*《&ruby(えんまおう){猿魔王};ゼーマン/Zeman the Ape King》 [#top]
 シンクロ・効果モンスター
 星7/地属性/獣族/攻2500/守1800
 闇属性チューナー+チューナー以外の獣族モンスター1体
 このカードが攻撃する場合、
 相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動する事ができない。
 相手モンスターの攻撃宣言時、
 自分の手札またはフィールド上のモンスター1体を墓地へ送る事で、
 相手モンスター1体の攻撃を無効にする。

 [[ザ・ヴァリュアブル・ブック12 付属カード>書籍付属カード#VB12]]で登場した[[地属性]]・[[獣族]]の[[シンクロモンスター]]。~
 自身が[[攻撃]]する場合に[[ダメージステップ終了時]]までの間[[相手]]の[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を封じる[[永続効果]]、[[手札]]か[[フィールド]]の[[モンスター]]1枚を[[墓地へ送る]]事で[[相手]]の[[攻撃]]を[[無効]]にする[[誘発効果]]を持つ。~

 [[獣族]][[闇属性]]の[[チューナー]]は[[《魔鍵召獣−アンシャラボラス》]]しか存在しないため、[[獣族]]で統一した[[デッキ]]で使うなら[[《簡易融合》]]・[[《烏合無象》]]などであちらを出して[[シンクロ召喚]]することになる。~
 非[[チューナー]]の数は1体に限定されるが、[[獣族]]の[[レベル]]3は数多くいるため気にするほどでもない。~

 [[《亡龍の戦慄−デストルドー》]]の[[自己再生]][[効果]]を使えば[[獣族]]と容易に[[シンクロ召喚]]できる。~
 その他では、[[《A・ジェネクス・バードマン》]]か[[《ジャンク・シンクロン》]]と[[レベル]]4[[獣族]][[モンスター]]で出すのが比較的容易か。~
 [[《アクセル・シンクロン》]]を経由し、[[レベル]]2の[[獣族]]と出す手もあり、この場合なら[[《ジャンク・シンクロン》]]の[[蘇生]][[効果]]も利用しやすい。~
 [[レベル]]2の[[獣族]]サポートは多いため、無理なく利用するには[[《アクセル・シンクロン》]]経由が望ましい。~
 [[《レスキューキャット》]]などから[[レベル]]3を出すなら[[《波動竜フォノン・ドラゴン》]]も手か。~
 この他、[[《トレジャー・パンダー》]]の[[効果]]で[[《ジェネクス・コントローラー》]]を[[リクルート]]するという方法もある。~

 1つ目の[[効果]]は[[アンティーク・ギア]]系列の[[効果]]で、[[モンスター]]には対応できないが、安全に[[攻撃]]を通せる。~
 [[《幻獣の角》]]などの[[コンバットトリック]]も通しやすくなる。~

 2つ目の[[効果]]は[[モンスター]]を[[コスト]]に[[攻撃]]を防ぐ[[効果]]。~
 [[墓地へ送る]][[コスト]]が重く、[[トークン]]も使えない。~
 基本的には[[手札]]の[[モンスター]]を[[墓地]]へ送り、[[コンボ]]に利用するのがよいか。~
 [[《おジャマジック》]]などを使っておけば[[コスト]]の確保は難しくはない。~
 [[《黄泉ガエル》]]なら[[1ターンに1度]]は[[攻撃]]を防げるが、[[《くず鉄のかかし》]]のほうが効率が良い。~
 何より、[[ディスアドバンテージ]]を負ってまで防いだとしても、[[攻撃力]]の高い[[モンスター]]は残るため、じり貧になりやすい。~
 [[戦闘]]以外で[[除去]]される可能性もあり、あくまでオマケ程度の[[効果]]である。~

 当初は[[チューナー]]の数も少なく[[エクストラデッキ]]の空きもあったため採用しやすかったが、現在ではこの[[カード]]を無理なく出すための構築と、活躍できる場を両立させにくいのが問題となる。~
 [[闇属性]][[チューナー]]は[[汎用性]]の高いものが多く自然に[[【獣族】]]に組み込む事はできるのだが、優先度は他の[[縛り]]のある[[獣族]][[モンスター]]より劣る。~

-「猿魔王」は、「[[閻魔大王>《閻魔の裁き》]]」に「猿」を掛けたものか。~
「ゼーマン(Zeman)」とは、ヘブライ語で「時間」を意味する。~

--[[イラスト]]で持っている杖は、アニメ5D'sで精霊としてのこの[[モンスター]]が精霊世界を反転させていた「カースド・ニードル」である。~
--[[イラスト]]で持っている杖は、アニメ5D'sで精霊としてのこの[[モンスター]]が精霊世界各地に突き立て反転させていたものである。~

