*《マーダーサーカス・ゾンビ/Clown Zombie》 [#top]
 通常モンスター
 星2/闇属性/アンデット族/攻1350/守   0
 闇の力で生き返ったピエロ。
 フラフラとした踊りで死へといざなう。

 [[Vol.7]]で登場した[[闇属性]]・[[アンデット族]]の[[下級モンスター]]。

 [[レベル]]2の[[通常モンスター]]の中では3番目に高い[[攻撃力]]を持っている。~
 [[【ローレベル】]]では[[アタッカー]]として使用できる。~
 同時に[[《スピリッツ・オブ・ファラオ》]]の[[効果]]で[[蘇生]]できる範囲で最高の[[攻撃力]]を誇る[[モンスター]]でもあるので、[[《スピリッツ・オブ・ファラオ》]]軸の[[デッキ]]では[[アタッカー]]となる可能性はある。~

 [[《トライワイトゾーン》]]で3体全て[[蘇生]]すれば合計[[攻撃力]]は4000を超え、各種[[リリース]]・[[シンクロ素材]]・[[エクシーズ素材]]・[[リンク素材]]としても有用である。~
 [[《海皇の長槍兵》]]・[[《デジトロン》]]共々[[守備力]]が0であるため、[[《カメンレオン》]]や[[《おもちゃ箱》]]にも対応している。~

 この[[カード]]ならではの利点としては[[闇属性]]・[[アンデット族]]であるため、[[墓地送り>墓地へ送る]]・[[蘇生]]・[[サルベージ]]手段が豊富に存在していること。~
 [[《悪夢再び》]]や[[《ダーク・バースト》]]で[[サルベージ]]可能の他、[[《龍の鏡》]]を使えば[[《始祖竜ワイアーム》]]と[[《冥界龍 ドラゴネクロ》]]双方の[[融合素材]]になれる。~
 [[《始祖竜ワイアーム》]]は[[自分]][[フィールド]]に[[1枚しか存在できない]]ため、[[【ローレベル】]]等で[[《龍の鏡》]]を複数採用した場合に別の[[モンスター]]を出せるのは小さくない利点である。~

 細かい点では、[[《下克上の首飾り》]]を[[装備]]する事で[[《ゴブリン突撃部隊》]]を倒せるという、[[《ヘルバウンド》]]・[[《ジェリービーンズマン》]]にない利点もある。~

-[[Vol.7]]で登場して以来、長い間[[レベル]]2の[[モンスター]]の中では最も高い[[攻撃力]]を誇っていたが、[[PHANTOM DARKNESS]]で[[《海皇の長槍兵》]]が登場したことにより、その座を譲ることとなった。~
しかし上記で述べられた通り[[種族]]や[[属性]]のサポートの違いがあるため、[[カード]]そのものの価値としては決して劣るものではない。~
//また、[[《レスキューラビット》]]を使う場合は両者を採用する事になるだろう。~
//三番手だとさすがに採用されにくい

-[[《マーダーサーカス》]]が[[《リビングデッドの呼び声》]]によってゾンビとして復活した[[モンスター]]。~
原作ではこの[[カード]]は存在しないが、[[OCG]]では他の「ゾンビ[[モンスター]]」共々[[通常モンスター]]にされている。~
[[《マーダーサーカス》]]と比べた場合、[[《マーダーサーカス》]]が持っていた[[効果]]がなくなり、[[レベル]]も低くなっている。~

--このような派生[[モンスター]]は[[効果]]が追加・変化するのが一般的であり、派生元[[モンスター]]が[[効果モンスター]]なのに派生先が[[通常モンスター]]になっているこの[[カード]]はかなりレアケースである。~
もっとも、[[OCG]]での登場はこの[[カード]]の方が若干ながら早いため、[[OCG]]上この[[カード]]が派生[[モンスター]]と言えるかどうかは微妙なところ。~

-他の「ゾンビ[[モンスター]]」とは異なり、第1期に収録されて以来1度も再録されず、長らく[[絶版]]となっている。~
先述の通りサポートに中々に恵まれている[[ステータス]]であり、[[【ローレベル】]]等では有効活用できる[[カード]]であるだけに勿体ないところである。~
生前の[[《マーダーサーカス》]]も第7期を最後に[[絶版]]となってしまい、とても不遇な[[モンスター]]と言える。~

-[[OCG]]の前身であるバンダイ版でも登場しているが、[[レベル]]3・[[悪魔族]]・[[攻撃力]]1800と[[守備力]]以外の[[ステータス]]が異なっている(バンダイ版に[[アンデット族]]は登場していない)。~
[[フレイバー・テキスト]]は「冥界から蘇った、殺人鬼。」となっている。~
なお、バンダイ版では[[《リビングデッドの呼び声》]]やゾンビ化前の姿である[[《マーダーサーカス》]]は登場していない。~

