*《&ruby(きょうしゃ){強者};の&ruby(くつう){苦痛};/Burden of the Mighty》 [#top] 永続魔法 (1):相手フィールドのモンスターの攻撃力は、 そのモンスターのレベル×100ダウンする。 [[遊戯王デュエルモンスターズ WORLD CHAMPIONSHIP 2008 付属カード>ゲーム付属カード#WCS2008]]で登場した[[永続魔法]]。~ [[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]をその[[レベル]]に応じて[[全体弱体化]]する[[効果]]を持つ。~ [[発動条件]]や[[コスト]]がなく[[相手]][[モンスター]]のみ[[弱体化]]させ、下げ幅も小さくない。~ [[レベル]]を持つ[[モンスター]]主体で[[ビートダウン]]中心の[[デッキ]]相手ならば[[戦闘]]補助としては使いやすい。~ しかし、[[レベル]]を持たない[[エクシーズモンスター]]・[[リンクモンスター]]には効かないため、それらが主体の[[ビートダウン]][[デッキ]]に対しては影響がほぼない。~ 第10期以降、[[エクシーズモンスター]]・[[リンクモンスター]]を使う[[デッキ]]は多く、[[戦闘]]補助として活躍できる場面は少ない。~ ただし、[[レベル]]をもたない[[モンスター]]は現状、[[エクストラデッキ]]から出て来る[[特殊召喚モンスター]]のみである。~ [[特殊召喚]][[メタ]]あるいは[[エクストラデッキ]][[メタ]]と組み合わせれば上記の欠点もなくなるため、この[[カード]]を起用するならば[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]][[《虚無魔人》]]等を軸にした[[【メタビート】]]構築で用いると良いだろう。~ [[《王虎ワンフー》]]・[[《連鎖除外》]]・[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]等の特定の[[攻撃力]]以下の[[モンスター]]を参照する[[カード]]とは相性が良い。~ [[《王虎ワンフー》]]と共に[[表側表示]]で存在し続ければ、[[相手]]の[[モンスター]]の展開を大きく阻害する事ができる。~ これらで素材となる[[モンスター]]の展開を封じることで、[[エクシーズモンスター]]や[[リンクモンスター]]へ間接的に対処可能になる。~ [[《奈落の落とし穴》]]は[[攻撃力]]を下げるこの[[カード]]と相性が悪く、1200で[[召喚]]された[[《魔導戦士 ブレイカー》]]であちらを割られて展開される、といった事態が起こりうる。~ さらに、[[相手]]が使用する[[モンスター]]の[[攻撃力]]を参照する[[カード]]への[[メタカード]]としても機能する。~ [[【BF】]]相手には[[《黒い旋風》]]の[[適用]]範囲を狭められ、[[【六武衆】]]相手でも[[《六武衆の荒行》]]を妨害できる。 なお、この[[カードの効果]]は重複するため、重ねがけすることでさらに[[攻撃力]]を[[弱体化]]させることもできる。~ その場合、[[《ハーピィの羽根帚》]]等の[[全体除去]]から守る[[カード]]も用意しておきたい。~ -[[ビートダウン]]を[[相手]]にすれば有効な[[カード]]であるが、優位に立てるのはあくまで[[戦闘]]だけである。~ [[戦闘]]を積極的に行わない[[コントロール]]や[[ロック]]系[[デッキ]]、[[戦闘ダメージ]]を勝利手段としない[[バーン]]や[[デッキ破壊]]等の[[デッキ]]にはほとんど効力は見込めない。~ 第7期からは、[[レベル]]を持たない[[エクシーズモンスター]]が登場し定着したことで、[[ビートダウン]]への影響力も大きく低下してしまった。~ しかし第9期に入ると、[[シャドール]]や[[《M・HERO ダーク・ロウ》]]といった[[相手]]の行動を制限する[[融合モンスター]]が[[環境]]に現れる。~ これら[[融合モンスター]]は皆[[レベル]]が高い傾向にあるので、この[[カード]]による影響は大きく、それらの[[デッキ]]への[[メタ]]としての採用も考えられるようになった。~ その後第10期には[[レベル]]を持たない[[リンクモンスター]]が新たに登場し、かつてのように採用するのは難しい。 その後、第10期には[[レベル]]を持たない[[リンクモンスター]]が新たに登場し、かつてのように採用するのは難しくなった。~ 更に11期には[[《機械仕掛けの夜−クロック・ワーク・ナイト−》]]も登場、[[種族]]に拘らなければ必ず1000ポイントの差をつけられるあちらは強力なライバルとなってしまっている。~ -[[《奈落の落とし穴》]]や[[《平和の使者》]]等の特定の[[攻撃力]]以上を参照する[[カード]]とは相性が悪いが、上記の通り[[《連鎖除外》]]等の対象を増やす事はできる。~ -登場当時は[[汎用性]]が高く[[ゲーム付属カード]]であり非常に入手困難だったが、その後[[ストラクチャーデッキ−ウォリアーズ・ストライク−]]と[[ストラクチャーデッキ−炎王の急襲−]]に再録された。~ さらに[[STARTER DECK]]にも4作続けて収録されており、手に入れやすくなった。~ -[[カード名]]は「''つわもの''」ではなく「''きょうしゃ''」であることに注意。