*《&ruby(きこうてい){機巧蹄};−&ruby(アメノカクノミカヅチ){天迦久御雷};/Gizmek Kaku, the Supreme Shining Sky Stag》 [#top]
 効果モンスター
 星9/炎属性/機械族/攻2750/守2750
 このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 (1):EXモンスターゾーンにモンスターが存在する場合に発動できる。
 このカードを手札から特殊召喚する。
 (2):EXモンスターゾーンの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
 その表側表示モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
 (3):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
 このカードに装備された自分のモンスターカード1枚を選んで特殊召喚する。

 [[IGNITION ASSAULT]]で登場した[[炎属性]]・[[機械族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[エクストラモンスターゾーン]]に[[モンスター]]が存在する場合に[[特殊召喚]]できる[[起動効果]]、[[エクストラモンスターゾーン]]の[[モンスター]]を自身に[[装備]]する[[起動効果]]、[[戦闘破壊]]時に[[装備カード]]を[[特殊召喚]]できる[[誘発効果]]を持つ。~

 (1)は自身の[[特殊召喚]]。~
 [[リンク召喚]]・[[ペンデュラム召喚]]を主とする[[デッキ]]では高確率で[[エクストラモンスターゾーン]]を使用するので、[[相手]]依存でも条件は満たしやすい。~
 [[自分]]から使用して条件を能動的に満たしても良いだろう。~

 (2)は[[エクストラモンスターゾーン]]の[[モンスター]]の[[装備カード]]化。~
 [[相手]][[モンスター]]を[[装備カード]]とすれば[[単体除去]]となり、(3)の[[効果]]で[[特殊召喚]]すれば[[コントロール奪取]]になる。~
 (1)のために展開した低[[リンク]]が[[攻撃]]の的になるのを防いだり、[[エクストラモンスターゾーン]]を空けるために[[自分]][[モンスター]]を[[装備カード]]にする事も検討できる。~

 (3)は[[戦闘破壊]]時における[[装備カード]]の[[特殊召喚]]。~
 [[最上級モンスター]]の中では並程度の[[攻撃力]]だが、それでも[[戦闘破壊]]できる機会はそれなりにあるだろう。~
 [[特殊召喚]]した[[モンスター]]で追撃しつつ、[[メインフェイズ]]2で共に[[リンク素材]]などにしてもよい。~
 [[特殊召喚]]した[[モンスター]]で追撃しつつ、[[メインフェイズ2>メインフェイズ#M2]]で共に[[リンク素材]]などにしてもよい。~
 (2)で[[自分]][[モンスター]]を[[装備]]すれば間接的に[[メインモンスターゾーン]]への移動のサポートにもなる。~

 [[効果]]はいずれも単体で完結した上で[[汎用性]]が高く、汎用[[カード]]として多くの[[デッキ]]に投入が可能。~
 [[《簡易融合》]]と[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]の[[コンボ]]は、[[相手]]の[[モンスター]]を[[除去]]しつつ、この[[カード]]の[[特殊召喚]][[効果]]の[[発動条件]]を満たせるため相性が良い。~
 [[相手]]が[[リンク召喚]]主体の場合は[[先攻]]1[[ターン]]目に高確率で[[エクストラモンスターゾーン]]が埋まるため、[[後攻]]の返し札としても有用。~
 (2)で[[除去]]した上で、自身並びに(3)で[[特殊召喚]]した[[モンスター]]での連続[[戦闘破壊]]に成功すれば、3体の[[モンスター]]の[[除去]]と1体の[[コントロール奪取]]により大幅に[[ボード・アドバンテージ]]を回復できる。~
 特に[[【レベル9】]]系統の[[デッキ]]では、[[除去]]・各種素材・[[《星遺物の胎導》]]の起点と幅広い活躍が見込める。~
 また、同[[レベル]]の[[《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》]]や[[《ワルキューレ・シグルーン》]]は(2)で[[装備]]した[[カード]]を利用して[[特殊召喚]]できる。~

