*《マアト/Ma’at》 [#top]
 効果モンスター
 星10/光属性/天使族/攻   ?/守   ?
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールド上に表側表示で存在するドラゴン族・光属性モンスター1体と、
 天使族・光属性モンスター1体を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
 1ターンに1度、カード名を3つ宣言して発動できる。
 自分のデッキの上からカードを3枚めくり、宣言したカードは手札に加える。
 それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。
 このカードの攻撃力・守備力は、この効果で手札に加えたカードの数×1000ポイントになる。

 [[PREMIUM PACK 14>PREMIUM PACK#PP14]]で登場した[[光属性]]・[[天使族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[光属性]]の[[ドラゴン族]]・[[天使族]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]][[特殊召喚]]する[[召喚条件]]、[[カード名]]を3つ[[宣言]]して[[デッキ]]を3枚めくり、[[宣言]]した[[カード]]を[[手札]]に[[加え>加える]]、その枚数×1000の[[攻撃力]]・[[守備力]]となる[[起動効果]]を持つ。

 数ある[[特殊召喚モンスター]]の中でも特に異質な[[召喚条件]]、および[[効果]]の持ち主。~
 [[種族]]・[[属性]]以外には指定がないものの、あまり[[シナジー]]のない[[種族]]同士を[[墓地へ送る]]必要がある上、同じ[[デッキ]]で[[効果]]のサポートまでこなす必要がある。~
 この[[カード]]の[[特殊召喚]]を行いつつ[[効果]]を成功させるには専用の[[デッキ]]を組むことが必須になるだろう。~
 また、この[[カード]]自身は[[戦闘]]よりもむしろ[[ハンド・アドバンテージ>アドバンテージ]]稼ぎを得意とする。~
 通常のエース[[モンスター]]とは異なり、[[《豊穣のアルテミス》]]に代表される[[ドローエンジン]]がするような守りの運用を求められることにも注意しておきたい。~

 [[特殊召喚]]の[[コスト]]は[[《人形の幸福》]]1枚で満たせる。~
 あちらで[[《おもちゃ箱》]]を[[サーチ]]・[[破壊]]することで[[《ドール・モンスター ガールちゃん》]]と[[《ギャラクシーサーペント》]]を[[リクルート]]すればよい。~

 その他[[特殊召喚]][[コスト]]として相性が良い[[カード]]は以下の通り。~
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+[[《シャインエンジェル》]]:[[光属性]]の[[ドラゴン族]]を[[リクルート]]でき、自身は[[光属性]]の[[天使族]]である。~
安定して動かせる反面展開速度の遅さがネックのため、漫然と投入するのではこちらの展開が間に合わない。~
投入するなら、[[【光属性】]]を主軸に[[リクルーター]]を多数積む形での構築を心がけたい。~
//相性が悪い訳ではないけど、流石に遅いと思う
+[[《天輪の葬送士》]]:[[光属性]]・[[レベル]]1・[[ドラゴン族]]の[[《伝説の白石》]]などを[[蘇生]]すれば[[コスト]]が揃う。~
+[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズ>エクシーズモンスター]]・[[リンクモンスター]]:[[《フォトン・サンクチュアリ》]]から[[リンク召喚]]できる[[《銀河眼の煌星竜》]]や[[《破壊剣士の守護絆竜》]]が[[光属性]]・[[ドラゴン族]]なので、その[[モンスター効果]]は扱えないが[[【光属性・天使族】>【天使族】]]のほぼ純構築でも無理無く可能。~
[[効果モンスター]]2体で[[《アーティファクト−ダグザ》]]を[[リンク召喚]]するのもいい。~
逆に[[天使族]]に[[《機装天使エンジネル》]]などを用いるのも良い。~
[[光属性]]・[[天使族]]の[[エクシーズモンスター]]は多くの[[ランク]]に分布しているため、[[メインデッキ]]を[[【ドラゴン族】]]寄りにすると比較的[[召喚]]しやすい。~
一方の[[光属性]]・[[ドラゴン族]]は[[シンクロ>シンクロモンスター]]も[[エクシーズモンスター]]も高[[レベル]]・高[[ランク]]に集中しているため、それらの[[召喚]]に特化する必要があるだろう。~
+[[通常モンスター]]:[[《ギャラクシーサーペント》]]など、該当する[[通常モンスター]]を[[《予想GUY》]]で[[リクルート]]して利用してもよい。~
また、[[聖刻]][[モンスター]]を[[リリース]]して[[光属性]]・[[天使族]][[モンスター]]を[[アドバンス召喚]]すればすぐに準備が整う。~
+[[《バスター・スナイパー》]]:[[エクストラデッキ]]の該当[[種族]]・[[属性]]の[[モンスター]]を[[公開]]すれば準備できる。~
+[[《鏡像のスワンプマン》]]・[[《量子猫》]]:[[種族]]・[[属性]]を任意に決められるため、足りない方を補う事ができる。~
+[[《外神ナイアルラ》]]:[[墓地]]に該当[[モンスター]]さえあれば、足りない方の[[種族]]・[[属性]]となれる。~
[[《ゲール・ドグラ》]]を使えば、[[メインデッキ]]の圧迫も軽微で済む。~
+[[ホーリーナイツ]]:すべてが[[天使族]]である上、[[光属性]]・[[ドラゴン族]]の[[特殊召喚]]も得意とする。~
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 [[効果]]に成功すれば毎[[ターン]]最大3枚ずつ[[手札]]を増やせるが、そのためには十分な仕込みが必要である。~
 [[《絶対王 バック・ジャック》]]や[[《魔導書整理》]]などで予め[[デッキトップ]]3枚を確認しておく事が望ましい。~
 [[《ゾンビキャリア》]]や[[《エッジインプ・シザー》]]は展開と[[デッキトップ]]操作を同時に行う事ができ、[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]に繋げることで[[召喚]][[コスト]]にもなる。~
 [[《パーシアスの神域》]]なら[[デッキトップ]]に3枚の[[カード]]を戻せるため確実に3枚の[[アドバンテージ]]となり、[[天使族]]軸とすれば[[特殊召喚]]もしやすい。~
 [[《予見者ゾルガ》]]なら[[天使族]]であり、[[デッキトップ]]から5枚の[[カード]]を[[確認]]しつつ[[《フェアリー・チア・ガール》]]の[[エクシーズ召喚]]を補助できる。~
 [[《D・モバホン》]]や[[《D・スマホン》]]の[[守備表示]]の[[効果]]なら高[[確率]]で[[デッキトップ]]から3枚以上の[[カード]]の[[確認]]ができるが、[[種族]]が合わない。~