-「ゾンビ(Zombie)」については[[《2人3脚ゾンビ》]]を参照。~
「マーダー(Murder)」とは、「殺人」の意味である。

-原作・アニメにおいて―~
「決闘者の王国編」の「城之内vsゴースト骨塚」戦で骨塚が使用。~
バンデット・キースが骨塚に使わせた[[魔法カード]][[《&ruby(生ける屍){リビング・デッド};の呼び声》>《リビングデッドの呼び声》]]によって、[[《地を這うドラゴン》]]・[[《鎧武者斬鬼》]]と共に蘇った[[《マーダーサーカス》]]の成れの果て。~
この[[コンボ]]で生み出された「ゾンビ[[モンスター]]」は倒されるたびに[[攻撃力]]がアップして復活するという、文字通り不死であった。~
(ただし、[[攻撃力]]0の時は[[攻撃力]]がアップできないので[[破壊]]されても復活しない)~
一度は[[《ガルーザス》]]に切り刻まれるが、復活して返り討ちにする。~
//しかし、アニメでは他の[[モンスター]]で[[攻撃]]していれば結果は変わっていた。~
//王国編はルールが曖昧なのでその辺はツッコんでも仕方ない
その後は目立った活躍は無く、最後まで[[フィールド]]に残り続けた。~
アニメオリジナル「デュエルクエスト編」では上記のトリオで墓場に出現する敵として登場しており、また不死性を攻守逆転で突破されている。~
[[攻撃]]名は「地獄送りの曲芸」。~

--アニメGXでは、幼少期の十代の友人であるオサムが使用。~
[[《ワイト》]]・[[《ドラゴン・ゾンビ》]]と共に十代に[[直接攻撃]]を決めた。~
さらに後の「異世界編」では、「十代vs[[ブロン>《暗黒界の狂王 ブロン》]]」戦の観客として登場している。~
また同じく「異世界編」での「オブライエンvs[[スカルビショップ>《スカルビショップ》]]」戦でも登場しているが、[[《魔導雑貨商人》]]の[[効果]]で[[墓地へ送られた]]だけである。

--アニメARC-V第3話に登場したLDSの小テストには、この[[カード]]の[[フレイバー・テキスト]]の空欄を答える問題があった。

--アニメVRAINSにてブルーエンジェルが使用した[[永続罠]]《トリックスター・トリート》の[[イラスト]]に描かれている。

-コナミのゲーム作品において―~
DM2の初期[[デッキ]]に含まれる[[カード]]の中では最強。~
このゲームには[[生け贄]]の概念がないのだが中盤まではかなり役に立ち、さらに[[守備力]]が0であるため、他の[[攻撃力]]1300の[[モンスター]]より[[コスト]]が低い。~
同じ理由で、[[《鎧武者ゾンビ》]]、[[《ドラゴン・ゾンビ》]]とともにDM3の序盤の主力となった。~
[[モンスター]]の[[レベル]]が大幅修正されたDM4では、[[攻撃力]]及び[[守備力]]が1400未満が[[レベル]]4、それ以上はすべて[[上級モンスター]]にされた。~
そのため、この[[カード]]など[[攻撃力]]1350が実質[[下級モンスター]]最強であった。~
この[[カード]]の他に[[《舌魚》]]、[[《ベヒゴン》]]、[[《ディスク・マジシャン》]]、[[《レオ・ウィザード》]]がそれに該当する。~
ただしこれらの1350[[モンスター]]のうち、この[[カード]]だけは海馬[[デッキ]]でしか使用することが出来ない。~
ちなみに、生前の[[《マーダーサーカス》]]は[[攻撃力]]は同じだが、[[守備力]]がわずか50高かったため、[[レベル]]5になっている。

--モンスターカプセルGBでは、レベル15の[[《マーダーサーカス》]]から進化するというシステムになっている。~
[[攻撃力]]は上がるが、それ以外の能力は進化前より落ちる。~

-その他の商品展開―~
[[OCG]]の前身であるバンダイ版でも登場しているが、[[レベル]]3・[[悪魔族]]・[[攻撃力]]1800と[[守備力]]以外の[[ステータス]]が異なっている(バンダイ版に[[アンデット族]]は登場していない)。~
[[フレイバー・テキスト]]は「冥界から蘇った、殺人鬼。」となっている。~
なお、バンダイ版では[[《リビングデッドの呼び声》]]やゾンビ化前の姿である[[《マーダーサーカス》]]は登場していない。~

**関連カード [#card]
-[[《マーダーサーカス》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【ローレベル】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vol.7]]
----
&tag(《マーダーサーカス・ゾンビ》,通常モンスター,モンスター,星2/闇属性/アンデット族/攻1350/守0,);