 [[エクストラモンスターゾーン]]の[[相手]][[モンスター]]を[[除去]]できる[[モンスター]]としては[[《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》]]も存在する。~
 こちらは単体での性能が高く、[[相手]]が[[エクストラモンスターゾーン]]を使わない場合にも[[腐り>腐る]]にくい。~
 また[[墓地へ送らない>墓地へ送る]]ため再利用されにくく、[[戦闘破壊]]を行えば[[特殊召喚]]が行える点で優れる。~
 一方、あちらは[[《サイバー・ドラゴン》]]の[[特殊召喚]]を含め[[除去]]までに[[効果の発動]]を含まないので妨害を受けにくい。~
 [[対象]][[耐性]]を持つ[[モンスター]]も[[除去]]できる点や[[融合素材]]として[[墓地へ送る]]ため[[除去]]としての確実性が高い点で優れる。~

-[[魔法カード]]の[[発動条件]]の関係で[[エクストラモンスターゾーン]]にのみ[[モンスター]]を置く[[【閃刀姫】]]には[[メタ]]として機能する様に見えるが、単体での突破は実のところ難しい。~
[[装備カード]]化が[[フィールド]]を[[離れる]]わけではないため、[[《閃刀姫−レイ》]]の[[自己再生]]が[[発動]]できない点は確かに[[メタ]]となる。~
しかし、[[【閃刀姫】]]は基本的に[[自分]]の[[ターン]]で動いて[[アドバンテージ]]を稼ぎ、[[相手]]の動きを妨害する[[デッキ]]である。~
(2)の[[効果]]は[[無効]]にされる可能性が高く、[[攻撃力]]を活かして[[戦闘破壊]]しても[[《閃刀姫−レイ》]]の[[自己再生]]で建て直されてしまう。~
一般に[[【閃刀姫】]]ギミックを崩壊させたいのであれば[[《死者蘇生》]]で[[《閃刀姫−レイ》]]を奪ってサイクルを止めた方が良い。~

-(2)の[[効果]]は[[コントロール奪取]]として扱われるため、[[コントロール]]を変更できない[[モンスター]]には使用できない。~
--現状、そのような[[エクストラモンスターゾーン]]の[[モンスター]]は[[《魔竜星−トウテツ》]]を[[素材>シンクロ素材]]とした[[シンクロモンスター]]のみである。~

-(3)の[[効果]]は[[自分]]の[[魔法&罠ゾーン]]に存在する[[モンスターカード]]1枚を選んで[[特殊召喚]]する。~
//https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=4&cid=14833
[[モンスター]]を[[装備カード]]化する[[効果]]のルールとして、[[自分]]が[[効果]]を[[発動]]したならば元々の[[持ち主]]が[[自分]]・[[相手]]を問わず「[[自分]]の[[魔法&罠ゾーン]]に置く」ことになる。~
[[モンスター]]を[[装備カード]]化する[[効果]]のルールとして、[[自分]]が[[効果]]を[[発動]]したならば元々の[[持ち主]]が[[自分]]・[[相手]]を問わず「[[自分]]の[[魔法&罠ゾーン]]に[[置く]]」ことになる。~
即ち、このルールに従えば''[[相手]][[モンスター]]を(2)で[[装備]]した場合でも[[特殊召喚]]は可能''。~
--[[相手]]の[[効果]]によって[[装備]]された[[モンスター]]は[[特殊召喚]]できない。~
[[《スフィア・ボム 球体時限爆弾》]]の[[効果]]などは回避できない。~
[[相手]][[フィールド]]に存在する間に(2)の[[効果]]を使い、[[装備カード]]化した[[モンスター]]を[[装備]]するこの[[カード]]の[[コントロール奪取]]を行い、[[相手]][[モンスター]]を[[戦闘]]で[[破壊]]しても、[[装備カード]]となっている[[モンスター]]は[[相手]]の[[カード]]なので[[特殊召喚]]できない。~