 [[フィールド]]に維持できずに1度しか[[効果]]を[[適用]]できなかった場合、3枚[[手札]]に加えた場合でも[[カード・アドバンテージ]]は+2、[[《魔導書整理》]]を使った場合は+1である。~
 これでは[[種族]]の異なる2体の[[モンスター]]を展開する手間に見合わないので、[[《神縛りの塚》]]や[[《刻剣の魔術師》]]などを併用してこの[[カード]]を[[除去]]から守りたい。~
 [[除去]]に対するケアとして[[《ファントム・オブ・カオス》]]で[[効果]]を再利用する手もあり、[[特殊召喚]]を狙えない状況でも[[効果]]を使用できる。~

 [[ランク]]6軸の[[【聖刻】]]で[[《永遠の淑女 ベアトリーチェ》]]を併用するなら、[[墓地へ送る]][[モンスター]]を無理なく用意できる。~
 [[《永遠の淑女 ベアトリーチェ》]]の[[効果]]で[[《絶対王 バック・ジャック》]]を落とせば[[デッキトップ]]から3枚を把握でき、確実に3枚[[手札]]に加えられる。~

 [[天使族]]・[[光属性]]を選択し、[[《妖醒龍ラルバウール》]]の[[効果]]を使えばこの[[カード]]を[[サーチ]]できる。~
 [[《妖醒龍ラルバウール》]]をその後に[[《破壊剣士の守護絆竜》]]にすることで[[墓地へ送る]][[モンスター]]として使える。~

 [[《青天の霹靂》]]で[[特殊召喚]]し、[[ドロー]]のみを狙うのも手。~
 [[《魔導書整理》]]などを併用したとしても3枚の[[手札交換]]となる。~

-[[デッキ]]に1枚だけ残っている[[カード]]の[[カード名]]を[[宣言]]した場合、その[[カード]]を[[手札]]に加えられる[[確率]]は、[[デッキ]]が34枚残っている状態で約9%となる。~
3枚残っている[[カード]]を[[宣言]]した場合、少なくとも1枚引ける[[確率]]は約25%になる。~
3枚に[[同名カード]]が含まれる場合は[[宣言]]1つで複数枚[[ドロー]]できることもあり、特に狙う[[カード]]がない場合は[[デッキ]]に多く残っている[[カード]]から[[宣言]]するとよい。
//34枚から3枚を選ぶ組み合わせは5984通り、内1枚だけ残ったカードが入っているのは528通り。
//3枚残っているカードのうち1枚でもめくった3枚に入るの場合は1489通り。

-[[攻撃力]]は''「なる」''であるため、原作と異なり、複数[[ターン]]かけて4枚以上を[[手札]]に加えても[[攻撃力]]3000を超えることはできない。~

-全身に千年アイテムを身に付けている。~
額に[[千年眼>《ペガサス》]]、首元に[[千年タウク>《トークン》(イシズ・イシュタール)]]、胸部に[[千年輪>《トークン》(闇バクラ)]]、腰部に千年錐、右手の杖に千年錫杖と千年錠、左手に千年秤が確認できる。~
--漫画では、この千年アイテムは神官が[[《ハネクリボー》]]の中に隠して宿らせたものであると説明されている。~