~ -[[イラスト]]では、[[《キングス・ナイト》]]の王冠が小鳥の巣にされ、手を出せない様子が描かれている。~ -[[英語名]]の「Burden」は「重荷」「負担」という意味であり、日本名の「苦痛」は「Pain」に当たる。~ //ただ、前述の[[イラスト]]から考えても、これは適切な訳といえるだろう。 -原作・アニメにおいて―~ アニメGXの「ヨハン([[ユベル>《ユベル》]])vsアモン」戦でアモンが使用。~ [[《降雷皇ハモン》]]の[[攻撃力]]を1000ダウンさせ、[[《究極封印神エクゾディオス》]]で[[戦闘破壊]]しようとしたが、[[永続罠]]《デルタ・バリア》に阻まれる。~ その後、[[装備魔法]]《エターナル・リバース》で[[セット]]状態にされた所を、[[《神炎皇ウリア》]]の[[効果]]で[[破壊]]された。~ --アニメでは背景が描かれていたが、[[OCG]]では消されるという、従来とは逆の措置がなされている。~ 代わりに、[[OCG]]では手に汗が描かれている。~ --乃亜編の「海馬vsビッグ5(大門)」戦において、同じような[[効果]]を持った[[装備魔法]]《時計型麻酔銃》が登場している。~ --アニメZEXALの第31話でチャーリーが[[《No.7 ラッキー・ストライプ》]]の力で突風を起こして[[カード]]を吹き飛ばした後、チャーリーの手の平に舞い込んできた[[カード]]の1枚。~ 「アストラルvsカイト」戦にてカイトが使用した[[通常魔法]]《フォトン・ハリケーン》の[[イラスト]]では、吹き飛ばされている様子が描かれている。~ //ttp://yugioh.wikia.com/wiki/Photon_Hurricane WDC開催前夜、[[デッキ]]を組む徳之助が笑みを浮かべながらこれの採用を考えていると思われる描写もある。~ [[エクシーズモンスター]]が主力のZEXAL世界ではやや手落ちにも見えるが、彼の戦術を鑑みるに[[エクシーズ召喚]]に誘導しての[[コントロール奪取]]を目的としているのかも知れない。~ また、ZEXAL&ruby(セカンド){II};の「遊馬vs[[No.96>《No.96 ブラック・ミスト》]]」戦で遊馬が使用した[[通常罠]]《ナンバーズ・マジック・マスター》の[[イラスト]]に描かれている。 //ttp://images.wikia.com/yugioh/images/4/48/NumberMagicMaster-JP-Anime-ZX.png //-コナミのゲーム作品において―~ **関連カード [#card] -[[《鋼核収納》]] -[[《星見鳥ラリス》]] -[[《ギガンテック・ファイター/バスター》]] -[[アルティメット・インセクト]] -[[《ナチュル・フライトフライ》]] -[[《イルミラージュ》]] ―[[イラスト]]関連 -[[《キングス・ナイト》]] ―《強者の苦痛》が見られるカード -[[《クリムゾン・ヘル・セキュア》]] **このカードを使用する代表的なデッキ [#deck] -[[【苦痛ワンフー】>【メタビート】#Wanghu]] **収録パック等 [#pack] -[[遊戯王デュエルモンスターズ WORLD CHAMPIONSHIP 2008 付属カード>ゲーム付属カード#WCS2008]] WC08-JP002 &size(10){[[Ultra]]}; -[[ストラクチャーデッキ−ウォリアーズ・ストライク−]] SD17-JP022 -[[ストラクチャーデッキ−炎王の急襲−]] SD24-JP030 -[[STARTER DECK(2016)]] ST16-JP029 -[[STARTER DECK(2017)]] ST17-JP030 -[[STARTER DECK(2018)]] ST18-JP031 -[[STARTER DECK(2019)]] ST19-JP031 **FAQ [#faq] Q:複数枚[[発動]]したら[[効果]]は重複しますか?~ A:はい、[[効果]]は重複しその枚数分の[[効果]]が適用されます。(07/11/29) Q:[[自分]][[フィールド]]上に2枚以上の《強者の苦痛》が[[発動]]されており、[[相手]][[フィールド]]上に[[攻撃力]]0の[[《サテライト・キャノン》]]が[[表側表示]]で存在しています。~ この場合、[[エンドフェイズ]]時に[[《サテライト・キャノン》]]の[[攻撃力]]はどのように変化しますか?~ A:この場合[[《サテライト・キャノン》]]の[[攻撃力]]が上昇した瞬間に《強者の苦痛》の[[効果]]が適用され、結果として[[《サテライト・キャノン》]]の[[攻撃力]]は0になります。~ また、それ以降の[[相手]]の[[エンドフェイズ]]時にも同様の処理が行われます。 Q:[[相手]]の《強者の苦痛》1枚を[[適用]]下で、[[《サブマリンロイド》]]で[[直接攻撃]]した時に[[相手]]に与える[[戦闘ダメージ]]はいくつですか?~ A:他の[[カード]]で[[元々の攻撃力]]が変化していなければ800になります。(10/05/20) //(《強者の苦痛》が元々の攻撃力を変化させるかどうか) //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。 ---- &tag(《強者の苦痛》,魔法,永続魔法,);