--チェコスロバキアのアニメーション監督、特撮映画監督にカレル・ゼマン(ゼーマン)という人物がいる。~
チェコのアニメーション監督、人形作家、絵本作家のイジー・トルンカ([[トルンカ>《黒衣の大賢者》]])という人物の存在と併せて考えると、名前の由来である可能性がある。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「龍亞vsディマク」戦においてディマクの使用した[[ダークシンクロモンスター]]。~
《&ruby(ダークチューナー){DT}; ダーク・エイプ》と、[[通常魔法]]《ダーク・ウェーブ》により[[レベル]]−5となった[[《ファイターズ・エイプ》]]を[[ダークシンクロ素材>シンクロ素材]]として[[ダークシンクロ召喚>シンクロ召喚]]された。~
[[《クローザー・フォレスト》]]により[[強化]]され、[[《パワー・ツール・ドラゴン》]]を2度[[攻撃]]し、[[耐性]]によって[[戦闘破壊]]はされなかったものの戦局を優位に進めた。~
最終的に[[《ダブルツールD&C》]]を[[身代わり]]とした[[《パワー・ツール・ドラゴン》]]に[[戦闘破壊]]された。~
[[攻撃]]名は「カースド・フレア」。~

--アニメでは[[ダークシンクロモンスター]]特有の召喚条件だったが、[[効果]]は[[OCG]]版とほぼ同じであり、[[イラスト]]も背景の色に差異はあるがほぼ同じである。~
エース[[カード]]でこういったものは比較的珍しい。~

--[[ダークシンクロ召喚>シンクロ召喚]]時の口上は「暗黒より生まれし者、万物を負の世界へと&ruby(いざな){誘};う覇者となれ![[ダークシンクロ>シンクロ召喚]]!現れよ、《猿魔王ゼーマン》!」。~

--精霊世界では[[カード]]の精霊として登場。~
「カースド・ニードル」を用いて精霊世界そのものをマイナスに反転させ、さらに統治者の[[《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》]]を支配すべく、その鍵を握る[[《レグルス》]]を捕らえようとしていたが、最終的には(現実世界で[[戦闘破壊]]された時とほぼ同時に)龍可と協力した[[《レグルス》]]の反撃によって倒された。~

--この[[カード]]が収録された袋とじの解説で、お勧めの[[シンクロ素材]]として、なんと[[《レグルス》]]が紹介されている。~
確かに[[シンクロ素材]]としては間違っていないが、アニメで敵対関係にあった[[カード]]同士であり、奇妙な光景となっている。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[TAG FORCE 4>ゲーム付属カード#TF4]]では[[OCG]]版の代わりに[[ダークシンクロモンスター]]として[[オリジナルカード]]で収録された。~
[[TAG FORCE 5>ゲーム付属カード#TF5]]以降は[[OCG]]版と[[オリジナルカード]]版の両方が収録されている。~
[[効果]]は[[OCG]]版と全く同じだが、[[シンクロ素材]]にダークチューナーが必要となる点で異なる。~
また、[[攻撃]]名がアニメと異なり、「アンスロポイド・エボリューション」となっている。~
[[WCS2010>ゲーム付属カード#WCS2010]]では対戦[[相手]]として登場。~

**関連カード [#card]
-[[攻撃する場合、ダメージステップ終了時まで魔法・罠カードの発動を封じるカード>ロック#attack_st]]~

-[[《強制終了》]]
-[[《デプス・アミュレット》]]

―[[ダークシンクロモンスター]]
//-[[《猿魔王ゼーマン》]]
-[[《漆黒のズムウォルト》]]
-[[《ダーク・フラット・トップ》]]
-[[《地底のアラクネー》]]
-[[《月影龍クイラ》]]
-[[《氷結のフィッツジェラルド》]]
-[[《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》]]

//―《猿魔王ゼーマン》に関する[[効果]]を持つ[[カード]]

//―《猿魔王ゼーマン》の姿が見られる[[カード]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ザ・ヴァリュアブル・ブック12 付属カード>書籍付属カード#VB12]] VB12-JP002 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を妨害する[[効果]]は[[永続効果]]、[[攻撃]]を[[無効]]にする[[効果]]は[[誘発効果]]になります。(09/08/21)

Q:[[攻撃]][[無効]]の[[墓地]]送りは[[コスト]]ですか?~
A:はい、[[コスト]]になります。(09/08/21)

Q:[[攻撃]][[無効]][[効果]]は[[対象]]をとりますか?~
A:はい、[[攻撃宣言]]した[[相手]][[モンスター]]1体を[[対象]]にとります。(09/08/21)

Q:自身の[[誘発効果]]は、自身を[[コスト]]にして[[発動]]できますか?~
A:はい、自身を[[コスト]]に[[発動]]できます。(13/06/26)
 
//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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