-「マアト(Ma'at)」とは古代エジプト神話の女神であり、「真理」「正義」を司るとされている。~
頭上にダチョウの羽が乗っており、この羽と死者の心臓を天秤にかけて罪の重さを量り、心臓の方が重ければ大ワニに食べさせるという。~
原作では[[シャーディ>《千年の血族》]]が金倉館長に対し同様の闇のゲームを行なっている他、漫画GXにもこれを由来とした場面がある。
//--漫画GXの雑誌掲載時、《マアト》の登場シーンでは「&ruby(マアト){真理};…降臨!!」と記載されていた。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画GXの「十代&万丈目vsMr.マッケンジー([[トラゴエディア>《トラゴエディア》]])」戦において十代が使用。~
[[《融合》]]で、[[フィールド]]の[[《ハネクリボー》]]と[[手札]]の[[《光と闇の竜》]]を[[融合素材]]として[[融合召喚]]される。~
[[ドロー]]する[[カード名]]の[[宣言]]を5連続で立て続けに当てて5枚の[[カード]]を[[召喚]]及び[[発動]]し、[[《サイクロン》]]での[[除去]]及び2度の[[融合召喚]]を行う大幅な[[アドバンテージ]]を稼いだ。~
計6枚を[[ドロー]]したことで自身も[[攻撃力]]・[[守備力]]6000となり、[[直接攻撃]]で勝負を決めた。~

--漫画では[[融合モンスター]]であり、[[宣言]]・[[ドロー]]する枚数は1枚ずつで、[[宣言]]した[[カード]]を[[ドロー]]することに成功した場合は、その[[カード]]を[[使用]]([[モンスター]]の場合は[[召喚]])した後に再度[[効果]]を使用できた。~

--このシーンでは、十代の頭の中にこれから[[ドロー]]する[[カード]]のイメージが現れ、この助けを得て5連続で[[宣言]]した[[カード]]を[[ドロー]]し続けるという非現実的な奇跡を起こすことができた。~
これは《マアト》が自身の持つ千年アイテムの力で十代に力を貸したものであり、[[トラゴエディア>《トラゴエディア》]]はこのことを感知している。~

--6枚目の[[ドロー]]では、何故か[[カード名]]を[[宣言]]せず「マアトの[[効果]]で[[ドロー]]」とだけ言って[[ドロー]]している。~
処理上はこの時点で[[宣言]]した[[カード名]]を外したことになるが、特に[[カード名]]の[[確認]]を行った描写はなく、この[[カード]]が何の[[カード]]だったか自体も最後まで使われず不明だった。~

--[[デッキ]]から[[カード]]を[[手札]]に加えて使用することを繰り返す[[効果]]、その結果によって大幅に[[ステータス]]アップする[[効果]]ともにアニメGXの[[《賢者の石−サバティエル》]]を彷彿とさせる。~
[[《ハネクリボー》]]が関連している点でも共通しており、意識されている可能性は高いだろう。~
なお、[[OCG]]化はアニメ・漫画での登場としては後発であるこちらの方が2年ほど先になった。~

--この[[カード]]の[[特殊召喚]]に必要な[[光属性]]・[[天使族]]と[[光属性]]・[[ドラゴン族]]は、[[融合素材]]だった[[《ハネクリボー》]]と[[《光と闇の竜》]]を再現したものだろう。~
[[OCG]]化にあたり、同パック収録の[[《大凛魔天使ローザリアン》]]と揃って[[融合モンスター]]から[[効果モンスター]]になった。~
類例としては、[[《ネオス・ワイズマン》]]・[[《獣神機王バルバロスUr》]]等が存在する。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《リチュア・ディバイナー》]]
-[[《デーモンの宣告》]]
-[[《アカシック・マジシャン》]]

//―《マアト》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[PREMIUM PACK 14>PREMIUM PACK#PP14]] PP14-JP004 &size(10){[[Secret]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[効果]]の種別は何ですか?~
A:[[カード名]]の[[宣言]]から[[ステータス]]の上昇までが1つの[[起動効果]]となります。(13/06/24)~

Q:この[[カード]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]が自身の[[効果]]で3000の時に、再び[[効果]]を[[発動]]し[[宣言]]した[[カード]]を1枚もめくれなかった場合、[[攻撃力]]・[[守備力]]は0になりますか?~
A:はい、なります。(11/12/17)

Q:この[[カード]]の[[攻撃力]]が自身の[[効果]]で変化している時に[[《収縮》]]の[[効果]]を受けた時、[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:0になり、[[《収縮》]]の[[効果]]が[[適用]]されなくなっても0のままです。(11/12/17)

Q:この[[カード]]の[[攻撃力]]が自身の[[効果]]で変化している時に[[《巨大化》]]を[[装備]]した場合、[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:0になり、[[《巨大化》]]が[[フィールド]]上から離れればこの[[カード]]の[[攻撃力]]は自身の[[効果]]で変化している数値に戻ります。(11/12/17)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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