--ちなみに「自分のモンスターカード」という[[テキスト]]は初めてだが、「自分のカード」ならば前例がある。~
元々の[[持ち主]]を問わずその時の[[コントローラー]]の[[フィールド]]に存在する[[カード]]を「自分のカード」と扱っていたため、上記[[裁定]]もそれに準ずるものである。~

-[[新マスタールール]]から[[マスタールール(11期)]]への移行に伴い、[[エクストラモンスターゾーン]]を使用しない[[デッキ]]も増えたため、やや弱体化した。~

-[[カード名]]前半部分「機巧蹄」の読みが「[[機皇帝]]」と一致しているが、漢字表記そのものが違うので「[[機皇帝]]」の[[カテゴリ]]には属さない。~

--その[[機皇帝]]とは[[種族]]・[[手札]]からの[[特殊召喚]]・[[エクストラデッキ]]から出てきた[[相手]][[モンスター]]を[[装備カード]]化など共通点が多く、あちらを意識した可能性がある。~
特に[[《機皇帝グランエル∞》]]とは[[装備]]した[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる点も似通っている。~

-[[元々の守備力]]が2750の初の[[モンスター]]である。~

//モチーフ関係の話なのでこっちが下
-モチーフは、「アメノカクノカミ(天迦久神)」+「[[タケミカヅチ>《武神−ミカヅチ》]]」だろうか。~
それぞれ、[[イザナギ>《伊弉凪》]]が[[カグツチ>《火之迦具土》]]を殺した際にタケミカヅチが生まれ、殺害時に使った剣「[[&ruby(あめのおはばり){天之尾羽張};>《武神器−オハバリ》]]」と同名で、タケミカヅチの親とされる[[&ruby(あめのおはばりのかみ){天之尾羽張神};>《武神器−オハバリ》]]への使者として遣わされたのがアメノカク、という関係になっている。~

--「アメノカク」は古事記のみに登場する神であり、「鹿の神格化」と称されることもある。~
この[[モンスター]]の姿も鹿で、名前の「蹄」は鹿が蹄を持つ動物である事が由来だと思われる。~

--[[炎属性]]なのは、上記の[[カグツチ>《火之迦具土》]]が由来だろうか。

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[機巧]]

―《機巧蹄−天迦久御雷》の姿が見られる[[カード]]
-[[《機巧伝−神使記紀図》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【レベル9】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[IGNITION ASSAULT]] IGAS-JP024 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]],[[Secret]],[[20th Secret>Secret#SE20th]]};

**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//***(2)の効果について [#faq2]
***(3)の効果について [#faq3]
Q:《機巧蹄−天迦久御雷》の(3)の[[効果]]の「このカードに装備された自分のモンスターカード」とは具体的に何を指しますか?~
A:[[自分]]の《機巧蹄−天迦久御雷》に[[装備カード]]扱いとして[[装備]]され、[[自分]]の[[魔法&罠ゾーン]]に存在する[[モンスターカード]]です。~
  (2)の[[効果]]で[[装備]]している[[モンスター]]以外でもよく、[[カード]]の元々の[[持ち主]]は関係ありません。(19/10/14)

Q:自分の[[エクストラモンスターゾーン]]に存在する[[《フルール・ド・バロネス》]]が、自身の(1)と(2)の[[効果]]をそれぞれ使用しました。~
Q:[[自分]]の[[エクストラモンスターゾーン]]に存在する[[《フルール・ド・バロネス》]]が、自身の(1)と(2)の[[効果]]をそれぞれ使用しました。~
  同一[[ターン]]に、《機巧蹄−天迦久御雷》の(2)の[[効果]]でその[[《フルール・ド・バロネス》]]を[[装備カード]]とし、(3)の[[効果]]で[[特殊召喚]]しました。~
  その[[ターン]]中に[[《フルール・ド・バロネス》]]の(1)の[[効果]]を、次の[[ターン]]以降に(2)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:ご質問の場合、その[[ターン]]中に[[《フルール・ド・バロネス》]]の(1)の[[効果]]を再度[[発動]]することができます。~
  また、(2)の[[効果]]は次の[[ターン]]以降であれば1度だけ[[発動]]することができます。(22/08/20)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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