]が乗った時点で、この[[カード]]を[[破壊]]する処理を行う必要がある。~

-[[効果ダメージ]]が発生する際には、この[[カード]]は[[魔力カウンター]]が乗ったまま[[破壊]]される。~
//この[[カード]]を[[破壊]]する扱いで[[フィールド]]から取り除く。~
したがって、[[《魔法都市エンディミオン》]]にそれまで乗っていた[[魔力カウンター]]を移す事が可能である。~
//[[ダメージ]]を受けない状態で[[自分]]から[[魔法カード]]を使ってこの[[カード]]を[[破壊]]し、[[《魔法都市エンディミオン》]]に[[魔力カウンター]]を移すのも手か。~
//手間とリターンが釣り合っていない

-[[効果ダメージ]]が発生するのは、「[[魔法カード]]の[[発動]]によってこの[[カード]]に4つ目の[[魔力カウンター]]が乗った時」だけである。~
よって、下記の[[FAQ>#faq]]のように[[魔法カード]]の[[発動]]以外の方法でこの[[カード]]に4つ目の[[魔力カウンター]]が乗った場合、このカードは[[自壊]]するが[[ダメージ]]は発生しない。~
また、[[《宮廷のしきたり》]]などの[[効果]]により、この[[カード]]に[[魔力カウンター]]が4つ乗った状態で[[自壊]]も[[ダメージ]]も発生しなかった場合、この[[カード]]は無意味に[[フィールド]]に残り続ける。~
--[[テキスト]]に[[魔力カウンター]]を置ける最大数が書かれていない為、この[[カード]]が無意味に[[フィールド]]に残り続けても、[[魔法カード]]を[[発動]]する度に[[魔力カウンター]]は置かれ続ける。~

-モデルは、旧約聖書に登場する「バベルの塔(Tower of Babel)」の逸話だろう。~
人間が天に届くほどの塔を作ろうとしたため、それに怒った神が塔の建設に従事する人間達に違う言葉を話させるようにした。~
それまで人々は皆同じ言語を話していたが、これにより同じ言語を話す集団ごとに分かれることになった。~
--「バベル」はヘブライ語で都市「[[バビロン>《先史遺産都市バビロン》]]」を意味する。~
//最新の3DCG解析技術によると、高さ510m程の塔と言われている。~
//↑ピーテル・ブリューゲルの絵画限定の記述のため削除
現代においてもこれをモチーフとした建築物にヨーロッパ宮 (EU本会議場)が存在する。~
--高さについては比喩的な「頂上が天に届く」以外に記述がなく、90m〜7.6kmなど諸説ある。
--外観についても「塔」以外に記述がなく、煉瓦積みの四角い塔、ローマの「[[コロッセウム>《剣闘獣の檻−コロッセウム》]]」モチーフの層状アーチ構造の塔、イラクの「マルウィヤ・ミナレット」モチーフの螺旋状の塔など様々な解釈で描かれている。~
[[イラスト]]では螺旋状の塔の解釈を採用している。~

//-原作・アニメにおいて―~

-コナミのゲーム作品において―~
デュエルリンクスでは何らかの方法で[[魔力カウンター]]が3個の状態から複数個置かれ、5個以上になった場合にも[[自壊]]する処理となっている。~

**関連カード [#card]
-[[魔力カウンター]]

-[[《暗黒の呪縛》]]

-[[《オルフェゴール・バベル》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[混沌を制す者]] 306-050
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP050
-[[ストラクチャーデッキ−ロード・オブ・マジシャン−]] SD16-JP037

**FAQ [#faq]
***『このカードに魔力カウンターを1つ置く』効果について [#faq1]
Q:[[魔法カード]]の[[発動]]に[[チェーン]]してこの[[カード]]を[[発動]]した場合、1つ目の[[魔力カウンター]]は乗りますか?~
A:乗りません。(13/03/22)

Q:この[[カード]]の[[発動]]に[[チェーン]]して[[魔法カード]]を[[発動]]した場合、[[魔力カウンター]]は乗りますか?~
A:乗りません。(13/03/22)

***『このカードを破壊し、その時に魔法カードを発動したプレイヤーは3000ポイントダメージを受ける』効果について [#faq2]
Q:[[魔法カード]]の[[発動]]以外で4個目の[[魔力カウンター]]を乗せた場合、どうなりますか?~
A:《バベル・タワー》を[[破壊]]しますが、どちらの[[プレイヤー]]にも[[ダメージ]]は発生しません。(07/11/08)~

Q:[[魔力カウンター]]が3個乗っている《バベル・タワー》が存在する時に[[《大寒波》]]を[[発動]]した場合、どうなりますか?~
A:4個目が乗り、[[自壊]]はしません。(09/06/06)

Q:[[《宮廷のしきたり》]]が存在する時《バベル・タワー》に4個目の[[魔力カウンター]]が乗った場合、どうなりますか?~
A:その場合、《バベル・タワー》の「この[[カード]]に4つ目の[[魔力カウンター]]が乗った時にこの[[カード]]を[[破壊]]し、その時に[[魔法カード]]を[[発動]]した[[プレイヤー]]は3000ポイント[[ダメージ]]を受ける」[[効果]]は[[適用]]されません。~
  なお、[[破壊]]されなかった《バベル・タワー》は残り続け、[[魔力カウンター]]が置かれます。(14/04/14)
//A:[[自壊]]せず、[[ダメージ]]も発生しません。(10/08/27)

Q:[[魔力カウンター]]が3つ置かれているこの[[カード]]に[[《魔導加速》]]の[[効果]]で[[魔力カウンター]]を2つ置いた事により、自身の[[効果]]と合わせて[[魔力カウンター]]が6つになった場合、この[[カードの効果]]は[[発動]]しますか?~
A:[[調整中]]。(19/03/10)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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